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− | ==ペインキラー(PAINKILLER)== | + | {{登場メカ概要 |
| + | | 登場作品 = |
| + | *{{登場作品 (メカ)|鉄のラインバレル (原作漫画版)}} |
| + | *{{登場作品 (メカ)|鉄のラインバレル}} |
| + | | デザイン = {{メカニックデザイン|清水栄一}}(原作漫画版)<br />{{メカニックデザイン|鈴木勤}}(アニメ版) |
| + | | 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦L}} |
| + | | SRWでの分類 = [[機体]] |
| + | }} |
| | | |
− | *[[登場作品]]:[[鉄のラインバレル]]
| + | {{登場メカ概要 |
− | *分類:マキナ
| + | | タイトル = スペック |
− | *頭頂高:18.6 m
| + | | 分類 = [[分類::マキナ]] |
− | *[[全長一覧|全高]]:18.6 m(装甲離脱時17.3m、有機統一体時全長118.9m・全高43.2m)
| + | | 全高 = 17.3 m |
− | *重量:48.7 t(装甲離脱時40.9t、有機統一体時1056.8t)
| + | | 重量 = [[重量::40.9 t]] |
− | *[[動力]]:電力
| + | | エネルギー = 電力 |
− | *装甲材質:ナノセラミック・ニューロカーボン
| + | | 装甲材質 = [[装甲材質::ニューロカーボン・ナノセラミック]] |
− | *MMI:電脳
| + | | MMI = [[MMI::電脳]] |
− | *開発者:[[城崎天児]]
| + | | 意匠 = 九枚笹に蛇の目 |
− | *所属:[[JUDA]]
| + | | 開発者 = [[開発::城崎天児]] |
− | *意匠:九枚笹に蛇の目
| + | | 所属 = {{所属 (メカ)|JUDA}} |
− | *ファクター:[[九条美海]]
| + | | 乗員人数 = 1名 |
− | *メカニックデザイン:清水栄一
| + | | ファクター = [[パイロット::九条美海]] |
| + | }} |
| | | |
− | JUDA特務室所属・九条美海の搭乗機。機体名は英語で「鎮痛剤」を意味する「painkiller」から取られている。
| + | {{登場メカ概要 |
| + | | タイトル = スペック<br />(増加装甲) |
| + | | 分類 = [[分類::マキナ]] |
| + | | 全高 = 18.6 m |
| + | | 重量 = [[重量::48.7 t]] |
| + | | エネルギー = 電力 |
| + | | 装甲材質 = [[装甲材質::ニューロカーボン・ナノセラミック]] |
| + | | MMI = [[MMI::電脳]] |
| + | | ファクター = [[パイロット::九条美海]] |
| + | }} |
| + | '''ペインキラー'''は『[[鉄のラインバレル (原作漫画版)|鉄のラインバレル]]』の[[登場メカ]]。 |
| + | == 概要 == |
| + | [[JUDA]]特務室所属・[[九条美海]]の搭乗機。機体名は[[英語]]で「鎮痛剤」を意味する「pain killer」から取られている。 |
| | | |
| === 原作漫画版 === | | === 原作漫画版 === |
− | 単機での拠点強襲を目的としたマキナであり、アパレシオンと同時期に製作された最新鋭の機体であるとされている。「パルド」と「ロック」という獣型随伴機を従え、随伴機が運搬する武装を適宜選択・運用することで絶大な戦闘能力を誇り、本機のファクターは実質的に'''単独で複数のマキナを操っているも同然'''と評される。また、この随伴機はペインキラー本体との合体機構を内蔵しており、展開・接続することで途轍もない戦闘力を発揮するが、ペインキラー本体のみならずファクターである美海自身にも多大な負荷をかける両刃の剣である。ちなみに、上記の通り随伴機は合わせて'''1000t強'''。
| + | 単機での拠点強襲を目的としたマキナであり、[[アパレシオン]]と同時期に製作された最新鋭の機体であるとされている。「パルド」と「ロック」という獣型随伴機を従え、随伴機が運搬する武装を適宜選択・運用することで絶大な戦闘能力を誇り、本機の[[ファクター]]は実質的に'''単独で複数のマキナを操っているも同然'''と評される。随伴機の制御には[[プリテンダー]]の無線ナーブクラックの発展系である技術が使用されており、多数の武装を搭載・選択することによる汎用性というコンセプトは[[ヴァーダント]]のマルチパーパスユニットを彷彿とさせる。これらの特徴より本機は他のマキナを参考にそれらを発展昇華させた機体であることが伺える。ただし、この機体は実験機であるとのこと。マキナの製造には一定のガイドラインがあるのだが、この機体はそれを拡大解釈し、原則に抵触しないギリギリの線で作られている。 |
− | | |
− | 随伴機の制御には[[プリテンダー]]の無線ナーブクラックの発展系である技術が使用されており、多数の武装を搭載・選択することによる汎用性というコンセプトは[[ヴァーダント]]のマルチパーパスユニットを彷彿とさせる。これらの特徴より本機は他のマキナを参考にそれらを発展昇華させた機体であることが伺える。ただし、この機体は実験機であるとのこと。マキナの製造には一定のガイドラインがあるのだが、この機体はそれを拡大解釈し、原則に抵触しないギリギリの線で作られている。
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| 初期状態では増加装甲を纏っていた(この時はアニメ版同様の外見)が、鎌を武器とするなど細部に違いがある。また、増加装甲を排除すると紺を基調とした本体が現れる。なお、本体を露見してしまった場合、「敵の完全殲滅」を意味する事態となる。製造元を秘匿する目的もあったようであるが、「やり直された」世界ではその必要はなく、初陣にて美海の「演出」に使われた。 | | 初期状態では増加装甲を纏っていた(この時はアニメ版同様の外見)が、鎌を武器とするなど細部に違いがある。また、増加装甲を排除すると紺を基調とした本体が現れる。なお、本体を露見してしまった場合、「敵の完全殲滅」を意味する事態となる。製造元を秘匿する目的もあったようであるが、「やり直された」世界ではその必要はなく、初陣にて美海の「演出」に使われた。 |
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− | また、ラインバレルとは別の意味で他のマキナとは違う特徴が多いらしく、色々と『怪しい』マキナ。美海の戦い方もあって、アニメ版のタリスマンよろしく名前の由来とまったく噛み合ってない機体である。美海の戦い方を見るに、「精神的な痛みを麻痺させてブレーキがかからなくする」というマイナスの意味合いが強いようだ。
| + | ラインバレルとは別の意味で他のマキナとは違う特徴が多いらしく、色々と『怪しい』マキナ。美海の戦い方もあって、アニメ版のタリスマンよろしく名前の由来とまったく噛み合ってない機体である。美海の戦い方を見るに、「精神的な痛みを麻痺させてブレーキがかからなくする」というマイナスの意味合いが強いようだ。第98話でのイズナによれば、これは美海の「正義に対する無理解への苛立ちや悲哀」を取り除くため=ファクターである美海を苦しみから守るために選択している最善策であるらしい(既存の作品で言うと、[[ゼロシステム]]がこれに近い)。言ってしまえば、アニメ版のペインキラーが他者の「鎮痛剤」であるのに対し、こちらは搭乗者の「鎮痛剤」と言える。イズナからは獰猛な戦い方はペインキラーの影響ではなく美海本人が力に飲まれた結果であると指摘されている。 |
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− | 98話でのイズナによれば、これは美海の「正義に対する無理解への苛立ちや悲哀」を取り除くため=ファクターである美海を苦しみから守るために選択している最善策であるらしい(既存の作品で言うと[[ゼロシステム]]が近い)。言ってしまえば、アニメ版のペインキラーが他者の「鎮痛剤」であるのに対し、こちらは搭乗者の「鎮痛剤」と言える。イズナからは獰猛な戦い方はペインキラーの影響ではなく美海本人が力に飲まれた結果であると指摘されている。
| + | 心神喪失状態で近くを彷徨っていた美海を誘導してファクターとしたが、これは森次の推測によると、「自身が動くため、近くにいた美海を『精神的な生命の危機にある=放っておくと死んでしまう=ファクターとして生かす必要がある』と判断した、『マキナの原則』を都合よく曲解した結果である」とのこと。この一件により、特務室の面々はマキナの存在に少しずつ疑問を抱き始めることになる。ただし、上記のようにこの機体はパイロットを暴走させる特性は無いようであり、ファクターの苦しみさえも死への接近と認識し和らげようとしているため、苦しみに対して敏感なだけである可能性もある。 |
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− | 心神喪失状態で近くを彷徨っていた美海を誘導してファクターとしたが、これは森次の推測によると、「自身が動くため、近くにいた美海を『精神的な生命の危機にある=放っておくと死んでしまう=ファクターとして生かす必要がある』と判断した、『マキナの原則』を都合よく曲解した結果である」とのこと。この一件により、特務室の面々はマキナの存在に少しずつ疑問を抱き始めることになる。ただし、上記のようにこの機体はパイロットを暴走させる特性は無いようであり、ファクターの苦しみさえも死への接近と認識し和らげようとしているため、苦しみに対して敏感なだけである可能性もある。
| + | イズナを不本意に手をかけた美海と一緒に姿を消して沢渡のもとにたどり着いたが、ロストバレルに両腕と両足をもがれた挙句、支配下に置かれたパルドとロックによってトドメを刺されて機能を停止した。 |
| + | |
| + | 遺されたパルドとロックはニューヨークにて中破したラインバレルの確保に向かったハインド・カインドに沢渡が襲わせているが逆にヴァーダント、タリスマン、ハインド・カインドによって破壊された。 |
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− | 100話で披露した合体形態は、上半身にパルド、下半身にロックを武装した巨大な四足獣、という姿。合体形態の名前は有機統一体(エニグマシステム)。設定資料によると、主要基部を破壊しそれをナノマシンで再生させて有機的に結合しているとのこと。要はトンデモロボの代表格'''「[[グレンラガン]]」とほぼ同等の合体機構'''である。ただし、あちらは合体時に破壊・変形した部位は修復されるが、こちらは副作用でしばらく戦闘不可能になる。また、ある程度の機能拡張はあるものの「現実的とは言えない」「飛躍的な性能向上はない」などと語られるようにおよそそのデメリットに不相応であり、姿こそ判明したがその真価は未だ不明である。もっとも、1000tもの猛獣が襲いかかってきたらそれだけで凶悪ではある。
| + | ==== [[ペインキラー有機統一体]](エニグマシステム) ==== |
| + | ペインキラー本体と2体の随伴機と展開・接続した姿。 |
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| === アニメ版 === | | === アニメ版 === |
− |
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| 拠点防衛用のマキナであり、丸みを帯びた機体フォルムが特徴。単体での戦闘能力はそれほど高くなく、後方支援や防衛目標の確保を主な任務とする。防御能力が高いので、漫画版とは逆にその名称にふさわしいと言える。 | | 拠点防衛用のマキナであり、丸みを帯びた機体フォルムが特徴。単体での戦闘能力はそれほど高くなく、後方支援や防衛目標の確保を主な任務とする。防御能力が高いので、漫画版とは逆にその名称にふさわしいと言える。 |
| | | |
| 漫画版同様、装甲の下に本体があるのかは不明。 | | 漫画版同様、装甲の下に本体があるのかは不明。 |
| | | |
− | ==登場作品と操縦者== | + | == 登場作品と操縦者 == |
− | ;[[スーパーロボット大戦L]] | + | === 携帯機シリーズ === |
− | :初登場。アニメ版設定で参戦なので支援型。 | + | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦L}} |
− | :バリアフィールドと[[修理装置]]持ちなので受けて耐える機体のサブとして優秀。本体も[[ファクター]]技能と修理装置の相乗効果によるHP回復があるためかなりタフだが、HP・装甲は普通程度なので、盾として前に出すならば改造は必須。 | + | :初登場作品。アニメ版設定なので支援型。 |
− | :武装は充実しているとは言えないがそこそこ射程の長いレールガンに有射程P武器の短剣があるので、誰と組ませても仕事は無くならない。中盤過ぎに射程1の必殺技が加わるもののメイン火力にするには物足りないので、引き続きサポート役だろう。 | + | :バリアフィールドと[[修理装置]]持ちなので受けて耐える機体のサブとして優秀。本体も[[ファクター]]技能と修理装置の相乗効果によるHP回復があるためかなりタフだが、[[HP]]・[[装甲]]は普通程度なので、盾として前に出すならば改造は必須。 |
− | :防御面の脆さと燃費の悪さという欠点をカバーしやすく、武装の特性も似ている[[ラインバレル]]とは非常に相性がいいが、あまりバリアに頼りすぎて強化をおろそかにすると強制出撃ステージで困ったりするためそこだけは注意。 | + | :武装は充実しているとは言えないがそこそこ[[射程]]の長いレールガンに有射程P武器の短剣があるので、誰と組ませても仕事は無くならない。中盤過ぎに射程1の必殺技が加わるもののメイン火力にするには物足りないので、引き続きサポート役だろう。 |
− | ;[[スーパーロボット大戦UX]] | + | :防御面の脆さと燃費の悪さという欠点をカバーしやすく、武装の特性も似ている[[ラインバレル]]とは非常に相性がいいが、あまりバリアに頼りすぎて強化をおろそかにすると強制出撃ステージで困るためそこだけは注意。 |
− | :原作漫画版で参戦しているため、真の姿である「増加装甲解除形態」で戦う。装甲装備状態はアイコンのみ。もちろん修理装置も無く、うって変わって完全に戦闘型。攻撃面では充実したP武器に長射程も備えバランスが良く、燃費も非常に良好。さらには全てにスペック低下効果がついていると、とても使い勝手がいい。その代わり防御面はかなり手薄で、自己修復を加味してもかなり落とされやすい。運動性はマキナの中でも高い方なので回避能力はまあまあだが、特殊回避を持たないので[[連続ターゲット補正]]がかかると事故を起こすこともままある。幸いHPの高いユニットを先に狙う敵AIの性質上、突出しなければ集中攻撃を受ける危険性は少ない。 | + | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦UX}} |
− | :性能は大きく変わったが、飛べないので空適応ボーナスが欲しくPUにENボーナスを与えられるため、本作でもラインバレルとの相性は抜群だったりする。武装の傾向も似ている。ちなみに今回は原作再現が20巻までであるため、合体形態は残念ながら未登場。 | + | :原作漫画版設定であるため、真の姿である「増加装甲解除形態」で戦う。装甲装備状態はアイコンのみ。もちろん修理装置も無く、うって変わって完全に戦闘型。攻撃面では充実したP武器に長射程も備えバランスが良く、燃費も全体的に良好。ロック以外の武装にはスペック低下効果もついており、対ボスから雑魚狩りまで幅広く対応できる取り回しの良さを持つ。強いて欠点を挙げるならP武器の射程がやや短いことくらいか。 |
− | :なお、サヤやアーニーは勘違いしているが、ペインキラーが眠っていた黄泉比良坂と地獄は宗教からして別物である。乗機のオルフェスは由来・武器などが地獄にまつわるので、そう間違えるのは仕方ない。マキナ達がいた世界はUXの世界の前世に当たることを考えると、黄泉比良坂の奥に眠っていたというのも何気に意味深である。 | + | :その代わり防御面はかなり手薄で、自己修復を加味してもかなり落とされやすい。運動性はマキナの中でも高い方だが、[[切り払い]]以外に特殊回避の手段を持たず地形適応の補強も自前でできないので意外と被弾しがち。 |
| + | :幸いHPの高いユニットを先に狙う敵AIの性質上、突出しなければ集中攻撃を受ける危険性は少ない。美海が[[カウンター]]持ちなので技量を強化するか先手必勝を習得させてやられる前にやるというのも手のひとつ。 |
| + | :性能は大きく変わったが、お互い長所である火力を伸ばしつつ、こちらは生存性と空適応と射程、向こうは移動力とENという欠点を補強できるため、本作でもラインバレルとの相性は抜群。武装の傾向も似ている。今回は原作再現が20巻までであるため、合体形態は未登場。 |
| + | :なお、サヤやアーニーは勘違いしているが、ペインキラーが眠っていた[[日本神話|黄泉比良坂]]と地獄は[[宗教]]からして別物である。乗機のオルフェスは由来・武器などが地獄にまつわるので、そう間違えるのは仕方ない。マキナ達がいた世界は『UX』の世界の前世に当たるコトを考えると、黄泉比良坂の奥に眠っていたというのも何気に意味深である。 |
| | | |
− | ==装備・機能== | + | === 単独作品 === |
− | ===武装・[[必殺武器]]===
| + | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}} |
− | === アニメ版 ===
| + | :原作漫画版設定であるため、「増加装甲解除形態」で戦う他、「有機統一体」が初登場。 |
− | ;短剣投げ:ナイフを3本投げつける。ナイフは手に持っての使用も可能。これを使う美海本人も投げナイフの腕前は相当なもの。 | + | ;[[スーパーロボット大戦X-Ω]] |
− | ;レールガン:主武装。両腰にマウントしている。単射・速射を使い分けることができるが、スパロボでは単射のみ。
| + | :本作では有機統一体のみが登場。 |
− | ;ペインキラーフルパワー:アニメ版でタリスマンに追いつめられる浩一を救うべく、美海がペインキラーのDソイルを意図的に暴走させて行った攻撃。アポトーシス(自死)臨界までエネルギー代謝率を高め、全身の装甲を展開させ、肩の装甲は展開後エネルギーを放出して翼を形成。猛スピードで突撃する。原作では[[ラインバレル mode-B]]を発動させた浩一によって途中で止められて事なきを得たが、本来ならば[[自爆]]に等しい危険な技である。 | |
| | | |
− | === 原作漫画版 === | + | == 装備・機能 == |
| + | === 武装・[[必殺武器]] === |
| + | ==== 原作漫画版 ==== |
| + | ;小鎌 |
| + | :増加装甲装着時に使用。装甲内に収められており、未使用時には刃の先端と石突を合わせる形になっている。増加装甲を[[分離|パージ]]した後は使われていない。 |
| ;ムチ | | ;ムチ |
− | :基本武装。切断力を備えており、どちらかというと「蛇腹剣」とでも言うべき。本来はロックが保持しているのだが、UXでは本体が備えている。 | + | :基本武装。切断力を備えており、どちらかというと「[[ガリアン #装備・機能|蛇腹剣]]」とでも言うべき武器。 |
− | ;大鎌
| + | :本来はロックが保持しているのだが、『UX』では本体が備えている。移動力低下の[[特殊効果]]を持つ。 |
− | :ムチと同じく随伴機が保持している基本武装の一つだが、20巻時点では最終章に向けたイメージ画像でのみ登場しており、実際に使用されたのが22巻のディスィーブ戦であるため、スパロボ未登場。 | |
| ;パルド | | ;パルド |
− | :随伴機の片割れで狼型。地上・接近戦を担当する。単体であってもアルマを軽く蹴散らすほどの戦闘力を持つ。 | + | :随伴機の片割れで狼型。地上・接近戦を担当する。単体であっても[[アルマ]]を軽く蹴散らす程の戦闘力を持つ。 |
| + | :『UX』では装甲値低下の[[特殊効果]]を持つ。 |
| ;ロック | | ;ロック |
− | :随伴機の片割れで鳥型。下部にミサイルポッド、頭部にレールキャノンを搭載しており、空中・爆撃戦を担当する。 | + | :随伴機の片割れで鳥型。下部にミサイルポッド、頭部にレールキャノンを搭載しており、空中・爆撃戦を担当する。またペインキラーの武装を搭載運送する輸送機の役割も持つ。 |
| + | :機体名は、脚の爪で象を持ち上げる程の力を持つ、中東の伝説上の巨鳥「ロック」(ルフとも言う)に由来するものと思われる。 |
| ;パルド・ロック連続攻撃 | | ;パルド・ロック連続攻撃 |
− | :随伴機2機を同時に呼び出し、ロックが爆撃⇒バルドが突撃⇒本体が追撃⇒バルドが突撃と続く。フィニッシュデモではロックに乗って離脱する(これは原作19巻でシャングリラに佇んでいるロストバレルに接近するシーンが元になっている)。 | + | :随伴機2機を同時に呼び出し、ロックが爆撃⇒パルドが突撃⇒本体が追撃⇒パルドが突撃と続く。 |
| + | :『UX』では照準値低下の[[特殊効果]]を持つ。[[トドメ演出]]ではロックが攻撃した後に乗って離脱する(これは第19巻でシャングリラに佇んでいるロストバレルに接近するシーンが元になっている)。 |
| + | ;大鎌 |
| + | :ムチと同じくロックが保持している基本武装の一つだが、『UX』が発売された第20巻時点では最終章に向けたイメージ画像でのみ登場しており、実際に使用されたのが第22巻のディスィーブ戦であるため、SRW未実装。 |
| | | |
− | ==特殊能力== | + | ==== アニメ版 ==== |
− | ;[[修理装置]]:「痛み止め」の名の通り、ダメージを回復する。アニメ版準拠のLのみ。 | + | ;短剣投げ |
− | ;バリア:最大2000ダメージを無効化。こちらもLのみ。 | + | :ナイフを3本投げつける。ナイフは手に持っての使用も可能。これを使う美海本人も投げナイフの腕前は相当なもの。 |
− | ==移動タイプ== | + | ;レールガン |
− | ;[[空]]・[[陸]]:[[飛行]]可能。原作漫画版準拠のUXでは空は飛べない。 | + | :主武装。両腰にマウントしている。単射・速射を使い分けることができるが、スパロボでは単射のみ。 |
− | ==サイズ==
| + | ;ペインキラーフルパワー |
− | ;M:
| + | :[[タリスマン]]に追いつめられる浩一を救うべく、美海がペインキラーのDソイルを意図的に暴走させて行った攻撃。アポトーシス(自死)臨界までエネルギー代謝率を高め、全身の装甲を展開させ、肩の装甲は展開後エネルギーを放出して翼を形成。猛スピードで突撃する。 |
− | ===機体ボーナス=== | + | :原作では[[ラインバレル mode-B]]を発動させた浩一によって途中で止められて事なきを得たが、本来ならば[[自爆]]に等しい危険な技である。 |
− | ;資金+、EN+、バリア、地形適応:空 | + | |
− | :[[スーパーロボット大戦L|L]]での構成。スーパー系ユニットのパートナーに欲しい物が一通り揃った優秀なラインナップ。
| + | === [[特殊能力]] === |
| + | 『[[スーパーロボット大戦L|L]]』では[[ファクター]]の効果で、実質[[HP回復]]持ち。 |
| + | |
| + | 『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』ではファクターの効果で、ダメージを受けた時、ステータス画面の「活性率」に応じた割合で即座にHPが回復する。 |
| + | |
| + | ;[[修理装置]] |
| + | :「痛み止め」の名の通り、ダメージを回復する。アニメ版準拠の『L』のみ。 |
| + | :[[HP回復]]と同じ効果も持ち、ファクターと重複する。 |
| + | ;剣装備 |
| + | :[[切り払い]]を発動。『UX』で所持。 |
| + | ;[[HP回復]]L1 |
| + | :『UX』で所持。ファクターの仕様変更に伴い追加された。 |
| + | |
| + | === 移動タイプ === |
| + | ;[[空]]・[[陸]] |
| + | :『[[スーパーロボット大戦L|L]]』。[[飛行]]可能。 |
| + | ;[[陸]] |
| + | :『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』。原作漫画版準拠の『UX』では空を飛べない。 |
| + | |
| + | === [[サイズ]] === |
| + | ;M |
| : | | : |
− | ;資金+、EN+、格闘武器+、運動性+ | + | |
− | :[[スーパーロボット大戦UX|UX]]での構成。バリアの代わりに格闘武器強化のボーナスがつき、より攻撃的になった。資金+を活かしやすくなった反面、空適応が雀の涙程度の運動性ボーナスに置き換わってしまったのは少々痛い。
| + | === 機体ボーナス === |
| + | ;[[スーパーロボット大戦L|L]] |
| : | | : |
− | ==[[BGM|機体BGM]]==
| + | :*'''初期:資金+10% EN+50 バリア1000''' |
| + | :*'''5段階:資金+20% EN+100 バリア1500''' |
| + | :*'''10段階:資金+30% EN+150 バリア2000 地形適応:空A''' |
| + | :スーパー系ユニットのパートナーに欲しい物が一通り揃った優秀なラインナップ。 |
| + | ;[[スーパーロボット大戦UX|UX]] |
| + | : |
| + | :*'''初期段階:資金+10% EN+50''' |
| + | :*'''第二段階:資金+15% EN+75 格闘武器+100''' |
| + | :*'''第三段階:資金+20% EN+100 格闘武器+150''' |
| + | :*'''最終段階:資金+30% EN+150 格闘武器+200 運動性+5''' |
| + | :バリアの代わりに格闘武器強化のボーナスがつき、完全に攻撃型のボーナスに。 |
| + | :ただ原作再現なので致し方ないとはいえ、空適応が雀の涙程度の運動性ボーナスに取って代わられたのは惜しいところ。 |
| + | :逆に考えれば無理に最終段階にしなくても十分、と言えなくはないが… |
| + | |
| + | == 機体BGM == |
| ;「鬼帝の剣」:主題歌。 | | ;「鬼帝の剣」:主題歌。 |
− | ;「Linebarrel」:次回予告。UXではこちらを採用。 | + | ;「Linebarrel」:[[次回予告]]。『UX』ではこちらを採用。 |
| | | |
− | ==対決・名場面など== | + | == 対決・名場面 == |
− | ;対[[タリスマン]]: | + | ;対[[タリスマン]] |
| + | : |
| ;痛み無きモノ | | ;痛み無きモノ |
| :美海がペインキラーのファクターとなった直後、加藤機関がペインキラーを狙って襲撃してくる。ラインバレルを呼ぼうとする浩一だったが、それに先んじて美海はペインキラーを召喚し、戦闘に突入。 | | :美海がペインキラーのファクターとなった直後、加藤機関がペインキラーを狙って襲撃してくる。ラインバレルを呼ぼうとする浩一だったが、それに先んじて美海はペインキラーを召喚し、戦闘に突入。 |
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| :地面に降り立ち、最後に残った頭部増加装甲をヘルメットを脱ぐようにゆっくりと離脱。丸みを帯びた増加装甲の中から現れたのは、闇を纏ったかのような機体色を持つ鋭利な機体。ロックから渡された蛇腹剣を振るい、アルマの首をねじ切って見せ、それでなお「演出」と言い切る美海の姿は、見る者を戦慄させる。 | | :地面に降り立ち、最後に残った頭部増加装甲をヘルメットを脱ぐようにゆっくりと離脱。丸みを帯びた増加装甲の中から現れたのは、闇を纏ったかのような機体色を持つ鋭利な機体。ロックから渡された蛇腹剣を振るい、アルマの首をねじ切って見せ、それでなお「演出」と言い切る美海の姿は、見る者を戦慄させる。 |
| :ペインキラーに秘められていた凶悪な力と姿は、奇しくも美海が秘めていたそれと重なっていた。どこか穏やかな姿の中にあったのは、それとは真逆の凶悪性。敵対者を遍く黄泉へと誘うイザナミは、こうして覚醒の時を迎えた。 | | :ペインキラーに秘められていた凶悪な力と姿は、奇しくも美海が秘めていたそれと重なっていた。どこか穏やかな姿の中にあったのは、それとは真逆の凶悪性。敵対者を遍く黄泉へと誘うイザナミは、こうして覚醒の時を迎えた。 |
| + | ;対[[ロストバレル]] |
| + | :本編における最後の戦い。ロストバレルの一撃で両腕をもがれた挙句、猛攻を受けて手足を失い美海自身も首から下を破壊され、トドメに随伴機にも見限られて電脳を破壊される、という惨憺たる結末であった。 |
| | | |
− | ==余談== | + | == 余談 == |
− | *原作者でメカデザイン担当である清水栄一氏はペインキラーの装甲解除形態がある事を誰にも教えていなかったらしく、相方の下口智裕氏も登場直前まで知らされていなかった様子。 | + | *原作者でメカデザイン担当である清水栄一氏はペインキラーの装甲解除形態があるコトを誰にも教えていなかったらしく、相方の下口智裕氏も登場直前まで知らされていなかった様子。 |
− | | + | *ファンの間では[[鉄のラインバレル (原作漫画版)|原作漫画版]]の方を「'''イタい女'''が操る'''殺人機械'''だから'''ペインキラー'''」などと[[俗語・俗称|揶揄]]されるコトも。 |
− | *ファンの間では原作漫画版の方を「'''イタい女'''が操る'''殺人機械'''だから'''ペインキラー'''」などと揶揄されることも。 | + | *原作漫画版における、パルド、ロック、ペインキラーの三者の[[マキナ]]の組み合わせは、横山光輝氏の[[漫画]]『バビル2世』の[[主人公]]に付き従う「三つのしもべ」を彷彿とさせる。 |
| + | **いわば、狼型のパルドがロデム(黒豹の姿になる不定形生命体)、鳥型のロックがロプロス(巨大怪鳥型ロボット)、人型のペインキラーがポセイドン(水陸両用巨大人型ロボット)の立ち位置に相当するか。 |
| + | **ちなみに、『バビル2世』の主人公の名前は「[[早瀬浩一|浩一]]」である。 |
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| {{DEFAULTSORT:へいんきらあ}} | | {{DEFAULTSORT:へいんきらあ}} |
| [[Category:登場メカは行]] | | [[Category:登場メカは行]] |
| + | [[Category:鉄のラインバレル]] |