生体CPU

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機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するパイロット

概要

出生する前に遺伝子情報を操作する事によって全般に優れた能力を持つ(ザフト所属の)コーディネイターのパイロットに対抗すべく、モビルスーツの操縦者として薬物や精神改造で強化された地球連合軍所属のパイロットの事を指す。 作中では下記の「ブーステッドマン」と「エクステンデッド」が登場しており、双方ともに高い戦闘力を誇る。また、このような兵士が何時から製造されていたのかは不明だが、タリア・グラディスが「ロドニアのラボ」で端末を検索した際には「64年7月、11廃棄処分、3入所」と入出記録が出てきたため、少なくとも地球連合設立以前より後の連合主要国の軍部で製造が試みていたと思われる。

ブーステッドマン

元々地球連合軍側はモビルスーツの設計や開発自体はザフトの数段上を行っていたのだが、反面OSの開発やパイロットの育成が追い付いておらず、結果としてザフトに遅れを取る形となっていた。

また、この当時はブルーコスモスが地球連合軍内部で大きな影響力を持っていた事もあり、「遺伝子改造は行わない」との前提の元、モビルスーツでの戦闘に高い能力に耐え得るパイロットの「製造」が急がれた。

その結果として実戦投入された3名がオルガ・サブナッククロト・ブエルシャニ・アンドラスである。コーディネイターであるザフト兵に勝る戦闘力を発揮はしたものの、薬物投与による強化であった為に判断力・思考力の低下を招き、「薬物の副作用によって、長時間の戦闘が不可能」という欠点を抱えていた。この初期段階の生体CPUは「ブーステッドマン(Boosted Man)」と呼ばれる。

エクステンデッド

続編『SEED DESTINY』では、上述の欠点を「改良」した更なる生体CPUが登場した。ステラ・ルーシェスティング・オークレーアウル・ニーダの3名がそれである。薬物依存の強化ではなく、精神的な部分に方向性を与えたり、記憶を操作する(要するに「洗脳」とも言える)タイプの強化が加えられており、初期に比べて精神が安定している。こちらのタイプは俗に「エクステンデッド」と呼ばれている。詳細は同頁。

しかし、上記の試みは「人間をモビルスーツのパーツの一部として使う」という人道に悖る発想であり、『SEED DESTINY』ではこれらの試みが行われていたラボで、調査を行っていたシン「遺伝子に手を加えるのはダメで、こういうのはいいんですか!?」と激昂していた。

特殊技能としての生体CPU

オルガ、シャニ、クロトの3名のみが持つ専用の技能。能力を強化する。

第3次α

この作品ではレベル制で、強化人間よりも若干補正が低い。

レベル 命中率・回避率
L1 +0%
L2 +3%
L3 +6%
L4 +9%
L5 +12%
L6 +15%
L7 +18%
L8 +21%
L9 +24%

J

この作品ではIFSと同じ補正率で、全能力値に気力に応じて補正がかかる。

気力 能力補正
109以下 なし
110~119 +2
120~129 +4
130~139 +6
140~149 +8
150 +10

W

概ね『J』と同じだが、命中・回避のみわずかに強化されている。

気力 射撃・格闘・技量・防御 命中・回避
109以下 なし なし
110~119 +2 +3
120~129 +4 +5
130~139 +6 +8
140~149 +8 +10
150 +10 +13

関連用語

強化人間
生体CPUという設定の元ネタ。『Z』にて初登場。
余談だが、漫画『機動戦士ガンダム ムーンクライシス』(SRW未採用)では強化人間のことをブーステッドマンと呼称していた。
エクステンデッド
『SEED DESTINY』に登場した改良型生体CPU。