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827 バイト除去 、 2014年11月2日 (日) 03:53
→‎ヒトマキナ: 24巻発売に伴いヒトマキナが死を恐れない理由を加筆修正
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さらにヒトマキナ達は、ヒトマキナになれず、地上に残された残りのマキナに対してある仕掛けを施した。それは、彼ら全てにファクターが生み出された時、月から地球への大規模な転送フィールドを開くための仕掛けである。久嵩はこれを知り、ロストバレルを秘匿した上で残るマキナを全て破壊、ヒトマキナを月へ封じようとしていた。だが、ジュダからこれを聞いていた石神はこの仕掛けを逆用。あえて全てのマキナにファクターを生み出すことで転送フィールドを開かせ、そこ目がけて攻撃を撃ち込むことで防御を崩し、逆襲の道筋を切り開いた。
 
さらにヒトマキナ達は、ヒトマキナになれず、地上に残された残りのマキナに対してある仕掛けを施した。それは、彼ら全てにファクターが生み出された時、月から地球への大規模な転送フィールドを開くための仕掛けである。久嵩はこれを知り、ロストバレルを秘匿した上で残るマキナを全て破壊、ヒトマキナを月へ封じようとしていた。だが、ジュダからこれを聞いていた石神はこの仕掛けを逆用。あえて全てのマキナにファクターを生み出すことで転送フィールドを開かせ、そこ目がけて攻撃を撃ち込むことで防御を崩し、逆襲の道筋を切り開いた。
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劇中に登場した中で真の意味で「死への恐怖とそれへの対抗たる想像力」を持つと言えるのは上記の会話可能な三体に加え、一人同胞を裏切り暗躍していたジュダ、後に覚醒してしまったディスィーブと、それほど多くない。それ以外の多くのヒトマキナは、人間に危害を加えられないマキナの原則こそ越えているものの、感情らしい反応を見せず、自爆同然の戦い方を平然と行うなど、死の恐怖と想像力を持っている様には見えない行動をとっており、何故こんな差が生まれているのかは現在の所不明である。
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劇中に登場した中で真の意味で「死への恐怖とそれへの対抗たる想像力」を持つと言えるのは上記の会話可能な三体に加え、一人同胞を裏切り暗躍していたジュダ、後に覚醒してしまったディスィーブと、それほど多くない。それ以外の多くのヒトマキナは、人間に危害を加えられないマキナの原則こそ越えているものの、感情らしい反応を見せず、自爆同然の戦い方を平然と行うなど、死の恐怖と想像力を持っている様には見えない行動をとっている。これは地球に直接攻めてきているヒトマキナと呼ばれる機体はその全てが遠隔操作されている外骨格であるためで、その本体である電脳は月面に存在している。破壊が死に直結しないが故に、彼らは捨て身の戦法も迷いなくとる事が出来るという事になる。
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マキナはあくまで機械であり、人間の存在を前提とする原則を満たすためにヒトになろうとした……森次曰く「マキナの中から主を造り出そうとした」という経緯を鑑みると、「主」を得たことでその意志に従っているだけ、と見ることが出来る。「主」たるデウスとヒトマキナ達の関係はファクターと通常のマキナのそれと同様であるため、ヒトマキナ達が「無人の状態で人に危害を加えてはならない」という原則に縛られていないのは'''デウスという「主(ファクター)」を得ている'''からだと考えられる。これが正しい場合、加藤機関や旧特務室が戦っているのは、正確には「ヒトマキナ一派」となる。また、真来梓は加藤機関の奇襲作戦から193日後、街頭ビジョンで地上攻撃を行うヒトマキナを見て「こんなコトをするなんて聞いてない」と口にしており、彼女に与えられた指令である「人間を救うために、人間を見てその方法を考えろ」という事項からしても、ヒトマキナの内部も一枚岩ではないらしい。
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ちなみに、ヒトマキナの定義は「死を認識したマキナ」であるため、裏を返すと'''JUDAや加藤機関のマキナも、何らかの拍子に死を認識するとヒトマキナになってしまう'''ということである。そうなってしまった場合、マキナ自身の意志がファクターからのコントロールよりも優先されるようになってしまう。とはいえ、最期までファクターと共に人類の側に着いたジュダや後述の様にその行動に感銘を受けたヒトマキナ達が居た様に、ヒトマキナと化してしまう事が人類の敵となる事に直結するわけではなく、彼らの行動は飽くまで彼らの想像に基づいた結論なのである。
 
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ちなみに、ヒトマキナの定義は「死を認識したマキナ」であるため、裏を返すと'''JUDAや加藤機関のマキナも、何らかの拍子に死を認識するとヒトマキナになってしまう'''ということである。そうなってしまった場合、マキナ自身の意志がファクターからのコントロールよりも優先されるようになってしまう。とはいえ、最期までファクターと共に人類の側に着いたジュダが居た様に、ヒトマキナと化してしまう事が人類の敵となる事に直結するわけではないのだが。
      
例外は想像力の根源となり得る電脳を持たず、意志の全てをファクターに依存するラインバレル。但し、逆説的に言えばファクター自身がラインバレルの頭脳であるという事であり、ラインバレルに搭乗するのは後述の大場真来梓とラヴバレルの関係と同じ…つまり'''戦闘用外骨格'''を纏っている事と等しく、マキナの頭脳が独立した意志を持っていると言う見方をすれば、最もヒトマキナから遠い機体でありながら、その在り方は最もヒトマキナに近いと方言える。
 
例外は想像力の根源となり得る電脳を持たず、意志の全てをファクターに依存するラインバレル。但し、逆説的に言えばファクター自身がラインバレルの頭脳であるという事であり、ラインバレルに搭乗するのは後述の大場真来梓とラヴバレルの関係と同じ…つまり'''戦闘用外骨格'''を纏っている事と等しく、マキナの頭脳が独立した意志を持っていると言う見方をすれば、最もヒトマキナから遠い機体でありながら、その在り方は最もヒトマキナに近いと方言える。
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