地球連邦政府 (OG)

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地球連邦政府(Earth Federal Government)とは、『バンプレストオリジナル』のうち、特に新西暦を舞台とする『OGシリーズ』において地球を統治する連邦政府。

概要

主権は一元化されておらず、各構成国の裁量に任されている。大統領制を取り、国家元首は大統領が務める。L5戦役後にコロニー出身者のブライアン・ミッドクリッドが就任するが、インスペクター事件中に発生したクーデターで失脚。代わって軍事政権樹立を目的とするグライエン・グラスマンが就任する。

立法・行政・司法等の詳細な形態は不明だが、現在の常識からそれほど逸脱するものではないと考えられる。また、軍事・国防は安全保障委員会が管掌する。

OG1』では政治中枢はジュネーブに置かれていたが、L5戦役においてDC残党による激しい攻撃を受け、臨時的に首府をパリに移す。その後ジュネーブはエアロゲイターの攻撃により壊滅したため、『OG2』以降も大統領府はパリに置かれている。

旧西暦時代の国際連合を発展・拡大して成立した組織だが、旧西暦時代に抱えていた紛争問題なども解決されず、そのまま引き継がれてしまっているという問題点を抱えている。『OG2』では、アフリカにおいては依然として反連邦勢力がくすぶっており、『第2次OG』では欧米が主導権を握る連邦政府に対し南米では反発があることが語られている。

人物

OG1』における大統領
その存在には一切触れられていないが、ジュネーブにおけるDC残党との決戦後、ブライアンが臨時大統領に推されたという事実から、死亡が推測できる。恐らくはジュネーブ攻撃で亡くなったのではないだろうか。
カール・シュトレーゼマン
安全保障委員会副委員長、EOT特別審議会議長。実質的に連邦政府に君臨していた政界の黒幕で、勝ち目が無いと考え異星人(=ゲスト)に降伏しようとした。OG1リュウセイ編ではヴィレッタの攻撃により死亡。『DW』ではジュネーブ脱出直後に乗艦がメギロートの攻撃を受けてしまい死亡。
アルバート・グレイ
シュトレーゼマンの子飼いで、異星人との交渉では大使を務める。ジュネーブの決戦でDC残党の攻撃を受け死亡した。『DW』では何気にシュトレーゼマンに見捨てられることなく一緒に脱出したのだが、直後にメギロートの攻撃で死亡。
ブライアン・ミッドクリッド
前大統領で、かつてのコロニー独立運動の指導者。グライエンによるクーデター「ミッション・ハルパー」の際には、抵抗は無意味と見て大統領の地位をグライエンに譲り渡した。
グライエン・グラスマン
かつての安全保障委員会委員長で、クーデターでブライアンとそのシンパを排除して大統領に就任する。「もはや民主主義の通用する時代ではない」と考え、強力な防衛体制の確立を望んだ結果、アルテウルを信任しガイアセイバーズを設立する。しかし、アルテウルの真実を全く知らなかったグライエンは彼に謀られ死亡する。
ニブハル・ムブハル
現大統領補佐官で、ゲストと関係の深い謎多き人物。つく人間をカール・シュトレーゼマン、ブライアン、グライエン、アルテウルと乗り換えている。数々の兵器開発計画を後押ししている。
レンジ・イスルギ
イスルギ重工社長。シュトレーゼマン同様、『OG1』リュウセイ編でのみ登場。勝ち目の薄い異星人との戦いに巻き込まれるのを恐れ、シュトレーゼマンとともに地球から逃げ出そうとした。彼と同様に死亡する。
ミツコ・イスルギ
レンジの娘で、父の死後に社長に就任。DC戦争後も政府との距離をますます縮め、癒着を強めている。イージス計画にも協力。『OG外伝』ではニブハルが提案した「ハガネヒリュウ改に匹敵する戦力を持つ大統領直属部隊」の設立にも協力を表明。『第2次OG』ではガイアセイバーズへ優先的に協力する。
アルテウル・シュタインベック
大統領補佐官。後に特次副大統領およびガイアセイバーズ司令官。
テイラー・ケントルム
地球連邦政府議会の上院議員。アクア・ケントルムの実父。
ハロルド・メリンジャー
グライエンの死亡後に新たに就任した大統領。

関連用語

EOT特別審議会
OG1』では大統領は登場せず、対異星人政策は全て彼らに牛耳られていた。EOTについて研究するEOTI機関を傘下におくが、ゲストとの条約調印の際にはそのEOTI機関(=DC)に何もかもぶち壊しにされてしまう
地球連邦軍 (OG)
地球連邦政府が保有する正規軍。
ディバイン・クルセイダーズ
旧EOTI機関。連邦政府が異星人に降伏しようとしていることを察知し、異星人の脅威に対抗するために武力による地球圏統一を掲げて蜂起した。DC戦争L5戦役インスペクター事件を経て勢力は縮小したが、残党はいまだ活動を続けている。
ガイアセイバーズ
地球連邦軍から完全に独立した、連邦政府大統領直属の部隊。グライエン大統領死後は完全にアルテウルの私兵と化した。