海動剣(Ken Kaidou)
*[[登場作品]]:[[マジンカイザーSKL (OVA)|マジンカイザーSKL]]
*[[声優]]:浅沼晋太郎
*種族:地球人(日本人)
*性別:男
*所属:[[WSO]]スカルフォース・デスカプリース隊
*[[軍階級|階級]]:特務中尉
*キャラクターデザイン:伊藤岳史
『[[マジンカイザーSKL (OVA)|マジンカイザーSKL]]』の[[主人公]]の一人。
[[マジンカイザーSKL]]のパイロットの一人。コードネームは「アモン6」。口より手が先に出る熱血直情型で、戦いを何より好む。「敵に対しては全く容赦が無く、[[傭兵]]時代においては味方からも恐れられた」と評されるが、(荒っぽい方法ながら)味方や人質の救助をする場面もあり、単なる戦闘狂というわけではない(この事から視聴者の間では[[真上遼|真上]]共々'''「善良な公務員」'''扱いされている)。
カイザーの操縦においては格闘戦を担当し、[[生身ユニット|生身の戦い]]においても[[白兵戦|刀やナイフを用いて高い戦闘能力を発揮する]]。あくまで普通の人間であるが常人では操縦すらできないカイザーを乗りこなし、生身においても何十人もの兵士を物ともせず薙ぎ倒すなど、[[真上遼|特殊な出自がある相方]]に引けを取らない。
[[漫画|漫画版]]では「普通の人間」には操縦できないカイザーのパイロットとしてスカウトされた経緯が描かれている。
OPにて、'''主人公らしからぬイイ笑顔(いわゆる「[[ガン×ソード|オリジナル笑顔]]」を連発する'''。おまけに'''黒い獣が飛び散って海動に姿を変える'''という悪役染みた演出まで用意されている。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
;[[スーパーロボット大戦UX]]
:初登場作品。担当声優の浅沼晋太郎氏は今作品でスパロボ初参加。原作通り過激な台詞が多いが、彼なりの仲間達への気遣いを見せるシーンもある程度見受けられる他、[[ハザード・パシャ|ハザード]]や[[ドクターミナミ|ミナミ]]のような外道には激しい怒りを露わにしている。原作(OVA版、漫画版)同様'''「過激だが、最低限の良識と義侠心は持っている」'''というイメージそのままに描かれていると言える。
:また、[[真上遼|真上]]共々どのような状況でも'''「戦いたいから戦い、潰したいから潰す」'''というスタンスを全く変えず、[[戦術指揮|戦術指揮官]]達や[[アニエス・ベルジュ|アーニー]]とは別の方向性で[[アルティメット・クロス|自軍]]を引っ張っている。ウイングクロス後の海動と真上及び合体後の[[忍者戦士飛影|飛影組]]は高い方に能力が統一されるシステムの関係上、第46話「麗しのディストピア」における[[デウスエクスマキナ]]登場時の[[気力]]低下イベントで気力が下がらないという[[バグ (ゲーム)|バグ]]があるが、海動達の場合はこういった[[性格]]のためデウスの言葉を無視したという演出だと勘違いするプレイヤーが続出した。
:[[スキルパーツ]]で自身の格闘術を直伝してくれるが、当然'''自分自身にも直伝できる'''。スキルパーツは真上と共有するので、どちらにとっても有用なものを優先したい。特に[[集中力]]や[[SPアップ]]は精神コマンドが真上と分担されている関係で凄まじい効果を発揮する。
:今回はクロスオーバーで、[[ガラン]]の代わりに[[シンジロウ・サコミズ|サコミズ王]]と[[白兵戦|チャンバラ]]をやらかす。
;[[スーパーロボット大戦BX]]
:プロローグにてOVA第3話でのキバとの決戦が描かれ、その後相棒と乗機共々消息不明となっていたが、なんと'''[[バイストン・ウェル]]に[[聖戦士]]候補として召還されており、ショウ達と共に反ドレイク勢力の一員として戦っていた'''という驚愕の経緯を辿っており、第10話にてバイストン・ウェルの軍勢と共に地上界に浮上し、自軍に参入する。本作では『[[真マジンガー 衝撃! Z編|真マジンガー]]』の物語に関わる場面も多い。
単独作品
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
:本作では遂に[[マジンカイザー (OVA)|マジンガー]][[真マジンガー 衝撃! Z編|シリーズ]]の[[兜甲児 (OVA)|先]][[剣鉄也 (OVA)|輩]][[兜甲児 (真マジンガー)|達]]や[[真ゲッターロボ 世界最後の日|ゲッター]][[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ|チーム]]、[[鋼鉄神ジーグ|ジーグ]]等の他ダイナミック作品との共演を果たす。
パイロットステータス設定の傾向
[[能力|能力値]]
典型的なスーパー系と言える。真上とは[[格闘]]と[[射撃]]、[[技量]]と[[命中]]、[[防御]]と[[回避]]が対になっている。<br>[[ジェットスクランダー|ウイングクロス]]時は射撃・命中・回避が真上と同値になり、万能型になる。
[[精神コマンド]]
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]
:[[ド根性]]、[[不屈]]、[[闘志]]、[[気合]]、[[熱血]]
:清々しいほどダメージ変動系に偏る。真上が[[覚醒]]を持っているので、熱血と覚醒を分担することでカイザーの火力も相まって凄まじいダメージを叩き出すことも可能。
[[特殊技能]](特殊スキル)
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]
:[[底力]]L8、[[援護攻撃]]L1、[[全体攻撃]]L2、[[インファイト]]L3
:底力のレベルが高いが、カイザーは甲児機と違ってそんなに硬くないので、被弾時の保険と考えたほうがいい。終盤でボスキラーにするなら[[Eセーブ]]は必須。
人間関係
;[[真上遼]]
:相棒。度々いがみ合うが、戦いにおいては息の合った連携を見せる。
;[[由木翼]]
:スカルフォースの同僚(厳密に言うと[[軍階級|軍の階級]]は、正規の中尉である彼女の方が海動より上)。
:堅物な[[性格]]なので疎ましがっている。だが、OVA第3巻では彼女の力量を認めるまでになった。
;[[スカーレット・ヒビキ]]
:上官。一目置いており、彼女が戦死したときは寂しげに「嫌いじゃなかったぜ」と語った。
:なお、[[スーパーロボット大戦UX|UX]]では彼女が死亡しないため、上記の台詞は[[リチャード・クルーガー|別のキャラ]]に対して使用された。
;[[ミスティ]]
:敵に襲われた時、'''彼女の乗るサイコギアごと敵機をぶった斬る'''という無茶な方法で救助した。
他作品との人間関係
ダイナミック作品
;[[兜甲児 (OVA)]]<br>[[剣鉄也 (OVA)]]<br>[[兜甲児 (真マジンガー)]]
:同じ[[マジンガーシリーズ]]のキャラクターで、原作の[[世界観]]は違えどマジンガーパイロットの先輩とも言える存在。
:OVA版の甲児や鉄也とは[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]で、『真』版の甲児とは[[CC]]と[[BX]]にて共演し、マジンガーシリーズの敵を相手には度々共闘している。
;[[流竜馬 (OVA)]]
:同じダイナミック作品の主人公で、キャラクター性にも色々と共通点の多い人物。
:CCでは[[カイルス]]きっての武闘派として共に登場する場面もあり、「宇宙を守ってきた者達」では彼らと模擬戦で対決する場面も。
バイストン・ウェル関連作品
;[[ショウ・ザマ]]
:[[BX]]ではほぼ同じタイミングでバイストン・ウェルに召還され、その後は共に反ドレイク勢力の一員となり戦う戦友となる。彼の[[聖戦士]]としての実力やその人間性も認めており、彼からも信頼されている。
;[[マーベル・フローズン]]、[[チャム・ファウ]]、[[ニー・ギブン]]、[[キーン・キッス]]
:[[BX]]ではバイストン・ウェルより反ドレイク勢力として共に戦ってきた戦友。
;[[シーラ・ラパーナ]]
:[[BX]]ではバイストン・ウェルで反ドレイク勢力に加わった後は彼女の下で戦っており、彼女からも「地獄からの使い」「良き者」と呼ばれ信頼を得ている。
;[[バーン・バニングス]]([[黒騎士]])
:[[UX]]ではガランの客将となった彼と第1部中盤のヨーロッパルートにて対峙する。
:[[BX]]ではバイストン・ウェルに召還された海動と真上をドレイク軍の一員に加えようとするも当然反抗し、以来バイストン・ウェルから地上に至るまで、何度も剣を交えている。
;[[ドレイク・ルフト]]、[[ルーザ・ルフト]]
:[[BX]]ではバイストン・ウェルより彼らの反抗勢力の一員として戦っており、彼らから警戒されている。特にルーザからは「[[バイストン・ウェル#関連用語|ガロウ・ラン]]」呼ばわりされ強い嫌悪を抱かれている。
;[[シンジロウ・サコミズ]]
:[[UX]]では第1部序盤に彼の居城へ殴り込みをかけた際に対峙。[[バイストン・ウェル#関連用語|ガロウ・ラン]]のようだと例えられた。
:UX第40話「桜花嵐」では版権主人公として[[説得]]が可能だが、'''内容は全く説得していない。'''ゲーム的にも「ハズレ」扱いになるというトラップと化している。
その他
;[[龍装劉備ガンダム|劉備ガンダム]]、[[鬼牙装関羽ガンダム|関羽ガンダム]]、[[雷装張飛ガンダム|張飛ガンダム]]
:[[スーパーロボット大戦UX|UX]]では共に[[奇械島]]の敵と因縁を持つ者同士であるため、共闘する機会が多く、互いを認め合う間柄でもある。
;[[孔明リ・ガズィ]]
:[[UX]]第12話「ホウジョウの王」では序盤に[[バイストン・ウェル]]にて彼の策に従い、ホウジョウ軍の本城へと生身で突撃する。
;[[リチャード・クルーガー]]
:[[UX]]第31話「Final Count」にて、海動の代わりに対消滅を実行する役割を請け負い死亡する。海動は心中で前述のスカーレットに対する台詞を呟き、その死を悼んだ。
;[[ドクターミナミ]]
:[[UX]]にて、[[スクラッグ]]に改造された[[キメラ|地球人]]を操るという彼の凶行に怒りを爆発させる。下記のハザード共々、UXで海動を本気で激怒させた敵の一人である。
;[[ハザード・パシャ]]
:[[UX]]では、自分の欲のために他者を弄び、苦しめる彼を最も嫌い、激しい義憤と敵愾心を向ける。
名台詞
;「なんだ、あの捨て台詞? 底抜けの馬鹿たれだな」
:OVA第1巻において、[[キバ]]が「今度会ったら決着付けてやる! 覚えてやがれ!」と捨て台詞を吐いて撤退した際に。[[真上遼|真上]]曰く'''「お前に言われちゃ…」'''。
;「威力はすげえんだけどよ、戻ってくるまでがまどろっこしいんだよな」
:OVA第1巻において、トルネードクラッシャーパンチを評した発言。'''通常状態の[[マジンカイザーSKL|カイザー]]は腕を使う武装しかない'''ので、そう思うのも致し方ないか。
:[[スーパーロボット大戦UX|UX]]でも、トルネードクラッシャーパンチ使用時に同じようなニュアンスの台詞を言う。
;海動「神に会うては神を斬り!」<br>真上「悪魔に会うてはその悪魔をも撃つ!」<br>海動「戦いたいから戦い!」<br>真上「潰したいから潰す!」<br>海動・真上「「俺達に大義名分などないのさ!」」
:OVA第1巻において、キバにトドメの一撃を加えた際の台詞。いわゆる、[[マジンカイザー (OVA)|マジンカイザー]]のキャッチコピーの一つである「[[神]]を超え、[[天使・悪魔|悪魔]]すら倒せる」のSKL版。
:ちなみに、臨済宗開祖の「殺仏殺祖(一部では'''無一物'''と言ったほうが通りはいいが)」も元にしていると思われる。
:海動&真上の地獄コンビを代表する過激極まりない名台詞であるが、深読みすると「戦いたいから戦い、潰したいから潰す」→「戦いたくない相手とは戦わない」という事になる。
:UXではイベントでの再現に加えて牙斬刀の演出でも使われるが、[[トドメ演出]]ではないので毎回[[カットイン]]と上記のセリフが入ることになり、テンポが悪いという意見もある。
:なお、UXにおける海動&真上は、なんと'''[[カリ・ユガ|本物の神]]を相手に'''この啖呵を切っている(後述)。
;「教えてやろうか? 赤いコードをだなぁ…」
:OVA第2巻で重力炉のシステムに仕掛けられたトラップを解除しようとする[[由木翼|由木]]を茶化すが、逆に「黙ってて!」と言われ、黙り込んでしまう。
;「バ、バカ野郎……テメーがキレちまったおかげで、俺達が地獄……だ」
:逆上した真上が[[ガラン]]に返り討ちにされた際に。
;「良いタマじゃねぇか」
:OVA第3巻にて、事態を察しないWSO幹部の唐吉(SRW未登場)に由木が食ってかかったのを無線で傍受した際の発言。
:また[[ウイングル]]を起動させた件も含めて、海動は由木の事を以前よりは認めるようになる。
;「お前がそれ以外に方法がねえと出した答えなら、俺達に文句はねぇ」
:重力炉の暴走を止める最終手段が命懸けの対消滅であることを告げた由木に対して。
:ちなみに、この直前に由木からの通信に空中戦の真っ最中だった海動は「今てめぇの相手している暇はないんだからな!」と話をぶった切ろうとしていた(ので、真上が代わりに話を聞いた)が、しっかり由木の話を聞いている。煙たく思っていながらも海動の由木への[[信頼]]が窺える。
;「おとなしく止めるより、派手に花火上げて止めたほうが、俺達の性に合ってるってもんだ!」
:海動のこの言葉を受けて、由木も「はい」と答える。
;「今更何言ってやがる、死にぞこないが! テメーが死ぬか、俺達が先にくたばるか! こういう賭けも、たまには面白れぇ!!」
:キバが搭乗する[[アイアンカイザー]]を重力炉に連れて行った際にキバから「テメーら、死ぬ気か?」と問われた際の返答。
;「あの世もこの世もねぇ……テメーはもう、地獄にいるんだ!」
:キバから「決着をあの世に持ち越そうってつもりか?」に対する返答。この時の海動の顔はなかば「オリジナル笑顔」。
;海動「うおおぉぉぉ、使いじゃねえ!!」<br/>海動・真上「「''俺達が、地獄だッ!''」」
:OVA第3巻エピローグ。由木から「“地獄からの使い”さん」と茶化されたことに対する返答。この決め台詞で[[マジンカイザーSKL|本編]](OVA版)は完結する。
:なお、UXではエンディングでの[[DVE]]に採用されており、上記の返しの他に'''「地獄の果てまで逃げ切って見せる」'''と豪語した[[沢渡拓郎|沢渡]]への痛烈な皮肉となっている。
;「それにコイツぁ俺と同じ制服を着てっから殺しゃしねえ! 殺るのは”敵”だけだ。」<br/>「戦場じゃ白か黒しかねぇ!! ”敵”と名のつく奴は斬って斬りツブす!! それが俺の掟(ルール)!!」
:真上とのケンカの最中に[[スカーレット・ヒビキ|スカーレット]]に武器を取り上げられながら。戦闘狂だが最低限の良識はある海動らしい台詞。
;「勘違いすんな、”殺しゃ”しねぇと言っただけだ」
:直後に煽った真上に奇襲の蹴りを浴びせながら。実際刑務所時代には突っかかってきた囚人と黙認した看守を半殺しにしていた。
;「命をかけた奴らに命をかけて応えたまでだ」
:[[漫画|漫画版]]での台詞。「命をかけた奴ら」というのは人質を盾にされまともに戦えないスカーレットに対して「私達にかまわず(敵ロボットを)ヤッてくれ」と懇願した人質たちのこと。
:海動はこの言葉に対して敵ロボットを爆破したうえで、カイザーの身を呈して人質たちをその爆発から守るという形で応えた。
:海動が戦闘狂でありながらも「善良な公務員」と呼ばれる由縁である。
;海動「俺の”剣”が、」<br/>真上「俺の”銃”が、カイザーの”飾り”だと言うのか!?」<br/>海動・真上「「ふざけんな!!」」<br/>海動「所詮カイザー(コイツ)もロボット兵器!駆る者の腕がコイツを無敵にしてる事を教えてやるぜ!!」
:漫画版にてファウスト(SRW未登場)がカイザーの強さはカイザーそのもので、パイロットである海動と真上はむしろ弱点だという結論に達して、セイレント(SRW未登場)に執拗にパイルダーを狙われた上で罵られた事に激昂して返した言葉。
:巧みな連係で一気に形勢を逆転し、真上が狙い海動がトルネードクラッシャーを発射する'''鋼の右'''で勝利を収め、言葉通り二人がカイザーを無敵にしている事を知らしめた。
;「気に入った。テメェが''魔王''ならこっちは''魔神''だ!! ''とっておき''でブッ殺してやるから覚悟しろ!!」
:漫画版での台詞。シン(SRW未登場)が自身を「魔王」と言い放ったことに対し言い返した台詞。そして…。
;「さぁ到着だ。ココがテメェの地獄の一丁目だ! 思いっきりかましてやるぜ!! 目ン玉開いてよく見とけ!! 喰らえ! 地獄の炎… インフェルノギガブラスター!」
:宇宙空間に強引に引っ張り言い放った台詞。漫画『ヴァーサス』での海動の最後の台詞でもある。
スパロボシリーズの名台詞
;「ご大層な大義名分並べやがって。戦いたいから戦う、でいいだろ!」
:[[スーパーロボット大戦UX|UX]]における対[[シンジロウ・サコミズ|サコミズ]]、対[[加藤久嵩|加藤]]用の[[特殊戦闘台詞]]。
;「へへ…あんたがサコミズ王か。その首、もらいに来てやったぜ!」
:UX第12話「ホウジョウの王」にて、[[孔明リ・ガズィ|孔明]]の策の一環として生身で単身敵城に殴り込み、サコミズと対峙した際に。
:さながら任侠映画の鉄砲玉のごとしであり、サコミズからも「ガロウ・ラン気質の地上人」と評されるが…(後述のスパロボシリーズの迷台詞の欄を参照)。
:ちなみに、原作(OVA第2巻)で[[ガラン]]の城に乗り込んだシーンの再現である。
;海動「それによ、あんまりシメっぽい話ばかりしてると、おっさんが化けて出てくるぜ?」<br/>真上「いや、そもそも俺たちが地獄なんだ。化けて出る必要もあるまい?」<br/>海動「へへ、それもそうか。あのおっさんが地獄行きだってんなら、俺たちとずっと一緒ってことだ」
:UX第31話「Final Count」より。自分達の身代わりとなって散った[[リチャード・クルーガー|リチャード]]に対して。
;「散々俺たちに喧嘩を売っておいてよくも助けろだなんて言えたもんだなあ!」
:UX第38話「防人たち」にて[[ホウジョウ軍]]に襲撃され、「早く我々を助けに来んか」と自分たちに救援を求めた[[ハザード・パシャ|ハザード]]に対していった台詞。
:第一部にて悪事を働いた上に[[アルティメット・クロス|自軍部隊]]を世界の敵に仕立て上げておきながら、何食わぬ顔して自分たちに助けを求めるハザードの態度には、海動も相当腹に据えかねていることがわかる。
;「あ、あの野郎ッ…!」
:UX第39話「蒼穹-そら-」にて自軍部隊諸共[[核ミサイル]]で[[フェストゥム]]を殲滅させようとするハザードに対して。
;海動「御託並べてねえで、とっとと来な! 祝福ってやつをくれてやるからよぉ!」<br/>真上「ただし、貴様に与えられるのは…地獄だッ!」
:同じくUX第39話「蒼穹-そら-」の対[[イドゥン]]戦での戦闘前会話より。イドゥンのセリフを文字通りぶった斬ってこのセリフをかぶせる。
:'''これほど「[[祝福]]」という言葉が物騒に聞こえるのも珍しい'''。この場合、祝福と書いて地獄と読むべきか。
;「この、ド外道がァァッ!!」
:UXにて、元々は人間だった[[スクラッグ]]兵の自我を消して生物兵器に変貌させた[[ドクターミナミ]]にブチ切れる。
:ミナミに限らず、己の欲を満たすために人道を平気で踏み躙る人物には、この様に怒りを露わにしている。
;海動「ウダウダ悩んでんじゃねえ! 死なねえなら死ぬまでやりゃいいんだよ!!」<br/>真上「文字通り骨の髄まで叩き込んでやる、地獄の恐怖をな!」
:UX第42話[[ユニオン (00)|ユニオン]]ルート「リザレクション」にて、しぶとく再生を続ける[[ティベリウス]]を前に二人して。
:このステージに限らず、全体を通してこの地獄コンビはこんな感じ。ここまでくるともう清々しいものである。
;「俺たちは戦いから戦い、潰したいから潰す! それで戦う相手がいなくなったら…」<br/>「そん時は神や悪魔にでも、喧嘩を売ってやるぜぇぇぇーっ!」
:UX第46話「麗しのディストピア」にて[[デウスエクスマキナ]]との[[戦闘前会話]]。滅びを回避するべく人に「死による想像」を与えようとする「機械仕掛けの神」に骸骨の魔神が牙を剥く。
:後に[[カリ・ユガ|ユガをリセットしようとする神]]にも喧嘩を売ることになる(後述)。
;「あいつ、やる気がねえなら帰りゃいいのによ」
:UX第47話「HEAVEN AND EARTH」にて[[ミール]]と感情の板挟みに悩む[[来主操]]に対する[[特殊戦闘台詞]]。戦闘前会話で容赦なく凄んだ後、軽い調子でこう言う。
:身も蓋もない台詞ではあるものの、「戦いたくないなら戦わなければいい」という意味では他のキャラの台詞と大して変わらない。
:これでも一応、戦いをやめるよう海動なりに[[説得]]しているつもりなのかもしれない。
;「話し合うつもりなら、道、間違ってるぜ。こっちは地獄だからな!」
:[[ELS]]および[[バジュラ]]に対する特殊戦闘台詞。上の台詞同様、戦う以外の道もあることも一応理解はしているようだ。
:実際、ELSと対話できるのは脳量子波を持つ人間だけなので、物騒な内容だが正論ではあるし、「対話」を真上と共に「甘い事を言っているが、戦いを終わらせるための手段」と認めている場面もある。むしろ、戦いを終わらせるために奔走する者達のために汚れ役を引き受けている節すらある。
:ちなみに'''対話云々以前に問答無用で滅多切りにしそう'''なマジンカイザーSKL組の参戦が確定した時、「対話に失敗するのでは?」と騒ぎになった。
;海動「襲ってくる分には、倒しちまって構わねえんだよな?」<br/>真上「嬉しそうじゃないか」<br/>海動「てめえこそ」
:ELSおよびバジュラに対する特殊戦闘台詞。こちらの台詞では嬉々として迎撃する。
;「それになぁ、退屈なんだよ…」<br/>「みんなお手々繋いで仲良くじゃ、戦う相手がいなくなるからなぁ!」
:UX第50話「恋離飛翼~サヨナラノツバサ~」における[[クイーン・フロンティア]]との戦闘前会話にて。
:彼ら[[マクロス・ギャラクシー船団|ギャラクシー船団の黒幕]]はインプラントによる思考連結を目論んでいるのだが、それを拒否する理由がコレ。とことんブレない男である。
:これは「戦う相手が居ない平和な世界だからといって、自分から戦火を広げるような真似はしない」という事でもあり、[[漫画|漫画版]]の最終決戦でも似たニュアンスの発言をしている。
;海動「けっ、そんな御託は聞き飽きたぜ! 要するに、アイツは俺達を消そうとしてるんだろ!?」<br/>葵「ええ……だったら、答えは一つしかないわよね!!」<br/>海動「神に逢うては、神を斬り!!」<br/>真上「悪魔に逢うては、その悪魔をも撃つッ!!」
:UX最終話「命の始まり」にて[[カリ・ユガ]]の出現に自軍が動揺する中で。[[チームD]]の同調を受けて、二人の地獄が世界をリセットする機械の神に「地獄逝き」を言い渡す。
:「神に逢うては、神を斬り」「悪魔に逢うては、その悪魔をも撃つ」二人に、迷いなど無い。
;真上「そういうことだ。俺たちに大義名分など意味はない!」<br/>「俺たちは戦いたいから、戦い! 潰したいから、潰す!」<br/>海動「俺たちは地獄!」<br/>「テメエをこの世から滅ぼす、魔神・カイザーだぁぁぁ!」
:カリ・ユガとの戦闘前会話にて。最後の最後までブレない。
スパロボシリーズの迷台詞
;海動「遊びたいから遊び」<br>真上「続けたいから続ける!」<br>海動・真上「「スパロボを遊ぶのに、大義名分などないのさ!」」
:[[中断メッセージ/UX|UXにおけるゲーム中断時の発言]]。上記の台詞のパロディ。
;「ガロウ・ラン…なんだそりゃ? ガンダムのパイロットか?」
:[[スーパーロボット大戦UX|UX]]第12話「ホウジョウの王」における先述の名台詞の後、[[シンジロウ・サコミズ|サコミズ]]から[[バイストン・ウェル#関連用語|ガロウ・ラン]]と言われた際に返した台詞。[[ガロード・ラン|確かに似ているが違う]]。
:この発言からUX世界での[[ソレスタルビーイング (映画)|ソレスタルビーイングの映画]]には'''[[ガロード・ラン|そのガンダムのパイロット]]が出ていた'''とネタにするユーザーもいる。
:……しかし、映画館の座席に大人しく座って映画を観ている海動の姿は、なかなか想像できないであろう。まぁ、間違いなく足を伸ばして寛いでいたに違いない。
;「そりゃあ良かったな、あばよ!」
:UX第18話「流れるは血、失うは涙」IMデモで[[中島宗美|宗美]]を紹介された時に。そのあんまりな返答に[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]から「途中で勝手に終わらせるな!」と突っ込まれる。
;「理由なんざ、どうだっていい! あの野郎をブチのめすチャンスだ!」
:UX第21話「朋友-おかえり-」にてのイドゥン戦での発言。
:攻撃が全く効かなかった[[イドゥン]]にダメージを与える事に成功した時の台詞であるため、内容自体は至極真っ当なのだが、言い回しが[[ミスト・レックス|どこかで聞いた]]ような……
;「へえ、そいつは便利だな。何回でも人生やり直せるってか」
:UX第24話「A wakening」にて。[[皆城総士|総士]]から「[[イノベイド]]は肉体を失っても、[[ヴェーダ]]に記憶がある限り再生できる」という説明を聞いた際の海動の感想。
:間を入れずに、[[真上遼|真上]]から「フン、おめでたいヤツだ。お前のように希薄な人生など、やり直す価値もなかろう?」と辛辣なツッコミを受けて、海動はキレるのであった。
;「…なんだありゃ? 要するに、ハダカになってんのか?」
:UX第26話「THE SHADOW OVER INNSMOUTH」にて、軽装モードの[[孫尚香ガーベラ|孫尚香]]と[[陸遜ゼータプラス|陸遜]]を見ての反応。一方の真上はというと、混乱していた。
:しかし、さも当然の様に海水浴に参加している地獄コンビというのもそれはそれでシュールである。
;クラウディウス「カリグラぁ! おめーがボヤっとしてる間に、奴らに近付かれてんじゃねーか!」<br/>カリグラ「だっラら迎え撃って、破壊するダケだ。その程度もワカらなイのか、クラウディウス?」<br/>真上「行くぞ、海動! お前の取り柄は戦うことくらいだ、ミスなどするなよ!」<br/>海動「いちいち指図するんじゃねえ! てめえこそ、俺の足を引っ張んじゃねえぞ!」
:UX第33話[[アーカムシティ]]ルート「THE CROW」にての[[カリグラ]]・[[クラウディウス]]戦での[[戦闘前会話]]。双方「喧嘩するほど仲がいい」コンビだからか、敵ではなく相方に喧嘩を売っている。
;海動「ヘッ、テメエを説き伏せるのに、言葉はいらねえよな!」<br/>真上「戦場にてまみえた以上、語る術はただひとつ…!」<br/>サコミズ「そうであろう! 己が意志を貫くのであれば、その剣をもってしてのみ!」<br/>「いざ参る! 地獄へ落ちる覚悟はできているか!?」<br/>海動「誰に言ってやがる! 覚悟もなにも、俺たちが地獄なんだよ!」
:UX第40話「桜花嵐」にての対[[シンジロウ・サコミズ|サコミズ]]戦での戦闘前会話……'''ではなく、[[説得]]時の台詞'''。見ての通り、どう見ても説得していない(剣と剣の語り合いと言えなくもないが…)。
:案の定、ハズレ扱い(最低値とは言え、それでも1ポイント入るが)である。普通に考えれば、こいつらに説得させようと考えた事自体がプレイヤーの選択ミスなのだが…。まぁ、全プレイヤーが予想していた事だろう。
;海動「へへ、盛り上がってきたな!おら、そこだ!もっとやれ!」<br/>由木「海動特務中尉!あおらないで!」
:BX第17話「みんなの心をひとつにしろ!」にて、UFOと宇宙人(正体はウーズベンとそのパトロール艇)の存在を巡って喧嘩をする[[地球防衛組]]を見た際の一言。一方の真上は「くだらん…」と切り捨てた。
搭乗機体・関連機体
;[[マジンカイザーSKL]]
:パイロット。格闘戦を担当。
余談
*『マジンカイザーSKL』公式サイトにて、海動剣役の[[声優]]である浅沼晋太郎氏は[http://www.mazinkaizer-skl.com/cast_comment.html#asanuma 「(マジンカイザーSKLは)スパロボに出たらかなり活躍するんじゃないでしょうか(笑)」]とコメントしていた。
*「海動」という姓は「カイザー」をもじったもので、名付け親は永井豪氏。
*海動剣のコードネームである「アモン6」は永井豪作の[[漫画]]『デビルマン』に登場する[[天使・悪魔|デーモン]]の勇者アモン([[主人公]]・不動明と[[合体|融合]]してデビルマンになる)から取られている。
*書籍『魔神大戦21』のインタビュー記事によれば、キャラクターの原型は『ガクエン退屈男』の主人公の一人・早乙女門土とのこと(より厳密には『バイオレンスジャック』登場時か)。
**なお、海動剣と同様に早乙女門土をベースとしたキャラクターには『[[鋼鉄神ジーグ]]』の[[早乙女門子]]がいる。
*ダイナミック作品では「剣」という名前の主人公が[[大牙剣|もう一人]]いる。
**さらに、[[剣鉄也|マジンガーシリーズの大先輩]]は「剣」姓。
{{マジンガーシリーズ}}
{{DEFAULTSORT:かいとう けん}}
[[Category:登場人物か行]]
[[Category:マジンガーシリーズ]]