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| オープニング主題歌でも「'''飛ばせ鉄拳 ロケットパンチ'''」と謳われるように同ロボットの代名詞とも言える武装である。 | | オープニング主題歌でも「'''飛ばせ鉄拳 ロケットパンチ'''」と謳われるように同ロボットの代名詞とも言える武装である。 |
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− | ロケットパンチが提唱したロボット兵器の武装における「拳または拳を含めた前腕部パーツを撃ち出す」というコンセプトは後続のロボットアニメ作品群にも多大な影響を与え、様々なバリエーションが生まれていった。
| + | ロケットパンチが提唱したロボット兵器の武装における「拳または拳を含めた前腕部パーツを撃ち出す」というコンセプトは後続のロボットアニメ作品群にも多大な影響を与え、「手首から先だけを射出する」「拳部分が武器に変形して威力を高める」「拳と腕が鎖やワイヤーで接続されている有線式」など、様々なバリエーションが生まれていった。 |
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| == 装備機体 == | | == 装備機体 == |
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| :拳や爪先に相当する4つのライオンヘッドを発射する必殺技'''フォーライオンアタック・100トンパンチ'''が該当。 | | :拳や爪先に相当する4つのライオンヘッドを発射する必殺技'''フォーライオンアタック・100トンパンチ'''が該当。 |
| ;[[ダンガイオー]] | | ;[[ダンガイオー]] |
− | :前腕部を撃ち出す'''ブーストナックル'''が該当。派生技として組んだ両腕を撃ち出す'''スパイラルナックル'''がある。 | + | :前腕部を撃ち出す'''ブーストナックル'''が該当。派生技として組んだ両腕を撃ち出す'''スパイラルナックル'''がある。なお前腕部にはサブパイロットの[[ランバ・ノム|ランバ]]が搭乗しており、コックピットごと射出する'''有人式ロケットパンチ'''となっている。 |
| ;[[カンタム・ロボ]] | | ;[[カンタム・ロボ]] |
| :'''カンタムパンチ'''が該当。射出したロケットパンチ同士が押し合いや取っ組み合いをするなど、劇中劇内ではあるが独特の戦闘が多い。 | | :'''カンタムパンチ'''が該当。射出したロケットパンチ同士が押し合いや取っ組み合いをするなど、劇中劇内ではあるが独特の戦闘が多い。 |
| ;[[GR2]] | | ;[[GR2]] |
| :作中では武装名は呼ばれていないが、SRWでは'''ロケットパンチ'''扱い。 | | :作中では武装名は呼ばれていないが、SRWでは'''ロケットパンチ'''扱い。 |
− | :余談だが特撮版『ジャイアント・ロボ』のGR2も同様の武器を装備しており、日本の創作作品における'''ロケットパンチの元祖'''でもある。 | + | :余談だが特撮版『ジャイアント・ロボ』のGR2も同様の武器を装備しており、日本の創作作品におけるロケットパンチの元祖でもある。 |
| ;[[マスターガンダム]] | | ;[[マスターガンダム]] |
| :'''ディスタントクラッシャー'''が該当。ビーム式ワイヤーによる有線式。 | | :'''ディスタントクラッシャー'''が該当。ビーム式ワイヤーによる有線式。 |
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| :通常の腕の上に、[[ウォドム]]の右手を改造したロケットパンチを装備しており、ロケットパンチ部分のみを射出する。 | | :通常の腕の上に、[[ウォドム]]の右手を改造したロケットパンチを装備しており、ロケットパンチ部分のみを射出する。 |
| ;[[ゴッドグラヴィオン]] / [[ゴッドΣグラヴィオン]] | | ;[[ゴッドグラヴィオン]] / [[ゴッドΣグラヴィオン]] |
− | :'''グラヴィトンプレッシャーパンチ'''、'''グラヴィトントルネードパンチ'''が該当。 | + | :'''グラヴィトンプレッシャーパンチ'''、'''グラヴィトントルネードパンチ'''が該当。ダンガイオーに続く有人式ロケットパンチ第2号。 |
| ;[[ソルグラヴィオン]] / [[ソルΣグラヴィオン]] | | ;[[ソルグラヴィオン]] / [[ソルΣグラヴィオン]] |
− | :'''ソルグラヴィトンクラッシャーパンチ'''、'''ソルグラヴィトンスパイラルクラッシャーパンチ'''が該当。 | + | :'''ソルグラヴィトンクラッシャーパンチ'''、'''ソルグラヴィトンスパイラルクラッシャーパンチ'''が該当。有人式ロケットパンチ第3号。 |
| ;[[アンダーゴレーム]] | | ;[[アンダーゴレーム]] |
| :'''リモートフィスト'''が該当。有線式であるがワイヤーを切り離して無線での操作も可能。 | | :'''リモートフィスト'''が該当。有線式であるがワイヤーを切り離して無線での操作も可能。 |
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| :'''舞浜シャイニングオーシャンパンチ'''が該当。自爆機能であるバニッシュメントモードを左腕だけ適用して射出する。要は部分的な自爆であり、戻ってこないどころか完全に左腕を失う。 | | :'''舞浜シャイニングオーシャンパンチ'''が該当。自爆機能であるバニッシュメントモードを左腕だけ適用して射出する。要は部分的な自爆であり、戻ってこないどころか完全に左腕を失う。 |
| ;[[カンゼンゴーカイオー]] | | ;[[カンゼンゴーカイオー]] |
− | :巨大な左拳を発射する必殺技'''ゴーカイカンゼンバースト'''が該当。歴代『[[スーパー戦隊シリーズ]]』を含めた実写作品でもロケットパンチ系の武器を持つロボットは少なくない<ref>玩具では『鳥人戦隊ジェットマン』のジェットイカロスまでの大半の1号ロボがロケットパンチのギミックを採用していた。</ref>。 | + | :巨大な左拳を発射する必殺技'''ゴーカイカンゼンバースト'''が該当。歴代『[[スーパー戦隊シリーズ]]』を含めた[[実写]]作品でもロケットパンチ系の武器を持つロボットは少なくない<ref>玩具では『鳥人戦隊ジェットマン』のジェットイカロスまでの大半の1号ロボがロケットパンチのギミックを採用していた。</ref>。 |
| ;[[ヘラス]] | | ;[[ヘラス]] |
− | :アルドノアドライブ能力により、6本の腕を発射可能。機体自体を変形して「ロケットパンチ」とすることもできる。 | + | :アルドノアドライブ能力により単分子化させ、装甲を硬化した6本の腕を発射可能。機体自体が変形して奥の手の「ロケットパンチ」とすることもできる。 |
| + | ;[[ディオスクリア]] |
| + | :ヘラス、または変形合体したカタフラクトのアルドノアドライブを使用し、ロケットパンチが使用可能。 |
| ;[[サガ・ザ・グレート7]] | | ;[[サガ・ザ・グレート7]] |
| :'''サガの怒り'''が該当。参戦に当たって設定が作られただけあって、武装がマジンガーZのパロディになっている。 | | :'''サガの怒り'''が該当。参戦に当たって設定が作られただけあって、武装がマジンガーZのパロディになっている。 |
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| :ソウルゲインは「'''玄武剛弾'''」および強化版の「'''玄武金剛弾'''」、上位機種のツヴァイは「'''残影玄武弾'''」が該当。 | | :ソウルゲインは「'''玄武剛弾'''」および強化版の「'''玄武金剛弾'''」、上位機種のツヴァイは「'''残影玄武弾'''」が該当。 |
| ;[[龍虎王]] / [[虎龍王]] | | ;[[龍虎王]] / [[虎龍王]] |
− | :グルンガスト参式を取り込んだため、ブーストナックルの機構を使い射出する。 | + | :グルンガスト参式を取り込んだため、ブーストナックルの機構を使い射出する。龍虎王は「'''ドラゴン・ナックル'''」、虎龍王は「'''タイガー・ナックル'''」が該当。 |
| ;[[ダイゼンガー]] | | ;[[ダイゼンガー]] |
− | :「'''ダイナミックナックル'''」が該当。 | + | :「'''ダイナミック・ナックル'''」が該当。 |
| ;[[ガルムレイド]] / [[ガルムレイド・ブレイズ]] | | ;[[ガルムレイド]] / [[ガルムレイド・ブレイズ]] |
| :前腕部パーツと肩部パーツ(ガルムレイド)または腕部パーツの一部を展開(ガルムレイド・ブレイズ)させて射出する「'''ファング・ナックル'''」が該当。 | | :前腕部パーツと肩部パーツ(ガルムレイド)または腕部パーツの一部を展開(ガルムレイド・ブレイズ)させて射出する「'''ファング・ナックル'''」が該当。 |
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| :両腕部にビームファングを展開して射出する「'''ダブル・ファング・ナックル'''」該当。 | | :両腕部にビームファングを展開して射出する「'''ダブル・ファング・ナックル'''」該当。 |
| ;[[コンパチブルカイザー]] / [[Gコンパチブルカイザー]] | | ;[[コンパチブルカイザー]] / [[Gコンパチブルカイザー]] |
− | :「'''スパイラルナックル'''」および「'''ダブルスパイラルナックル'''」が該当。 | + | :「'''スパイラル・ナックル'''」および「'''ダブル・スパイラル・ナックル'''」が該当。 |
| ;[[グランティード・ドラコデウス]]([[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ|OGMD]]) | | ;[[グランティード・ドラコデウス]]([[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ|OGMD]]) |
| :「'''ドラコ・ナックル'''」が該当。バシレウスと合体する前の[[グランティード]]にも同様の兵装(名称不明)が存在する。 | | :「'''ドラコ・ナックル'''」が該当。バシレウスと合体する前の[[グランティード]]にも同様の兵装(名称不明)が存在する。 |
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| :[[ゲッター2]]系列機が顕著。腕のドリルを発射するドリルパンチ・ドリルミサイル等の他、[[ゲッターライガー]]は閉じた蕾のような左腕を鎖付きで発射する「チェーンアタック」を持つ。 | | :[[ゲッター2]]系列機が顕著。腕のドリルを発射するドリルパンチ・ドリルミサイル等の他、[[ゲッターライガー]]は閉じた蕾のような左腕を鎖付きで発射する「チェーンアタック」を持つ。 |
| :その他では[[ガーダ]]はクローを、[[カマギラー]]は鎖付きの鎌を発射する等のバリエーションも存在。 | | :その他では[[ガーダ]]はクローを、[[カマギラー]]は鎖付きの鎌を発射する等のバリエーションも存在。 |
− | ;有線式メガ粒子砲
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− | :[[ジオング]]の武装。本来は飛ばした腕の指からビームを撃つ[[オールレンジ攻撃]]だが、アクションゲーム系の作品では切り離した腕で直接殴りつける動作が採用されている事がある。
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| ;破損した腕パーツの投擲 | | ;破損した腕パーツの投擲 |
| :[[ダイ・ガード]]が「ロケットパンチ」名義で行なったアドリブ戦法。Zシリーズにて「パンチ」の地対空アニメ演出として再現されている。 | | :[[ダイ・ガード]]が「ロケットパンチ」名義で行なったアドリブ戦法。Zシリーズにて「パンチ」の地対空アニメ演出として再現されている。 |
| ;無限拳 | | ;無限拳 |
| :[[ソーラーアクエリオン]]および[[アクエリオンEVOL]]の必殺技。拳を飛ばすのではなく、腕を無限に伸ばして相手を撃つ。 | | :[[ソーラーアクエリオン]]および[[アクエリオンEVOL]]の必殺技。拳を飛ばすのではなく、腕を無限に伸ばして相手を撃つ。 |
− | ;執月之手(ラーフフィスト)
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− | :[[イカルガ (ナイツマ)]]の武装。原作小説では鋭利な指先で突き刺したり、飛ばした手から魔法を放つ攻撃だが、アニメ版では離れた相手にしがみつくことに使われた。
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| == SRWでの扱い == | | == SRWでの扱い == |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *ロケットパンチは[[日本]]国外の作品にも影響を与えており、その一例として2013年に公開されたアメリカ合衆国のSF映画『パシフィック・リム』の主役ロボットであるジプシー・デンジャーの武装「エルボー・ロケット(Elbow Rocket)」が存在する。 | + | *ロケットパンチは[[日本]]国外の作品にも影響を与えており、その一例として2013年に公開されたアメリカ合衆国のSF[[映画]]『パシフィック・リム』の主役ロボットであるジプシー・デンジャーの武装「エルボー・ロケット(Elbow Rocket)」が存在する。 |
− | **同映画を制作したギレルモ・デル・トロ監督は「もしも、マジンガーZが無ければ、私は『パシフィック・リム』を制作していなかった」という趣旨のコメントを残している([[DVD]]版『パシフィック・リム』のオーディオコメンタリーより)。 | + | **同映画を制作したギレルモ・デル・トロ監督は「もしも、マジンガーZが無ければ、私は『パシフィック・リム』を制作していなかった」という趣旨のコメントを残している([[DVD]]版『パシフィック・リム』のオーディオコメンタリーより)。この縁からか[[マジンガーZERO]]の最終決戦においても「マジンガーから生まれたロボット」の一体としてジプシー・デンジャーらしき姿が確認できる。 |
| **余談だが、『パシフィック・リム』日本語吹き替え版では武装名が「エルボー・ロケット」から「ロケットパンチ」に変更されている。ちなみに中国語吹き替え版では、「天馬流星拳」なる名称となっている。 | | **余談だが、『パシフィック・リム』日本語吹き替え版では武装名が「エルボー・ロケット」から「ロケットパンチ」に変更されている。ちなみに中国語吹き替え版では、「天馬流星拳」なる名称となっている。 |
| ***この措置は、日本語吹き替え版に参加した声優の[[声優:杉田智和|杉田智和]]氏(本編の[[主人公]]であるローリー・ベケットの吹き替えを担当)によると、当初は日本語吹き替え版の台本でも「エルボー・ロケット」になっていたが、「日本の視聴者にとってはロケットパンチの名称の方が通りが良い」という配給会社の重役の鶴の一声で「ロケットパンチ」に変更されたとの事。 | | ***この措置は、日本語吹き替え版に参加した声優の[[声優:杉田智和|杉田智和]]氏(本編の[[主人公]]であるローリー・ベケットの吹き替えを担当)によると、当初は日本語吹き替え版の台本でも「エルボー・ロケット」になっていたが、「日本の視聴者にとってはロケットパンチの名称の方が通りが良い」という配給会社の重役の鶴の一声で「ロケットパンチ」に変更されたとの事。 |