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第2次ネオ・ジオン抗争以後に連邦軍人となったハサウェイは重度の鬱だったことが発覚し、療養も兼ねて植物監査官候補生として地球へ降下し暮らしていた。そこで出会った不法居住者のケリア・デースと恋人になり、彼女が主治医となったことと地球の自然環境もありは徐々に回復へ向かっていく。しかしケリアが不法居住者、つまり犯罪者であったことからハサウェイは彼女と結婚することが出来なかった。
 
第2次ネオ・ジオン抗争以後に連邦軍人となったハサウェイは重度の鬱だったことが発覚し、療養も兼ねて植物監査官候補生として地球へ降下し暮らしていた。そこで出会った不法居住者のケリア・デースと恋人になり、彼女が主治医となったことと地球の自然環境もありは徐々に回復へ向かっていく。しかしケリアが不法居住者、つまり犯罪者であったことからハサウェイは彼女と結婚することが出来なかった。
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そんな中、植物監査官候補生の研修先の教授アマダ・マンサンの知り合いであるクワック・サルヴァーと面会することとなった。クワックは連邦軍で将軍にまで上り詰めた傑物でクワック・サルヴァーというコードネームは「インチキ医者」の意味を持つ。彼から、地球連邦政府が警察「マン・ハンター」を使って不法居住者を年間数十万人を虐殺するか強制的に宇宙へ送り出して、地球には普通の人間が降りられないようにしていた。一方で閣僚やその面倒を見る人間などの特権階級だけが地球に住もうとする不平等政策を実施してること、それに不満を持った人々が作った反連邦政府組織「[[マフティー]]」という秘密結社の存在を教えられ、クワックがなにかキナ臭いことを望んでいるのを解っていながらも、ハサウェイはパイロットの資質をクワックの精悍さに刺激されてマフティーに参加した。「'''マフティー・ナビーユ・エリン'''<ref>スーダン語、アラブ語、古いアイルランド語の3つのメドレーからなる造語であり、「正当なる預言者の王」を意味する。
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そんな中、植物監査官候補生の研修先の教授アマダ・マンサンの知り合いであるクワック・サルヴァーと面会することとなった。クワックは連邦軍で将軍にまで上り詰めた傑物でクワック・サルヴァーというコードネームは「インチキ医者」の意味を持つ。彼から、地球連邦政府が警察「マン・ハンター」を使って不法居住者を年間数十万人を虐殺するか強制的に宇宙へ送り出して、地球には普通の人間が降りられないようにしていた。一方で閣僚やその面倒を見る人間などの特権階級だけが地球に住もうとする不平等政策を実施してること、それに不満を持った人々が作った反連邦政府組織「[[マフティー]]」という秘密結社の存在を教えられ、クワックがなにかキナ臭いことを望んでいるのを解っていながらも、ハサウェイはパイロットの資質をクワックの精悍さに刺激されて'''マフティー・ナビーユ・エリン'''<ref>スーダン語、アラブ語、古いアイルランド語の3つのメドレーからなる造語であり、「正当なる預言者の王」を意味する。
    
ハサウェイはニュータイプとして残留思念との対話能力により、シャアの反乱の終盤、連邦軍もネオ・ジオンも関係ない形でアクシズの落下を止めようとし死んでいった兵士達の魂の声を聴いていた。マフティー参加後のハサウェイは個人と組織の人の問題を学び、そしてネオ・ジオンの総帥としてアクシズを地球に落とそうとしたシャア・アズナブルの経歴を学ばせるに至った。シャアの出した結論が「人類を産んだ地球を滅亡させてはならない。保全すべきだ」と知り、この結論については共感する様になった。
 
ハサウェイはニュータイプとして残留思念との対話能力により、シャアの反乱の終盤、連邦軍もネオ・ジオンも関係ない形でアクシズの落下を止めようとし死んでいった兵士達の魂の声を聴いていた。マフティー参加後のハサウェイは個人と組織の人の問題を学び、そしてネオ・ジオンの総帥としてアクシズを地球に落とそうとしたシャア・アズナブルの経歴を学ばせるに至った。シャアの出した結論が「人類を産んだ地球を滅亡させてはならない。保全すべきだ」と知り、この結論については共感する様になった。
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チェーンと同様に本来は非戦闘員の立場であるためか、ほとんどの作品では登場しない。[[αシリーズ]]等では時代設定上、7歳前後になるので出しようがなかったともいえる(旧シリーズでは[[年齢]]の矛盾は思い切り無視されていたが)。
 
チェーンと同様に本来は非戦闘員の立場であるためか、ほとんどの作品では登場しない。[[αシリーズ]]等では時代設定上、7歳前後になるので出しようがなかったともいえる(旧シリーズでは[[年齢]]の矛盾は思い切り無視されていたが)。
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[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]Pは『F完結編』の攻略本インタビューにて「ハサウェイは原作ではやむなくMSに乗ったキャラで、パイロットにはしたくない」「'''『ハサウェイを出すからには、[[Ξガンダム]]も出してくれ』という話が出てくるが、それは難しい'''」という旨のコメントをしている<ref name="一生124">ケイブンシャ『セガサターン必勝法スペシャル スーパーロボット大戦F完結編を一生楽しむ本』124頁。</ref>。ただし後述の通り、『F完結編』のハサウェイ戦闘不参加は寺田Pの意向が反映されたものではないため、その後の作品でハサウェイの出番が少ないことに寺田Pの意向がどれだけ反映されているかは不明である。
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[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]Pは『F完結編』の攻略本インタビューにて「ハサウェイは原作ではやむなくMSに乗ったキャラで、パイロットにはしたくない」「'''『ハサウェイを出すからには、[[Ξガンダム]]も出してくれ』という話が出てくるが、それは難しい'''」という旨のコメントをしている<ref name="一生124">ケイブンシャ『セガサターン必勝法スペシャル スーパーロボット大戦F完結編を一生楽しむ本』124頁。</ref>に参加した。ただし後述の通り、『F完結編』のハサウェイ戦闘不参加は寺田Pの意向が反映されたものではないため、その後の作品でハサウェイの出番が少ないことに寺田Pの意向がどれだけ反映されているかは不明である。
    
[[Zシリーズ]]では『閃光のハサウェイ』の設定を示唆するかの様なメッセージが度々出されている。『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』では[[ジ・エーデル・ベルナル|ラスボス]]が父親であるブライトに対し、別世界の彼の末路を示唆するような発言をしている(このラスボスが同じく語っていた「[[流竜馬 (OVA)|もう一人の流竜馬]]」については『第2次Z』で実現)。そして『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』では、ハサウェイを対象とする[[AG]]のエーストークによって、AGが彼に待ち受ける未来について示唆するが、クェスが正式参戦した際の会話やエーストークでAGが「最悪の未来は回避された」「一歩間違えればある家族に悲劇をもたらすところだった」と事実上フラグが折れた事を語り、実際に『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇]]』でもその展開には至らなかった。余談だが、Zシリーズでは年齢の矛盾がまた無視されている。
 
[[Zシリーズ]]では『閃光のハサウェイ』の設定を示唆するかの様なメッセージが度々出されている。『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』では[[ジ・エーデル・ベルナル|ラスボス]]が父親であるブライトに対し、別世界の彼の末路を示唆するような発言をしている(このラスボスが同じく語っていた「[[流竜馬 (OVA)|もう一人の流竜馬]]」については『第2次Z』で実現)。そして『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』では、ハサウェイを対象とする[[AG]]のエーストークによって、AGが彼に待ち受ける未来について示唆するが、クェスが正式参戦した際の会話やエーストークでAGが「最悪の未来は回避された」「一歩間違えればある家族に悲劇をもたらすところだった」と事実上フラグが折れた事を語り、実際に『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|天獄篇]]』でもその展開には至らなかった。余談だが、Zシリーズでは年齢の矛盾がまた無視されている。

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