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− === キャラクターとしての評価 ===+
− ある意味、OG世界で最もリアルかつ模範的な軍人なのだが、作中では何かと嫌な上司としての印象の方が強く、現実的で非情な判断が完全に間違っている訳ではないのだが、部下達からは理解されず反感を買う場面も多い。イングラムの離反に起因する家族の死が深いトラウマとなり、悪夢に魘される場面もあるなど同情すべき点も多々あるのだが、プレイヤー部隊にはもっぱら怒りをぶつけるだけになってその内情を理解してもらおうとしないうえ、あれ程までに裏切りを嫌っていた上に個人的な疑いだけで裏切りだと判断して部下を処分しようとしていた割には自分は堂々と裏切り、更にはダイテツを死に追いやったという印象の悪さは拭えない。そして何より、'''ハガネ隊を憎む理由が結果的には逆恨みと八つ当たりにしかなっていないのも大きい。'''
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− 劇中の台詞で「状況判断は私がする」「部下は私に従っていればいい」と部下を叱る癖に、作戦が失敗するなど事態が悪い方向に進んだ途端「この役立たずが!」「私に恥をかかせる気か!?」「艦が優秀でも部下がこれでは…」と部下に責任を擦り付けた上で判断ミスを棚上げするという無責任な言動に走ることさえある。このような'''「上官の命令は絶対であり意見は許さん」'''とは事あるごとに主張する彼の持論であり、理想とする軍隊なのだが、自身の上官とも言えるケネスを筆頭とする軍の上層部には納得がいかないからと意見したり、文句を垂れた他、散々批判していたイングラムを棚上げしての裏切り行為や、あれほど打倒異星人を掲げておきながら結果的に異星人と手を組んだこと、そしてハガネ隊への逆恨みと八つ当たりも踏まえれば、建前は上下関係を厳しく主張しているが、その主張も「任務に忠実な兵士による最強の軍隊を率いる」という目的でしかなく、傍から見れば極めて我儘で自分勝手な人間である。
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− ただし、物語構成上で彼の負う役割は「規律に五月蠅い嫌な上司」「裏切り者として嫌われる事」というものであり、そういった意味で彼は己の役目をしっかりと果たしている。
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− このように「嫌な上司」という印象が拭えないリーであったが、アニメ[[ジ・インスペクター]]においては尺の都合上これらの負の一面が悉くカットされ、「イヤミだが、根は良識的な軍人」という扱い(ある意味、本来のリーの性格)になっている。しかし考え方によっては、負の面が無くなったことで敵役としての見せ場を失ったとも言える。
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− ;「フン…上官侮辱と受取っておくぞ…」<br />「ええい!この役立たずが!」
− :OGS(2)前者は'''基地防衛に専念すると判断し基地のど真ん中に居座り全く艦を動かそうとしない'''リーに対しカチーナは意見するが耳を貸さず、一方的に見下して一言。後者はゲームオーバー時の一言。<br />ところがこのマップは基地への敵ユニット侵入が敗北条件なのだがシロガネは「基地防衛に専念する」という'''リーの判断により一切動かすことが出来ない'''。皮肉にもプレイヤーからは事実上戦力として計算出来ないシロガネの方が役立たずになってしまっている。また、口にはしないものの、先述の通り軍の上層部に苛立っている面があることから、前の台詞も合わせ、'''「自分の上官侮辱は棚上げするが、部下の上官侮辱は許せない」'''という御都合主義な面の露見、そして何より自分の判断ミスを棚上げした、即ち'''部下の意見に耳を貸さず一方的に指示をするだけしておきながら、作戦が失敗した途端責任を部下に擦り付けた'''台詞でもあり、「パーフェクト」と言われるにはあまりに無責任な言動と姿勢である。
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− ;「フン、末端の兵士は己の任務のことだけを考えていればいい」<br />「そして、任務を確実に遂行する兵器であればいいのだ」
− :OGS(2)「壊れた人形」にて。人間味に欠けるも一理ある意見だが、これまた'''軍を裏切った身'''で「任務への忠実さ」を説かれても説得力の無い主張である。結局のところリーは文句を言わず従う部下が欲しかっただけなのかもしれない。
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編集の要約なし
軍人として優れた才覚を持っているが、ときおり実戦経験の乏しさが顔を出し状況判断のミスも多い。また、人間味に欠ける硬直した態度から、隊員との言い争いが絶えなかった。猜疑心も強く、[[ノイエDC]]から離反した[[アラド・バランガ]]などには常に疑いの目を向けている。その理由は、前大戦の[[L5戦役]]において[[イングラム・プリスケン]]の造反により、家族を失った事にある。そのため、当時現場にいて造反者を出した[[ハガネ]]隊らを憎しみの目で見ている。
軍人として優れた才覚を持っているが、ときおり実戦経験の乏しさが顔を出し状況判断のミスも多い。また、人間味に欠ける硬直した態度から、隊員との言い争いが絶えなかった。猜疑心も強く、[[ノイエDC]]から離反した[[アラド・バランガ]]などには常に疑いの目を向けている。その理由は、前大戦の[[L5戦役]]において[[イングラム・プリスケン]]の造反により、家族を失った事にある。そのため、当時現場にいて造反者を出した[[ハガネ]]隊らを憎しみの目で見ている。
家族を失ったという事情から、[[異星人]]の脅威に対抗して地球を防衛することに強い執念を燃やすが、そのためには、軍隊は徹底して規律により統率されなければならないと考えていた。<br />しかし、現実はリーの理想通りにはいかなかった。[[DC戦争]]・L5戦役の立役者たる[[ハガネ]]や[[ヒリュウ改]]の部隊は、どちらかと言うと鉄の規律よりも仲間としての絆を重視していた。しかも[[ハガネ]]の場合は敵からの離反者も加わっていたこともあって、このような部隊が地球圏防衛の要として扱われることに我慢がならなかった。また、[[イスルギ重工]]と癒着している[[ケネス・ギャレット]]のような高級将校が連邦軍に存在していることにも、苦々しさを覚えていた。<br />そのような思いを抱く彼の前に現れたのが[[シャドウミラー]]であった。[[シロガネ]]の入手を目論む[[シャドウミラー]]によって捕縛されるも、その際に[[ヴィンデル・マウザー]]の掲げる理想に共感。連邦を見限って離反し、ヴィンデルの配下となる。
家族を失ったという事情から、[[異星人]]の脅威に対抗して地球を防衛することに強い執念を燃やすが、そのためには、軍隊は徹底して規律により統率されなければならないと考えていた。しかし、現実はリーの理想通りにはいかなかった。[[DC戦争]]・L5戦役の立役者たる[[ハガネ]]や[[ヒリュウ改]]の部隊は、どちらかと言うと鉄の規律よりも仲間としての絆を重視していた。しかも[[ハガネ]]の場合は敵からの離反者も加わっていたこともあって、このような部隊が地球圏防衛の要として扱われることに我慢がならなかった。また、[[イスルギ重工]]と癒着している[[ケネス・ギャレット]]のような高級将校が連邦軍に存在していることにも、苦々しさを覚えていた。そのような思いを抱く彼の前に現れたのが[[シャドウミラー]]であった。[[シロガネ]]の入手を目論む[[シャドウミラー]]によって捕縛されるも、その際に[[ヴィンデル・マウザー]]の掲げる理想に共感。連邦を見限って離反し、ヴィンデルの配下となる。
その後、連邦軍と[[インスペクター]]によるラングレー基地攻防戦([[オペレーション・プランタジネット]])では、空間転移によって[[ハガネ]]の隙を突き、[[ダイテツ・ミナセ]]艦長を討ち取る事に成功する。<br />しかし、この時期をきっかけにシャドウミラーは異星人である[[インスペクター]]と手を組む。互いに利用し合い、後々の破棄を前提とした同盟ではあったろうが、リーにとっては極めて皮肉な状況となった。当然リーは不満を抱いていたが、「最強の軍隊を作り、宇宙において地球人類の確たる地位を築く」という大目的のために我慢したようである。その後、ホワイトスター周辺宙域での交戦において、ダイテツの遺志を受け継いだテツヤによって[[シロガネ]]は大破。止む無く戦域から離脱(OG2では撃墜されシロガネごと爆散し死亡)して行方不明となった。
その後、連邦軍と[[インスペクター]]によるラングレー基地攻防戦([[オペレーション・プランタジネット]])では、空間転移によって[[ハガネ]]の隙を突き、[[ダイテツ・ミナセ]]艦長を討ち取る事に成功する。しかし、この時期をきっかけにシャドウミラーは異星人である[[インスペクター]]と手を組む。互いに利用し合い、後々の破棄を前提とした同盟ではあったろうが、リーにとっては極めて皮肉な状況となった。当然リーは不満を抱いていたが、「最強の軍隊を作り、宇宙において地球人類の確たる地位を築く」という大目的のために我慢したようである。その後、ホワイトスター周辺宙域での交戦において、ダイテツの遺志を受け継いだテツヤによって[[シロガネ]]は大破。止む無く戦域から離脱(OG2では撃墜されシロガネごと爆散し死亡)して行方不明となった。
その後、(恐らくは)スレイ達によって発見・回収され、「'''カーリー・ナウマン'''」と名を変えた上で[[アルテウル・シュタインベック]]の配下となり、ガイアセイバーズに編入される。旗艦[[エア・クリスマス]]の艦長としてゲストやルイーナ、そして鋼龍戦隊と干戈を交えることとなったが、この時期にはインスペクター事件でテツヤに完全敗北を喫したのが効いたのか、戦隊への敵対の姿勢こそ崩さなかったものの人格面ではかなりまともになっていた。
その後、(恐らくは)スレイ達によって発見・回収され、「'''カーリー・ナウマン'''」と名を変えた上で[[アルテウル・シュタインベック]]の配下となり、ガイアセイバーズに編入される。旗艦[[エア・クリスマス]]の艦長としてゲストやルイーナ、そして鋼龍戦隊と干戈を交えることとなったが、この時期にはインスペクター事件でテツヤに完全敗北を喫したのが効いたのか、戦隊への敵対の姿勢こそ崩さなかったものの人格面ではかなりまともになっていた。
その直後に切り捨てられて攻撃を受けたことで致命傷を負うも、執念のみでエア・クリスマスを操艦して境界空間へ転移。決死の特攻と内部への転移自爆によって[[アダマトロン]]に揺らぎを与え、命と引き換えに調停者に滅びを齎す一翼を担った。
その直後に切り捨てられて攻撃を受けたことで致命傷を負うも、執念のみでエア・クリスマスを操艦して境界空間へ転移。決死の特攻と内部への転移自爆によって[[アダマトロン]]に揺らぎを与え、命と引き換えに調停者に滅びを齎す一翼を担った。
アニメ[[ジ・インスペクター]]においては尺の都合上、裏切りなどがカットされ、「イヤミだが、根は良識的な軍人」という扱い(ある意味、本来のリーの性格)になっている。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
== 名台詞 ==
== 名台詞 ==
===OGs===
===OGs===
;'''「反論は許さん。貴様は私の命令に従っていればいい」'''<br />「言っておくぞ、中尉。ハガネに乗っていた時と同じように振る舞えるとは思わんことだ。命令、そして軍規に違反する者は厳しく処分する。あのふざけた女にもそう伝えておけ」
;「反論は許さん。貴様は私の命令に従っていればいい」<br />「言っておくぞ、中尉。ハガネに乗っていた時と同じように振る舞えるとは思わんことだ。命令、そして軍規に違反する者は厳しく処分する。あのふざけた女にもそう伝えておけ」
:OGS(2)「美しき侵入者」より。不服ながら身元や目的が怪しいラミア&アンジュルグを預かる羽目になり、その監視をキョウスケに押し付ける。当然キョウスケは不審がるのだが、リーは意見さえも許さなかった。軍規の厳しさを主張しているが、結局は有事の際の責任を取りたくないために厄介者を部下に押し付けただけである。…が、これがラミアが「人間性」を得る切欠となったのはある意味皮肉だろう。
:OGS(2)「美しき侵入者」より。不服ながら身元や目的が怪しいラミア&アンジュルグを預かる羽目になり、その監視をキョウスケに押し付ける。…が、これがラミアが「人間性」を得る切欠となったのはある意味皮肉だろう。
;「貴様は士官学校で何を学んできたのだ?」<br />'''「上官の命令には絶対服従……それが軍隊の大原則だ」'''<br />「それを守れぬ者は命令系統を混乱させる要因となり、全体の作戦行動や士気に悪影響を及ぼす」<br />「個々が与えられた命令に従い、定められた任務を効率よく遂行しなければ優れた戦果を挙げることなど出来ん」
;「貴様は士官学校で何を学んできたのだ?」<br />'''「上官の命令には絶対服従……それが軍隊の大原則だ」'''<br />「それを守れぬ者は命令系統を混乱させる要因となり、全体の作戦行動や士気に悪影響を及ぼす」<br />「個々が与えられた命令に従い、定められた任務を効率よく遂行しなければ優れた戦果を挙げることなど出来ん」
:OGS(2)「星への翼」にて。艦長の命令に従わず平然と意見するブリットへの説教。「上官の命令は絶対である」というリーを象徴するような台詞であり、ラミアが同調しているように現実の軍隊においては極めてごもっともな説教と持論ではある(ついでに言えば、上官に質問をするには許可が必要なのだが、ブリットはいきなり食って掛かっている)。<br />この地点ではまだ「嫌味だが軍規に忠実な模範的な軍人」という解釈も出来たのだが…。
:OGS(2)「星への翼」にて。艦長の命令に従わず平然と意見するブリットへの説教。「上官の命令は絶対である」というリーを象徴するような台詞であり、現実の軍隊においては極めてごもっともな説教と持論ではある(ついでに言えば、上官に質問をするには許可が必要なのだが、ブリットはいきなり食って掛かっている)。
;「シンシア……!」<br />「ふふふ…私もまだまだ青い。未だにあの夢を見るとはな」
;「シンシア……!」<br />「ふふふ…私もまだまだ青い。未だにあの夢を見るとはな」
:OGS(2)「忘れ得ぬ記憶」で、L5戦役で両親と妻を失った際の光景を夢で見て飛び起きた際の一言。リー本人は自嘲気味に呟いたが、それだけ彼にとって深刻なトラウマになっていることを証明している。
:OGS(2)「忘れ得ぬ記憶」で、L5戦役で両親と妻を失った際の光景を夢で見て飛び起きた際の一言。リー本人は自嘲気味に呟いたが、それだけ彼にとって深刻なトラウマになっていることを証明している。
;(私は異星人共を倒すために……父や母、シンシアの無念を晴らすために今まで戦ってきた)<br />(それが、戦線離脱だと? 地球脱出船団だと? 冗談ではないぞ…!)<br />(私は、無能な上層部の人間を脱出させるためにシロガネの艦長を務めているわけではない)<br />(何とか…何とかせねば)
;(私は異星人共を倒すために……父や母、シンシアの無念を晴らすために今まで戦ってきた)<br />(それが、戦線離脱だと? 地球脱出船団だと? 冗談ではないぞ…!)<br />(私は、無能な上層部の人間を脱出させるためにシロガネの艦長を務めているわけではない)<br />(何とか…何とかせねば)
:上層部からシロガネをDC追撃任務から外す旨を宣告されて苛立つモノローグ。過去のトラウマを踏まえれば、異星人撃退に執念を燃やす気持ちはわからんでもないが、先ほど自分の部下に対し「上官の命令は絶対である」と主張しておいて自分の上官には平然と文句と愚痴をこぼしているため、彼の持論に説得力が無くなってしまう上に「自分勝手な軍人」という負の印象が強まってしまう。
:上層部からシロガネをDC追撃任務から外す旨を宣告されて苛立つモノローグ。「家族の仇を取る」ということを考える余り、「上官の命令は絶対である」という持論を見失いつつあることを彼は自覚していなかった。ここから彼の歯車は狂い始めることとなる。
;テツヤ「お前はそのために戦争を継続させると言うのか!? そのために犠牲を払っても構わないと言うのか!?」<br />リー「犠牲はすでに払われている。貴様やケネスのように無能な軍人のせいでな」<br />テツヤ「!」<br />リー「シャドウミラーこそ、私の理想の軍隊。兵士は己の任務に忠実であり、命を捨てることも厭わない」
;テツヤ「お前はそのために戦争を継続させると言うのか!? そのために犠牲を払っても構わないと言うのか!?」<br />リー「犠牲はすでに払われている。貴様やケネスのように無能な軍人のせいでな」<br />テツヤ「!」<br />リー「シャドウミラーこそ、私の理想の軍隊。兵士は己の任務に忠実であり、命を捨てることも厭わない」
:OGS(2)「壊れた人形」にて。軍を裏切った身でありながら「兵士は己の任務に忠実であり~」と発言されても説得力がない。自分が戦争を継続させる気満々なのを平然と棚上げした上で、ケネスやテツヤを引き合いに出しても単なる逆ギレである。無論リー本人はあれほど「上官の命令は絶対」と主張したくせに当の自分が命令違反をしている(つまり、'''「上官の命令は絶対服従という軍隊の大原則を守らず、命令系統を混乱させる要因となり、全体の作戦行動や士気に悪影響を及ぼした」''')ことに全く気付いていない。
:OGS(2)「壊れた人形」にて。
;「ふん……ナンバー2と特別措置で艦長になっただけの女が私に勝てると思っているのか!」
;「ふん……ナンバー2と特別措置で艦長になっただけの女が私に勝てると思っているのか!」
:OGS(2)「己が信じるもののために」にて。前者はテツヤ、後者はレフィーナを指している。しかし片や士官学校で自分以下の成績、片や推薦だけで艦長になったとはいえ、DC戦争やL5戦役を戦い抜いたテツヤ&レフィーナと、士官学校で主席だったとはいえ、就任して間も無く実戦経験に基づいた判断力のないリーとでは、その実力は大きく異なるのであった。
:OGS(2)「己が信じるもののために」にて。前者はテツヤ、後者はレフィーナを指している。しかしDC戦争やL5戦役を戦い抜いたテツヤ&レフィーナと、就任して間も無く実戦経験に基づいた判断力のないリーとではその実力に大差が生じていた。
;「馬鹿なことを言うな! 私が貴様などに敗北するものか! ナンバー2の貴様などに!」<br />「艦首をクロガネに向けろ! 何としてもあの艦を沈めるのだ!!」
;「馬鹿なことを言うな! 私が貴様などに敗北するものか! ナンバー2の貴様などに!」<br />「艦首をクロガネに向けろ! 何としてもあの艦を沈めるのだ!!」
:OGS(2)「己が信じるもののために」にて。己が「ナンバー2」見下したテツヤに不利な状況に置かれた焦りなのかクロガネという艦の性能を忘れてしまっている。クロガネの艦首にはドリルが装着されており、そんな艦に突撃命令を下しては結果がどうなるかは言うまでもないだろう。本当にパーフェクトなんだろうか。
:OGS(2)「己が信じるもののために」にて。己が「ナンバー2」と見下したテツヤに不利な状況に置かれた焦りなのか、クロガネに特攻するという命令を下してしまう。
:無論、クロガネの艦首にはドリルが装着されており、あっさり返り討ちにあったのは言うまでもない。
;「ヴィンデル大佐の理想を! 最強の軍隊を! 貴様などに潰させるものか!」
;「ヴィンデル大佐の理想を! 最強の軍隊を! 貴様などに潰させるものか!」
:上記の台詞に続きウィンデルに全てを捧げたとも言える台詞。リーの本来の目的は異星人を倒すことだったのだが、いつしか異星人と組むウィンデルの為に、結果的にあれほど憎んでいた異星人の為に戦ってしまっているのだが、'''リー本人は全く気付いていない。'''そして敗北後、本末転倒な言動であったことをあれほど見下していたテツヤに言われてしまうことに。
:上記の台詞に続きウィンデルに全てを捧げたとも言える台詞。テツヤとケネスを憎むあまり、「軍隊を裏切った」だけでなくいつしか異星人を倒すどころか、逆に加担してしまったことに気づかなかった。
:そして敗北後、本末転倒な言動であったことをテツヤに指摘されてしまう。
===第2次OG===
===第2次OG===
=== ゲーム外媒体 ===
=== ゲーム外媒体 ===
;「貴様ッ、'''軍人が民間人の被害を看過してどうする!'''」
;「貴様ッ、軍人が民間人の被害を看過してどうする!」
:コミカライズ「Record of ATX」でゲスト出演した際の台詞。北京でのエアロゲイターの戦闘において、自艦を戦域へと前進させようとした際に副官に「敵は市街地を狙っているのだから、前に出て的になるよりもこの位置で迎撃した方がいい」と言われた際の'''怒りの反論'''である。副官の襟首を掴み上げ、かなり険しい表情で発していたことからも、リーが副官の民間人軽視な意見にどれだけ怒りを感じていたかを察することができる。己の被害を顧みず民間人を守ろうとする意志を最大限に示した台詞でもあり、リーもかつては良識的な軍人だった事が伺える場面だが、この後のイングラムの裏切りで、彼の運命の歯車は徐々に狂っていく事になる…。
:コミカライズ「Record of ATX」でゲスト出演した際の台詞。北京でのエアロゲイターの戦闘において、自艦を戦域へと前進させようとした際に副官に「敵は市街地を狙っているのだから、前に出て的になるよりもこの位置で迎撃した方がいい」と言われた際の'''怒りの反論'''である。副官の襟首を掴み上げ、かなり険しい表情で発していたことからも、リーが副官の民間人軽視な意見にどれだけ怒りを感じていたかを察することができる。己の被害を顧みず民間人を守ろうとする意志を最大限に示した台詞でもあり、リーもかつては良識的な軍人だった事が伺える場面だが、この後のイングラムの裏切りで、彼の運命の歯車は徐々に狂っていく事になる…。
;「遅い!」
;「遅い!」