バトルロボット烈伝

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概要[編集]

バンプレストが発売したスーパーロボット大戦シリーズの流れを組むシミュレーションRPG。キャラクターデザインは故・逢坂浩司、戦艦のメカデザインは石垣純哉、開発はウインキーソフト。

当時のスーパーロボット大戦シリーズ(いわゆる「旧シリーズ」)とはシステムは似ているがより複雑になっており、スーパーロボット大戦シリーズとの差別化はそれなりにできていた。マップ画面は斜め上から見下ろしたクォータビューで、ユニットはSDではなくリアルサイズに描かれている。また、ユニットの向きの概念がある。この形式は『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』と同様だがこちらの方が発売は早い。

シナリオ面も「地球ではない別の惑星が舞台」「登場する版権キャラたちは本人ではなく、本人を元に作られたコピーのような存在」という、ガンダムの世界観が中心だった当時のスーパーロボット大戦シリーズでは見られなかった個性的なものとなっている。

後にストーリーや世界観を引き継ぐ『リアルロボット戦線』がプレイステーションで発売されたが、両者は一種のパラレルワールドとして扱われており、続編ではない。

システムと難易度[編集]

シミュレーションゲームだが、各マスが六角形のヘクスマップで戦闘するなどシステムはスパロボとは異なる。

5機までの機体を「小隊」として扱うという形式をもっており、マップには3小隊まで出撃させれる。ただしこのゲームの小隊はスーパーロボット大戦シリーズの小隊とは全く異なる。小隊を組んでいる場合でも機体1つが1マスを占める1ユニットとして扱われることは変わらない。このゲームではユーザーが操作できるのは小隊のうちリーダー機だけで、部下の機体はAIで勝手に動くという形になっている。AIの行動方針をリストの中から選択することはできる。

パイロットの成長が「敵を撃破すると経験値がたまって一定以上になるとその場でレベルアップ」という形式ではない、敵を倒すと「アップル」というアイテムを入手し、それを戦艦に収容されているパイロットに好きに割り振ることができる。その結果で成長が行われるが、面ごとに上げられるレベルの上限が決まっている。

機体はスパロボ同様に資金投入による改造によって強化できるが、初期出荷版のソフトには重大なバグが存在する(後述)。

話題[編集]

本作のパッケージや説明書に使用されたイラストはメディアワークスの書籍『スーパーロボット大鑑』にも再利用されている。

登場作品[編集]

『戦闘メカ ザブングル』は、本作品発売時はスーパーロボット大戦シリーズに未参戦だった。後に『α外伝』にて初参戦を果たす。

参戦作品が全て富野作品、それも創通エージェンシー・サンライズの製作のものに限られているのが特徴。

『機動戦士ガンダム』からは機体(ビグ・ザム)のみ登場。また『無敵鋼人ダイターン3』・『無敵超人ザンボット3』は主役ロボのみ登場で、かつ隠し機体になっている。

バンプレストオリジナル[編集]

登場メカ(オリジナル)[編集]

ノルド王国[編集]

セントール (CENTAUR)
ノルド王国軍の新造戦艦。アークは艦長代理となるため主人公機(最初のステージは軍用トラックに乗っている)。ブランチ戦士の運用を重視して、全長200メートル級としては想像できない程の大ペイロードを持ち、シルエットも他の艦に比べてかなり四角い。単独でゲルスター帝国に対抗できるノルド王国の切り札。名前はブランチ戦士運用のために戦艦と空母の両方を持つことから。

ゲルスター帝国[編集]

妃殿下艦ロード・ゲルスター (LORD GELSTAR)
クリステア皇女の専用艦。式典用のお召し艦で、船体各所が黄金で輝く優雅なデザインだが武装も多い。ペイロードよりも速度を重視して設計されている。
ドラゴリークラス戦艦
全長500メートル級の超大型戦艦。
ドラグーン (DRAGOON)
ドラゴリークラスの1番艦。猛将ウルロフの乗艦。セントール隊をたびたび追い詰める。塗装は黒。
ドラゴーネ (DRAGORNE)
ドラゴリークラスの2番艦。エレノア参謀がシャア・アズナブルに与えた。そのため彼のシンボルカラーである赤に塗装されている。
ドラコーン (DRACORNE)
ドラゴリークラスの3番艦。クリステア皇女がギャブレット・ギャブレーを艦長に任命した。副官はカーラ。塗装は紫。
ハイパー・サザビー
本作のラスボス。パイロットはシャア・アズナブル
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のサザビーハイパー化した機体。

その他[編集]

巡洋艦 (CRUISER)
両国とも使用している共通量産タイプの巡洋艦。惑星ウルスで最もポピュラーな軍艦。両国の戦艦の設計思想の大元になっている。
TRANSPORT
両国とも使用している共通量産タイプの輸送艦。

登場人物(オリジナル)[編集]

ノルド王国軍[編集]

アーク・クルヴィス
主人公。階級は少尉。セントールのナビゲーターに任命される。テヴィエ艦長に素質を見出され、後任として艦長代理に任命される。
テヴィエ・ネイハム
セントール艦長。アーク直属の上官。ノルド王国にその人ありと言われた歴戦の老将。ブランチ戦士にも偏見がなく、信頼される人物。
エミー・ハウアー
セントールのオペレーター。さっぱりした性格。
リットン
セントールの作戦参謀。艦長代理になったアークに文句を言いながらもサポートしていく。

ゲルスター帝国[編集]

クリステア
ゲルスター帝国の皇女。ブランチ戦士をウルス人と対等に扱う。
ウルロフ・ヴァイアス
戦艦ドラグーンの艦長。帝国軍きっての歴戦の猛将。正々堂々とした戦い方を好む老将だが、ブランチ戦士を単なる道具としか見なしていない価値観のため、ブランチ戦士から反発を買っている。
カーラ・カミラ
戦艦ドラコーンの副官を務める女性士官。ブランチ戦士であるギャブレーに対する監視役でもある。
エレノア・バラージュ
ゲルスター帝国の参謀を務める女性士官。シャア・アズナブルに目を付けており、彼のブランチを呼び出されると、そのために確保した戦艦ドラゴーネを与えて彼の側近となった。実はブランチニアンであり粛清による革命を望んでいる。

用語[編集]

惑星ウルス
地球とは別の宇宙にある惑星。この世界のには「地球のある宇宙」が時代を超えて映し出される。なお本作においてペンタゴナワールドは地球が誕生する以前の過去の「地球のある宇宙」とされている。
後に『リアルロボット戦線』でも同名の惑星が舞台となる。
デュプリケーター
惑星ウルスのに映し出された存在を転写する装置。に映ったロボットやパイロットの性能や個性をそのまま複写できる。
ブランチ戦士
デュプリケーターで呼び出された戦士のこと。複写された地球のオリジナルのロボットやパイロットはデュプリケーターの影響は受けず、1本の木の幹から2本の枝(ブランチ)が生えるように、地球と惑星ウルスの両方に、全く同じロボットとパイロットが存在する為にそう呼ぶ。
ブランチニアン
ブランチ戦士の血が混じっているウルス人。

商品情報[編集]

ゲーム本体[編集]

攻略本[編集]

 

バトルロボット烈伝 完全攻略ガイド
今石進氏による「烈伝4コマ劇場」が掲載。

話題まとめ[編集]

  • 初期出荷版のソフトには、数々のバグが存在する。
    • 中途加入の機体に小隊リーダーの機体(乗り換える2号ロボは乗り換え前の機体)の改造度だけが引き継がれてしまう(すなわち、機体能力は元のままで改造度だけ上がっており、伸びしろが減ってしまう)という罠のごとき仕様が存在する。
    • 説明書や攻略本には「背後から攻撃を受けると武装が故障することがある」と記述されているが、実際には故障しない。
    • 剣を装備した敵に剣で攻撃を行うと、ランダムで攻撃を無効化される「鍔迫り合い」(スパロボで言うところの「斬り払い」)なるものが雑誌記事で紹介されたが、説明書や攻略本には載っておらず、ゲーム中にもイベントで1回登場するのみ。
    • これら不具合は、全て修正されたバージョンが存在するが、実際にプレイしない限り初期出荷版と修正版のソフトを見分けることはできない。