ADW

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ADW(Anno Domini World)とは、『第2次スーパーロボット大戦Z』の舞台となった多元世界で「西暦世界」の略称。名称は『第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇』で判明した。

基本設定 [編集 | ソースを編集]

ADWもUCWと同じく複数の世界が融合した多元世界を舞台のため、基本となる世界観は特定しにくいが、世界の国家勢力については『機動戦士ガンダム00』の三大国家群に分かれた世界観が基本。物語開始時は大時空振動からすでに20年が経過している。物語の中盤で「カラミティ・バース」と呼ばれるさらなる時空振動が起こり、新しい世界が複数加わり、前作のキャラクターたちも転移してくる。

大時空震動前は、序盤に転移してきた『マクロスF』並びに暗黒大陸に隔絶されていた『天元突破グレンラガン』、物語開始数年前に一部の人物達が転移してきた『超獣機神ダンクーガ』(TV版~OVA『失われた者たちへの鎮魂歌』まで)以外はどれとどれが平行世界間の関係であったかについては特に語られていないが、少なくとも

  1. 機動戦士ガンダム00』と『コードギアス 反逆のルルーシュ
  2. 日本が舞台の参戦作品と『コードギアス 反逆のルルーシュ』(※1)
  3. 『超獣機神ダンクーガ』と『超獣機神ダンクーガ GOD BLESS DANCOUGA』(※2)
  4. 上記の作品らと『装甲騎兵ボトムズ』(※3)

これらの各作品世界については平行世界間の関係であったと思われる。
(※1)確定ではないが、後述のエリア11の日本列島のみが別途存在する理由により、『コードギアス 反逆のルルーシュ』以外の日本が舞台の参戦作品は元々同一世界であった可能性が高い。
(※2)本来は同一世界だが、『第2次Z』作中ではTVシリーズに登場した人物は前述の通りADWに転移してきており、『GOD BLESS DANCOUGA』に登場した人物はそれとは別にADWにいた事になっている。
(※3)『ボトムズ』はアストラギウス銀河から転移したと言われてるが、アストラギウス銀河世界において地球の存在は言及されてないので、いずれかの作品と同じ世界である可能性もある。

UCWとは時間の流れが大きく異なり、再世篇でセツコ・オハラが転移した際に前作で転移していたZEUTHメンバーがADWで1年過ごしたのに対して、UCWでは1ヶ月しか経過していないことが明かされた。また、時獄篇ではZEUTHメンバーが転移して(行方不明になって)いた期間が5ヶ月となっている。

また、『第3次Z時獄篇』にて『フルメタル・パニックシリーズ』の面々はADW出身という事が明らかとなっている。

国家・地理[編集 | ソースを編集]

『破界篇』の開始当時は様々な国家が乱立し独自の政治体制を持っている状況から始まる。しかし多くの国家は『機動戦士ガンダム00』の世界観をモデルにした三つの国家同盟勢力(ブリタニア・ユニオン、人類革新連盟、AEU)のいずれかに属している。日本やアザディスタン王国、リモネシア共和国など、三大同盟のどれにも属していない国もある。

宇宙ではいまだ地上国家の植民地扱いだが、『新機動戦記ガンダムW』のコロニー国家群が独立を目論んで暗躍している。

『再世篇』では『ガンダム00』の原作同様、地球連邦政府が樹立しているが、各国・各民族の利権争いが依然として激しく、結局は人と社会の境界は従来の三大同盟の形がほぼ維持されたままである(これも『00』原作同様である)。一方、黒の騎士団ソレスタルビーイングをはじめとする反連邦組織は『再世篇』時点ではほとんどが敗北に追い込まれている。しかし、局地的な紛争等の問題が残されており、どちらにせよ「世界が統一されて戦争がなくなった」などというのは未だ夢物語な状況にすぎない。

ブリタニア・ユニオン
アメリカ大陸の諸国家が中心になって作られた国家同盟。『機動戦士ガンダム00』のユニオンと『コードギアス 反逆のルルーシュ』の神聖ブリタニア帝国が合併してできたもの(このことから、これら二つは元々は違う世界の国家であったと思われる)。国家元首はブリタニア皇帝シャルル・ジ・ブリタニアで、首相がブライアン・ステッグマイヤーである。
覇権主義の様相が強く出ており、政治的にはユニオンよりもブリタニアの方が色濃いようだ。
人類革新連盟(人革連)
ユーラシア大陸のアジア側の国家群の同盟体。『ガンダム00』の人類革新連盟が『コードギアス』の中華連邦を内包したもの。ただし、『コードギアス』第一部しか扱っていない『破界篇』では中華連邦関係のキャラや設定がほとんど出てこないし、そもそも『ガンダム00』本編中でも人革連がソビエト連邦のイメージを中心に描かれていたので、その内情は『コードギアス 反逆のルルーシュR2』が参戦した『再世篇』で描かれた。
ブリタニア・ユニオンやAEUと比べてもまとまりが悪いらしく、内紛としてテロが頻繁に起こっている。
AEU
ユーラシア大陸におけるヨーロッパ諸国の連合体。『ガンダム00』のAEUに『新機動戦記ガンダムW』のロームフェラ財団の勢力を盛り込んだもの。OZはAEUの精鋭部隊のような扱いである。軌道エレベーターはアフリカ大陸の赤道付近にある。
日本
独立国として存在。スーパーロボットを擁する民間組織がやたら多いのは例年通り。
エリア11
『第2次Z』におけるもう1つの日本列島。多元世界の構築により日本列島が二つできてしまったというのが本作の最大の特徴である。我々の知るところの日本列島よりも南方に存在し、緯度的にはハワイや台湾に近い(経度は日本と同一)。
『コードギアス』における日本はこちらの南方の日本列島に属する。ブリタニアが占領したために「エリア11」と呼ばれる属領となった。なお、『ガンダム00』原作における日本はユニオン所属になっているが、今回はその役割を「エリア11」が受け持っており、上述した「日本」はユニオンに属していない。
さらに、シンジュクゲットーにはアストラギウス銀河からの難民が数多く住み着いており、『装甲騎兵ボトムズ』におけるウドの街の役割はシンジュクゲットーが担っている。
エリア11の日本列島が「日本」の日本列島から弾かれたのは『真マジンガー 衝撃! Z編』の世界の富士の地下にあったゼウス神の腕とジャパニウム鉱石によるものである事が『再世篇』で明かされた。
アザディスタン王国
『ガンダム00』に登場した中東の王国。元首はマリナ・イスマイール。原作と同様に三大勢力に属さず独立を保っている。
リモネシア共和国
太平洋上の島国。三大勢力に属さず独立を保っている。元々は観光と漁業で成り立っていた小国だが、新エネルギーDECを発見したことで一躍国際社会に発言力を持つようになった。国家元首は不明だが、外務大臣としてシオニー・レジスが顔出ししている。
『破界篇』中盤に、混乱する世界情勢の中で生き残るための力を得ようと「プロジェクト・ウズメ」を発動させ、それがきっかけで大規模な次元振動「カラミティ・バース」が発生。その結果、壊滅的な被害を受けた。『再世篇』では細々とではあるが復興が進みつつある。
暗黒大陸
アフリカ大陸の南方のこと。次元の歪みにより外部から侵入ができないため、未知の大陸としてこう呼ばれていた。
その内部には『天元突破グレンラガン』の世界観が広がっており、カラミティ・バースが起こって以降に行き来が可能になる。それから、暗黒大陸の獣人たちによる多元世界への侵攻が始まった
『再世篇』では時空振動の影響により、再び封鎖され、10年と言う時間差が生じた。
マクロス・フロンティア船団
『破界篇』序盤の時空震動によって『マクロスシリーズ』の世界からADWにとばされてきた移民船団。元々、船団そのものが政体として存在しているため、ADWでも独立国家を宣言する。
新帝国インペリウム
カラミティ・バースによって、「聖インサラウム王国があった多元世界」から召喚されたガイオウが立ち上げた振興勢力。自らが滅ぼしたリモネシアとインサラウムの要人を配下にしている。設立の背景にはアクシオン財団の協力もある。
領土を持たぬ国家であり、移動戦艦グレート・アクシオンを本拠地としてガイオウの気の向くままに多元世界を旅している。「何者にも冒されない自由」が国是であり、その進路を阻むものがあれば何人たりとも破壊して進む。国というより海賊団のようなおもむきである。
聖インサラウム王国
ADWとは異なる多元世界を支配していた王国。「聖王」という絶対者により統治されていたが、何処かから現れた「ガイオウ」によって滅ぼされてしまった。シュバル・レプテールマルグリット・ピステールはこの王国の出身で、『破界篇』時点ではガイオウの配下となっている。
『再世篇』では5億の生き残りの民が次元の狭間に作られたコロニーに避難していたことが判明。先王の忘れ形見であるユーサー・インサラウムが「聖王」の座を継承し、ADWを第二の故郷にすべく侵略を開始した。

軍事勢力[編集 | ソースを編集]

ZEXIS[編集 | ソースを編集]

『第2次Z』におけるプレイヤー部隊。大国同士の利権争いが激しい今作の元世界において、中立的な立場で活動できる国際救助隊として結成された。提案者は国連理事(後に地球連邦軍司令官)のエルガン・ローディック。『破界篇』の中盤に正式に発足した。

政治的中立性を主眼においているため、構成メンバーには特定国家の正規軍が含まれていない(利害の一致から、一時的な協力関係になることはある)。原則的に、ロボット兵力を有する民間組織からメンバーが集まっている。ただし、黒の騎士団ソレスタルビーイングのような、世間的にはテロリストとして扱われているような組織もZEXISには参加している。これについては一般には公開されていない事実である。『破界篇』ではZEXISは公開された民間組織のメンバーが中心となった「表部隊」と、公開されていない非合法組織のメンバーが中心になった「裏部隊」に分かれて行動するケースが多かったため、ZEXISの秘密は世間にはほとんど知られることはなかった。

なお、表部隊と裏部隊の関係は前作『Z』のZEUTHザフト組とアウトロー組に分かれて行動していたことに酷似しているが、ZEUTHのような二部隊間の対立は発生していない。これは、ZEUTHの対立がUCW成立から間もない事などからニセ情報に踊らされたことが原因であり、ZEXISがいるADWは成立から20年も経っているためか前作ほど情報伝達が混乱している世界観ではないためである。

以下の各部隊により結成されている。

コスモクラッシャー隊
国連所属の救援部隊であり、いわばZEXISの前身的な部隊。『破界篇』序盤ではコスモクラッシャー隊はエルガンの意を汲んでZEXISのメンバー集めとして様々な民間団体をスカウトしていた。
光子力研究所
その名の通り、光子力の研究・開発を行う研究所。
マジンガーZ初起動時の戦闘で与えた騒動から兜甲児が留置所に入れられるのだが、その保釈の条件としてコスモクラッシャー隊の大塚長官からZEXIS入りを提案される。
ゲッターチーム
『破界篇』では原作での早乙女の乱よりも前の時間軸から始まり、早乙女博士の意向で、様々な強敵と戦う機会のあるZEXISにゲッターチームは出向することになった。
竹尾ゼネラルカンパニー
トライダーG7を保有する民間企業。マジンガーZ初起動時の戦闘に巻き込まれる形で協力し、光子力研究所のZEXIS入りに便乗して国連と契約を結ぶ形で参加。
株式会社21世紀警備保障
ダイ・ガードを保有する(持て余していた?)警備会社。社長である大河内伝次郎の鶴の一声でZEXISに参加。
初期はヘテロダイン以外と戦うことに拒否感を感じていたメンバーだが、次第に地球を守る使命に目覚めることになる。
S.M.S
この世界の新しい住人であるマクロス・フロンティア船団に属している民間軍事企業。この多元世界の情報収集と実利をかねて国連と契約を結ぶ形で参加。
グレン団/大グレン団
カミナシモンを中心に暗黒大陸の人々が集まってできた一団。
カミナとシモンが地上に出てグレン団を結成したのとほぼ同じタイミングで、暗黒大陸が解放され、そこの調査にやってきたコスモクラッシャー隊と出会う。カミナが外の世界に興味を持った流れでZEXISに参加。
ソレスタルビーイング
「武力による戦争根絶」を目指す私設武装組織。ZEXISの目的からすれば本来敵対者になりかねない組織なのだが、エルガンの意向により「裏部隊」としてZEXISに参加することになる。
これには、ソレスタルビーイングが擁する量子型演算処理システム「ヴェーダ」が、“戦争根絶を為すためにはZEXISへ協力することが必要”という計算結果をはじき出した事と、加えてプトレマイオス・チームの戦術予報士スメラギ・李・ノリエガが「異星人等の侵略がある状況下で武力介入を続ける事は、かえって地球の存亡に関わる」と判断し武力介入を中止した事が影響している。
黒の騎士団
エリア11を解放するために戦っているレジスタンス。黒の騎士団リーダーの「ゼロ」がZEXISに集結する軍事力を利用しようと目論み、自らZEXISに接触し参加する意向を伝えた。
裏部隊側ではゼロがリーダー的存在になる(ゼロは後にエルガンからZEXISの再招集権を託されており、事実上の最高指揮官となる)。
なお、『破界篇』でのキリコ・キュービィーの初期の立場は、この黒の騎士団の傭兵である。『再世篇』後半はルートによって、黒の騎士団とZEXISとの関係が大きく変化する。
オペレーション・メテオ
『機動戦士ガンダムW』の主人公たちの緩いつながりを便宜上こう呼ぶ。コロニーの独立のために個々で工作活動を行っていたが、彼らもまたZEXISを利用することが自らの目的達成の近道と考え、エルガンの呼びかけに応じて裏部隊として参加。
ドラゴンズハイヴ
戦場に突如現れ、「弱い方」に味方して去っていく謎の勢力。「正義の味方」扱いだった『L』とは異なり、この世界にとって敵か味方か判断がつかない不気味な存在として扱われている。
来るべきムーンWILLとの戦いに備えて、ダンクーガノヴァに戦闘経験を積ませることがドラゴンズハイヴの真の目的であったが、そのための戦場を用意してくれるZEXISに入ることをメリットとみなし、エルガンの呼びかけに応じて裏部隊として参加。
獣戦機隊
ZEXISのピンチに現れて幾度となく救ってくれる謎のロボット。
ADWでは忘れられた過去の英雄であり、「呪われし放浪者」としてアースWILLとともに時を越えてADWにやってきた。アースWILLの代弁者のような立場におり、F.S.の指示で影からノヴァおよびZEXISを援護していた。正体を明かした後は正式にZEXIS入りする。
第303独立愚連隊
交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』にてホランド・ノヴァクらが所属している部隊。ADWではほぼ原作と同様の立ち位置で、国連に所属する軍属の傭兵部隊となっている。
その流れでZEXISに参加することになるが、私的な目的にかられて中盤で離脱し、敵に回る。『再世篇』ではZEXISにつかず離れずの形で協力することになる。
エウレカ・ズィータレントン・サーストンは第303独立愚連隊が離脱後も個人の意思でZEXISに協力する
ZEUTH
前作の自軍部隊。「呪われし放浪者」としてカラミティ・バースをきっかけに、ADWへと次々と転移してくる。「利害を超えて世界の危機に立ち向かうスーパーロボットの寄せ集め部隊」という点でZEXISとZEUTHはまったく同じ理念なため、二つの部隊は自然と合流することになった。なお『破界篇』時点では転移のショックなどで不調をきたしている機体も多く、『再世篇』にて修理用のパーツが届くなどするまで一部武装が使用できなかった。

地球連邦軍[編集 | ソースを編集]

『破界篇』ではそれぞれの国家がそれぞれの軍隊をもっており、それぞれの利権で行動しているが、国家が所有する軍隊として露出が多いのはやはり三大国家同盟勢力の各軍であり、 『再世篇』ではそれがそのまま地球連邦軍の主要な構成となる。

本作の地球連邦軍は『ガンダム00』の地球連邦平和維持軍に、『ガンダムW』の地球圏統一連合軍や『コードギアス』のブリタニア軍を組み込んだような形で設定されているため、連邦軍の主要兵器はモビルスーツKMFということになる。

OZ
AEUのロームフェラ財団によって組織された部隊。AEUおよび地球連邦のエリート部隊として、正規軍よりも上位に扱われている。
原作の『新機動戦記ガンダムW』にて、元々は私兵部隊だったものが正規軍に入り込むようになった経緯が描かれているが、本作では『破界篇』開始時ですでに正規軍入りしている。
アロウズ
『再世篇』から登場する地球連邦の独立治安維持部隊。正規軍よりも上位の権限が与えられたエリート部隊である。原作『機動戦士ガンダム00』の設定を踏襲している。
OZと似たような立ち位置であるがゆえにライバル関係にあり、『再世篇』序盤ではいがみ合っている様子がうかがえる。この権力争いは最終的にアロウズが勝利しOZは解体。OZの戦力の一部はアロウズに接収されることになる。

アークセイバー[編集 | ソースを編集]

聖インサラウム王国の精鋭騎士団。スフィアリアクターを持つ機体聖王機ジ・インサーを中心に、それを守護する親衛隊、そして無数の人造次元獣によって構成されている。

親衛隊は騎士の称号を持ち、ナンバーが与えられる。このあたりはブリタニア・ユニオンのナイトオブラウンズとどこか近しい部分がある。親衛隊の騎士の総人数は不明だが、一番数値が大きいのはナンバー17。

ファイヤバグ
極悪非道の傭兵団。『再世篇』から登場し、アークセイバーに雇われる。主要兵器はアクシオ・バーグラー
元々はブリタニア・ユニオンが擁していた秘密部隊で、表沙汰にはできない汚れ仕事を受け持っていた。クロウ・ブルーストはかつてはこの部隊の一員だった。詳細な経緯は不明だが『破界篇』開始時点ではすでにブリタニア・ユニオンから「切られて」いた様子。

その他[編集 | ソースを編集]

安全保障軍
多元世界における日本を守っている組織の1つ。『地球防衛企業ダイ・ガード』の同名組織が元ネタ。
なお、原作では安全保障軍とは別に自衛隊が存在しており、二つの組織の複雑な関係性が暗に描かれていたが、この点は本作では特に語られない。
ミスリル
フルメタル・パニックシリーズ』に登場した秘密部隊。『破界篇』『再世篇』ともに直接登場しなかったものの、『第2次Z』の物語の裏で活動していた。
グレート・アクシオン
新帝国インペリウムの所属する巨大戦艦で、インペリウムの軍隊にして国土そのもの。そしてガイオウが座する玉座でもある。多数の次元獣を兵力として保有し、気に食わない相手がいる国を灰燼と化すおそるべき凶軍。
WLF(世界解放戦線)
『破界篇』で登場する本作オリジナル設定のテロ組織。様々なテロ組織からあぶれた連中の寄せ集めのような組織で、それゆえに思想が各個人でバラバラ。それでいて自分の理念のみには盲目的で市民の犠牲もいとわない過激な連中が集まっている。
このようなチンピラの寄り合いのような組織がある程度の脅威をもっていることの背景には、自らの目的を達成する手ごまとしてここを影から支援してる黒幕の存在があったが、黒幕が手を引いた『再世篇』においても残党が活動を継続している。
ギシン帝国
大規模な勢力を持つ銀河帝国であり、過去のスパロボに登場したときはその規模の大きさから、他のアニメの異星人軍を束ねる同盟として登場することが多かったが、本作では独立した強敵として登場する。
ズール皇帝は「黒の英知」に触れた人物の一人で、スフィアスパイラルネメシスについても深いレベルで把握している本作のキーパーソン。それゆえに地球を放置できぬ星として特別視している。
ギシン帝国とズール皇帝自体は、『破界篇』で倒される。
Dr.ヘル一派
世界征服を狙うDr.ヘルの私兵部隊であり、地中海のバードス島が本拠地。自らの野望に必要な光子力を入手するため、執拗にマジンガーZ光子力研究所を狙う。そして例によって、マジンガーZが参加しているZEXISを狙うことになる。
本作ではマジンガーZの完成前の時点から、機械獣を使って破壊活動を行う国際テロ組織として活動しており、わりと世界的知名度がある様子をうかがえる。『破界篇』ではギシン帝国と一時的に同盟を結んでいた。
Dr.ヘル一派はこれまでのスパロボでは“序盤を支える賑やかし”というイメージで描かれているが、本作では「黒の英知」に関わる組織の1つとして二部構成の最後の最後まで存在感を放つ強敵として描かれる。
獣人軍
暗黒大陸の地上を支配する獣人たちの軍団で、螺旋王たるロージェノムによって率いられている。主要兵器はガンメン。人間狩りを目的としており、暗黒大陸の人類は獣人から逃れるために地底で隠れ住むしかなかった。
カラミティ・バースで暗黒大陸が解放されてからは、外の世界の人類の抹殺も目的として世界各地に侵攻を始める。『破界篇』の終盤に壊滅。
「黒の英知」に関わる組織の1つで、それらの要素との関連性を匂わせる台詞・会話がみられる。
イノベイター
リボンズ・アルマークを首魁とする集団。アロウズひいては地球連邦政府を裏から操っている。
レッドショルダー
ヨラン・ペールゼンによって創設されたギルガメス軍所属の特殊部隊。民間軍事会社PMCトラスト傭兵として雇われている。
ロボットマフィア
ブランチ率いる犯罪組織。『再世篇』から姿を見せる。
暗黒の信者
ワイズマンの秘密結社
装甲騎兵ボトムズ』の黒幕。『再世篇』中盤から暗躍。
原作同様、表立って軍事組織のように動くのではなく、既存の組織を影から操ることに徹している。
「黒の英知」に関わる組織の1つ。その情報戦術でアロウズとイノベイターを壊滅寸前に追い込んでいる。
バアル
多くの人物らが揃って口にする謎の存在。

関連人物[編集 | ソースを編集]

関連用語[編集 | ソースを編集]