真壁一騎

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真壁一騎
読み まかべ かずき
登場作品
声優 石井真
豊口めぐみ(幼少期)
デザイン 平井久司
初登場SRW スーパーロボット大戦K
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人(日本人)
性別
生年月日 2131年9月21日
星座 乙女座
年齢 14歳(TV版)
16歳(劇場版)
身長 169 cm(TV版)
体重 56 kg
血液型 O型
所属 竜宮島アルヴィス
好きな物 静かな場所
美味い食事
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真壁一騎は『蒼穹のファフナー』『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』の主人公

概要[編集 | ソースを編集]

アルヴィス司令補佐・真壁史彦の息子であり、アルヴィス所属のファフナーマークエルフのパイロット。

同じパイロット候補生の中でも飛びぬけた適性を持ち、第1話「楽園~はじまり」にて急遽マークエルフに搭乗し、竜宮島を襲ったフェストゥムを撃破。その後もアルヴィスの主戦力として活躍する。

一時期、皆城総士の考えを知るために竜宮島を離れるが、後に新たな機体ファフナー・マークザインに乗り込み帰還。マークザインの力は大きな戦力となるが、その分一騎の同化現象を早めることとなり、蒼穹作戦の際には一騎は両目を失明するまでに至る。しかし、辛くも島に帰還した後は、同化現象の治療法が確立された。影響が大きかったためか、劇場版ではそれでもいずれ完全に失明することが本人の口から語られていた。そのため、失明しても活動できるように平時は目を瞑っている(未単行本の劇場版小説では目を瞑ったまま島を回れるようになっていた)。

明るく優しい心を持ちながら時々熱くなることもある好青年だが、過去の総士との事件から実は自己否定が強い性格であり、ファフナー搭乗時の性格変化も劇場版までは見られず、『蒼穹のファフナー EXOUDS』(SRW未参戦)で初めて描写された。作中では中心人物であるためわかりづらいが、総士との和解を果たすまでは基本的には人と距離を置き、相手から来ない限り積極的な係わり合いを避けている。和解後は性格も若干明るくなり総士や仲間達と心を通わせるようになるが、一方でその行き過ぎた総士への依存ぶりをファンから総士病などと揶揄されている。

また、ファフナー因子による天才症候群の影響で、ずば抜けた体力と運動神経を持つ(小説版では総士に「競い合うライバルさえ居ればオリンピックの全種目で金メダルが取れる」と評されている)。その身体能力の高さは同化現象の影響で、杖をついて歩いていた状態でも近藤剣司との決闘(この時は杖を手放している)で彼を圧倒していたほど(流石に一本は取られてしまったが)。『右』に強い抵抗感を示しており、総士を傷つけてしまったのが『右手』であることに起因しており、終盤で右半身が殆ど動かなかったのは同化現象を『罰』として受け入れたためである。とはいえ、この罰は当然ながら相当堪えてしまったようで、ドラマCDでは普段とは考えられないような辛辣な言葉をもって史彦に当たり散らしていた。

父・史彦が家事ができないこともあり、真壁家の家事を一手に引き受けている。特に料理が得意であり、劇場版以降は島唯一の喫茶店「楽園」で調理師のアルバイトを始めるようになる。店長溝口恭介から「店の看板は一騎の料理」と明言され「一騎カレー」を始めとしたメニューにも一騎の名前が冠されるほど。視力をほぼ喪失した状態で作っているのだから恐ろしいものである。

(年頃の少年らしく)総士と並んでムッツリスケベだと思われ、その手の話題で総士が「何だ!?」と言うと、「何だよ?」と返す。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦K
初登場作品。ファフナー系のエースで、接近戦よりの能力。マークエルフマークザインは射程に死角が無く、総じて回避能力も高いため、総士の持つ精神コマンドと併用すれば、無敵の切り込み役として八面六臂の活躍を見せる。会話シーンでの出番も多い。第22話「コンフュージョン・カーニバル」における総士達との会話は笑える。
スーパーロボット大戦UX
音声初収録。担当声優の石井真氏は、本作がスパロボ初参加となった。プロローグで登場するが正式参入は少し先。
『K』以上にシンルナマリアとの絡みが多く、特にシンとは師弟のような関係となり、彼と共に物語を熱く盛り上げていく。
マークザイン搭乗後は強化された「同化」により、フェストゥムを片っ端から吸収してなぎ払うことが可能。「全体攻撃」や「連続行動」があればなおよし。一騎の撃墜数が翔子を生存させられるフラグの1つとなるので、優先的に稼いでいきたい。なお、劇場版仕様となった場合、マークザインの最強武装が射撃扱いなので育成に注意しよう。まずはどっちでも役に立つヒット&アウェイがあるといい。
今回はさすがに『K』ほど悲惨な状態には陥らず、劇場版を描く第3部でもマークザインに乗れば目が見えるようになっている。
今回スキルパーツで彼の作る「一騎カレー」と「一騎ケーキ」が登場。他の飲食物や水虫薬日焼け止めにも言えるが使用することで能力が上昇するため、単なるプラシーボ効果なのか肉体に影響を与える成分がどれだけ含有されているのどちらなのか気になるところではあるが、ナイトキャップ眼鏡などや薬品以上に何故能力が上がるのか疑問なものもあるため、気にしすぎるのも野暮であろう。むしろ一騎ケーキをゴゴールが所持している事のほうが不思議かもしれない。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力値[編集 | ソースを編集]

防御が壊滅的に低い以外は総じて高水準であり、攻撃面に優れる。特に格闘に優れるが、『UX』後半の劇場版仕様でも同じであるため、劇場版マークザインの武器とは少々合わない。と言っても射撃と格闘の差は1であるため、スキルパーツがあれば問題ない。ヒット&アウェイが無いので持たせておきたい。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

K
集中直感直撃熱血覚醒
UX
集中直感順応直撃

特殊スキル[編集 | ソースを編集]

K
C・コード斬り払い撃ち落とし援護攻撃援護防御アタックコンボL1
UX
シナジェティック・コードL9、援護攻撃L1、援護防御L1、全体攻撃L1

パイロットBGM[編集 | ソースを編集]

「ナイトヘーレ開門」
ファフナー系汎用。
「Shangri-La」
マークザイン戦闘時。
「マークザイン」
『UX』におけるマークザイン搭乗時の曲。壮大な曲だが、サビが短い上にそこまでが長い。また、サビのみの繰り返し版があり、それはファフナー系のイベント時に流れる。
「蒼穹」
『UX』第3部、即ち劇場版ストーリー開始後の専用曲。
「Life Goes On」
本来は全く関係無い『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のEDテーマなのだが、『UX』第25話「生命-めざめ-」における一騎に関係する場面でこの曲が流れるというクロスオーバーの極みなイベントがある。

人間関係[編集 | ソースを編集]

皆城総士
幼馴染であり、ファフナー部隊の指揮官。過去のある出来事が切っ掛けで疎遠になり、同時に因縁を作ってしまった。
一騎は序盤では彼の心情を理解出来なかったが、世界を見てきた後に真矢の言葉もあり、互いの理解と信頼を深めていく。一騎にとって神様に等しい存在。
遠見真矢
一騎に思いを寄せている。一騎にとっては「一緒にいると安心する」存在。後半から徐々に心を通わせるようになる。
羽佐間翔子
一騎に好意を抱いていたが、島を守るため一騎の目の前で自爆した。彼女の思いに気付いていたかは不明。
UXでは条件次第では思わぬ形で彼女と再会することになる。
春日井甲洋
翔子のことが好きで、一騎にライバル心を抱く。しかし、一騎にとってはかけがえのない友人である。
カノン・メンフィス
一騎の必死の説得に心を打たれ、仲間になる。一騎のことが少し気になっていたが真矢との関係を気にして身を引く。
要咲良
彼女と柔道で対戦した際に失神寸前にまで追い込み、「いつか殺す」とまで言い残された。その後、一騎は咲良目当てな、学校中の男子から挑戦状を受け続ける羽目になる。
近藤剣司
とある理由で度々一騎に挑む。一騎の方も「逃げると悪いから」と毎回律儀に勝負を受け、一度はある事情から真矢に「負けてあげなよ」と言われたが、その時も手加減しようとした様子はない。
ちなみに、剣司が出す決闘状は靴箱に入れられ、さらにピンクの紙だったためか、真矢にはラブレターだと思われた事がある。最後は杖をつかなくてはならない状態だったにも関わらず決闘に応じた。
小楯衛
友人であり仲間。フェストゥムとの戦いで失うことになる。
真壁史彦
父親。アルヴィス司令。家事などをすべて息子に任せっきりにしているが、親子関係は良好。
立上芹
後輩。彼女と乙姫の関係は、一騎と総士のそれとどことなく通ずるところがある。
本編では直接会話するシーンはないものの、劇場版の前日譚小説『Preface of 蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』において、裏山で虫取りをしている芹と出会すシーンがある。お互い波長が合うのか、話を切り出すタイミングが被ったりしていた。
将陵僚
『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』(SRW未参戦)の主人公で、一騎の先輩。
劇中において一騎は、体調が悪くなって休養していた僚に肩を貸して遠見医院にまで送り届けている。その際に、疎遠になってしまっていた総士に関して、僚からアドバイスを受けた。
来主操
彼との対話、そして対峙が劇場版の軸となる。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

シン・アスカルナマリア・ホーク
K』では彼らと親しくなり、家族との思い出について語り合う場面もある。声有り初参戦となる『UX』ではより深く語り合い、時に導かれていくことで己を確立していく。
特に、シンとは師弟関係のような関係になり、彼を「アスカさん」と呼んで慕っている。自分たちの身はもちろん、心も救われていく。
参戦機体数が多いためか他版権作品への援護台詞が希薄なファフナー勢だが、シンに対してはしっかり台詞が存在する。この辺りも「マークデスティニー」なるネタを補強している部分。
ミスト・レックス
『K』の終盤、総士を奪ったフェストゥムへの憎しみに駆られていたところ、以前仇敵への憎しみに我を失い多大な失態を犯していた彼にそのことを省みての忠告を受ける。
早瀬浩一
『UX』では同年代のため何かとよく関わり、争いを拒む一騎を心配する。ちなみに浩一も一騎に負けないくらいモテるが、こちらは意識している相手がいる。
森次玲二
『UX』で戦いを拒んでいた時に、彼にキツイ言葉を浴びせられてしまう。その際のやり取りは、原作でハグレマキナのファクターを山下が殺害してしまいハインドに乗ることを躊躇っていた時にかけた台詞とほぼ同じ。
道明寺誠
『UX』にて、初対面の際に彼から「悪いものに取り憑かれている」と評される。
孫権ガンダム
『UX』では人間同士の戦いに迷う一騎に対し、かつて自分にも戦うことへの迷いがあったことを打ち明ける。
チャム・ファウ
『UX』では第1部終盤に一騎がモルドヴァに出向いた際に偶然マークエルフのコクピット内に居合わせ、不安を感じる彼を支えた。そのため脱走からマークザイン入手までの間だけは相棒のような関係に。
アレルヤ・ハプティズムソーマ・ピーリス
『UX』では第1部終盤に地球連邦軍の捕虜になっていたところを彼らに救出される。

名台詞[編集 | ソースを編集]

TV版[編集 | ソースを編集]

「俺達はどこへ行くんだ?」
第1話「楽園~はじまり」において由紀恵により仲間達とシェルターに避難させられていた一騎。その最中、フェストゥムの攻撃により、アルヴィスマークエルフの出撃を余儀なくされる。
間も無くしてやってきた総士に、一騎はこの言葉で問いかけた。混乱する一騎に対して総士はこう答える。「楽園だよ」と。
「このお米…研いでないだろ!?」
第2話「告知~いのち」において史彦が米を研がずに炊いたご飯を食べた時の台詞。真壁家の家事が一騎に任せっきりだということを象徴しているセリフである。
「いるさっ! …ここになぁ!!」
第14話「覚醒~せんりょう」にて、グノーシス・モデルに搭乗してフェストゥムと交戦した際に、「あなたはそこにいますか?」と言われての問い。どことなく、漫画『コブラ』を彷彿とさせる言い回しである。
「そんなの嘘だ…なんで殺す…なんで殺すんだぁ!!」
同話、フェストゥムの戦いで次々と命を落とす人類軍兵士たちを見て、彼等が戦闘中に発した「俺たちは兵士だ。命など惜しくない!」という台詞もフラッシュバックし、フェストゥムへと怒りをぶつける。
「なんで、俺がやったって言わなかったんだ、総士。そのせいで俺はずっと、お前に謝ることさえできず、ずっと…」
「その傷のせいで、お前はファフナーに乗れないんだろ!? だったら、なんで俺を責めないんだ!」
「なんで俺がやったって言ってくれなかった! 俺が逃げたからか! あの時、お前を置いて逃げたからか!」
「…怖かったんだ。お前を傷つけた自分が怖かったんだよ。だから逃げたんだ!」
「お前は、俺を怒ってるんだろ。俺を憎んでるんだろ。だから俺に、戦って死ねって言いたいんだろ、総士!」
「…ずっと、いなくなりたかった。俺なんか、いなくなればいいって…。でもせめて、お前に謝りたくて…」
第15話「記憶~さけび」において。幼少時に総士を傷つけた罪悪感に苦しむあまり、自分なんかいなくなりたいと己を否定する考えを抱いてしまったことを涙ながらに吐露した。これが常に強い自己否定に陥ってしまい、ファフナーに乗っても違う自分になれなかった要因でもあった。
しかし、一騎は総士とその事について謝り、もう一度触れ合いたいという願いが心の片隅にあった。そして、『蒼穹のファフナー』という物語の大きなターニングポイントである一人の少女が一騎の所に現れた…。
「俺はただ…総士ともう一度、話がしたいだけだ」
「あなたはそこにいる? それともいなくなりたい?」という問いかけに対して。そしてこれが、マークザインに新たな変容を与えたのであった。
「総士、お前はこの島だけが楽園だったって言った」
「俺はその意味も…お前が考えている事も分からないまま、ただお前の言うとおりに戦った」
「だけど今は、少しだけ…分かった気がする」
総士「……何が分かった」
「お前が、苦しんでいたことが」
「俺達が何も知らないときから…お前は島を守ろうとしてくれた」
「翔子の時も、甲洋の時も…お前一人で痛みを背負ってた。お前は決して…」
第16話「朋友~おかえり」においてマークザインと共に竜宮島、そして総士達のところに戻って。当初は総士の真意を知らぬまま言いなりになったが、竜宮島を…そして友人を守るためにあえて冷徹に振る舞い、人知れず苦しんだ事を知った。それを聞いた総士は過去の事件で失明した筈の左眼から涙を流した…。
総士「一騎…僕の見ているものが見えるか?」
一騎「ああ…視える!」
同じく第16話「朋友~おかえり」での台詞。言葉だけ見ると単にクロッシングによる感覚共有の確認をしているだけだが、クロッシングにより感情を共有していたものの互いの心を理解できていなかった二人が、機械を通さずとも互いの想いを共有できたことを示している。『UX』ではDVE
「離れていちゃ、顔も見えないだろ!」
第17話「生存~しかけ」にて、人類軍の命令によってフェンリルを起動させようとするカノンに接近し、彼女からの怒号を受けて。過去の影響でかつての自分と同じく自己否定するカノンにこう語った。「お前、そこにいるじゃないか」と。
一騎「3分やる! スイッチ入れたきゃ、入れろよ!」
総士「一騎、何だ!? 何を確信した!」
一騎「3分経って、決められないんなら…俺がお前を消してやる」
その後、カノンに対して。カノンは戸惑い、総士も無謀ともいえる一騎の発言に苦言を呈したが、一騎は困惑するカノンの様子を「自分じゃ決められないんだ」と総士に伝え、カノンがどのような選択をするかを彼女に託した。
「あと10秒だ! お前が決めろ、カノン!」
「お前はそこにいるだろ! カノン!!」
対話によって命令に忠実だったカノンは徐々に揺らぎ始めた。そして一騎は叫んだ――あの時の自分のように「己を拒む」兵士に。
「お前が決めなかったらって、言ったろ? 自分で、決めたんだろ」
カノンが自爆スイッチを切り、何故自分を殺さなかったと怒るカノンに対して。カノンが『自分の意志』でここにいることを選んだ以上、カノンを殺すのは何の意味を成さないのだから。
「返せ! 総士を返せぇっ! 返せぇぇぇぇっ!!」
「ぐぅぅっ……総士ぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」
第24話「対話~ミール」冒頭より。総士を奪ったマークニヒトを死に物狂いで追撃するも、取り逃がしてしまう。
ちなみに、このシーンに繋がる第23話「劫掠~おとり」Cパートも合わせると約1分で11回も「総士」と言っている
更にリアルタイムでは第23話「劫掠~おとり」放送終了直後に流れた『宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶』のCMで「デスラァ―――!」と叫ぶ古代進の姿が続き、一部の視聴者を爆笑させた。
「行こう! そして、帰ってこよう!」
第24話ラスト、蒼穹作戦に挑む前に一同へ向けて。
「飛べるさ。俺とお前なら…そうだろ?」
最終話「蒼穹~そら」、マークニヒトと同化した後、統士へ向けて。しかし、彼の身体は限界を迎えていた。
(総士…俺はここにいる。ここでお前を、待っている……ずっと……)
最終話ラスト、竜宮島に降り立った直後のモノローグ。

HEAVEN AND EARTH[編集 | ソースを編集]

「なんでお前たちなんだ…なんで総士じゃない!」
マークザインに乗り込み、再び島に現れたフェストゥムに向かって放った台詞。この時は憤激していた。
『UX』では戦闘前会話特殊戦闘台詞の両方に採用されているが、『UX』の一騎はいわゆる「総士病」が軽くなっているにも関わらず、後者の語気は原作より荒い。
「来主。お前はそこにいるのか?」
来主操に対する台詞。フェストゥムである操に対して存在の有無を問いかける。
「なんでそれを選ぶ! 痛みばかり増やす神様に、なんで逆らわない!! 」
ミールに逆らうことの出来ない操に対して。コアに迫るマークニヒトを力づくで引き剥がす。
「痛みばかり増やす神様」というフレーズは、『UX』のラスボスに対しても使われている。
「お前はここにいろ…! いなくなるのは…俺だけでいい…!」
同化が進むマークドライツェンに手を触れ、カノンを同化から救って。
「お前は、俺だ。俺は、お前だ…」
「選ぶんだ、何度でも…悲しいからって諦めないで…そこにいることを、選び続けろ…!」
自分の思いと裏腹に竜宮島と戦闘になってしまい、「俺はもう選ばされたんだ」と叫ぶ操に対して。かつて親友を傷つけ、強い自己否定に悩み苦しんだ一騎だからこそ言える言葉。
「ああ…俺も綺麗だと思う…」
操「生まれよう、一緒に…」
操と共に島を襲う核爆弾を止めに向かう中で。
「見える…お前が…見える…」
「おかえり…」
「おかえり…総士…」
ラスト、帰ってきた総士に対して祝福する。この場面ではボヤけた視点が徐々にハッキリするようになるなど、視力が回復した事が伺える。

迷台詞[編集 | ソースを編集]

「何だよ?」
その手の話題で総士が「何だ?」と言うと、こう返す。総士と並んでムッツリスケベだと思われる原因。
「コスプレ…?」
第2話「告知~いのち」より。最初にシナジェティックスーツを見た時の呟き。
ちなみにこのスーツ、肩と腿の両脇が露出したちょっと際どいデザインなので無理もないことだろう。映像ソフトのCM内でもこの台詞が抜き出されている。
「ダブリン…ええっと…ドイツだっけ ?」
第17話「生存~しかけ」より。カノンを止めようと説得を試みる一騎であったが、何をどう話せばよいかわからず、故郷について尋ねるもカノンが口にした「ダブリン」を「ベルリン」と間違えたのか、こんな答え。当然カノンからどやされた。
「総士! …似合うか?」
第21話「咲良~みらい」より。銭湯でから取り上げたゴウバインヘルメットを被ってみて。しかし、当の総士からは連れない返事をされてしまい…。
「お前っ似合うなぁ!」
で、連れない返事をした総士に無理やりヘルメットを被らせたときのセリフがこれ。ヘルメットを被らされた総士は一騎だけでなく、剣司道生からの評判も上々であった(無論、当の総士は迷惑がっていたが)。
総士「お前にとって僕は神様か?」
一騎「似たようなものかな!」
ドラマCD「FAFNER in the azure -NOW HERE-」にて。一騎が「総士病」と比喩される最大の要因。

スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

K[編集 | ソースを編集]

「俺の心を見るなぁぁぁーっ!!」
『K』での対フェストゥムの戦闘台詞。原作ではこんなに狼狽したことはない。むしろ同化される一般兵の断末魔としての印象が強い。その為かUXでは新規に差し替えられた。
(俺は自分が嫌いで…自分なんかいなくなればいいと思った事もあるけど…)
「知らない間に自分の心を他人に支配されるなんて…そんなのは納得できない!」
『K』第27話アークエンジェルルート「幸せへのカウントダウン」より。カギ爪の男が「幸せの時」と称する計画を実行しようとしたことに対して。
「俺達がどれだけつらい思いを重ねてここまでたどり着いたかわかるか? 戦いがどれだけ悲しく、虚しい物かお前にわかるか!?」
『K』第35話「Another Sphere」に於けるダイモンとの戦闘前会話。展開にもよるが、ここに至るまでに一騎の仲間達が多く犠牲になって、戦いの悲しさと虚しさが一番嫌というほど身に沁みている一騎達の境遇が現れている。
しかし、自分「達」以外の全てを虫ケラの如く見下すダイモンはそんな一騎の気持ちを意に介すはずもなく、彼を「慰めを求める者」と称し、「抜け殻」と嘲笑う。
「やめろ、剣司! 遠見を怒鳴ったって何にもならな…うぐっ!」
「きゅ、急に頭が痛みだして…ううっ…!」
『K』の通常エンディングより。同化現象の治療が一向に良くならない事に苛立つ剣司を抑えようとするが容態が急変してしまい、父に支えられてメディカルルームへ向かった。
一応原作でも一騎は蒼穹作戦の後に1年間昏睡状態だったという設定はあるのだが、『K』ではその後の顛末に一切触れられていない。
ちなみに、原作においてこの頭痛は同化現象が始まった時に催すもので、とうに同化現象が始まっているこの場合は不適切なシーンである。また、矛盾に矛盾を重ねるような描写の連続なので、不快感を催したプレイヤーも多く、『K』が槍玉に挙げられる原因の一つとなっている。

UX[編集 | ソースを編集]

「みんながいる限り…!」
「俺は、ここにいるんだぁぁっ!!」
ダブルルガーランスとどめ時の戦闘台詞。濃密なクロスオーバーにより沢山の仲間に囲まれた本作の一騎ならではとも取れる心憎い演出である。
……が、2行目の台詞はトドメ演出で発するものであるため、敵を倒しきれないと中途半端な台詞になってしまう。
「ちょ、ちょっと待てよ…! アレには、人が乗ってたんじゃなかったのかよ!それを、あんなに簡単に…! アイツら、味方同士のはずだろ!? 何がどうなってんだよ!」
第14話日本ルート「黒の執行者」より。加藤機関王政陸が、味方の部下達に消された所を見て激しく動揺する。竜宮島でフェストゥムとだけ戦っていた一騎は、島とは違う「人が人に殺される」という現状を見せ付けられ、信じられずにいた。
ちなみに陸が消された理由は、加藤機関の目的である「人類に死と想像を促すこと」から大きく外れたコト(=絵美の誘拐)をしたからである。
「だったら、アスカさん…俺にとっては、あなただって守るべき大切な仲間だ!」
第25話「生命-めざめ-」より。フェストゥムの攻撃から弓子達を守るため、窮地に陥ったシン。一騎はマークザイン同化からシンを庇うが、シンは「お前には、本当に命をかけて守るべき人たちがいるはずだろうッ!」と自らを省みずに離脱を指示。そのシンの言葉に対しての台詞。
シンを大切に思う気持ちとともに、翔子甲洋などの仲間たちを失ってきたこれまでの哀しみが現れた台詞である。なお、この台詞と共に「Life Goes On」が流れ出す
「俺の帰る場所を守ってくれてありがとう。それと…おかえり、翔子…」
第27話バイストン・ウェルルート「地上人のオーラ力」における翔子復帰後のシナリオデモ。に消えた約束は大地の狭間で再び果たされ、一騎は伝えられなかった感謝を伝える。
「ア、アスカさん…島を、みんなを…お願いします!」
第47話「HEAVEN AND EARTH」にて、マークニヒトに同化される間際。何て事のない、仲間に後を託すという台詞だが、この場面ではカノンと剣司がシンと一緒に飛び出しているのがミソ。つまり原作の仲間がいるにも関わらず、全く関係ないはずのシンに後を託しているのである。
プロローグから続く濃密なクロスオーバーの賜物であり、同話で再び一騎が戻ってきた際にはシンが真っ先に「信じていたぞ、一騎」と言う。ここまでプレイしてきたユーザーが見るとまるで違和感がないのが恐ろしい。
一騎「わかる…わかるぞ、来主! 語らなくても、通じ合える…! お前の命の瞬きが視える! 生まれたんだな! お前は今、そこにいるんだな!」
操「いるよ! 俺は……ここにいる!」
第49話「侵略の終焉」にて、操が援軍で現れた際のやり取り。
「語らなくても、通じ合える」「命の瞬き」「生まれた」は劇場版主題歌『蒼穹』の歌詞「多くを語らずとも通じる」「生まれ落ちた命キラキラキラ瞬いて」から。
「わかった。 いいよ、一緒にやろうか」
『UX』のEDでのやりとり。カノン(生存していれば翔子)と真矢は好意の対象である一騎に料理を教えられたいようだが、その当人はというと……(後述)。

スパロボシリーズの迷台詞[編集 | ソースを編集]

K[編集 | ソースを編集]

「これって普通に良いよな、総士…」
総士「ああ…。これは認めざるを得まい…」
衛「ミィちゃーん!」
剣司「コトナさ~ん!」
咲良「…バッカみたい…」
第22話「コンフュージョン・カーニバル」より。レ・ミィコトナを聴いて。ピンクカバの影響は受けているわけでは無いので、お世辞抜きで「普通に良い歌」なのだろう。

UX[編集 | ソースを編集]

「選んでくれるのか…? 戦い以外の道を…」
「わかってくれたのか? 俺たちの事…」
劇場版設定で、ELSバジュラといった対話対象の相手への特殊戦闘台詞。これらだけなら何ら問題ない台詞なのだが、ルガーランス(斬撃)で攻撃すると、この直後「俺がお前を消してやる!」と繋がってしまう。そちらも元は先述のTV版17話の台詞であるのだが、どうしてこうなった。
一騎「みんな、クロスドッグは覚えているな!?」
剣司「忘れるわけねえだろ」
カノン「問題ない!」
真矢「やろう!」
劇場版設定でのクロスドッグ発動時の掛け合い。やはりこれだけなら何ら問題ないのだが、肝心のクロスドッグの攻撃内容がTV版のものと全く違う
「総士、お前も一緒にどうだ?」
「良い機会だから、お前にも教えてやるよ」
名台詞項の『UX』のEDでのやりとりの直後がこれ。空気を一切読まずに総士を料理に誘おうとしたコトでせっかくの良いムードを台無しにしてしまう(しかも総士も「一騎カレーの再現も出来るから料理を教えてもらう必要はない」と空気を読む(?)のかと思いきや、「みんなとの交流には興味がある」と参加する気満々である。あえて総士を弁護するとすれば、「総士は真矢がいるから」というのもあるだろうが)。これには彼女達も絶句し、居合わせたシンからも苦笑された。
…無意識な分ある意味、今作で『二人が俺の翼だ』発言をしたどっかの誰かさんよりも質が悪いかもしれない。どうすればいい。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

マークエルフ
アルヴィスファフナーで、ノートゥング・モデルの機体の一つ。一騎が最初に搭乗した機体。
マークザイン
新国連の日野洋治が開発した最新型ファフナーで、ザルヴァートル・モデルの機体の一つ。マークエルフのコアを移植して完成した。その後、洋治の「部下」であるミョルニアから一騎へと託された。
グノーシス・モデル
人類軍の主力量産型ファフナー。モルドヴァ基地にフェストゥムが襲来した時に搭乗。

余談[編集 | ソースを編集]

  • やたらとにモテる上にその女性陣に惚れている他の男性キャラもいるため、「恋のクロスドッグ」と評されている。
    • 原作では翔子がリタイアし(そのため翔子に惚れていた甲洋もこの関係から自然消滅)、カノンは真矢を気遣って身を引き、総士も見守っているだけなので、一応は一騎と真矢、暉の三角関係になっているが、スパロボでは翔子が生き残るため、一騎に惚れている女性陣が全員集合。
      • K』に至ってはこの場合、甲洋が人間としての自分を保っているので泥沼の六角関係が成立してしまった(ただし、TV版のみ参戦の『K』はほぼモブキャラに近かった暉がいないのでギリギリ六角関係に収まったとも言える…)。
      • UX』では暉が参戦した代わりに甲洋は身を引く形になり、六角関係に収まったが、カノンの恋愛描写がやや薄いので(むしろ姉の背を押している)、五角関係である可能性も。どっちにしても酷いことには変わらないが。
    • もっとも、この手のパターンのお約束からか肝心の一騎の方は気付く気配ゼロ……どころか総士一筋である。
    • 『K』よりも前に発売されたPSPゲーム版『蒼穹のファフナー』では流石にそんなことはなく、翔子や真矢の想いに応えている。

商品情報[編集 | ソースを編集]