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| 童話は大抵子ども向けとして創られているためか、基本的に主人公は子どもが容易に想像でき、好感が持てる人物像となっている。それらが動物など擬人化された存在である場合も多く見られた。<br/> | | 童話は大抵子ども向けとして創られているためか、基本的に主人公は子どもが容易に想像でき、好感が持てる人物像となっている。それらが動物など擬人化された存在である場合も多く見られた。<br/> |
− | また、その行動に明確な結果が待っていて子どもに対する教訓となっている。所謂『善行を行った者には褒美を与え、悪行を行った者には罰を受ける』というよう因果応報的な展開や結末がある(「金の斧」はその最たる例)。
| + | また、その行動に明確な結果が待っていて子どもに対する教訓となっている。所謂『善行を行った者には褒美を与え、悪行を行った者には罰を受ける』という展開や結末がある(「金の斧」はその最たる例)。 |
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− | 大抵は幸せな結末で終わるのが基本だが、「人魚姫」のように悲劇的な結末を迎える作品も少なからず存在する。また、昔の童話では悪行を犯した者対しては残酷ともいえるレベルの報いや制裁を受ける事も多くある(因果応報と言われたらそれまでだが)。<br/>
| + | 大抵は幸せな結末で終わるのが基本だが、「人魚姫」のように悲劇的な結末を迎える作品も少なからず存在する。また、グリム童話では悪行を犯した者対しては残酷ともいえるレベルの報いや制裁を受ける事が多い(因果応報と言われたらそれまでだが)。<br/> |
| 想定する読者対象が子どもであることも配慮して、そのシーンを削除、もしくは修正・改変をされた作品もある。 | | 想定する読者対象が子どもであることも配慮して、そのシーンを削除、もしくは修正・改変をされた作品もある。 |
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| ;フック船長(Captain Hook) | | ;フック船長(Captain Hook) |
| :ピーター・パンの宿敵である海賊の船長。黒髪と黒ひげをおり、片手が付け替え式のフックのような義手である。 | | :ピーター・パンの宿敵である海賊の船長。黒髪と黒ひげをおり、片手が付け替え式のフックのような義手である。 |
− | :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では「[[ハーケン・ブロウニング]]」のモチーフとして取り入れられている。フックは鉤という意味で、ドイツ語で鉤はハーケンである。 | + | :*[[無限のフロンティアシリーズ]]では「[[ハーケン・ブロウニング]]」のモチーフとして取り入れられている。フックは鉤という意味で、[[ドイツ語]]で鉤はハーケンである。 |
| ;ミスター・スミー(Mr. Smee) | | ;ミスター・スミー(Mr. Smee) |
| :フック船長の相談役である水夫。実はフック船長より年上だったりする。 | | :フック船長の相談役である水夫。実はフック船長より年上だったりする。 |
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| 継母や姉にいじめられていた少女が、魔女の力で舞踏会へと行き、王子に見初められる話。ちなみに、グリム版は相当えげつなく描かれている。 | | 継母や姉にいじめられていた少女が、魔女の力で舞踏会へと行き、王子に見初められる話。ちなみに、グリム版は相当えげつなく描かれている。 |
| ;シンデレラ | | ;シンデレラ |
− | :主人公。 | + | :主人公。継母とその連れ子である姉たちに苛められる辛い日々を送り、自分だけドレスもない為に城の舞踏会にも行けないという散々な目にあってしまう。魔女によって舞踏会に行ける準備を整ったが、12時には魔法が解けるので帰ってくるようにと警告される。 |
− | :[[無限のフロンティアシリーズ]]では、[[アシェン・ブレイデル]]及びその武装の名称元として取り入れられている。 | + | :城の舞踏会では美しいドレスと容姿から王子に見初められるが12時の鐘の音に焦ったシンデレラは急いで帰ろうとするが、その時に焦って階段に靴を落としてしまう。しかし、王子がその靴を手がかりに探し、ピッタリ入れることができたために妃として迎い入れられた。 |
| + | :ちなみに、苦労の末に幸運を手にしたことを意味する「シンデレラ・ストーリー」はこれが由来。 |
| + | *:[[無限のフロンティアシリーズ]]では、「[[アシェン・ブレイデル]]」のモチーフとして取り入れられている。 |
| ===白雪姫=== | | ===白雪姫=== |
− | 傲慢な王妃に嫉妬により命を狙われた少女の物語。グリム童話なので、例によって子供にはそのまま聞かせられない内容になっている(王妃が最終的に拷問のような目にあっている辺り)。
| + | 傲慢な王妃に嫉妬により命を狙われた少女の物語。グリム童話なので、例によって子供にはそのまま聞かせられない内容になっている(王妃が最終的に拷問のような目にあっている辺り)。 |
| ;白雪姫 | | ;白雪姫 |
| :主人公。一般的に童話では毒りんごを売りつけられるだけだが、実はその前に'''3回殺されかけており、少なくとも1回死んでいる'''。また、毒りんごを吐き出して助かった理由も王子のキスではなく、王子が死体でもいいからと連れて帰る道中で柩が揺れた衝撃で、である。 | | :主人公。一般的に童話では毒りんごを売りつけられるだけだが、実はその前に'''3回殺されかけており、少なくとも1回死んでいる'''。また、毒りんごを吐き出して助かった理由も王子のキスではなく、王子が死体でもいいからと連れて帰る道中で柩が揺れた衝撃で、である。 |
− | :[[スーパーロボット大戦D]]のブランシュネージュの名称元として取り入れられている。 | + | *:[[スーパーロボット大戦D]]の「[[ブランシュネージュ]]」の名称元として取り入れられている。[[フランス語]]でブランシュネージュは白雪姫を意味する。 |
| + | *:[[無限のフロンティアシリーズ]]では、「[[ネージュ・ハウゼン]]」のモチーフとして取り入れられている。 |
| ===竹取物語=== | | ===竹取物語=== |
| 日本で最も古くから誕生した物語。しかしその物語が成立した年、作者ともに不明。 | | 日本で最も古くから誕生した物語。しかしその物語が成立した年、作者ともに不明。 |