ブロッケン伯爵

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ブロッケン
外国語表記 Brocken
登場作品

マジンガーシリーズ

声優 滝口順平(マジンガーZ)
稲葉実(真マジンガー)
藤原啓治(INFINITY)
デザイン 永井豪(原案)
森下圭介
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人(ドイツ人・サイボーグ
性別
所属組織 Dr.ヘル一派
所属部隊 鉄十字軍団
役職 指揮官
爵位 伯爵
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ブロッケン伯爵は「マジンガーシリーズ」の登場人物。

概要

Dr.ヘルの手によって、サイボーグとして生まれ変わったドイツ軍(ナチス政権時代)の鬼将校。

マジンガーZに敗北が続く状況を打破する為、Dr.ヘルの参謀として前線に投入された。飛行要塞グールに乗り、配下の鉄十字軍団と機械獣(主に飛行型)を指揮する。残虐な性格で、プライドも高い。同僚のあしゅら男爵とは犬猿の仲であり、常に手柄を争っていた。兜甲児の目の前でもりもり博士を殺害する等、元軍人な為か狡猾な策を弄する。

サイボーグである為、身体能力は非常に高い。軍人時代に爆撃によって千切れた頭部は反重力装置によって浮遊し、そのまま胴体と別々に行動できる。ブロッケン伯爵の胴体と頭部は感覚にズレがあるのか、作戦が上手くいかなかったので怒った時に思わずその辺にあったものを掴んで床に叩きつけたり殴りつけたりした際に、それは自分の頭だったり、床に思いっきりぶつかって痛がるといったコミカルな様子も見せる事があった。また、胴体が頭部を忘れたり、と身体を上手くコントロール出来てないこともある。

あしゅら男爵と違い、OVA『マジンカイザー』には未登場だが、後年の『真マジンガー』には旧作同様のポジションで登場を果たしている。

永井豪の漫画版

『週刊少年ジャンプ』連載時は、ローレライに敗れたあしゅら男爵を飛行要塞グールに収容する際に登場。以後、マジンガーZ攻略の指揮を執る。TV版以上に狡猾で、とある町を占領して子供と30歳以下の女性を機械獣グロゴスG5の体表にあるカプセルに収納、マジンガーZへの牽制に使った。甲児と兜シローがリビングで寛いでいるといきなりリビングのドアから登場する場面もあった。

『テレビマガジン』連載時は、あしゅら男爵に比べて今ひとつ影が薄くなっている。

大半の単行本は週刊少年ジャンプ連載分とテレビマガジン連載分の混成となっている。そのためジャンプ連載時は「白髪の細面」だった顔が、最終決戦時を除きTV版とテレマガ連載分に合わせ「黒髪の強面」へと改められている。

桜多吾作の漫画版

Dr.ヘルにより命を救われた恩義の為に行動している。前日談「闘え!!Dr.ヘル」ではDr.ヘルが機械獣軍団を編成しようとした時に資金不足になった際に姿を現し、サイボーグとしての高性能な身体と、自身が起こしたスパイ組織「鉄十字軍団」を活用し、シンジケート団を襲撃・掌握する事で資金を得る事に成功した。

登場作品と役柄

スーパー系の常連敵キャラでは最古参格であり、原作再現が緻密とは言えないDr.ヘル一派の幹部として名実共にあしゅら男爵とツートップを張り続ける……と言えば聞こえは良いが、大半の扱いは、策を弄しては破られるやられ役以外の何者でもない。また、首と胴体が分離する異様な姿を他作品キャラに驚かれるのもパターンとなっている。

殊に『真マジンガー』参戦の場合、重い設定を背負ってキーパーソン化したあしゅら男爵に引き換え、彼はその事情もろくに知らない上に旧作と印象が変わらないため、やられ役とコメディリリーフの任を一身に背負う羽目になってしまっている。キャラ立て補填の一環と思うべきか、Dr.ヘル死後にも登場すると、その仇討ちにこだわる強い執念を表現される傾向がある。

旧作版設定

旧シリーズ

第3次スーパーロボット大戦
初登場作品。DCに所属。戦闘するのは一度のみで、その際あしゅら男爵に勝手に飛行要塞グールを持ち出した事を咎める台詞がある。イベントではメカザウルス・ダイを引きつれて現れるが、ムサシの捨て身の特攻で倒され、撤退する。
また、ホワイトベース隊がブロッケン山の付近を通る際に甲児が「いやな名前だ」と言うシーンがある。
第4次スーパーロボット大戦
DC所属。前回より戦闘回数が多く、同僚のあしゅら男爵と同じくヤラレ役として記憶に残る。原作とは異なり、あしゅらの死を聞いても特に何の反応も見せない。
第4次スーパーロボット大戦S
『第4次』と同じ扱いだが、第22話「Dr.ヘルの野望」では、甲児との戦闘前会話で「盟友あしゅら男爵の仇」呼ばわりする。
後のシナリオ「グレートマジンガー奪回」でシーマが増援で現れた時に不満を漏らすシーンが追加された。また同マップでは、倒された時の台詞が変更されており、ここで明確に死亡する。
スーパーロボット大戦F
DC所属。初めて声が入った。あしゅら男爵に比べると、登場シナリオが少ない。
スーパーロボット大戦F完結編
真ゲッターロボ登場シナリオで見事な死に様を見せる。『第3次』を知っている人なら本末転倒な結末だっただけに…。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
飛行要塞グールに乗ってくる。序盤からよく登場し、同盟を組んだネオ・ジオンマシュマーと共同戦線を張ったり、発掘した超機人2機を操ったり、量産型ゲッタードラゴンを強奪したりとスーパー系のボスキャラの中でも特に印象に残る行動を取る。
今回はあしゅら男爵の死に対して、原作同様に「死んでしまっては何も意味が無い」とブロッケンなりにその死を悼んでいた。
作中死亡したような描写は無いが『α外伝』以降には登場せず、『第2次α』で地獄大元帥ゴーゴン大公に対し「地獄でブロッケン伯爵に詫びるがいい」と言うので、『α』から『第2次α』までの何処かで戦死したものと考えられる。
スーパーロボット大戦α THE STORY 竜が滅ぶ日
兜甲児に変装してマジンガーZを操縦した。ゲッターチームを翻弄し巴武蔵に重傷を負わせる、バイオンβとダイオンγを撃破する等の活躍を見せるが、最後は甲児によってマジンガーのコクピットから放り出された。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
シーン2のファーストステージで初登場し、シーン2で何度か戦う。同僚のあしゅら男爵のパイロットグラフィックは『F』の使いまわしだが、ブロッケン伯爵は新規に起こされており出番も1シナリオだけ多い。
スーパーロボット大戦COMPACT2
第3部に一度だけ登場する。彼の能力より飛行要塞グールの火力に注意。
スーパーロボット大戦IMPACT
地獄大元帥として復活したDr.ヘルの部下として登場。ただし他のミケーネ幹部と違い決戦シナリオにしか出てこないため、たださえ本作のミケーネは影が薄いのに余計目立たなくなっている。

単独作品

新スーパーロボット大戦
Dr.ヘルの台詞の中に名前のみ登場。あしゅら男爵よりは有能と見られている。
スーパーロボット大戦X-Ω
メインシナリオでは第1章から登場するが、早々に剣鉄也を利用した作戦に失敗している。あしゅら男爵のような意外性には恵まれておらず、使用可能ユニット化にも与れていない。比べてしまうと、やはり不遇な印象。(というより、あしゅら男爵がやけに優遇されているという話だが…。)

真マジンガー版設定

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
今作ではNPCとしての登場であり、声は無い。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
音声初収録。演じた稲葉実氏は『MX』以来8年振りの新録となる。飛行要塞グールブロッケンV2シュナイダーに乗り、敵パイロットとして登場する。普通にグールで攻撃するので、あしゅら男爵程のインパクトは感じられないだろう。頭のない状態で現れ、頭がはずれることを知らないメンバーを驚かせるネタを出てくるたびに披露する。
終盤でのある戦闘前会話で下衆な本性を曝した結果、ZEXISの女性陣からバッシングを受けるハメに(そういう意味では『W』でのを彷彿させる)。今作では原作での末路がカットされたため、その代わりにこの戦闘前会話が挿入されたと思われる。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
前作で死亡したものと思われていたが、あしゅら男爵によって助けだされて生存していた。(もっとも、あしゅらにとってブロッケンは自身の本当の目的を果たすための捨て駒に過ぎなかった。)
珍しくサイボーグ設定が活かされており、銃撃を物ともしない場面がある。本作の乗機は一貫して飛行要塞グール。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
飛行要塞グールブロッケンV2シュナイダーの他、31話ではエネルガーZに搭乗する。
『第2次Z再世篇』同様、原作の末路は再現されずに退場する。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
Dr.ヘルの死後、彼の無念を晴らすために、自身が利用されている事も承知で三島グレイスと手を組み、カイルスに挑むが、二隻のマクロスから放たれたマクロスキャノンに巻き込まれ戦死した。
スーパーロボット大戦V
顔グラフィックが頭部を手にしたものになっている。今回はブロッケンV2シュナイダーも登場せず、女性陣へのセクハラ発言等もしないため影が薄い。
スーパーロボット大戦X
Dr.ヘル一派の残党として登場し、ドアクダー軍団に取り入るが、第24話前半で戦士の魂が宿ったゴーストファイアーV9に撃墜されるという呆気ない最期を迎える。

パイロットステータス

精神コマンド

第4次S
自爆必中集中ド根性激怒根性
実際はマップ「空飛ぶマジンガーZ」のイベントで根性を使用するのみ。
α
加速根性気合熱血かく乱大激励
第2次Z再世篇
根性加速不屈必中直撃熱血
VX
根性加速不屈必中突撃熱血
最後の一つは『V』ボーナスシナリオ「奮戦のバトルフィールド」しか見ることが出来ない。

特殊技能(特殊スキル)

第2次Z再世篇
指揮官L3、見切りガード援護攻撃L3、精神耐性底力L5
IMPACT
底力L9、援護攻撃L4、援護防御L4
BX
底力L7、援護攻撃L3、全体攻撃L3、指揮L3
VX
指揮官L3、底力L4、見切りL2、援護攻撃L2、気力+(DEF)精神耐性

エースボーナス

女性パイロットへの攻撃時、命中率+30%
第2次Z再世篇』で採用。
女性パイロットと戦闘すると気力+10
V』、『X』で採用。

人間関係

Dr.ヘル
上司。TV版登場初期ではタメ口混じりであり、陰でぞんざいな扱いや評価に不平不満を漏らす時もある。
あしゅら男爵
同僚その1。仲が悪い。ただし、彼&彼女の葬式ではDr.ヘルと共に死を惜しんでいた。
あしゅら男爵とのいがみ合いは日常茶飯事。相手の作戦の妨害や同士討ちもしょっちゅうだが、初めてまともに協力した第56話では超合金Z奪取を成し遂げた。
ピグマン子爵
同僚その2。今の所、『真マジンガー』版のみ登場。
ゴーゴン大公
協力者。
ボスムチャ
敵。永井豪氏の漫画版ではボスが惚れていた女教師を人質にした事で、彼らの「フットボール作戦」で翻弄されてしまった。
ヌケ
『真マジンガー』では上記のフットボール作戦に参加。
弓弦之助
敵対関係。『真マジンガー』では、娘さやかを嬲りものにしようとする下衆な本性を曝した事で彼の逆鱗に触れ、引導を渡される結果に。
鉄十字兵
部下。

他作品との人間関係

地獄大元帥
IMPACT』では上司。……まぁ、Dr.ヘル本人なので当たり前だが。
桜多吾作版『グレートマジンガー』では、最終決戦時に罵られたことを根に持たれ、死後に「無能な部下」呼ばわりされた。
ゲッターチーム
あしゅら男爵同様に甲児らマジンガー勢に次ぐ仇敵で、何度か戦っている。
ルナマリア・ホークマルグリット・ピステール飛鷹葵シルヴィア・ド・アリシア紅月カレンサラ・コダマヨーコ・リットナールクレツィア・ノインスメラギ・李・ノリエガエスター・エルハス
第2次Z再世篇』で自身の下衆な本性をあらわにした事によって、彼女達の怒りを買ってしまう。
相良宗介
第3次Z時獄篇』で頭部の無い状態で現れるネタを披露したところ、警告無しに拳銃で撃たれ、さらにグレネードで追い討ちをかけられる。
ミハエル・ブランクルツ・ウェーバー
『第3次Z時獄篇』では調子に乗ってグロゴスG5の弱点を教えてしまったがために、彼等の狙撃によって追い込まれる。
郷田優石原
『第3次Z時獄篇』にて、宗介達の地獄の特訓によってキルマシーンと化した彼らによって地獄を見る羽目に……。
ヒビキ・カミシロ
『第3次Z時獄篇』にて、陣代高校の生徒たちとスズネを人質にとったため、彼から徹底的に嫌悪・侮蔑されている。
ヨウタ・ヒイラギ
BX』にて、横浜の街を焼き払おうとしたことから、彼からも敵視されている。
レオン・三島グレイス・オコナー
CC』ではDr.ヘルの無念を晴らすために彼らと手を組む。
アンジュ
X』では彼女の露出度の高いパイロットスーツを「デザインした奴を表彰してやりたい」とまで言うが、アンジュからは「ヘンタイの相手はタスクだけで十分」とあしらわれる。
ソイヤ・ソイヤ
『X』ではドアクダー軍団内での協力者。

名(迷)台詞

TV版

「あしゅら男爵。聞こえるか、あの声が。あの呪いの声をよく聞くがいい」
「あれを見よ、あしゅら男爵。これまでにマジンガーZに倒された機械獣だ!」
「あしゅら男爵、お前は自分のミスによってDr.ヘルが可愛がっていた機械獣をマジンガーZの餌食にした。その責任を取れ! お前のミスによってマジンガーZの餌食になった、その責任を取れ!」
第39話「捨身の挑戦!真紅の海のサルード」における初登場時の初台詞。破壊された機械獣の幻影を見せ、狼狽するあしゅらを嘲笑った。
「俺が化け物なら、そういうお前は何だ? 男と女の顔を持った化け物ではないか」
頭部を手に持ついつものスタイルであしゅらと初対面を果たす。「化け物」呼ばわりされた際の涼しげな回答。どっちもどっち
「あしゅら男爵ごとき腰抜けとこの俺を比べるというのか、キサマッ!」
第40話「悪魔の支配者 ブロッケン伯爵」より。マジンガーZの実力をその目で確かめた際、追従して「あしゅら男爵もてこずる」と評した鉄十字に怒鳴る。
上記の台詞からブロッケンのプライドの高さが分かる。
「おい、ブロッケン伯爵、しっかりしろ!」
「ブロッケン、しっかりするのだ! 俺が誰だかわかるか? 俺は俺だぞ、おい!」
第77話「瀕死の参謀ブロッケン伯爵」より。マジンガーZの放ったアイアンカッターで自身の腰部を真っ二つにされた後、ブロッケン伯爵の頭部は真っ二つになった胴体に向かって呼びかける
本来ならば凄惨な光景…のはずなのに、ブロッケン伯爵の本体(?)である頭部が幸い無事なので、かえってコミカルさが漂う場面になってしまっている。
「鉄仮面軍団! ならびに鉄十字軍団! 我が勇敢なるあしゅら男爵の名誉に対して…敬礼!!」
第78話「あしゅら男爵 太平洋に散る!!」にて決死の作戦で死亡したあしゅら男爵に対して。普段はいがみ合いながらも、ブロッケンなりに同僚の死を弔っていたと思われる。
ジェットファイアー、カモン!」
第79話「マジンガー爆発1秒前!!」より。ドイツ人でありながら英語で機械獣を呼ぶ。もっとも、元軍人であるブロッケンが「敵国の言語」を心得ているのは有りうることだが。

漫画版

「てめーっ正義主人公のくせに汚ねえ真似しやがってー、いいのかーっ、ファンが泣くぞ! にゃロー」
永井豪版より。人質に屈した甲児から奇襲を受けた際に。あまりにもメタフィクショナルな台詞である。
もっとも、これ以前にブロッケン伯爵は散々外道なマネをしていたため、甲児から「うるせー!! バーロー!!」「自分のこと棚に上げやがって!! ふざけんな!!」と正論で返される。
「わしって悲惨なキャラクターだなーっ、司令官なのに」
同じく永井豪版より。上記の後にボスムチャの「フットボール作戦」に翻弄されて。
「わーっ、ありがとう、きみは見上げた紳士だ、きっと貴族の生まれだ、ハハハ」
「ぎゃあっ、貴様は見下げ果てた野蛮人だーっ」
同じく永井豪版より。自分の首の扱いでムチャに対する態度をコロコロ変えた。もっとも、この時代の日本に貴族制度は存在しないのだが…。
余談だが、『第2次Z再世篇』の甲児との戦闘前会話に似たようなやり取りがある。
「Guten Abend(こんばんは!)」
桜多吾作版の台詞。過去にシンジケート団を襲撃した際にドイツ語で挨拶し、直後に組織の幹部を皆殺しにした。
「命の恩人で無ければ、このブロッケン、貴様のようなやつの部下にはならなかったぜ!!」
同じく桜多吾作版の台詞。Dr.ヘルのあまりの自己中心ぶりに恩義も冷めてしまい、マジンガーZと戦う直前に上記の台詞で罵る。

真マジンガー

「ええい! さっさと自爆だ!」
エネルガーZが追い詰められた時の台詞。自爆を「さっさと」程度で済ませちゃ駄目だろ(後年、『UX』において同じような台詞を吐いたキャラが出てきたが)。

スパロボシリーズの名(迷)台詞

TV版

「マヌケなヤツではあったが、あしゅら男爵は我輩の盟友であった。貴様を倒して、せめてのも手向けにしてくれるわ!!」
第4次S』第22話「Dr.ヘルの恐怖」にて追加された甲児との戦闘前会話。この後、甲児から悪役じみた返答をされる。
「ぐははは!もろい、もろいぞ!!SRX計画の機体と言っても所詮こんなものか!?」
「龍王機と虎王機があれば、ロンド=ベル隊を全滅させることも容易い!!」
αDC)』(スーパー系ルート)第46話「龍と虎」で、虎王機の攻撃を喰らい爆散したヒュッケバインMk-IIを目の当たりにして悦に入る。更にブロッケンは、得意の絶頂で龍王機グルンガスト弐式の破壊を命じるが…。
「フン、格好ばかりつけおって…死んだら何の意味もないではないか!」
『α(DC)』第51話「あしゅら男爵、散る」での台詞。次話の「魔神皇帝」では、「あしゅらの敵討ち」を目的とする。
「うおおっ! 我が輩が…!?」
「おのれ! 覚えておれ! この次こそ必ず…」
IMPACT』第3部銀河決戦篇第12話「明日なき総力戦」より。最終決戦で飛行要塞グールを撃墜され、撤退するつもりで恒例の捨て台詞を吐こうとしたが、その言葉も言い終えぬ内にグールは爆散。結果的にこれが辞世の句となってしまった。

真マジンガー

「グフフ…。あの機体に乗っているのは女か…!これはお仕置きが楽しみだ…! まずはコックピットの装甲をはがして…」
ルナマリア「女の敵!」
マルグリット「許しがたいな、このようなハレンチな男は!」
「お仕置きを受けるのは、あんたの方だよ」
シルヴィア「覚悟しなさいよ、スケベ伯爵!」
カレン「その生首でサッカーをしてやる!」
サラ「ううん! 逆さにして花瓶にしてやる!」
ヨーコ「射撃の的にするのもいいかもね」
ノイン「いや、犬のエサにしてやろう」
スメラギ「その全てを許可します」
「な、何だ…!? 吾輩はまだ何もしてないのに!」
エスター「当たり前だ! そんなことを許してたまるものか!」
さやか「女だと思って甘く見てると、ただじゃすまないわよ、ブロッケン伯爵!」
第2次Z再世篇』第47話「死線!総攻撃Dr.ヘル!」での女性キャラとの戦闘前会話。『W』での女性キャラとシンクライン皇太子の戦闘前会話を彷彿とさせるような罵倒されっぷりである。
ちなみに、この中で共通している面子はさやかとノインであり、ルナマリアの台詞は『W』の時のさやかの台詞と全く同じである。また、カレンの台詞はボスのブロッケン伯爵に対する攻撃時の特殊戦闘台詞と内容が被ってしまっている。
「ぬうう! スナイパーはともかく、あのような不細工の事など最初から頭の中になかったわ!」
第3次Z時獄篇』で人質作戦が九割がた失敗した原因を「俺憎さで仲間を忘れていた、お前のミス」と甲児から断じられた際の返し。
「フフフ、兜甲児よ。戦いはまだ終わっていないぞ」
「マジンガーから降りたお前達など物の数ではない! ここで我が輩と鉄十字軍団が地獄への道案内を…」
『第3次Z時獄篇』第9話「やりすぎのウォークライ」にて。戦闘終了後、甲児達がマジンガーから降りた隙を狙って彼に止めを刺そうとするが……
「え…!?」
「や、やめろ! 我が輩の首はボールではない!」
「やめてぇぇぇぇぇえっ!!」
上記の台詞の直後、宗介達の地獄の特訓によりキルマシーンと化した陣代高校ラグビー部のメンバーに自身の首をラグビーボールとして扱われ、鉄十字軍団諸共地獄を味わう羽目になった。合掌……
「健気なものよの! 援軍も来ず、孤立した状況での絶望的な戦いの中、まだ闘志を失わないとは!」
「だが、それももうすぐ終わる! このブロッケンが楽にしてやろう!」
「恨むなら兜甲児を恨むがいい! お前達を見捨てた男をな!」
「そして、地獄へ我が名を持っていくがいい! このブロッケン伯爵の名を!」
『第3次Z時獄篇』ネオ・ジオン静観ルート第23話より。使徒および機械獣軍団との苦しい戦いにおいても戦う気力を無くさないZ-BLUE別動隊に対しての嘲笑。
そもそも、甲児が仲間を見捨てることなどまずあり得ず、ミサトからは小馬鹿にされ、テッサからは「あなたの敗因はそのおしゃべりなこと」と切り捨てられてしまった。その直後にZ-BLUEの本隊が到着することに…。
「え…! その…そういうわけでは…!」
そして、ブロッケンに仲間をいたぶられたことに怒る甲児とヒビキに竦み上がった際の反応がこちらである。
「ヌフフ…迫力のボディの下にはどんな迫力ボディの少女が乗っているのかな?」
「ヌホホ! 今すぐ装甲をひっぺがして、お前にイタズラしてやるぞ!」
『第3次Z時獄篇』日本ルート第36話「戦場外の憂鬱」より。ガンバスターの巨大さに気圧されるも、パイロットが女性であることを知り俄然やる気を出す。
「何とでも言うがいい! 我が輩は何度でも地獄の底からよみがえり、この世界を恐怖に叩き込む!」
同じく「戦場外の憂鬱」より。自身の卑劣なやり方に怒るヒビキに対して。しかし……。
「え…そういうわけでは…」
「ま、待ちたまえ、君! さっきのは言葉のはずみのようなものだ!」
上記の台詞の直後、ヒビキから自分が余程のマゾヒストだと誤認された際の反応。
「さあ、その身を炎と燃やせ! 横浜を真っ赤に染めるのだ、グロイザー…」
BX』第2話「決意! 引き継がれる意志」より。グロイザーX10を発進させようとした際の台詞。元ネタは、本家『グロイザーX』のOP「飛べ! グロイザーX」の歌詞。

搭乗機体

飛行要塞グール
地獄城着任時にDr.ヘルから与えられた要塞。
自身の代理として指揮したあしゅら男爵の失態で炎上させられた際には「俺のグールが燃えている…」と泣き崩れた。
ブロッケンV2シュナイダー
『真マジンガー』設定での専用機械獣。
ブロッケーンT9
劇場版 マジンガーZ / INFINITY』での搭乗機。

余談

  • マジンガーZ』の原作者である永井豪氏は、「あしゅら男爵が(左右半身が男性・女性になっている)『縦割り』だったので、ブロッケン伯爵は(首を切って)『横割り』にしてしまおうという発想から生まれた」と語っている。
  • ブロッケン伯爵の名前の由来は、ドイツのブロッケン山の山頂で見られる光学的現象「ブロッケン現象」(「ブロッケンの妖怪」「ブロッケンのお化け」とも言う)である。
    • 第3次』でも、ブロッケン山を通過する際に触れられている。