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| 基本的に温和な紳士で、感情を剥き出しにする様な振る舞いは一切見られない。しかしその内には、目的の為なら手段を問わない非情な策士としての面も持ち、障害となる者はどんなに自分に尽くしても平然と切り捨てる。自分に可能な限り非が生じないようにと間接的に相手を動かすという狡猾な手法を躊躇うことなく使い、その結果として甚大な被害が出ても殆ど気にしない。このような部分からも、実際は[[ブルーコスモス]]の盟主である[[ロード・ジブリール]]以上に危険な人物である。 | | 基本的に温和な紳士で、感情を剥き出しにする様な振る舞いは一切見られない。しかしその内には、目的の為なら手段を問わない非情な策士としての面も持ち、障害となる者はどんなに自分に尽くしても平然と切り捨てる。自分に可能な限り非が生じないようにと間接的に相手を動かすという狡猾な手法を躊躇うことなく使い、その結果として甚大な被害が出ても殆ど気にしない。このような部分からも、実際は[[ブルーコスモス]]の盟主である[[ロード・ジブリール]]以上に危険な人物である。 |
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− | 最終的に敵役の立ち位置になり、味方から離反されても仕方のない行動も目立ったが、ラクス[[暗殺]]未遂事件や[[ロゴス]]を巡る争い、そして[[デスティニープラン]]の詳細など、肝心の部分がはっきりしないため、評価が難しい人物である。そのせいか、コミックボンボン版『SEED DESTINY』ではある程度悪役の面が強調されている。 | + | 最終的に敵役の立ち位置になり、味方から離反されても仕方のない行動も目立ったが、ラクス[[暗殺]]未遂事件や[[ロゴス]]を巡る争い、そして[[デスティニープラン]]の詳細など、肝心の部分がはっきりしないため、評価が難しい人物である。<ref>福田監督は演出の都合で悪役っぽく描写しただけで、彼個人としてはデュランダルを悪人とは思っていない旨をインタビューで明示している。</ref>そのせいか、コミックボンボン版『SEED DESTINY』ではある程度悪役の面が強調されている。 |
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| === 来歴 === | | === 来歴 === |
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| ;「[[ガーティ・ルー|ボギーワン]]か……本当の名は何と言うのだろうね? あの艦の」<br />「名はその存在を示すものだ。だが、もしそれが偽りだったとしたら?」<br />「もしそれが偽りだったとしたら、それはその存在そのものも偽り……という事になるのかな? アレックス…いや、アスラン・ザラ君?」 | | ;「[[ガーティ・ルー|ボギーワン]]か……本当の名は何と言うのだろうね? あの艦の」<br />「名はその存在を示すものだ。だが、もしそれが偽りだったとしたら?」<br />「もしそれが偽りだったとしたら、それはその存在そのものも偽り……という事になるのかな? アレックス…いや、アスラン・ザラ君?」 |
| :[[第1次連合・プラント大戦]]以降、[[偽名]]を使って行動していた[[アスラン・ザラ|アスラン]]を一発で見抜いてのセリフ。名前を4つも持っていた[[シャア・アズナブル|シャア]]の声でこう言われると、考えさせられるものである。ちなみに、スペシャルエディション版では「アレックス」が「[[アレックス・ディノ]]」とフルネームに変更されている。 | | :[[第1次連合・プラント大戦]]以降、[[偽名]]を使って行動していた[[アスラン・ザラ|アスラン]]を一発で見抜いてのセリフ。名前を4つも持っていた[[シャア・アズナブル|シャア]]の声でこう言われると、考えさせられるものである。ちなみに、スペシャルエディション版では「アレックス」が「[[アレックス・ディノ]]」とフルネームに変更されている。 |
− | ;「ではアスラン、私からも尋ねよう。想いが同じだというのなら、何故彼らは我々の元に来なかった?機会がなかったわけではあるまい。グラディス艦長も投降を呼び掛けたと聞いた。なのに何故彼らは我々の元に来ず、戦ったのだ?」 | + | ;「では私も聞くが、ならば何故彼らは私たちの所へ来なかった?想いが同じというのなら、彼らがこちらへ来てくれてもよかったはずだ。私の声は届いていただろう?なのになぜ彼らは来ようともせず戦ったのだ。機会がなかったわけでもあるまい。グラディス艦長も、戦闘前には投降を呼び掛けたと聞いている」 |
| :アスランからアークエンジェル討伐の命令を下した理由を尋ねられたときの返答。ラクスが暗殺されかけ、その直後からラクスの偽者であるミーアが表舞台に登場したため、キラたちがそのミーアを手元に置いているデュランダルを信用するはずがないことをアスランは理解している。そのことを知っていながら堂々とこの言葉を述べるデュランダルに憤るが、事情を知らないシンが一緒にいるため、反論できず、傍にいるミーアに視線を向けるが・・・ | | :アスランからアークエンジェル討伐の命令を下した理由を尋ねられたときの返答。ラクスが暗殺されかけ、その直後からラクスの偽者であるミーアが表舞台に登場したため、キラたちがそのミーアを手元に置いているデュランダルを信用するはずがないことをアスランは理解している。そのことを知っていながら堂々とこの言葉を述べるデュランダルに憤るが、事情を知らないシンが一緒にいるため、反論できず、傍にいるミーアに視線を向けるが・・・ |
| ;「ふ、ラクスだってこうして共に戦おうとしてくれているのに…」 | | ;「ふ、ラクスだってこうして共に戦おうとしてくれているのに…」 |
| :[[アークエンジェル]]の行動を否定したデュランダルが、自分の元にいる[[ラクス・クライン|ラクス]]が[[偽物|影武者]]の[[ミーア・キャンベル|ミーア]]である事実をアスランが知っているのを分かっていながら、彼に発した台詞。 | | :[[アークエンジェル]]の行動を否定したデュランダルが、自分の元にいる[[ラクス・クライン|ラクス]]が[[偽物|影武者]]の[[ミーア・キャンベル|ミーア]]である事実をアスランが知っているのを分かっていながら、彼に発した台詞。 |
| :デュランダルがただ単に平和を求める政治家ではないことを見せ始めたシーンであるが、アスランは激しても、一緒にいた[[シン・アスカ|シン]]やミーアには分らないでいた。ここに来てようやく、アスランはデュランダルを疑っていたキラ達が正しかったと己の浅はかさを痛感した。 | | :デュランダルがただ単に平和を求める政治家ではないことを見せ始めたシーンであるが、アスランは激しても、一緒にいた[[シン・アスカ|シン]]やミーアには分らないでいた。ここに来てようやく、アスランはデュランダルを疑っていたキラ達が正しかったと己の浅はかさを痛感した。 |
− | ;「アークエンジェル、いや君の友人のキラ・ヤマト君に限って言っても、そうだな、私は実に彼は不幸だったと思う。気の毒に思っているよ」<br />「あれだけの資質、力だ。彼は本来戦士なのだ。モビルスーツで戦わせたら当代彼に敵う者はないと言うほどの腕の」 | + | ;「アークエンジェル、いや君の友人のキラ・ヤマト君に限って言っても、そうだな、私は実に彼は不幸だったと気の毒に思っているよ」<br />「あれだけの資質、力だ。彼は本来戦士なのだ。モビルスーツで戦わせたら当代彼に敵う者はないと言うほどの腕の」 |
− | :アークエンジェルを一方的に討つことを命じた事に反発するアスランに対して、デュランダルが発した[[キラ・ヤマト|キラ]]に対する考え。だが、デュランダルが不幸としているのは「他者の欲望によって生み出され翻弄されたキラ自身の人生」ではなく、「彼が自分の遺伝子の中にある才能に気付かなかったこと」、何より「'''その力が自身の役に立たず、無駄になったこと'''」である。 | + | :アークエンジェルを一方的に討つことを命じた事に反発するアスランに対して、デュランダルが発した[[キラ・ヤマト|キラ]]に対する考え。キラ自身の争いを好まない性格や殺したくない意志などが最初から含まれていないために、アスランにはキラの心情を無視した傲慢な主張にしか受け取れなかっただろう。実際、地球連合軍が[[ブーステッドマン]]や[[エクステンデッド]]を戦闘兵器としている視点と大差はない。 なお、『THE EDGE』ではシンとミーアがいないため、さらに「民衆を言葉で大きく動かす力を持ちながらその役割を放棄したラクス・クライン…彼等は知らぬが故に道を間違え…身を滅ぼしたのだ。彼らが君やシンのようにその力を正しく使っていれば一体どれ程のことができたかと思うと…実に残念だよ」という言葉が加わっている。 |
− | :シンやミーアには、デュランダルが本気でキラを憐れんでいると思っていたようだが、アスランにはキラの心情を無視した傲慢な主張にしか受け取れなかっただろう。実際、要約すると「キラがMSパイロットとして最強の才能を有しながら、自分のその才能に気付く事なくその人生を歩まずに只の学生であった」事を不幸と断じている傲慢極まりない話であり、地球連合軍が[[ブーステッドマン]]や[[エクステンデッド]]を戦闘兵器としている視点と大差はない。キラ自身の争いを好まない性格や殺したくない意志などが最初から含まれていないために、アスランはミーアの事実と合わせデュランダルが始めから相容れない者だったと悟る。
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− | :なお、『The EDGE』ではシンとミーアがいないため、さらに「人々の希望でありながらその役目を放棄したラクス・クライン」という言葉が加わっている。
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| ;「ザフト軍最高責任者として私はあんなわけの分からない強大な力を、ただ野放しにしておくことは出来ない。だから討てと命じたのだ。それは仕方のないことだろう?」 | | ;「ザフト軍最高責任者として私はあんなわけの分からない強大な力を、ただ野放しにしておくことは出来ない。だから討てと命じたのだ。それは仕方のないことだろう?」 |
| :デュランダルがアークエンジェルの討伐を命令した理由をアスランに語った台詞。立場的に彼の主張は妥当なものであるが、捉え方によっては、「自分に従わない強大な力を持つ存在は排除するしかない」という事にもなる。ちなみに、小説版ではこの時アスランから「それでは連合やロゴスと同じではないのか?」と思われている。 | | :デュランダルがアークエンジェルの討伐を命令した理由をアスランに語った台詞。立場的に彼の主張は妥当なものであるが、捉え方によっては、「自分に従わない強大な力を持つ存在は排除するしかない」という事にもなる。ちなみに、小説版ではこの時アスランから「それでは連合やロゴスと同じではないのか?」と思われている。 |
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| ;「彼もまた戦士でしかないというのにな、余計なことを考えすぎるんだ。」<br/>「キラ・ヤマトのせいかな?彼と出会ったのが不幸だったということだろう、アスランもまた。」 | | ;「彼もまた戦士でしかないというのにな、余計なことを考えすぎるんだ。」<br/>「キラ・ヤマトのせいかな?彼と出会ったのが不幸だったということだろう、アスランもまた。」 |
| :レイとの密会でアスランがもう自分の駒として機能しないと判断し、彼がそうなったのはキラのせいで、キラと出会ったことが不幸と断じた。聞き耳を立てていたミーアはアスランが失脚する危機程度にしか見ていなかったが、それを聞いたアスランは直前にキラを『不幸』と断じたことも含め、デュランダルが始めから敵であったと痛感し、後にキラとカガリを殺す側になった自分自身の行動の浅はかさに対する後悔もしていた。 | | :レイとの密会でアスランがもう自分の駒として機能しないと判断し、彼がそうなったのはキラのせいで、キラと出会ったことが不幸と断じた。聞き耳を立てていたミーアはアスランが失脚する危機程度にしか見ていなかったが、それを聞いたアスランは直前にキラを『不幸』と断じたことも含め、デュランダルが始めから敵であったと痛感し、後にキラとカガリを殺す側になった自分自身の行動の浅はかさに対する後悔もしていた。 |
− | :分かりやすくいえば、『アスランはMSパイロットであることが一番幸せで、それ以外は必要ない。キラやカガリはその能力を阻害する不要な存在。』といっており、人をただの歯車もしくはシステムの一部程度にしか見ていない。同時に遺伝子の専門家故に人を遺伝子でしか見ない彼の本質を表している。 | + | :分かりやすくいえば、『アスランはただ命令に従って戦っていればいい存在』といっており、人をただの歯車もしくはシステムの一部程度にしか見ていない。同時に遺伝子の専門家故に人を遺伝子でしか見ない彼の本質を表している。 |
− | ;「そうか分かった。君の判断を信じよう。撃墜を許可する。」 | + | ;「そうか分かった。君の判断を信じよう。撃墜を許可する」 |
− | :37話より。アスランが[[メイリン・ホーク]]を連れて、[[グフイグナイテッド]]を強奪し、シンとレイが追跡している際に、レイから撃墜の許可を求められた際に。 | + | :第37話より。アスランが[[メイリン・ホーク]]を連れて、[[グフイグナイテッド]]を強奪し、シンとレイが追跡している際に、レイから撃墜の許可を求められた際に。タリアからは抗議されるが、デュランダルは逆に冷たい眼でにらめ返して黙らせてしまう。 |
− | :タリアからは抗議されるが、デュランダルは逆に冷たい眼でにらめ返して黙らせてしまう。 | + | :議長目線ではアスランは役に立たないと判断し、それどころか厄介な秘密を知っているため、アークエンジェルとの繋がりを罪状に排除しようとしたが、逆に先手を打たれて逃げられてしまったため、始末するための正当な理由にするためである。しかし後年、アスランの脱走を手引きした情報のエキスパートであるメイリンの能力が良くも悪くも知れ渡ったことで、議長のこの判断は寧ろ表向きの理由で再評価されることとなった。 |
− | :情報のエキスパートであるメイリンを連れているため、情報漏えいを危惧するのは当然ともいえるが、実際はアスランは役に立たないと判断し、それどころか厄介な秘密を知っているため、アークエンジェルとの繋がりを罪状に排除しようとしたが、逆に先手を打たれて逃げられてしまったため、始末するための正当な理由にするためである。
| |
| ;「最早どうにもならんようだな。この期に及んでこんな茶番に付き合えるわけもない。我等の想いにこのような虚偽を以て応ずるというのなら、私は正義と切なる平和への願いを以て断固これに立ち向かう!ロード・ジブリールをオーブから引きずり出せ!」 | | ;「最早どうにもならんようだな。この期に及んでこんな茶番に付き合えるわけもない。我等の想いにこのような虚偽を以て応ずるというのなら、私は正義と切なる平和への願いを以て断固これに立ち向かう!ロード・ジブリールをオーブから引きずり出せ!」 |
| :第40話「黄金の意志」にて、ユウナの「ジブリールはオーブにいない」という苦し紛れの返答を受けて。デュランダルからすれば、オーブは「プラン」公開前に潰しておきたい思惑があったため、恰好な大義名分を得た形となった。 | | :第40話「黄金の意志」にて、ユウナの「ジブリールはオーブにいない」という苦し紛れの返答を受けて。デュランダルからすれば、オーブは「プラン」公開前に潰しておきたい思惑があったため、恰好な大義名分を得た形となった。 |
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| ;通信「いや…しかし」 | | ;通信「いや…しかし」 |
| ;「いいから止めろ。乗せられているぞ、奴等の思惑に」 | | ;「いいから止めろ。乗せられているぞ、奴等の思惑に」 |
− | :第44話。カガリの放送に現れたラクスが「デュランダル議長の行動を支持しない」と断じられてしまった際に。この時のラクスの偽物役を務めていたミーアは終始動揺し、ラクスの発言に絶句。手にしていた台本がカメラに映っている事にも気づいていなかった。この状態でのプラント側の放送遮断は事実上オーブ側のラクスが本物だと全世界に示してしまう事を意味しているが、もし放送を続けてもミーアに自身が本物だと示すアドリブが出来る筈もないため、デュランダルの戦略上の敗北となった。 | + | :第44話。カガリの放送に現れたラクスが「デュランダル議長の行動を支持しない」と断じられてしまった際に。この時のラクスの偽物役を務めていたミーアは終始動揺し、ラクスの発言に絶句。手にしていた台本がカメラに映っている事にも気づいていなかった。この状態でのプラント側の放送遮断は事実上オーブ側のラクスが本物だと全世界に示してしまう事を意味しているが、もし放送を続けてもミーアに自身が本物だと示すアドリブが出来る筈もないため、デュランダルの戦略上の敗北となった。これ以降でミーアを画面に出せば、それだけで偽物を使っていたという疑念を人々に呼び起こす形となってしまうため、「自身に都合の良いラクス・クライン」という世論操作の駒を失う形となった。 |
| ;「どういう事だ!? どこからの攻撃だ! 一体何が起きたというのだッ!」 | | ;「どういう事だ!? どこからの攻撃だ! 一体何が起きたというのだッ!」 |
| :プラント本国が地球連合軍[[ダイダロス基地]]から軌道間全方位戦略砲「レクイエム」の攻撃を受け、一気に多数のプラントが残骸になった映像を呆然と見つめるメサイア司令室の全員を叱咤した際の台詞。 | | :プラント本国が地球連合軍[[ダイダロス基地]]から軌道間全方位戦略砲「レクイエム」の攻撃を受け、一気に多数のプラントが残骸になった映像を呆然と見つめるメサイア司令室の全員を叱咤した際の台詞。 |
− | :彼はレクイエムの存在を知っていたため<ref>廃コロニーを利用したレクイエムのビーム偏光ステーション(プラントとしてはこの時点ではこれがレクイエムの中継点とは知らなかった)を地球軍が移動させているという情報を報告された際も、「これの動きを逐一報告せよ」と言いつつも誰も見ていない所で笑みを浮かべてみせている。</ref>、怒りに任せた発言事体が演技である。事実、言葉を発する前にチラっと周囲の反応を確認している。 | + | :彼はレクイエムの存在を知っていたため<ref>廃コロニーを利用したレクイエムのビーム偏光ステーション(プラントとしてはこの時点ではこれがレクイエムの中継点とは知らなかった)を地球軍が移動させているという情報を報告された際も、「これの動きを逐一報告せよ」と言いつつも誰も見ていない所で笑みを浮かべてみせている。更にスペシャルエディション版ではデストロイのデータを見ている際に、レクイエムのビーム偏光ステーションに関するデータも表示されているため、知っていたのは確実である</ref>、怒りに任せた発言事体が演技である。事実、言葉を発する前にチラっと周囲の反応を確認している。 |
| ;「分かっている。だが、それを治めるのが仕事だろう。泣き言を言うなッ!」 | | ;「分かっている。だが、それを治めるのが仕事だろう。泣き言を言うなッ!」 |
| ;「それも分かっているが、そうしている間に二射目を撃たれたらどうするッ!?」 | | ;「それも分かっているが、そうしている間に二射目を撃たれたらどうするッ!?」 |
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| :デュランダルが本心では彼等を完全に「戦いに利用する存在」としてみなしていることをはっきりさせており、「彼」というのは他でもないアスランのこと。 | | :デュランダルが本心では彼等を完全に「戦いに利用する存在」としてみなしていることをはっきりさせており、「彼」というのは他でもないアスランのこと。 |
| :このことから、デュランダルはアスランも同様の存在と見なしていた節がある。 | | :このことから、デュランダルはアスランも同様の存在と見なしていた節がある。 |
| + | ;「[[黒歴史]]という未来…。それはビジョンのない君達による''果て無き戦いの環''なのだろう」 |
| + | :[[コペルニクス会談]]にて。戦後の世界の明確なビジョンを見出せないZEUTHの戦いの末の[[トラウマイベント|最悪の結末]]の可能性を示唆する。もっとも、この言葉は会談を欠席している[[エーデル・ベルナル]]にも突き刺さっているが…。 |
| + | :ある意味、この結末の分かれ道に大きく関わっているのが、会談の[[ロジャー・スミス|司会進行役]]なのはなんとも皮肉なものである。 |
| ;「彼がアムロ・レイ…。[[シャア・アズナブル]]の宿敵か」 | | ;「彼がアムロ・レイ…。[[シャア・アズナブル]]の宿敵か」 |
| :Zの[[メサイア]]攻防戦での[[アムロ・レイ]]の[[戦闘前会話]]。 | | :Zの[[メサイア]]攻防戦での[[アムロ・レイ]]の[[戦闘前会話]]。 |
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| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
| + | ==== [[スーパーロボット大戦K]] ==== |
| ;「レクイエムやジェネシスもある。侵略者など恐るるに足らん…。地球圏は平和になるよ…!」 | | ;「レクイエムやジェネシスもある。侵略者など恐るるに足らん…。地球圏は平和になるよ…!」 |
| :『[[スーパーロボット大戦K|K]]』第19話後編「星の扉、運命の扉・後編」より。 | | :『[[スーパーロボット大戦K|K]]』第19話後編「星の扉、運命の扉・後編」より。 |
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| :メサイア内部にて[[キラ・ヤマト|キラ]]との問答の場に割って入り自身に怒りの言葉をぶつけてきた[[ミスト・レックス|ミスト]]に対して、彼の言葉を論破した反論。 | | :メサイア内部にて[[キラ・ヤマト|キラ]]との問答の場に割って入り自身に怒りの言葉をぶつけてきた[[ミスト・レックス|ミスト]]に対して、彼の言葉を論破した反論。 |
| :作中におけるミストの振る舞いや言動<ref name="独善"/>を考えると、強烈な皮肉ともとれる発言である。論破されたことで対するミストも「そんなの…!」と苦し紛れに返すのみで、デュランダルに対して何一つ具体的な反論をぶつける事は出来なかった。 | | :作中におけるミストの振る舞いや言動<ref name="独善"/>を考えると、強烈な皮肉ともとれる発言である。論破されたことで対するミストも「そんなの…!」と苦し紛れに返すのみで、デュランダルに対して何一つ具体的な反論をぶつける事は出来なかった。 |
| + | ==== [[スーパーロボット大戦L]] ==== |
| ;「そしてもうひとつ、皆さんに知っておいていただきたい事があります」 | | ;「そしてもうひとつ、皆さんに知っておいていただきたい事があります」 |
| :『[[スーパーロボット大戦L|L]]』第18話「奪還への想い」より。 | | :『[[スーパーロボット大戦L|L]]』第18話「奪還への想い」より。 |
| :ロゴスの存在を暴露した演説の際の台詞。[[クワトロ・バジーナ|グラサンかけた同声優のキャラ]]が[[シャア・アズナブル|正体]]を明かす際の前口上のパロディである。 | | :ロゴスの存在を暴露した演説の際の台詞。[[クワトロ・バジーナ|グラサンかけた同声優のキャラ]]が[[シャア・アズナブル|正体]]を明かす際の前口上のパロディである。 |
| :この台詞の後、デュランダルは[[高蓋然性世界]]の面々が異世界から来たことを公表した。 | | :この台詞の後、デュランダルは[[高蓋然性世界]]の面々が異世界から来たことを公表した。 |
− | ;(…猿渡氏の様子、まさかな…) | + | ;(…猿渡氏の様子、まさかな…) |
| :『L』第20話ミネルバの支援メンバーへルート「舞い降りる天使達」より。 | | :『L』第20話ミネルバの支援メンバーへルート「舞い降りる天使達」より。 |
| :[[ヘブンズベース]]攻略戦中に物騒極まりない発言をした[[猿渡ゴオ|ゴオ]]の様子を見た際の台詞。 | | :[[ヘブンズベース]]攻略戦中に物騒極まりない発言をした[[猿渡ゴオ|ゴオ]]の様子を見た際の台詞。 |
− | :ゴオの尋常ではない剣幕にただ流されるだけのタリアとは違い、遺伝子学者であったデュランダルはゴオの[[ラビッドシンドローム|病状]]が悪化していることに気付いていた。 | + | :ゴオの尋常ではない剣幕に流されてしまっていたタリアとは違い、遺伝子学者であったデュランダルはゴオの[[ラビッドシンドローム|病状]]が悪化していることに気付いていた。 |
− | :その後、デュランダルはプラントで開発していたラビッドシンドロームの特効薬を即座にLOTUSへ提供している。 | + | :その後、デュランダルはプラントで開発されていたラビッドシンドロームの特効薬を即座にLOTUSへ提供している。 |
| ;「ほう…最前線であのカラーリングとはなかなか度胸がある」 | | ;「ほう…最前線であのカラーリングとはなかなか度胸がある」 |
| :『L』第27話「戦うべき敵」より。 | | :『L』第27話「戦うべき敵」より。 |
− | :増援に現れた[[アカツキ]]を見て。 | + | :増援に現れたカガリの搭乗機・[[アカツキ]]を見て。 |
| :言うまでもなく、かつて[[百式|金色のMS]]を駆った[[声優ネタ|中の人ネタ]]。 | | :言うまでもなく、かつて[[百式|金色のMS]]を駆った[[声優ネタ|中の人ネタ]]。 |
| ;「LOTUSを懐柔するために送り込んだ[[ミネルバ]]が逆に取り込まれるとはな。彼らは…特に[[シン・アスカ|シン]]は私の考えに共感してくれると思っていたのだがね…」 | | ;「LOTUSを懐柔するために送り込んだ[[ミネルバ]]が逆に取り込まれるとはな。彼らは…特に[[シン・アスカ|シン]]は私の考えに共感してくれると思っていたのだがね…」 |
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| :同上。 | | :同上。 |
| :LOTUSとの戦闘に陥った際に彼らを悪役に仕立て上げようと[[ミーア・キャンベル|ミーア]]に演説させたところ、本物の[[ラクス・クライン|ラクス]]と[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]が割り込んで彼女達が[[デスティニープラン]]反対の演説を行った際の台詞。 | | :LOTUSとの戦闘に陥った際に彼らを悪役に仕立て上げようと[[ミーア・キャンベル|ミーア]]に演説させたところ、本物の[[ラクス・クライン|ラクス]]と[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ]]が割り込んで彼女達が[[デスティニープラン]]反対の演説を行った際の台詞。 |
− | :よくよく考えると、デュランダルはLOTUSに[[エターナル]]がいることは(それこそレイが意図的に隠すような真似でもしない限り)知っていたはずで、この期に及んでミーアを表に出すというのはデュランダルにとって痛恨のミスであったと言える。 | + | :よくよく考えると、デュランダルはLOTUSに[[エターナル]]がいることは(それこそレイが意図的に隠すような真似でもしない限り)知っていたはずで、この期に及んでミーアを表に出すというのはデュランダルにとって痛恨のミスであったと言える。 |
| :あるいは、後述の台詞の通り、心のどこかでは自分のやろうとしていることを止めて欲しかったためにこんなミスをしてしまったのかもしれない。 | | :あるいは、後述の台詞の通り、心のどこかでは自分のやろうとしていることを止めて欲しかったためにこんなミスをしてしまったのかもしれない。 |
− | ;(私は止めて欲しかったのかもしれんな。心のどこかで…[[FAITH]]のタリア達やキラ君達に…) | + | ;「一言謝らせて欲しい…。ラクス・クライン、オーブで君を襲わせたのはこの私だ」<br/>「エンジェルダウン作戦の強行も…。全て、[[セントラル]]からの技術供与を受けるために…」<br/>「[[GreAT]]を探る[[アークエンジェル|大天使]]を消して欲しいと[[菅原マサキ]]から言われていたのだ。欺いてしまった事はすまないと思う」 |
− | :同話のエンドデモにて。 | + | :同話のエンドデモにおいて、デスティニープランを巡る戦闘に敗れたデュランダルを説得すべく、[[メサイア]]を訪れたシン達LOTUSのメンバーに対して、[[ラクス・クライン]]の暗殺未遂事件とエンジェルダウン作戦を強行しようとした真実を語った際の台詞。 |
− | :デスティニープランを巡る戦闘に敗れた議長を説得すべく、[[メサイア]]を訪れたシン達LOTUSのメンバーと、[[タリア・グラディス|タリア]]に全てを託し見送った後の独白。 | + | :これを聞いたキラは、「あなたは本気で僕達を始末しようとは思っていなかった」「[[フル・フロンタル|僕達を消そうと思えば出来たはずだ]]。それなのに…」と、原作と違い、議長に対して同情していた。 |
− | ;レイ「ギル…?」<br/>「レイ、君も彼らと行くといい。そして見届けてくれ。この世界の行く末を…」<br/>レイ「……」<br/>レイ「…わかったよ、ギル…。けど、見届けるだけじゃない…」<br/>レイ「俺は守ってみせるよ…。あなたが守ろうとしたこの世界を…」<br/>「ありがとう、レイ…」 | + | ;(私は止めて欲しかったのかもしれんな。心のどこかで…[[FAITH]]のタリア達やキラ君達に…) |
| + | :同上。 |
| + | :シン達LOTUSのメンバーと、[[タリア・グラディス|タリア]]に全てを託し見送った後の独白。 |
| + | ;レイ「ギル…?」<br/>「レイ、君も彼らと行くといい。そして見届けてくれ。この世界の行く末を…」<br/>中略<br/>レイ「…わかったよ、ギル…。けど、見届けるだけじゃない…」<br/>レイ「俺は守ってみせるよ…。あなたが守ろうとしたこの世界を…」<br/>「ありがとう、レイ…」 |
| :同上。 | | :同上。 |
| :レイ復帰フラグが成立している場合に追加される会話。 | | :レイ復帰フラグが成立している場合に追加される会話。 |
405行目: |
410行目: |
| ;「タリア…地球は美しいな…。真っ暗な宇宙に浮かぶ宝石と呼ぶにふさわしい…フフ…罪滅ぼしではないが、死ぬ前に君の役に立ててよかったよ」 | | ;「タリア…地球は美しいな…。真っ暗な宇宙に浮かぶ宝石と呼ぶにふさわしい…フフ…罪滅ぼしではないが、死ぬ前に君の役に立ててよかったよ」 |
| :『L』における、上記の[[特攻]]直前の最期の台詞。『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』に続いて面目躍如の議長である。 | | :『L』における、上記の[[特攻]]直前の最期の台詞。『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』に続いて面目躍如の議長である。 |
− | :その最期は、[[LOTUS]]のメンバー全員に深く悼まれることになる。 | + | :その壮絶な最期は、[[LOTUS]]のメンバー全員に深く悼まれることとななった。 |
− | :この体当たりによってバリア発生装置である表面パネルだけでなく要塞の壁自体にも穴が開いており、「議長の作ってくれた道だ」とメンバーは[[クトゥルフ]]の要塞の内部へと突入していく。 | + | :この体当たりによってバリア発生装置である表面パネルだけでなく要塞の壁自体にも穴が開いたため、「議長の作ってくれた道だ」とメンバーは[[クトゥルフ]]の要塞の内部へと突入していく。 |
| | | |
| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
418行目: |
423行目: |
| ;「何者だね、君は…? キラ君のお友達かね?」 | | ;「何者だね、君は…? キラ君のお友達かね?」 |
| :『[[スーパーロボット大戦K|K]]』第19話後編より。[[ミスト・レックス|ミスト]]とメサイア内部で対峙した際に。デュランダルは直前に彼を「報告にあった(主人公部隊への)謎の協力者」と認識しており、明らかに脚本のミスが見受けられる。 | | :『[[スーパーロボット大戦K|K]]』第19話後編より。[[ミスト・レックス|ミスト]]とメサイア内部で対峙した際に。デュランダルは直前に彼を「報告にあった(主人公部隊への)謎の協力者」と認識しており、明らかに脚本のミスが見受けられる。 |
| + | |
| + | == 搭乗機体 == |
| + | ;[[メサイア]] |
| + | :宇宙用機動要塞。SRWでは基本的にユニットとしては登場せずイベントの舞台となる。 |
| + | ;[[ミネルバ]] |
| + | :序盤で[[タリア・グラディス|タリア]]艦に同乗。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |