35行目: |
35行目: |
| [[カイラスギリー]]攻防戦にて大破した[[リーンホース]]と[[アレキサンドリア級重巡洋艦|ガウンランド]]、並びに[[ザンスカール帝国]]から鹵獲した[[スクイード|スクイード1]]を組み合わせて[[ラビアンローズ|ラビアンローズⅣ]]で改修して完成した戦艦。形としては上艦艇部がリーンホース、下艦艇部がスクイードで構成されている。 | | [[カイラスギリー]]攻防戦にて大破した[[リーンホース]]と[[アレキサンドリア級重巡洋艦|ガウンランド]]、並びに[[ザンスカール帝国]]から鹵獲した[[スクイード|スクイード1]]を組み合わせて[[ラビアンローズ|ラビアンローズⅣ]]で改修して完成した戦艦。形としては上艦艇部がリーンホース、下艦艇部がスクイードで構成されている。 |
| | | |
− | 以前のリーンホースに比べて火力やモビルスーツ積載能力が大幅に向上しており、単独での大気圏突入・離脱が可能で、性能も高い。
| + | 様々な戦艦のパーツを継ぎ接ぎして改修された艦であるが、以前のリーンホースに比べて火力やモビルスーツ積載能力が大幅に向上しており、単独での大気圏突入・離脱が可能と最新艦艇に比肩する高性能を誇る機動戦艦へ性能向上を果たした。 |
| | | |
− | リガ・ミリティアの新たな旗艦として運用されたが、[[エンジェル・ハイロゥ]]攻防戦にてモトラッド艦隊に対して[[特攻]]を仕掛け、全滅。本艦も轟沈した。 | + | リガ・ミリティアの新たな旗艦として運用されたが、[[エンジェル・ハイロゥ]]攻防戦にてリグ・コンティオの攻撃を受け中破。左舷エンジンを切り離し、若いクルーたちを退艦させた後にモトラッド艦隊に対して[[特攻]]を仕掛ける。特攻を阻止しようと敵MS部隊の攻撃を受けて艦に残った艦長以下の老人たちは全滅するも、敵艦への激突を成功させ、両艦が引き起こした大爆発が周囲のモトラッド艦隊も巻き込み艦隊を全滅させた。 |
| | | |
| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
59行目: |
59行目: |
| ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}} | | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}} |
| :ゴメス艦長が乗る。序盤はスポット参戦だが、終盤難易度「難」で進めた場合、最終話一つ前のシナリオで正式加入。性能的に他の自軍戦艦と見劣りするため、使われることはない。 | | :ゴメス艦長が乗る。序盤はスポット参戦だが、終盤難易度「難」で進めた場合、最終話一つ前のシナリオで正式加入。性能的に他の自軍戦艦と見劣りするため、使われることはない。 |
− | :『30』が出る以前は、最終話で本艦を使用できる数少ないの作品の一つだった。 | + | :『30』が出る以前は、最終話で本艦を使用できる数少ない作品の一つだった。 |
| | | |
| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
71行目: |
71行目: |
| :序盤の宇宙ルートでは、改修前のリーンホースもマップアイコンとして登場する。原作と異なり、カイラスギリー攻防戦時に既にこの状態で参戦。 | | :序盤の宇宙ルートでは、改修前のリーンホースもマップアイコンとして登場する。原作と異なり、カイラスギリー攻防戦時に既にこの状態で参戦。 |
| :ボイスがあるのはゴメスだけだが、サブパイロットが4人いる([[ジン・ジャハナム|ジャハナム]]・[[オーティス・アーキンズ|オーティス]]・[[ロメロ・マラバル|ロメロ]]・[[レオニード・アルモドバル|レオニード]])。 | | :ボイスがあるのはゴメスだけだが、サブパイロットが4人いる([[ジン・ジャハナム|ジャハナム]]・[[オーティス・アーキンズ|オーティス]]・[[ロメロ・マラバル|ロメロ]]・[[レオニード・アルモドバル|レオニード]])。 |
− | :本作ではオリジナル設定だった各種武装が無くなった為、武装数は減少したが、代わりに初期強化パーツスロット3に加え[[補給装置]]持ち、サブパイロットの補助精神にも優秀なものが揃っているなど、サポート役にもなれる艦になった。 | + | :本作ではオリジナル設定だった各種武装が無くなった為、武装数は減少したが、代わりに初期強化パーツスロット3に加え[[補給装置]]持ち、サブパイロットの補助[[精神コマンド]]にも優秀なものが揃っているなど、サポート役にもなれる艦になった。 |
− | :もちろん、攻撃的な運用も健在であり、特にビームラムは強力なP武器を所持する戦艦が他に存在しないため本艦のみの強み。メガ粒子砲とビームラムには特攻回を意識したカットインも入る。 | + | :もちろん、攻撃的な運用も健在であり、特にビームラムは強力なP武器を所持する戦艦が他に存在せず、本艦のみの強みである。メガ粒子砲とビームラムには特攻回を意識した[[カットイン]]も入る。 |
− | :ゴメスのエースボーナスを取得すれば気力140以上で毎ターン「加速」がかかり攻撃力も上昇するなど使い勝手が一気に向上する。 | + | :ゴメスのエースボーナスを取得すれば気力140以上で毎ターン「加速」がかかり攻撃力も上昇するなど、使い勝手が一気に向上する。高いサポート能力と高い戦闘力を両立する、非常に優秀な戦艦である。 |
− | :欠点は折角の前線に出やすい運用スタイルであるにも関わらずゴメスが指揮官技能を持たないことか。コマンダーターミナルは最優先で装備させてやりたいところ。 | + | :欠点は折角の前線に出やすい運用スタイルであるにも関わらず、ゴメスが[[指揮官]]技能を持たないこと。コマンダーターミナルは最優先で装備させてやりたいところ。他にも、ゴメスがデフォルトで[[パーツ供給]]を持つため、消費系の強化パーツを装備させるのも良い。パーツ供給は補給装置で味方に隣接することとも好相性。 |
| | | |
| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
121行目: |
121行目: |
| :[[エンジェル・ハイロゥ]]攻防戦の最終局面。[[クロノクル・アシャー|クロノクル]]の[[リグ・コンティオ]]のヴァリアブル・ビーム・ランチャーによってリーンホースの左メインエンジンが損傷し、満身創痍の艦を艦長の[[ロベルト・ゴメス|ゴメス]]がクルー達に退艦命令を出す。そして、左メインエンジンを切り離した後に老人達と[[ジン・ジャハナム]]を残して「行っていいぞ、ゴメス艦長!」と[[ジン・ジャハナム]]の命令で一部の老人は左腕が破損し損傷したガンイージに搭乗、それを砲台として、ビームシールドを張りながらモトラッド艦隊に[[特攻]]を仕掛ける。 | | :[[エンジェル・ハイロゥ]]攻防戦の最終局面。[[クロノクル・アシャー|クロノクル]]の[[リグ・コンティオ]]のヴァリアブル・ビーム・ランチャーによってリーンホースの左メインエンジンが損傷し、満身創痍の艦を艦長の[[ロベルト・ゴメス|ゴメス]]がクルー達に退艦命令を出す。そして、左メインエンジンを切り離した後に老人達と[[ジン・ジャハナム]]を残して「行っていいぞ、ゴメス艦長!」と[[ジン・ジャハナム]]の命令で一部の老人は左腕が破損し損傷したガンイージに搭乗、それを砲台として、ビームシールドを張りながらモトラッド艦隊に[[特攻]]を仕掛ける。 |
| :艦隊と[[モビルスーツ]]部隊の猛攻を受けながらも突き進み、最後は艦橋を破壊されつつも最高速度で向かってる戦艦が止まるはずもなく、アドラステアの艦長が回避を命令したときには既に遅く、旗艦アドラステアにビームラムを直撃させてリーンホースJr.と共に大爆発。周囲にいたモトラッド艦隊を全滅させた。 | | :艦隊と[[モビルスーツ]]部隊の猛攻を受けながらも突き進み、最後は艦橋を破壊されつつも最高速度で向かってる戦艦が止まるはずもなく、アドラステアの艦長が回避を命令したときには既に遅く、旗艦アドラステアにビームラムを直撃させてリーンホースJr.と共に大爆発。周囲にいたモトラッド艦隊を全滅させた。 |
− | :「'''老人や大人達が我が身を犠牲にして、若者や子供達の為に未来を切り拓く'''」、「'''給料泥棒とすら比喩された艦長達が人生の最後で『敵艦隊を全滅させる』という大功績を残して戦死'''」という感動&熱い名場面でもあるが、作中のそれまでの描写を考えると(戦争勝利に貢献したとはいえ)'''「散々子供(小学生位の年齢の子供もいる)に戦争をさせていた大人達が、自己満足で勝手に『死に逃げ』していく<ref>戦後のことを考えたら、諸々の処理を任せられる大人たちが全員いなくなるのはよろしくない(一応[[マーベット・フィンガーハット|マーベット]]は生き残ったが彼女もまだ若く、その上無理をさせてはいけない妊婦である)。</ref>'''<ref>ついでに言うなら戦闘能力を喪失しかけた急造鑑が集中砲火を浴びながらも止まらず特攻を果たし、しかも相手艦隊を丸ごと巻き込み爆散というのも都合の良すぎる展開ではある。</ref>'''」'''というシーンでもあり、必ずしも味方を正義と肯定しないVガンダムと言う作品の奥深さを感じさせるシーンである。 | + | :「'''老人や大人達が我が身を犠牲にして、若者や子供達の為に未来を切り拓く'''」、「'''給料泥棒とすら比喩された艦長達が人生の最後で『敵艦隊を全滅させる』という大功績を残して戦死'''」という感動&熱い名場面でもあるが、作中のそれまでの描写を考えると(戦争勝利に貢献したとはいえ)'''「散々子供(小学生位の年齢の子供もいる)に戦争をさせていた大人達が、自己満足で勝手に『死に逃げ』していく<ref>戦後のことを考えたら、諸々の処理を任せられる大人たちが全員いなくなるのはよろしくない(一応[[マーベット・フィンガーハット|マーベット]]は生き残ったが彼女もまだ若く、その上無理をさせてはいけない妊婦である)。</ref>'''<ref>ついでに言うなら戦闘能力を喪失しかけた急造鑑が集中砲火を浴びながらも止まらず特攻を果たし、しかも相手艦隊を丸ごと巻き込み爆散というのも都合の良すぎる展開ではある。ただ特攻後、シャクティがエンジェル・ハイロゥにて祈りを捧げ光があふれるシーンが爆散までの間に存在するため、サイキッカー達の力により爆発の威力が相手艦隊を丸ごと巻き込むまでに強化されていた可能性もある。</ref>'''」'''というシーンでもあり、必ずしも味方を正義と肯定しないVガンダムと言う作品の奥深さを感じさせるシーンである。 |
| :ただ、この攻撃でザンスカール側はズガン艦隊以外の戦力を失い、連邦とリガ・ミリティアの決定的な優勢が確保されたのも事実である。ズガン中将もジャンヌダルクの特攻で戦死し、指揮官を失ったザンスカールは連邦に投降の申し入れを行う事になり、最終局面における決定打の一つになった。 | | :ただ、この攻撃でザンスカール側はズガン艦隊以外の戦力を失い、連邦とリガ・ミリティアの決定的な優勢が確保されたのも事実である。ズガン中将もジャンヌダルクの特攻で戦死し、指揮官を失ったザンスカールは連邦に投降の申し入れを行う事になり、最終局面における決定打の一つになった。 |
− |
| |
− | == 関連機体 ==
| |
− | ;[[クラップ級巡洋艦]]
| |
− | :改修元となったリーンホースの艦種。
| |
− | ;[[スクイード]]、[[アレキサンドリア級重巡洋艦]]ガウンランド
| |
− | :この艦のパーツを用いて改修された。
| |
| | | |
| == 主な艦載機 == | | == 主な艦載機 == |
141行目: |
135行目: |
| ;[[ガンブラスター]] | | ;[[ガンブラスター]] |
| : | | : |
| + | |
| + | == 関連機体 == |
| + | ;[[リーンホース]]([[クラップ級巡洋艦]]) |
| + | :改修元となった艦。 |
| + | ;[[スクイード]]、ガウンランド([[アレキサンドリア級重巡洋艦]]) |
| + | :これらの艦のパーツも用いて改修された。 |
| | | |
| == 余談 == | | == 余談 == |