「イクサー1」を編集中
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− | + | == イクサー1(Iczer-One) == | |
− | + | *[[登場作品]] | |
− | * | + | **[[戦え!! イクサー1]] |
− | * | + | **[[冒険! イクサー3]] |
− | + | *[[声優]]:山本百合子 | |
− | + | *種族:[[クトゥルフ]]([[人造人間]]) | |
− | + | *性別:女 | |
− | + | *キャラクターデザイン:平野俊弘 | |
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− | + | 『[[戦え!! イクサー1]]』の[[主人公]]。 | |
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− | + | 宇宙を放浪する民・[[クトゥルフ]]の侵略活動を阻止するために戦う、ピンクのバトルスーツと黒いプロテクターの女戦士。豪快なボリュームの金髪を振り乱し、両腕から放つエネルギー衝撃波と、異空間から呼び出していると思しきエネルギーブレードを用いた格闘戦を行う他、巨大ロボットに対しては、愛機・イクサーロボを呼び出し立ち向かう。「善」の心しか持っていない戦士であり、性格も生真面目。 | |
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元々はクトゥルフのリーダー、[[サー・バイオレット]]がクトゥルフの民を守るために生み出した人造人間(描写から見ると生体アンドロイド)であった。しかし[[ビッグゴールド]]がサー・バイオレットを洗脳し、クトゥルフを異星侵略集団として支配。サー・バイオレットの善の心の分身でもあるイクサー1は、彼らを止めるために戦うことになる。 | 元々はクトゥルフのリーダー、[[サー・バイオレット]]がクトゥルフの民を守るために生み出した人造人間(描写から見ると生体アンドロイド)であった。しかし[[ビッグゴールド]]がサー・バイオレットを洗脳し、クトゥルフを異星侵略集団として支配。サー・バイオレットの善の心の分身でもあるイクサー1は、彼らを止めるために戦うことになる。 | ||
激闘の末ビッグゴールドを倒し(正確には自身に吸収。そのため善悪両方を理解することが出来るようになった)、『[[冒険! イクサー3]]』ではサー・バイオレットの後を継ぎ、クトゥルフの長となり宇宙に散らばったビッグゴールドの端末と戦っている。この時は、真紅のバトルスーツに白いプロテクター姿となっている。 | 激闘の末ビッグゴールドを倒し(正確には自身に吸収。そのため善悪両方を理解することが出来るようになった)、『[[冒険! イクサー3]]』ではサー・バイオレットの後を継ぎ、クトゥルフの長となり宇宙に散らばったビッグゴールドの端末と戦っている。この時は、真紅のバトルスーツに白いプロテクター姿となっている。 | ||
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+ | なお、阿乱霊における原作版では「イクサー1」とはロボ(アニメにおけるイクサーロボ)の名称であり、搭乗者は「ニャン」と呼ばれる猫娘である。性格や言動など、アニメのイクサー1とはまったくの別人。 | ||
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦L]] |
− | : | + | :初登場作。[[生身ユニット]]であるにも関わらず、'''空を飛べる上に宇宙空間さえも生身で移動できる'''(しかも適応A)が、これは原作再現。中盤から[[イクサー3]]と入れ替わりに長期離脱するが、後半で戻ってくる。一時離脱するためか、3話で早速登場するのに'''4段階改造済み'''。一時離脱まで使える期間は長いのでありがたいといえばありがたい。なお、『[[スーパーロボット大戦α|α]]』の[[衝撃のアルベルト]]以来の「生身で使徒と戦ったキャラクター」でもある。 |
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
=== 武装・[[必殺武器]] === | === 武装・[[必殺武器]] === | ||
;イクサービーム | ;イクサービーム | ||
− | : | + | :両腕から(『[[スーパーロボット大戦L|L]]』の戦闘アニメでは右腕から)放つエネルギー弾。 |
− | + | :射程3しか無いが、生身状態ではこれが唯一の有射程武器。 | |
;イクサーソード | ;イクサーソード | ||
− | : | + | :異空間から呼び出すエネルギーソードによる一閃。この武器は特撮作品『宇宙刑事シリーズ』で主人公たちが使用していたレーザーブレードのオマージュである。 |
− | |||
:射程1で同じコンボ武器でもビームより使い勝手が悪いが、イクサー1は格闘寄りなのでこちらの方が威力が高い。 | :射程1で同じコンボ武器でもビームより使い勝手が悪いが、イクサー1は格闘寄りなのでこちらの方が威力が高い。 | ||
;イクサー1フルパワー | ;イクサー1フルパワー | ||
56行目: | 46行目: | ||
:高速回避能力。ゲームでは[[分身]]と同じ効果。気力130で発動。 | :高速回避能力。ゲームでは[[分身]]と同じ効果。気力130で発動。 | ||
:また、マップ上で地形や敵ユニットを無視して移動コスト1固定で移動できるようになる。 | :また、マップ上で地形や敵ユニットを無視して移動コスト1固定で移動できるようになる。 | ||
+ | ;[[イクサーロボ合体]] / [[分離]] | ||
: | : | ||
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=== 機体ボーナス === | === 機体ボーナス === | ||
;[[スーパーロボット大戦L|L]] | ;[[スーパーロボット大戦L|L]] | ||
− | :* | + | :*初期:照準値+5、EN+50 |
− | :* | + | :*5段階:照準値+15、EN+100、移動力+1 |
− | :* | + | :*10段階:照準値+25、EN+150、移動力+2 |
:移動力ボーナスに加え[[加速]]持ちなので非常に足が速く、そこそこいい燃費に加えENボーナス持ちなので滅多に補給を必要としない継戦能力を持つ。育成すればSU運用にも耐えうるポテンシャルを持つ。 | :移動力ボーナスに加え[[加速]]持ちなので非常に足が速く、そこそこいい燃費に加えENボーナス持ちなので滅多に補給を必要としない継戦能力を持つ。育成すればSU運用にも耐えうるポテンシャルを持つ。 | ||
− | == | + | == パイロットステータス設定の傾向 == |
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=== [[能力|能力値]] === | === [[能力|能力値]] === | ||
− | [[ | + | [[格闘]]・[[技量]]が自軍2位、[[防御]]・[[回避]]が4位、残る[[射撃]]・[[命中]]も上の中程度、合計値は総合2位と言う凄まじいスペックを持つ。ユニットのサイズのせいで火力不足になりがちではあるがその分回避力はすさまじく、[[サイズ差補正無視]]を習得させれば火力も解決するため、文句無くエースパイロットになれる。 |
=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
87行目: | 72行目: | ||
:'''[[集中]]、[[加速]]、[[直感]]、[[気合]]、[[愛]]''' | :'''[[集中]]、[[加速]]、[[直感]]、[[気合]]、[[愛]]''' | ||
− | === [[ | + | === [[特殊技能]](特殊スキル) === |
;[[スーパーロボット大戦L|L]] | ;[[スーパーロボット大戦L|L]] | ||
− | :''' | + | :'''[[切り払い]]、[[撃ち落とし]]、[[底力]]L8、[[アタックコンボ|アタックコンボ]]L1''' |
+ | |||
+ | == 機体(パイロット)[[BGM]] == | ||
+ | ;「イクサーロボ」 | ||
+ | :劇中BGM。 | ||
+ | ;「永遠のイクサー1」 | ||
+ | :第3話ED。歌詞の一部が『[[スーパーロボット大戦L|L]]』第35話のサブタイトルにもなっている。 | ||
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
121行目: | 112行目: | ||
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
− | |||
;「渚!なぜ貴女は自分のことばかり考えるのです。自分の生まれた星を守りなさい!亡くなったご両親の仇を取るのです!」 | ;「渚!なぜ貴女は自分のことばかり考えるのです。自分の生まれた星を守りなさい!亡くなったご両親の仇を取るのです!」 | ||
:第1話より。[[ディロスθ]]の出現に際して彼女をイクサーロボに乗せるが、まったく協力してもらえないため発した台詞。この一言で渚の怒りのパワーをまとったイクサーロボはディロスθを押し返した上に滅多打ちに。 | :第1話より。[[ディロスθ]]の出現に際して彼女をイクサーロボに乗せるが、まったく協力してもらえないため発した台詞。この一言で渚の怒りのパワーをまとったイクサーロボはディロスθを押し返した上に滅多打ちに。 | ||
− | ; | + | ;「ありがとう、戦士たち。この星は、私が必ず守ってみます」 |
− | : | + | :クトゥルフの地上攻撃用要塞にまったく歯がたたない地球側。しかし彼らの必死の攻撃が異空間に閉じ込められていたイクサー1に脱出のきっかけを与える。彼女は名もなき兵士達に感謝と共に誓う。 |
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;「これが……シンクロ!」 | ;「これが……シンクロ!」 | ||
− | : | + | :渚と真のシンクロを果たした際の台詞。 |
− | + | ;「私は、二度も妹の命を奪いたくはありません…」 | |
− | ; | + | :蘇ったイクサー2との対戦に再び勝利。とどめを刺せという彼女に向かっての台詞。以前と違い、人の心を持ったイクサー1の言葉はイクサー2の心も動かした。 |
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== 迷台詞 == | == 迷台詞 == | ||
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;起こさないでね(ハートマーク) | ;起こさないでね(ハートマーク) | ||
:厳密には台詞ではなく文章だが、映像特典に於いてクリーチャーに襲われ、助けを求めている渚が、悲鳴が連呼しているにも拘らず枕を抱き、布団を被りながら睡眠を続けるイクサー1……。 | :厳密には台詞ではなく文章だが、映像特典に於いてクリーチャーに襲われ、助けを求めている渚が、悲鳴が連呼しているにも拘らず枕を抱き、布団を被りながら睡眠を続けるイクサー1……。 | ||
150行目: | 128行目: | ||
:カセットブック『冒険!!イクサー3』冒頭の台詞。地球の危機に目覚めの時が来たイクサー3を向かわせようとするが、中々起きないイクサー3に対して。朝中々起きない子供を起こす親そのものである。 | :カセットブック『冒険!!イクサー3』冒頭の台詞。地球の危機に目覚めの時が来たイクサー3を向かわせようとするが、中々起きないイクサー3に対して。朝中々起きない子供を起こす親そのものである。 | ||
;「さあ、私には見えませんでしたが」<br/>「さあ・・・何の事ですか?」 | ;「さあ、私には見えませんでしたが」<br/>「さあ・・・何の事ですか?」 | ||
− | :[[ドラマCD]]『御意見無用!ネオス四天王の逆襲!! | + | :[[ドラマCD]]『御意見無用!ネオス四天王の逆襲!!』より。イクサー3とアトロス、ゴーレムとインセクトのタッグマッチにて、レフェリーを務めたイクサー1。火器による凶器攻撃を行うゴーレムを取り締まるものの、イクサー3とアトロスのビーム攻撃による反則を指摘するゴーレムへの都合の良い返答(一応こっそりとイクサー3に注意している)。ゴーレムからは「それでも正義の味方か!」と言われてしまう。 |
== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
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;(渚…あなたのご両親はコバルトがあなたを襲ったときに、もう…)<br/>(でも、心も体も傷ついた渚に真実を伝えるのは…) | ;(渚…あなたのご両親はコバルトがあなたを襲ったときに、もう…)<br/>(でも、心も体も傷ついた渚に真実を伝えるのは…) | ||
:『L』第8話モビルスーツ救出を試みるルート「正義の代償」シナリオデモより。『L』ではイクサー1は渚にショックを与えないために両親の死は伝えておらず、渚が両親の死を知るのは第9話となった(なお、渚に両親の死を伝えたのは[[石神邦生|石神社長]]である)。 | :『L』第8話モビルスーツ救出を試みるルート「正義の代償」シナリオデモより。『L』ではイクサー1は渚にショックを与えないために両親の死は伝えておらず、渚が両親の死を知るのは第9話となった(なお、渚に両親の死を伝えたのは[[石神邦生|石神社長]]である)。 | ||
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;(浩一、今のあなたは立派に正義の味方をしていますよ。ようやく願いが叶いましたね…) | ;(浩一、今のあなたは立派に正義の味方をしていますよ。ようやく願いが叶いましたね…) | ||
:『L』第10話モビルスーツ救出を試みるルート「エンゲージ・ゴーダンナー」シナリオエンドデモより。正義の味方として運命付けられた彼女が、何かと浩一のことを気にかけていることがわかる。 | :『L』第10話モビルスーツ救出を試みるルート「エンゲージ・ゴーダンナー」シナリオエンドデモより。正義の味方として運命付けられた彼女が、何かと浩一のことを気にかけていることがわかる。 | ||
170行目: | 145行目: | ||
;「時々、理屈に合わない事をするのが人間だと聞いたことがあります。それに…」<br/>「…妹を助けるのに理由がいりますか?」 | ;「時々、理屈に合わない事をするのが人間だと聞いたことがあります。それに…」<br/>「…妹を助けるのに理由がいりますか?」 | ||
:『L』第34話「イクセリオの輝き」に於ける[[アトロス]]加入時の追加場面より。どうして自分を助けてくれたのかと尋ねてきた[[アトロス]]に対して。 | :『L』第34話「イクセリオの輝き」に於ける[[アトロス]]加入時の追加場面より。どうして自分を助けてくれたのかと尋ねてきた[[アトロス]]に対して。 | ||
− | : | + | :理屈に合わない事をするのが~」の下りは映画『ドラえもん のび太と鉄人兵団』にて、源静香に対しリルル(イクサー1役の山本百合子氏が演じたキャラクター)が「どうして敵である自分を助けたのか」と問うた際に、静香が答えた台詞が元ネタとなっている。リルルに大きな影響を与えたこの台詞を、『L』ではリルルと同じ声であるイクサー1が答えるというこの場面、アトロスが生存するという展開も併せて、非常に胸にくるものがあるシーンである。 |
;「心配は要りません、渚。ふたつに分かれていたものがひとつに戻る…それだけの事です」 | ;「心配は要りません、渚。ふたつに分かれていたものがひとつに戻る…それだけの事です」 | ||
:『L』第35話「永遠のソルジャー」より。クトゥルフの要塞内部でビッグゴールドと対峙した場面より。自身とビッグゴールドの魂がふたつでひとつと言える性質を利用して、渚とのシンクロでビッグゴールドの邪心を自身に封じ込める作戦の実行を決意した。 | :『L』第35話「永遠のソルジャー」より。クトゥルフの要塞内部でビッグゴールドと対峙した場面より。自身とビッグゴールドの魂がふたつでひとつと言える性質を利用して、渚とのシンクロでビッグゴールドの邪心を自身に封じ込める作戦の実行を決意した。 | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | + | 成人漫画雑誌「レモンピープル」に掲載されていた阿乱霊による原作コミックでは、獣耳と尻尾が生えたケモノ娘のような少女というOVA版とは印象の異なるキャラクターで描かれており、しかも台詞や仕草が猫のようである点も興味深い(言葉を喋っている描写も僅かにあるが、台詞の大半が「ニャア」といった猫同然の鳴き声)。 | |
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