超機人

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超機人(Super kijin)

古代人により開発された半生体機動兵器の総称。「ちょうきじん」と読む。「百邪」と呼ばれる怪物などから人間・世界を守るため作られた。

「五行器」という自然界のエネルギーを使用する永久機関が搭載されており、更に自律回路には魂のようなものが宿っているため、自意識を持ち操縦者がいなくても動けるが、真の力を発揮するためには念動力者の搭乗が必要である。

なお、誰でも乗れるわけではなく、超機人自らが操縦者を選ぶ(かなり強引であるが、制御自体を支配できれば操縦する事も可能)。超機人に選ばれれば念動力者でなくても操縦は可能だが、念動力の代わりに「魂力」と呼ばれるものを超機人が吸収する為、乗り続けると操縦者は魂力を吸われ尽くされ、干からびて死亡する。この点は修羅神と似ている。動力そのものは無限機関に属するが、『α』の場合技を使うエネルギーは護符を焼いた灰を溶かした水が必要である。『OG』シリーズではその設定は消滅したようである。合体時のムービーなどを見る限り、サイズなどが不自然に変化しているが、これは外装が符で構築されており、変形・伸縮が自在であるため。

破損すると修復は基本的に今の技術では不可能であるが、別の機動兵器や念動力者の命を取り込み欠損部を補う、もしくは再生する能力を持つ。また、組み込まれたパーツを吸収することで機構の稼働を妨げないようにするなどの事例も確認されている。ただし、組み込まれたパーツを介して搭乗者に制御を乗っ取られる、などの弊害も発生しうる。

超機人の中には「四霊」「四神」「四凶」「四罪」等、幾つかの階級が存在しており、数多くの超機人が存在していたが、かつて起こった超機人同士の戦い「機人大戦」により、殆どの超機人が失われ現存する物は少ない。四罪は不明だが、現状判明している限りでは四神の階級が一番低い。

余談だが、超機人はスーパーロボットを直訳したものと思われるが、設定では古代中国発祥である為、中国語では「超級机械人」が正確と思われる。

超機人は資格を認めた者に従うため、場合によっては地球勢力と敵対することもあり得る。また、四罪・四凶は百邪の一つと言っても差し支えない凶悪な存在であり、なぜこんなものまで造り上げたのかは全く以って不明。

主な超機人

四霊

超機人の中でも最上級の位。他の超機人に比べ非常に巨体であり、強大な力を持っている。真・龍王機以外は名前のみの登場。

真・龍王機/応龍皇
応龍の超機人。本来の名前は龍王機だが、四神と区別するため「真・龍王機」と呼称される。なお、姿のモチーフは「青龍」。全ての超機人の長に当たる存在だが、龍玉を過去の戦いで失っており、ポテンシャルが半減している。
麟王機
麒麟の超機人。鳳凰共々シルエットが小さく描かれたのみ。
霊亀皇(れいきおう)
霊亀の超機人。最後まで人類のために戦って壮絶な最期を遂げ、伝奇二部ではオーダー母艦内で復活途中にあり後に母艦化する予定だった。しかし、現在の描写を見ると二部でのバラルの要塞そのものが亀王機である可能性が高く、敵として立ちはだかると思われる。
鳳王機、凰王機
鳳凰の超機人。鳳王機、凰王機は別々の機体なのか、変形形態なのかは、現時点では不明。新装版龍虎王伝奇の冗談4コマネタでは二体のヒヨコ?が描かれていた。

四神

単独での戦闘力は他の機体に及ばないものの、それぞれ対応する四神との合体機能を持っており、合体状態でのポテンシャルは高い。操者の念と意思が強く、地球を守るという意志が合致すれば、その力は四霊にも劣らない。

龍王機
青龍の超機人。姿のモチーフは「応龍」。
虎王機
白虎の超機人。
龍虎王虎龍王
龍王機虎王機合体した姿。
雀王機
朱雀の超機人。武王機ともども、長らく龍虎王伝奇のみの登場であったが、第2次αで名前が登場、第3次αでは真・龍虎王の一部として登場した。第2次OGでは遂にユニットとして登場。
武王機
玄武の超機人。雀王機と共に第2次OGに参戦。
雀武王武雀王
雀王機武王機合体した姿。
四神招魂 龍虎王
窮地に陥った龍虎王に雀王機・武王機のパーツが融合した姿。真・龍王機を撃退した。
真・龍虎王真・虎龍王
轟龍改、雷虎改を器に、ナシム・ガンエデンに導かれた四神の超機人の魂が集い、融合した姿。かつての四神招魂 龍虎王に似た姿を持つが、継ぎ接ぎ状態だった四神招魂に比べ、より統一感がある。個々のパーツが完全に固着しているため、2形態間での変形は出来るが、元の4機に分離することは出来ない。

四凶

単機で「○○王」という名を持つのが特徴。操縦座は一応存在するのだが、念動力や魂力のみならず、操者の肉体をも喰らって稼働するというとんでもない特性があり、危険すぎて強念者であっても乗ることが出来ない。現在、渾沌王と檮机王は倒されている状態。ちなみに、読みが難しすぎるからか、初登場時に名前を聞かされたクスハがうわごとのようにひらがなでその名前を繰り返した。
超機人である以上は外敵から地球を防衛するために作られたはずなのだが、成り立ちとその凶暴性から本義に叶っているとはとても言えず、むしろ百邪に近い存在。

饕餮王(とうてつおう)
お面のような頭部を持った、貪欲な超機人。SP吸収やEN吸収といった厄介な特殊効果を持つ武器を持ち、視覚的にも戦力的にも嫌な相手。SP回復がPPで習得できない第二次OGにおいては、ハードルート最終話に出てくるこいつは悪夢と言える。幸いと言うかパイロットブロック持ちが多いため、そいつらで相手をすべし。
窮奇王(きゅうきおう)
限りなく生物にしか見えない虎の様な姿を持つ。饕餮王と比較すると、攻撃力・装甲ダウンといった攻撃的な特殊効果を持つ。防御寄りの饕餮王に比べて回避寄りであり、最強武器も特殊効果は無いので饕餮王より多少は楽に戦える。
渾沌王(こんとんおう)
橈机王(とうこつおう)
四凶の残り2体。機人大戦で破壊されている。

四罪

超機人の位であるが、孫光龍も認める暴虐な性質で百邪に寝返ったらしい。第二次OG時点ではこの位の全てと四凶の渾沌王と檮杌王が破壊され、饕餮王と窮奇王が枷を嵌められてバラルに使役されている。泰北曰く、四凶とは異なり機人を餌としており、自分以外の存在は敵味方の見境なく食らう性質であるため、1機ずつしか出せないとの事。
中国神話でもほとんどが似たような「善から悪に寝返った」、もしくは「最初から悪」という逸話がある。
神話通りならば、四罪の内訳は共工(きょうこう)、驩兜(かんとう)、鯀(こん)、三苗(さんびょう)、四凶の内訳は饕餮(とうてつ)、渾沌(こんとん)、窮奇(きゅうき)、檮杌(とうこつ)となる(ただし、資料によっては四罪の超機人の元になった四体が四凶となっている)。

鯀王(こんおう)
『龍虎王伝奇』二部の第6話で泰北に使役されて登場。胡坐をかいた恰幅の良い老人の様な姿をしており、魑魅魍魎を召喚して手当たり次第に機人を喰らう他、大熊の様な姿に変形して強大なパワーを発揮する。メカニックデザインは八房龍之助氏。
共工王(きょうこうおう)
『龍虎王伝奇』二部の第6話に登場。
驩兜王(かんとうおう)
三苗王(さんびょうおう)
四罪の残り2体。

関連用語

妖機人
百邪に与し、その影響によって変質した言わば「悪の超機人」。OGシリーズではバラルが使役しており、今のところ総じて無人で遠隔操作式であり、真・龍王機の一部である龍鱗機も妖機人なので単に弱い、あるいはガンエデンに与さない超機人達を指しているだけの模様。
念動力
超機人に選ばれる資格の一つ。この力が強い程、超機人の力を高めることが出来る。無ければ乗っているだけで魂を吸われてしまう。
ラ・ギアス
α設定では、かつて超機人の開発に一部の人間が関わったらしい。現在では消失した設定である可能性も。
ナシム・ガンエデン
超機人の主。しかし龍王機・虎王機からすれば、この人造神こそが「百邪」であるらしい。なお、ガンエデン率いる組織であるバラルが超機人を造ったという訳ではなく、あくまで世界を守るためにバラルの下に集い、統率されたらしい。
百邪
超機人の敵たる妖魔・妖怪・悪鬼の類の総称。OGシリーズではアインストルイーナもこの範疇に含まれる。
黄帝獄
ある種の閉鎖空間らしい。窮奇王と饕餮王は機人大戦の後ここに閉じ込められていたらしいが、内部の環境はかなり過酷であったらしく(そもそも人の命を喰らう超機人を閉じ込める場所なのだから当然だが)、再封印を示唆されると従う。

関連人物

イルイ・ガンエデン
孫光龍
夏喃潤
泰北三太遊
クスハ・ミズハ
ブルックリン・ラックフィールド
安西エリ