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| {{登場メカ概要 | | {{登場メカ概要 |
− | | 外国語表記 = [[外国語表記::Big-O]] | + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Big-O]]<ref>[http://www.the-big-o.net/design/index.html#head-mega メガデウス]、THE ビッグオー、2022年1月10日閲覧。</ref> |
| | 登場作品 = | | | 登場作品 = |
− | *[[THE ビッグオー]] | + | *{{登場作品 (メカ)|THE ビッグオー}} |
− | *[[THE ビッグオー 2nd SEASON]] | + | *{{登場作品 (メカ)|THE ビッグオー 2nd SEASON}} |
− | | デザイン = さとうけいいち | + | | デザイン = {{メカニックデザイン|さとうけいいち}} |
| | 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦D}} | | | 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦D}} |
| | SRWでの分類 = [[機体]] | | | SRWでの分類 = [[機体]] |
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| 世間では「'''黒い[[メガデウス]]'''」と呼ばれる、[[陸]]の[[ザ・ビッグ]]。[[ロジャー・スミス]]が[[ドミュナス]](操縦者)として乗り込む。 | | 世間では「'''黒い[[メガデウス]]'''」と呼ばれる、[[陸]]の[[ザ・ビッグ]]。[[ロジャー・スミス]]が[[ドミュナス]](操縦者)として乗り込む。 |
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− | ロジャーが「'''ビッグオー・ショータイム!'''」と文字盤のない腕時計にコールする声と共に地下から現れるが、その輸送には専用の鉄道車両「プレーリードッグ」を使い、現在は使用されていない地下鉄の路線を利用している。
| + | ロジャーが文字盤のない腕時計に向かって「'''ビッグオー・ショータイム!'''」とコールすることで地下から現れるが、その輸送には専用の鉄道車両「プレーリードッグ」を使い、現在は使用されていない地下鉄の路線を利用している。 |
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| 巨大ロボットというものが存在する世界観ながら(巨大ロボットを作るのに必要な[[メモリー]]が珍しいというのもあるが)、軍警察が巨大ロボットに対する有効な手段を持たないこともあってか[[パラダイムシティ]]市民が野次馬根性丸出しで応援するシーンも見受けられるなど、ある程度の人気ないし娯楽的要素として市民からは受け入れられているようだが、シティは(ドーム外などはそれなりに荒廃しているとはいえ)高層ビルが乱立するメトロポリスであり、登場するだけで地面は割るわ戦闘の度にビルは崩すわと[[ガンバルガー|超常的な修理技術]]などない『ビッグオー』の世界観的には迷惑この上ない存在であることは想像に難くない。 | | 巨大ロボットというものが存在する世界観ながら(巨大ロボットを作るのに必要な[[メモリー]]が珍しいというのもあるが)、軍警察が巨大ロボットに対する有効な手段を持たないこともあってか[[パラダイムシティ]]市民が野次馬根性丸出しで応援するシーンも見受けられるなど、ある程度の人気ないし娯楽的要素として市民からは受け入れられているようだが、シティは(ドーム外などはそれなりに荒廃しているとはいえ)高層ビルが乱立するメトロポリスであり、登場するだけで地面は割るわ戦闘の度にビルは崩すわと[[ガンバルガー|超常的な修理技術]]などない『ビッグオー』の世界観的には迷惑この上ない存在であることは想像に難くない。 |
| | | |
− | その複雑な事情は第1話での対[[ドロシー1]]戦における[[ダン・ダストン]]の、'''ビッグオーの登場で頭を抱え、「火に油」とまで発言しているにも関わらず、次のシーンでは応援し(体を動かすほどのめり込んでいる)、ドロシー1がビルに叩きつけられると「何てことを!」ともう一度頭を抱える'''という一連の行動から垣間見ることができる。 | + | その複雑な事情は第1話での対[[ドロシー1]]戦における[[ダン・ダストン]]の、'''ビッグオーの登場で頭を抱え、「火に油」とまで発言しているにも関わらず、次のシーンでは応援し(体を動かすほどのめり込んでいる)、ドロシー1がビルに叩きつけられると「なんてことを!」ともう一度頭を抱える'''という一連の行動から垣間見ることができる。 |
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| === 性能 === | | === 性能 === |
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
| === [[Zシリーズ]] === | | === [[Zシリーズ]] === |
− | ;[[スーパーロボット大戦Z]] | + | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Z}} |
− | :陸適応S、味方ユニット屈指の耐久力、高い攻撃力、[[ネゴシエイター]]技能と至れり尽くせり。だが、やはり対空が弱いのでアダプター系か[[ミノフスキークラフト]]は必須([[宇宙]]も苦手なのでアダプター系が良い)。細かい演出として、強化パーツで空を飛ばせて「格闘」で攻撃すると、推進機関を持たないためモビーディック・アンカーで敵機を引き寄せて攻撃する。 | + | :陸適応S、味方ユニット屈指の耐久力、高い攻撃力、[[ネゴシエイター]]技能と至れり尽くせり。だが、やはり対空が弱いのでアダプター系か[[ミノフスキークラフト]]は必須([[宇宙]]も苦手なのでアダプター系が良い)。本作に限らず、単機出撃制でない作品の場合、地上マップでは空を飛べない機体と一緒に編成するほうが、他の小隊との兼ね合いの面で都合が良い。 |
| + | :細かい演出として、強化パーツで空を飛ばせて「格闘」で攻撃すると、推進機関を持たないためモビーディック・アンカーで敵機を引き寄せて攻撃する。 |
| :後半、二度に渡って武装が追加され、[[マップ兵器]]を備える上に[[R・ドロシー・ウェインライト]]がサブパイロットになる。最強武器は弾数制なので[[Bセーブ]]と相性が良い。[[シールド防御]]もできるが、ロジャーが[[ブロッキング]]を持っていないので養成で付ける必要がある。 | | :後半、二度に渡って武装が追加され、[[マップ兵器]]を備える上に[[R・ドロシー・ウェインライト]]がサブパイロットになる。最強武器は弾数制なので[[Bセーブ]]と相性が良い。[[シールド防御]]もできるが、ロジャーが[[ブロッキング]]を持っていないので養成で付ける必要がある。 |
| :初期状態ではEN無消費の「格闘」と必殺技サドン・インパクトが強力だが、追加武装は最強武器のファイナルステージも含め全て射撃属性。どちらに重点を置くかが悩み所である。 | | :初期状態ではEN無消費の「格闘」と必殺技サドン・インパクトが強力だが、追加武装は最強武器のファイナルステージも含め全て射撃属性。どちらに重点を置くかが悩み所である。 |
| :敵としては終盤に多数出現する[[ザ・ビッグ]]軍団の一角に本機も含まれている。基本性能は他のザ・ビッグと大差ないが[[HP回復]]を持っていないのが相違点。 | | :敵としては終盤に多数出現する[[ザ・ビッグ]]軍団の一角に本機も含まれている。基本性能は他のザ・ビッグと大差ないが[[HP回復]]を持っていないのが相違点。 |
− | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]] | + | ;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}} |
| :ファイナルステージが使用できない点を除けば、ほぼ前作と同じ性能である。特に前作で猛威を振るった「格闘」は本作でも健在であり、今作で他にENを消費しない武装は[[∀ガンダム]]の「手刀」のみ。 | | :ファイナルステージが使用できない点を除けば、ほぼ前作と同じ性能である。特に前作で猛威を振るった「格闘」は本作でも健在であり、今作で他にENを消費しない武装は[[∀ガンダム]]の「手刀」のみ。 |
| :ちなみに、オープニングムービーで本作で初参戦の[[ダイ・ガード]]のパーツを運んでいる4台のトラックの右隣にいる黒いロボットの正体はビッグオーである。 | | :ちなみに、オープニングムービーで本作で初参戦の[[ダイ・ガード]]のパーツを運んでいる4台のトラックの右隣にいる黒いロボットの正体はビッグオーである。 |
− | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] | + | ;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}} |
| :第20話「白と黒と」で初参戦。カスタムボーナスも相まって非常に堅く、終盤でファイナルステージが追加される。オープニングムービーでは、ダイ・ガードと共にダブルパイルバンカー攻撃を行っている。 | | :第20話「白と黒と」で初参戦。カスタムボーナスも相まって非常に堅く、終盤でファイナルステージが追加される。オープニングムービーでは、ダイ・ガードと共にダブルパイルバンカー攻撃を行っている。 |
− | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | + | ;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇}} |
| :参戦は中盤。グラフィックも含めて戦闘アニメが刷新された。 | | :参戦は中盤。グラフィックも含めて戦闘アニメが刷新された。 |
− | :高い火力と堅牢な装甲は健在だが、相変わらず宇宙Bなので宇宙戦をする際はしっかり強化パーツで補うべし。堅いとはいえカスタムボーナスが変更されているので前作ほどダメージは抑えられないことに注意しよう。また、あまりにも協力すぎたのか「格闘」が若干ENを消費するようになった。 | + | :高い火力と堅牢な装甲は健在だが、相変わらず宇宙Bなので宇宙戦をする際はしっかり強化パーツで補うべし。堅いとはいえカスタムボーナスが変更されているので前作ほどダメージは抑えられないことに注意しよう。また、あまりにも強力すぎたのか「格闘」が若干ENを消費するようになった。 |
| :今回は参戦後しばらくの間ロジャー単独で操縦することになるが、終盤でドロシーがサブに追加され、ファイナルステージが解禁される。今作ではBセーブの仕様が変わったので、Bセーブを付けると『Z』の如く二発撃てる。 | | :今回は参戦後しばらくの間ロジャー単独で操縦することになるが、終盤でドロシーがサブに追加され、ファイナルステージが解禁される。今作ではBセーブの仕様が変わったので、Bセーブを付けると『Z』の如く二発撃てる。 |
| :[[シュバルツ・バルト|シュバルツバルト]]との最終決戦では敵仕様のビッグオーも登場する。 | | :[[シュバルツ・バルト|シュバルツバルト]]との最終決戦では敵仕様のビッグオーも登場する。 |
− | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] | + | ;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}} |
| :モビーディック・アンカーが単独武装として独立(従来通り対空演出でも使用する)。中距離戦での弾数武器として重宝する。 | | :モビーディック・アンカーが単独武装として独立(従来通り対空演出でも使用する)。中距離戦での弾数武器として重宝する。 |
| :最初からドロシー搭乗かつファイナルステージが使用可能。今作は敵の攻撃が激しいので、保険としても序盤から終盤まで活躍できるだろう。 | | :最初からドロシー搭乗かつファイナルステージが使用可能。今作は敵の攻撃が激しいので、保険としても序盤から終盤まで活躍できるだろう。 |
| | | |
| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
− | ;[[スーパーロボット大戦D]] | + | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦D}} |
− | :「ビッグ・オー」表記。原作で[[ベックビクトリーデラックス]]のビームを弾いていたことから[[対ビームコーティング|ビームコート]]を装備している。 | + | :初登場作品。「ビッグ・オー」表記。原作で[[ベックビクトリーデラックス]]のビームを弾いていたことから[[対ビームコーティング|ビームコート]]を装備している。 |
| :[[飛行]]できず、そのままだと最強武器が[[空]]に撃てないため、地上では[[ミノフスキークラフト]]ないし[[ミノフスキードライブ|ドライブ]]の装備が急務。[[加速]]を使えるドロシーが離脱している間は[[移動力]]の低さもネックになる。 | | :[[飛行]]できず、そのままだと最強武器が[[空]]に撃てないため、地上では[[ミノフスキークラフト]]ないし[[ミノフスキードライブ|ドライブ]]の装備が急務。[[加速]]を使えるドロシーが離脱している間は[[移動力]]の低さもネックになる。 |
− | :武装が長射程[[射撃]]武器と短射程[[格闘]]P武器にきれいに分かれており、[[パイロット養成]]の方針が難しい。最強武器は格闘だが、使いやすい武器は射撃に偏っているため運用方針次第であろう。 | + | :武装が長射程[[射撃 (武器属性)|射撃]]武器と短射程[[格闘 (武器属性)|格闘]]P武器にきれいに分かれており、[[パイロット養成]]の方針が難しい。最強武器は格闘だが、使いやすい武器は射撃に偏っているため運用方針次第であろう。 |
| | | |
| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
− | ;[[スーパーロボット大戦X-Ω]] | + | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}} |
− | :2019年6月のイベント「Closed World」に期間限定参戦。SRおよびSSRブラスターでSSRは大器型。 | + | :2019年6月のイベント「Closed World」期間限定参戦。SRおよびSSRブラスターでSSRは大器型。 |
| | | |
| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
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| ==== 武装 ==== | | ==== 武装 ==== |
| ;ストライク・パイル | | ;ストライク・パイル |
− | :両肘に相当する位置に内蔵されたシリンダー状パーツ。空気を吸引圧縮し打ち出す機能を持つ。水中でも水を吸引圧縮することで使用可能。戦闘にはあまり関係ないが、吸引圧縮された空気はゆっくり排出すれば安全に元の状態に戻せる。 | + | :両肘に相当する位置に内蔵されたシリンダー状パーツ。空気を吸引圧縮し打ち出す機能を持つ。水中でも水を吸引圧縮することで使用可能。戦闘にはあまり関係ないが、吸引圧縮された空気はゆっくり排出すれば安全に元の状態に戻せる。第2話では[[ドロシー1]]にサドン・インパクトを打ち込む寸前、ドロシーが取り込まれていた事に気付いたためこの機能で空気圧縮を解除していた。 |
| :;サドン・インパクト | | :;サドン・インパクト |
| ::空気をパンチと共に急速に打ち出す必殺技。空気を打ち出すことがメインなので、殴りつけなくても空気砲として使え、圧縮空気だけでビル数棟を貫通する威力がある。 | | ::空気をパンチと共に急速に打ち出す必殺技。空気を打ち出すことがメインなので、殴りつけなくても空気砲として使え、圧縮空気だけでビル数棟を貫通する威力がある。 |
− | ::『[[スーパーロボット大戦D|D]]』では最強武器で、[[Zシリーズ]]では対地・対空によって大きく演出が変わる武器の一つ。ちなみに『Z』においては、シュバルツバルト、[[アラン・ゲイブリエル]]、[[アレックス・ローズウォーター]]に使用した場合[[トドメ演出]]としてロジャーのカットインが入る。 | + | ::『[[スーパーロボット大戦D|D]]』では最強武器で、[[Zシリーズ]]では対地・対空によって大きく演出が変わる武器の一つ。ちなみに『Z』においては、対空での演出でロジャーのカットインが入る。 |
| ::『第3次Z』からは殴る前にロジャーと操縦桿の一連の動きのリアルカットが追加された。 | | ::『第3次Z』からは殴る前にロジャーと操縦桿の一連の動きのリアルカットが追加された。 |
| : | | : |
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| ;ミサイル・パーティー | | ;ミサイル・パーティー |
| :腹部装甲から発射ユニットを展開し発射する多連装ミサイル。キャノン・パーティーと併用することが多かった。ミサイルは時限爆破及び発射ユニット左右1セットのみの発射も可能。 | | :腹部装甲から発射ユニットを展開し発射する多連装ミサイル。キャノン・パーティーと併用することが多かった。ミサイルは時限爆破及び発射ユニット左右1セットのみの発射も可能。 |
− | :『D』では扇形範囲の方向指定型[[MAP兵器]]。『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』以降はこれのみの発射になった。 | + | :『D』では扇形範囲の方向指定型[[MAP兵器]]。『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』ではTRI属性武器。『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』以降はこれのみの発射になった。 |
| ;キャノン・パーティー | | ;キャノン・パーティー |
| :上半身を迫り上げた中から展開するキャノン砲群。こちらも基本は一斉射。 | | :上半身を迫り上げた中から展開するキャノン砲群。こちらも基本は一斉射。 |
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| ;アーク・ライン | | ;アーク・ライン |
| :両眼から発射する光線。[[ザ・ビッグ]]には共通して搭載されている。ビッグオーの遠距離兵装としては構えも少なく、すぐ発射されるため、遠距離牽制兵器としてよく使用された。 | | :両眼から発射する光線。[[ザ・ビッグ]]には共通して搭載されている。ビッグオーの遠距離兵装としては構えも少なく、すぐ発射されるため、遠距離牽制兵器としてよく使用された。 |
| + | :『Z』では[[小隊攻撃]]対応武器。 |
| ;クロム・バスター | | ;クロム・バスター |
− | :頭部のクリスタルから放たれる高威力の光線。その光条はアーク・ラインより太く大きい。独特の構えをした後、拳を突き合わせるポーズをとって発射されるが、構えは省かれることもしばしば。 | + | :頭部のクリスタルから放たれる高威力の光線。その光条はアーク・ラインより太く大きい。独特の構えをした後、拳を突き合わせるポーズをとって発射されるが、構えは省かれることもしばしば。都市部での戦闘機会が多いビッグオーの武装の中では過剰な威力となるためか、敵を郊外に誘き出して使用したこともある。なお、クリスタルにヒビが入っていたとしても使用可能。 |
| :元ネタは『スーパーロボット レッドバロン』よりレッドバロンのエレクトリッガー。 | | :元ネタは『スーパーロボット レッドバロン』よりレッドバロンのエレクトリッガー。 |
| + | :『Z』と『第3次Z』では[[全体攻撃]]武器。 |
| ;Oサンダー | | ;Oサンダー |
− | :前腕部を展開して現れる回転砲身ユニットから光弾を高速かつ多量に放つ。メガデウスを貫通してなお背後のビル数棟を貫通する威力がある。普段は手は小さく引っ込め、回転砲身ユニットと逆方向に回転させるのだが相手を鷲掴みにして手の回転を止めた状態でも使用可能。使用時にはコクピットで普段使っている操縦桿が反転し、専用と思しき青い操縦桿が現れる。その軌跡にはアルファベットの'''O'''のように見えるハレーションが生じる。 | + | :前腕部を展開して現れる回転砲身ユニットから光弾を高速かつ多量に放つ。メガデウスを貫通してなお背後のビル数棟を貫通する威力がある。普段は手は小さく引っ込め、回転砲身ユニットと逆方向に回転させるのだが相手を鷲掴みにして手の回転を止めた状態でも使用可能。使用時にはコクピットで普段使っている操縦桿が反転し、専用と思しき青い操縦桿が現れる。その軌跡にはアルファベットの'''O'''のように見えるハレーションが生じる。相手の爆発の直前に相手に当たるため間違われやすいが、このハレーション自体には攻撃力は無い。 |
− | :元ネタは特撮『流星人間ゾーン』よりゾーンファイターの流星ミサイルマイト。Zシリーズでは原作での動きをとても忠実に再現しており、『第3次Z』では原作の操縦桿が収納、反転、Oサンダー用操縦桿が展開、前に押し出して発射態勢に入るリアルカットが入った。 | + | :元ネタは『流星人間ゾーン』よりゾーンファイターの流星ミサイルマイト。 |
| + | :『2nd SEASON』で初めて披露された武器で、スパロボでは『Z』の中盤で追加される。Zシリーズでは原作での動きをとても忠実に再現しており、『第3次Z』では原作の操縦桿が収納、反転、Oサンダー用操縦桿が展開、前に押し出して発射態勢に入るリアルカットが入った。 |
| ;プラズマ・ギミック | | ;プラズマ・ギミック |
| :上半身(位置的にはキャノン・パーティーの位置と同じ)と両腕の装甲を展開して放つ巨大なプラズマ球。コクピット内に展開される足踏みスイッチを踏むと両腕と肩が展開してフィールド発生装置らしきパーツが現れ、ビッグオーを中心に巨大なプラズマの光球を作り出してその圧力で敵を押し潰す。ファイナルステージの伏線でもある。原作劇中では敵の電撃を跳ね返すバリア的な副次効果があることが分かるがSRWでは現状未採用。 | | :上半身(位置的にはキャノン・パーティーの位置と同じ)と両腕の装甲を展開して放つ巨大なプラズマ球。コクピット内に展開される足踏みスイッチを踏むと両腕と肩が展開してフィールド発生装置らしきパーツが現れ、ビッグオーを中心に巨大なプラズマの光球を作り出してその圧力で敵を押し潰す。ファイナルステージの伏線でもある。原作劇中では敵の電撃を跳ね返すバリア的な副次効果があることが分かるがSRWでは現状未採用。 |
| :自己中心型の[[マップ兵器]]。『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』ではカスタムボーナスで追加され、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』以降は最初から搭載されている。また『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』ではカスタムボーナスにより移動後使用が可能になる。 | | :自己中心型の[[マップ兵器]]。『[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]』ではカスタムボーナスで追加され、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』以降は最初から搭載されている。また『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』ではカスタムボーナスにより移動後使用が可能になる。 |
| ;ビッグオー・ファイナルステージ | | ;ビッグオー・ファイナルステージ |
− | :胸部中央ユニットから現れる巨大な砲身から、クロム・バスターとは比にならないような威力の光線を打ち出す。威力は作中最強レベルだが、発射の際には、モビーディック・アンカーを周囲の地面に打ち込んで機体を支えつつ、プラズマ・ギミックの如く全身の装甲を展開して砲身を出してエネルギーをチャージしなければならない上、使用後砲身が使用不可能になるなど、かなり制約が多い。ただしチャージ姿勢の時は、何故か普段存在しない電磁バリア(プラズマ・ギミックのパーツが一部展開されているため、それと同じバリアフィールドとも考えられる)が展開されるため、別段隙だらけになるというわけでもないらしい。 | + | :胸部中央ユニットから現れる巨大な砲身から、クロム・バスターとは比にならないような威力の光線を打ち出す。Oサンダー同様にコクピットで普段使っている操縦桿のあるプレートが下方向に折れ曲がり、その内部から別のプレートが展開し発射用のトリガースティックが出現する。威力は作中最強レベルだが、発射の際には、モビーディック・アンカーを周囲の地面に打ち込んで機体を支えつつ、プラズマ・ギミックの如く全身の装甲を展開して砲身を出してエネルギーをチャージしなければならない上、使用後砲身が使用不可能になるなど、かなり制約が多い。ただしチャージ姿勢の時は、何故か普段存在しない電磁バリア(プラズマ・ギミックのパーツが一部展開されているため、それと同じバリアフィールドとも考えられる)が展開されるため、別段隙だらけになるというわけでもないらしい。 |
− | :『2nd SEASON』の最終話で披露されたため、『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』で初登場。新たな最強武器となり、なぜか二発使える([[Bセーブ]]で三発に)。何処に予備の砲身が収まっているのか、その[[メモリー]]は誰も持っていないので永遠に謎のままである。ちなみに『第2次Z再世篇』では「ファイナル・ステージ」表記で弾数1。 | + | :『2nd SEASON』の最終話で披露されたため、『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』で初登場。新たな最強武器となり、なぜか二発使える([[Bセーブ]]で三発に)。どこに予備の砲身が収まっているのか、その[[メモリー]]は誰も持っていないので永遠に謎のままである。ちなみに『第2次Z再世篇』では「ファイナル・ステージ」表記で弾数1。実は砲身のギミックが原作と微妙に異なり、原作では砲口部の中心が反時計回りに高速回転するがSRWでは一切回転しない。 |
| | | |
| === [[特殊能力]] === | | === [[特殊能力]] === |
| ;[[対ビームコーティング|ビームコート]] | | ;[[対ビームコーティング|ビームコート]] |
− | :『D』のみ。[[ベックビクトリーデラックス]]のビームを弾いた(特に額部のクリスタル状物質の描写)様子から『D』では所持していたと思われる。 | + | :『D』のみ。[[ベックビクトリーデラックス]]のビームを弾いた(特に額部のクリスタル状物質の描写)様子から採用されたと思われる。 |
| ;[[シールド防御]] | | ;[[シールド防御]] |
− | :巨大な両腕をボクシングのピーカブースタイルのようにかざす。ドロシー曰く「'''ビッグオーの腕は盾ではないわ'''」だそうだが、ゲーム中ではシールド扱いである。盾ではない割に、盾として使われまくった原作では一度しか損傷したことがない。 | + | :巨大な両腕をボクシングのピーカブースタイルのようにかざす。ロジャーは「'''シールドとして使っているわけではない'''」と言い、ドロシー曰く「'''ビッグオーの腕は盾ではないわ'''」だそうだが、ゲーム中ではシールド扱いである。盾ではない割に、盾として使われまくった原作では一度しか損傷したことがない。 |
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| === 移動タイプ === | | === 移動タイプ === |
| ;[[陸]] | | ;[[陸]] |
| :飛べない上に移動力は低め。フォローは必須。 | | :飛べない上に移動力は低め。フォローは必須。 |
| + | :なお漫画版では水中に入るとコックピットに浸水する描写があったが、スパロボでは問題なく水中戦も可能(但し適応は低いが)。 |
| | | |
| === [[サイズ]] === | | === [[サイズ]] === |
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| :[[第2次Z破界篇]]でのボーナス。 | | :[[第2次Z破界篇]]でのボーナス。 |
| ;防御時、被ダメージ0.3倍 | | ;防御時、被ダメージ0.3倍 |
− | :[[第2次Z再世篇]]での驚異のボーナス。ビッグオーが防御するということはつまりシールド防御が発動するので、受けるダメージは通常の'''0.12倍'''となる。ロジャーに援護防御、ビッグオーにバリア・フィールドを付ければ、[[蜃気楼]]&[[ルルーシュ・ランペルージ|ゼロ]]をしのぐ最強の盾として活躍してくれるだろう。[[車弁慶]]のエースボーナスとは違い、防御しないと発動しないというのが一応の難点。 | + | :[[第2次Z再世篇]]での驚異のボーナス。ビッグオーが防御するということはつまりシールド防御が発動するので、受けるダメージは通常の'''0.12倍'''となる。ロジャーに援護防御、ビッグオーにバリア・フィールドを付ければ、[[蜃気楼]]&[[ルルーシュ・ランペルージ|ゼロ]]をしのぐ最強の盾として活躍してくれるだろう。[[車弁慶 (OVA)|車弁慶]]のエースボーナスとは違い、防御しないと発動しないというのが一応の難点。 |
| ;『プラズマ・ギミック』が移動後、使用可能になる | | ;『プラズマ・ギミック』が移動後、使用可能になる |
| :[[第3次Z時獄篇]]でのボーナス。 | | :[[第3次Z時獄篇]]でのボーナス。 |
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| == 機体BGM == | | == 機体BGM == |
| ;「SURE PROMISE」 | | ;「SURE PROMISE」 |
− | :『D』『Z』『第2次Z』『第3次Z』の通常戦闘曲。 | + | :『D』『Z』『第2次Z』『第3次Z』で通常戦闘曲として採用。 |
| :本機を象徴するBGMであり、主に登場シーンで使われた。戦闘テーマとしては、どちらかと言えば「STAND A CHANCE」が使われていた。 | | :本機を象徴するBGMであり、主に登場シーンで使われた。戦闘テーマとしては、どちらかと言えば「STAND A CHANCE」が使われていた。 |
| ;「BIG-O!」 | | ;「BIG-O!」 |
| :第1期OP。『D』でサドン・インパクト使用時のBGMとして採用。 | | :第1期OP。『D』でサドン・インパクト使用時のBGMとして採用。 |
− | :曲の構成は映画『フラッシュ・ゴードン』の主題歌であるQueenの「フラッシュのテーマ」に酷似している。オマージュの多いビッグオーであるが、さすがに曲はまずかったのかDVDやネット配信では差し替えられたため、人気のある楽曲ではあるものの『D』以外の作品では使われていない。また、第2期のOPもギリギリ過ぎるオマージュで同様に差し替えられているが、本曲と2期OPの差し替えとして用意された統合OPも結局オマージュ曲であった……。 | + | :曲の構成は[[映画]]『フラッシュ・ゴードン』の主題歌であるQueenの「フラッシュのテーマ」に酷似している。オマージュの多いビッグオーであるが、さすがに曲はまずかったのかDVDやネット配信では差し替えられたため、人気のある楽曲ではあるものの『D』以外の作品では使われていない。また、第2期のOPもギリギリ過ぎるオマージュで同様に差し替えられているが、本曲と2期OPの差し替えとして用意された統合OPも結局オマージュ曲であった……。 |
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| == 対決・名場面 == | | == 対決・名場面 == |
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| :ご存知、ロジャーの呼び声と共に地面を割って現れるシーン。力強さを感じる演出である。なお、時計に呼び声をかければついて来るのでロジャーの声をコピーすれば馬の人参方式で歩かせることが可能。 | | :ご存知、ロジャーの呼び声と共に地面を割って現れるシーン。力強さを感じる演出である。なお、時計に呼び声をかければついて来るのでロジャーの声をコピーすれば馬の人参方式で歩かせることが可能。 |
| ;敵は真っ赤なビッグオー!? | | ;敵は真っ赤なビッグオー!? |
− | :対[[ビッグデュオ]]戦。初めての他の[[ザ・ビッグ]]との戦闘となった。相手は空中を自由に動けるため、かなりの苦戦を強いられたが、ドームを利用して逆転勝ちする。 | + | :対[[ビッグデュオ]]戦。初めての他の[[ザ・ビッグ]]との戦闘となった。相手は空中を自由に動けるため、かなりの苦戦を強いられたが、ドームを利用して逆転勝利する。 |
| ;ロジャー・ザ・ネゴシエイター | | ;ロジャー・ザ・ネゴシエイター |
− | :[[ビッグファウ]]との性能の差で苦戦を強いられたビッグオーは奥の手「ファイナルステージ」を解放、その力での破壊を試みる。しかし必殺の一撃はギリギリで避けられてしまい、ビッグファウの勝利かと思われた直後、突如として現れた第4のザ・ビッグ「[[ビッグヴィヌス]]」の介入でビッグファウはあっけなく消滅。 | + | :[[ビッグファウ]]との性能の差で苦戦を強いられたロジャーはビッグオーの奥の手「ファイナルステージ」を解放、その力での破壊を試みる。しかし必殺の一撃はギリギリで避けられてしまい、ビッグファウの勝利かと思われた直後、突如として現れた第4のザ・ビッグ「[[ビッグヴィヌス]]」の介入でビッグファウはあっけなく消滅。 |
| :ビッグオーとロジャー、ドロシーはパラダイムシティの全てを無に帰していくビッグヴィヌスに差し向かいで相対し、[[エンジェル|そのドミュナス]]との最後の交渉に臨む。 | | :ビッグオーとロジャー、ドロシーはパラダイムシティの全てを無に帰していくビッグヴィヌスに差し向かいで相対し、[[エンジェル|そのドミュナス]]との最後の交渉に臨む。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| *漫画版では腕部をそのまま[[換装]]するという大胆なギミックが付加されており、落雷を受け止めて一気に莫大なエネルギーを放出するアーム、海面に巨大な渦を引き起こすドリルアーム(本来は[[ゲッター2]]のように[[地中]]に潜ったりドリル攻撃をするものと思われる)、トリッキーな攻撃を繰り返すアーキタイプに対抗するために鉄球アームを使用。最終決戦では、三つのピストンが直結した強化型サドン・インパクトを披露したが、'''水圧がかかった状態での運用は自壊の危険性がある'''という弱点があった。 | | *漫画版では腕部をそのまま[[換装]]するという大胆なギミックが付加されており、落雷を受け止めて一気に莫大なエネルギーを放出するアーム、海面に巨大な渦を引き起こすドリルアーム(本来は[[ゲッター2]]のように[[地中]]に潜ったりドリル攻撃をするものと思われる)、トリッキーな攻撃を繰り返すアーキタイプに対抗するために鉄球アームを使用。最終決戦では、三つのピストンが直結した強化型サドン・インパクトを披露したが、'''水圧がかかった状態での運用は自壊の危険性がある'''という弱点があった。 |
| + | *数多の特撮作品のオマージュが多いビッグオーだが、2024年には逆に特撮ドラマ『仮面ライダーガッチャード』に登場する「仮面ライダーアイアンガッチャード」が本機を元ネタにしており<ref>[https://www.kamen-rider-official.com/gotchard/26/ 悪意をハバム、漆黒の風]、仮面ライダーWEB【公式】、2024年3月4日閲覧。</ref>、オマージュされる立場となっている。 |
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| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |
| <amazon>B002BRUGCC</amazon><amazon>B000058AAN</amazon> | | <amazon>B002BRUGCC</amazon><amazon>B000058AAN</amazon> |
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| + | == 脚注 == |
| + | <references /> |
| {{DEFAULTSORT:ひつく おお}} | | {{DEFAULTSORT:ひつく おお}} |
| [[Category:登場メカは行]] | | [[Category:登場メカは行]] |
| [[Category:THE ビッグオー]] | | [[Category:THE ビッグオー]] |