世界観/D

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2018年7月4日 (水) 23:40時点におけるポツコン2号 (トーク | 投稿記録)による版
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基本設定

暦は「宇宙暦」を採用。『真ゲッターロボ 世界最後の日』をベースとした、ポストアポカリプス的な様相を呈する殺伐とした世界観が特徴となっている。

地上は過去の大戦と「早乙女の反乱」による事故でゲッター線汚染に晒されており、かつて地球圏を統べていた統合政府は崩壊、インベーダーが跋扈し、ほぼ完全に荒廃している。多くの人々がインベーダーの恐怖と貧困に喘いでおり、新たに台頭してきた各勢力の争いにより、戦火も絶えない。また、中盤以降はルイーナザンスカール帝国の地球クリーン作戦によって、広域破壊や大量虐殺が平然と行われている。

上述の「過去の大戦」における詳細な被害は語られないが、作中で語られているものだけで以下が判明している。

このように、原作準拠では数十億規模の人的被害となる争乱が40年程度の間に頻発しており、本編の舞台となる宇宙暦145年に地球圏総人口がどれほど回復していたかすら判然としない。

以上の事から踏まえても、他のスパロボと比べると作中はずっと暗く重々しい雰囲気が漂っており、一線を画すダーク&シリアスなストーリー展開が散見される。シナリオライターが『スーパーロボット大戦64』を手がけた人と同じであるため、こちらも本作とは別のベクトルでハードなシナリオとなっている。

軍事体制

ブルー・スウェア
今回のプレイヤー部隊ノヴァンブル条約の下に結成された。
統合軍
いつものスパロボでいうところの、連邦軍や連合軍のポジション。ロンド・ベルコスモクラッシャー隊、旧ゲッターチーム、さらに超長距離移民船団で旅に出る以前のマクシミリアン・ジーナスミリア・ファリーナ・ジーナスは、統合軍の所属となっている。
統合戦争後は地球圏の第一勢力だったようだが数々の脅威に対抗しきれず、第2次ネオ・ジオン抗争の、ネオ・ジオンとスペシャルズの巧みな作戦に対応しきれず、実質組織としては瓦解してしまっている。後に、地球消滅という非常事態に際し、ネオ・ジオンに残存兵力は吸収された模様。
ネオ・ジオン
シャア・アズナブルを総帥とする勢力。ミリアルド・ピースクラフト率いるスペシャルズと結託し、アクシズ落としを決行する。事前にアムロとブライトを拘禁しておいたこともあり、原作以上の働きを見せてアクシズ落としを障害なく成功させるが、アクシズが地球衝突を前にして、突如地球が消滅。その際にかなりの艦隊が巻き添えを食らい、大きく戦力を削がれる。
その後、地球消滅と異星人の侵攻という非常事態に際し、各勢力との停戦を試み、ノヴァンブル条約機構の中核を担う組織として引き続き活動する。宇宙ルートでは一時的に、主人公はネオ・ジオンに所属することになる。
リガ・ミリティア
ザンスカール帝国の蛮行に対抗する為に結成されたレジスタンス。首領「ジン・ジャハナム」の中に神隼人が密かに名を連ねていた。ザンスカール帝国やOZ、インベーダーに対して、戦いを続けていた。
タワー
神隼人を司令に、真ドラゴンの解体とインベーダーの駆逐の為に活動する戦艦。多数のスーパーロボットを保有する、リガ・ミリティアの一員。
OZ
トレーズ・クシュリナーダを総帥とする軍事秘密結社。潤沢な資金力を持つロームフェラ財団のバックアップを受け、瓦解した統合軍の戦力や重要施設の大部分を受け継いでおり、地上・宇宙両方で強大な影響力を持つ人類側の最大勢力となっている。
しかし、デルマイユ侯爵によるトレーズの幽閉により、組織としては麻痺していた。これに際しトレーズの意思を受けたレディ・アンの画策により、デルマイユ派の影響が強い宇宙軍からこれらを排除すべく、ネオ・ジオンと提携してデルマイユ派の部隊に大損害を与えて弱体化させる。これによって宇宙軍の実権をデルマイユ派から奪取した後は、ネオ・ジオンと同盟して彼らの退路を塞いだ。一方で地上ではトレーズがクーデターで地上軍を掌握してデルマイユを追い込み、孤立させて彼をOZから放逐することに成功する。
その後はロジャー・スミスの交渉術により旧デルマイユ派とも和解し、本格的な内戦に至る前に組織をトレーズの名の下に統合・一本化し、ロームフェラ財団の影響力を排除することに成功した。その後はノヴァンブル条約にも参加し、地上では度々自軍を支援することになる。

各地域の設定

極東地区
世界的なゲッター線汚染の引き金となった「早乙女の反乱」の舞台である早乙女研究所跡地がある。因縁深き始まりの地。爆心地だけあって、ゲッター線汚染濃度及びインベーダー出現数は世界でもトップレベルである。特に早乙女研究所跡地周辺地域は当時の統合軍が放った重陽子ミサイルにより完全に壊滅、更に徘徊する真ドラゴンの影響もあって、事件から10年以上を経た現在でも調査・復興はほとんど進んでいない。真ドラゴンのゲッター炉心解体を目指すタワーの一団が主な活動領域としている。
極東地区以外の地上
ゲッター線汚染やインベーダーによる悪影響は極東地区同様。復興がほぼ完全に終わっている地域もあるが、その多くは極東地区ほどではないにしろ未だ荒廃したままであり、ニューヨークのようにゲッター線汚染の余りの酷さに放棄された地区も存在する。カーペンタリアがザンスカールの手に落ちてからは人類同士による戦火も拡大しており、悲惨な現状はまだまだ続く見通しとなっている。
コロニー
「早乙女の反乱」の影響はほとんど受けていない。統合政府とは過去幾度も戦火を交えてきた歴史があるが、それらが崩壊した後は各サイドが自立を目指して独立色を強めていった。しかし、戦後台頭してきた新勢力の跳梁と異星人の侵略により、地球とはまた異なる危機に晒されている。
かつて月で大増殖したインベーダーとの月面十年戦争が起きている。古いゲッター線研究施設が廃墟として残っており、そこには大量のゲッターロボが廃棄されている。フォン・ブラウン市ではカミーユが暮らしていた。
木星
インベーダーによりゲッター太陽になる。ジュドー・アーシタルー・ルカが参加した木星船団は、インベーダーによってほぼ全滅した事がジュドーの口から語られる。
外宇宙
ギシン星間帝国の侵略、そしてバロータ軍の脅威にさらされる。

敵勢力

ザンスカール帝国
統合政府崩壊後、独立色を強めていったコロニーの中でも、特に力を強めて一大勢力にのし上がった国家。
マリア主義を掲げ、地上で戦線を拡大している他、他コロニーに対しても圧力を掛けており、ネオ・ジオンとも敵対している。
インベーダー
13年前の重陽子爆弾による真ドラゴン暴発より、爆発的に地上で数を増やし、地上では重大な問題の一つとなっている。
早乙女博士と、コーウェン&スティンガーを中枢として、個体数を増やし続けている。
ギシン星間帝国
オリジナル設定星間連合。ギシン星の下部に、ベガ星連合軍ザール星間帝国の所属人物を組み込んでいる。
プロトデビルン
マクロス船団を襲った外宇宙の勢力。
イワーノ・ギュンターに寄生したゲペルニッチを頂点として、ゲペルニッチの「夢」を実現する為、スピリチア再生種である地球人類の収集を行っている。
ルイーナ
地球消滅事件を契機に突如出現し始めた謎の勢力。
正体不明の存在「破滅の王」「ペルフェクティオ」の命令に従い、人間の「負の感情」を得るため、各地で破壊と殺戮を繰り返している。シャア、ズール、ゲペルニッチ、インベーダーは、皆、結果的にはルイーナに対抗する為に活動していた事になる。