「真ゲッターロボ (原作漫画版)」の版間の差分

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| レーベル = アクションコミックス
 
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『'''真ゲッターロボ'''』は石川賢が執筆した[[漫画]]
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『'''真ゲッターロボ'''』は永井豪原作・石川賢作画による[[漫画]]作品。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
漫画『[[ゲッターロボシリーズ|ゲッターロボサーガ]]』の一角を占める作品。
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石川賢氏による漫画版[[ゲッターロボシリーズ]](いわゆる「ゲッターロボサーガ」。以下「漫画版」)の一角を占める作品。「原作漫画版」という表記ではあるが、「『真ゲッターロボ』というアニメが存在して、その原作漫画版」という意味'''ではない'''ので注意が必要である。
  
「原作漫画版」という表記ではあるが「『真ゲッターロボ』というアニメが存在して、その原作漫画版」という意味'''ではない'''ので注意が必要である。そもそも『真ゲッターロボ』というタイトルの作品は漫画にしかなく、アニメの『[[真ゲッターロボ 世界最後の日]]』などは、漫画版『真ゲッターロボ』が原作になっているわけではない。単純に「真ゲッターロボ」というメカが出てくることが共通しているために似たようなタイトルになっているだけである。
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そもそも『真ゲッターロボ』というタイトルの作品は漫画にしかなく、[[OVA]]『[[真ゲッターロボ 世界最後の日]]』『[[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ]]』は、漫画版『真ゲッターロボ』が原作になっているわけではない。単純に「[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]」というメカが出てくることが共通しているため、似たようなタイトルになっているだけである。
  
漫画版『真ゲッターロボ』は、漫画版『ゲッターロボG』と漫画版『[[ゲッターロボ號]]』の間に起きた出来事を補完する内容で、『號』で描かれた真ゲッターロボの存在、早乙女研究所の消滅、竜馬がゲッターロボを降りた理由など、いくつかの謎について解答が示される。なお、アニメ版『[[ゲッターロボG]]』やアニメ版『ゲッターロボ號』とは全くつながりがないのでここにも注意が必要である。
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『真ゲッターロボ』は、漫画版『ゲッターロボG』と漫画版『[[ゲッターロボ號]]』の間に起こった出来事を補完する内容で、『號』終盤で描かれた真ゲッターロボの存在、[[早乙女研究所]]の消滅、[[流竜馬]]がゲッターロボから降りた理由など、いくつかの謎についての解答が示される。1996年から2000年にかけて、双葉社から刊行されていたSRWの[[アンソロジーコミック]]や『チェンゲ』関連書籍で散発的に発表され、完結後は『ゲッターロボアーク』へと続いた。
  
漫画版の全作品に共通する事項だが、作画や描写、キャラクターの性格などにバイオレンスな雰囲気が強く、アニメ版ゲッターとは作品の雰囲気が大きく異なる(SRW参戦済の作品で言えば、『真ゲッターロボ 世界最後の日』の雰囲気に非常に近い)。
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=== 「原作漫画版」という表記について ===
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『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』や『[[デビルマン]]』などと同じく、アニメ版ゲッターと漫画版ゲッターは並行して制作された別作品であり、基本的には'''お互いが一切無関係'''である。わかりやすく説明するなら「原作(の漫画の方)」とでも表せるだろうか。
  
SRWにおいては、初登場した『[[第4次スーパーロボット大戦]]』で[[ゲッターロボG]]の後継機として真ゲッターの位置づけがなされており、現在も真ゲッターというユニットのみの参戦というパターンが主流となっている。なお『第4次』の時点では『真ゲッターロボ』は漫画作品として発表されておらず、このときに登場したものは漫画版『ゲッターロボ號』に登場した真ゲッターロボをベースに石川賢の手でリデザインされたものである。
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漫画版の全作に共通する事項だが、作画や描写、キャラクターの性格などに殺伐とした雰囲気が強く、アニメ版ゲッターとは作品の雰囲気が大きく異なる。
  
漫画『真ゲッターロボ』は1996年から1999年にかけてスーパーロボット大戦の関連書籍・アンソロジー本で散発的に発表されたが、これらの発表後も「原作漫画版」が参戦作品としてリストアップされている場合であっても、[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッター]]という機体を除いて漫画版の設定は登場せず、他のほとんどの設定はアニメ版『[[ゲッターロボ]]』(あるいは『[[ゲッターロボG]]』)に準拠している場合が一般的である(ただし、『[[新スーパーロボット大戦]]』のみキャラクターにも漫画版『ゲッターロボ號』の設定が見られる)。
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== ストーリー ==
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[[百鬼帝国]]との対決、そして[[恐竜帝国]]の残党によるゲッターロボG強奪事件からしばらく経った頃、宇宙から突然隕石が飛来。そこから現れたのは倒したはずの[[ブライ大帝]]であった。かつて以上の恐るべき力を持って蘇ったブライに対抗するため、[[早乙女博士]]は開発を進めていた「[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]」の実戦投入を決意。5分の1の出力しか出せない状態でありながらも圧倒的な力でブライを撃破するが、ブライは死ぬ間際に「ゲッターのパワーは[[核ミサイル|核]]以上の悲劇を生む」と語った。
  
== ストーリー ==
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数日後、[[流竜馬|竜馬]]は真ゲッターのパワーテスト中、臨死体験をし、こちらとは違う世界を垣間見る。そこはゲッターロボと融合した人間が互いを壊し合い、敗者から奪ったパーツをその身に取り込んで、より強く進化することを目指しているという異常な世界だった。竜馬は異世界の支配者・ゲッター<ruby><rb>聖</rb><rt>セイント</rt></ruby>ドラゴンに「ここはお前の来る場所ではない」と告げられ、現実に戻らされる。
[[百鬼帝国]]との対決、そして[[恐竜帝国]]の残党によるゲッターロボG強奪事件からしばらく経った頃、宇宙から突然隕石が飛来。そこから現れたのは倒したはずの[[ブライ大帝]]であった。
 
  
かつて以上のおそるべき力のブライに対抗するため、早乙女博士は開発を進めていた「[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]」の実戦投入を決意。3割の出力しか使えない状態でありながらも圧倒的な力でブライを撃退するが、その後に明かされたのはブライを復活させた黒幕の存在。それは、はるか未来からやってきた宇宙人であった。彼らは言う。未来世界はゲッターに取り込まれた地球人が宇宙のあらゆる存在を侵略し虐殺している地獄の世界だ、我々はまだ未覚醒のゲッターと地球人類を殲滅することで歴史を変えようとしているのだ、と…
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やがて竜馬たちの前に、ブライを復活させた黒幕が現れる。それは、遥か未来からやってきた宇宙人であった。彼らは言う。我々の世界はゲッターが宇宙のあらゆる存在を侵略し虐殺している地獄の世界だ、我々はまだ未覚醒のゲッターと地球人類を滅ぼすことで歴史を変えようとしているのだ、と……。
  
これにより、ゲッター線の真実が明かされていく。そう、ゲッター線は明るい未来を作り出すようなエネルギーではない。もっと異質な、闘争を司る神のような荒々しい「意思」そのものであったのだ。衝撃の真実の前にゲッターの魅力に取り付かれて狂気に陥っていく早乙女博士、ゲッターに取り込まれて人ならざるものへ進化した弁慶、それらに恐怖しゲッターロボから離れようとする竜馬、それでもゲッターは人類の未来を作るという夢を信じ続ける隼人。ゲッターチームはそれぞれ別の道を歩むことになり、そして『ゲッターロボ號』の時代へとつながるのであった。
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これにより、[[ゲッター線]]の真実が明かされていく。ゲッター線は明るい未来を作り出すようなエネルギーではない。もっと異質な、闘争を司る[[神]]のような、荒々しい「意思」そのものであったのだ。ゲッターに取り憑かれ狂気に陥っていく早乙女博士、ゲッターに取り込まれて人ならざるものへ進化した[[車弁慶|弁慶]]、それらに恐怖しゲッターから離れようとする竜馬、それでもゲッターは人類の未来を作るという夢を信じ続ける[[神隼人|隼人]]──ゲッターチームはそれぞれ別の道を歩むことになり、そして『ゲッターロボ號』の時代へとつながるのであった。
  
 
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
前述したように、『新』でのみ漫画版に近い性格・グラフィックの[[ゲッターチーム]]が登場。大抵の場合はアニメ版設定のゲッターチームが真ゲッターに乗り込む。
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前述したように、漫画版での設定を記述。
 
 
 
*[[メカ&キャラクターリスト/新]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/新]]
  
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=== [[早乙女研究所]] ===
 
;[[流竜馬]]
 
;[[流竜馬]]
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:未知の敵との戦いの中でゲッターの行きつく果てを知ってしまう。
 
;[[神隼人]]
 
;[[神隼人]]
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:早乙女博士の助手として[[ゲッター號|新型ゲッターロボ]]の開発に取り組んでいる。
 
;[[車弁慶]]
 
;[[車弁慶]]
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:[[ゲッタードラゴン]]に乗って戦おうとした結果、ドラゴンに取り込まれる。
 
;[[早乙女博士]]
 
;[[早乙女博士]]
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:ゲッター線の本質に迫ろうとするうち、これまで以上に狂気に支配されていく。
 
;[[早乙女ミチル]]
 
;[[早乙女ミチル]]
 
:早乙女博士の娘。ワンシーンのみの登場。
 
:早乙女博士の娘。ワンシーンのみの登場。
 
;[[早乙女元気]]
 
;[[早乙女元気]]
 
:早乙女博士の息子。ミチル同様、ワンシーンのみの登場。
 
:早乙女博士の息子。ミチル同様、ワンシーンのみの登場。
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;伊賀利(SRW未登場)
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:負傷した弁慶に代わって[[真ゲッター3]]のパイロットを務める。
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;矢部明、小野田勉、宮崎翔、内藤剛夕(いずれもSRW未登場)
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:早乙女研究所に所属するゲッターパイロットたち。
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=== ゲッター ===
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;ゲッター<ruby><rb>聖</rb><rt>セイント</rt></ruby>ドラゴン
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:「聖獣」とも呼ばれる、異世界の支配者。この世界に存在するゲッター人間たちの最終目標。
 
;[[巴武蔵]]
 
;[[巴武蔵]]
:今は亡き竜馬たちの戦友。ゲッターの使者として隼人の目の前に姿を現す。
+
:今は亡き竜馬たちの戦友。ゲッターの使者として早乙女研究所に現れる。
 
;[[帝王ゴール]]
 
;[[帝王ゴール]]
:恐竜帝国の支配者。
+
:今は亡き[[恐竜帝国]]の支配者。武蔵と同じく、ゲッターの使者として早乙女研究所に現れる。
 
;[[ブライ大帝]]
 
;[[ブライ大帝]]
:百鬼帝国の支配者。
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:[[百鬼帝国]]の支配者。ギィムバグの手で復活させられ、真ゲッターに倒されるが、後にゲッターの使者として早乙女研究所に現れる。
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=== 未来人 ===
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;ギィムバグ軍曹(SRW未登場)
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:時空を越えてゲッターロボの破壊を企む。昆虫のような姿をしている。
  
 
== 登場メカ ==
 
== 登場メカ ==
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*[[メカ&キャラクターリスト/A PORTABLE]]  
 
*[[メカ&キャラクターリスト/A PORTABLE]]  
  
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=== [[早乙女研究所]] ===
 
;[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]
 
;[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]
 
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:;[[真ゲッター3]]
 
:;[[真ゲッター3]]
 
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:;[[真イーグル号]]
 
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=== 未来人 ===
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;メカブライ(SRW未登場)
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:改造蘇生させられたブライが操るメカ。過去の[[百鬼メカ|百鬼獣]]のコピーを作り出す。
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;メカ蝉(SRW未登場)
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:幼虫から成虫に変態を遂げる。漫画版の竜馬を象徴する言葉として語られがちな「こいつが有機体ならぶっ殺す、メカならぶっ壊す」という台詞は、この敵と戦った時に発せられたもの。
 +
;ホグラムD7(SRW未登場)
 +
:カブトムシのような頭と長い胴体を持つ。
 +
;ニセ真ゲッターロボ(SRW未登場)
 +
:小さな虫が集まって真ゲッターに擬態する。ストナーサンシャインで倒されるが、実はギィムバグが地下に潜ったドラゴンを破壊するまでの囮。
 +
 +
=== 未来のゲッター ===
 
;[[ゲッターエンペラー]]
 
;[[ゲッターエンペラー]]
:
+
:遥か未来の宇宙に存在する究極のゲッターロボ。
  
 
== 登場作と扱われ方 ==
 
== 登場作と扱われ方 ==
前述したように、現時点では[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]という機体が、原作漫画版からほぼ唯一登場している存在となっている。しかし、それらの真ゲッターは、厳密には原作漫画版の真ゲッターと異なる設定である場合もある。
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SRWにおいては、「アニメ版の[[ゲッターチーム]]が乗る[[ゲッターロボG]]の後継機として真ゲッターというメカのみが登場、細かい設定はアニメ版に準拠する」というパターンが一般的である。それ以外では[[ゲッターエンペラー]]の存在に断片的に触れられることがあるのみ。ただし、『[[新スーパーロボット大戦]]』には漫画版に近い性格・グラフィックの[[ゲッターチーム]]が登場した。
  
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]
 
;[[第4次スーパーロボット大戦]]
:初登場作。前述したように[[ゲッターロボG]]の後継機として登場。デモシーンとして変形シーンが挿入されるが、モーフィングで変形しており、原作漫画版の設定となっている。なお、漫画版『ゲッターロボ號』で描かれなかった[[真ゲッター2]]の下半身、[[真ゲッター3]]は本作への出演のため石川賢氏自らデザインを新たに書き下ろした。その為[[ロボット大図鑑]]では出典が「オリジナル」になっている。この書き下ろしのリアル頭身のカラーイラストに対して、真ゲッター1のカラーイラストはバンプレスト側が描いたSDキャラなため、攻略本などで3体並べて掲載されていると違和感が大きい。
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:初登場作。前述したように[[ゲッターロボG]]の後継機として登場。変形デモが挿入されるが、『號』での設定を反映してモーフィング変形を行う。
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:この時点では『真ゲッターロボ』は漫画作品として発表されておらず、本作への出演のため、『號』で描かれなかった[[真ゲッター2]]の下半身と[[真ゲッター3]]の全体像を石川賢氏自ら新たに書き下ろした(厳密には『號』連載時に作っていたラフデザインをクリーンナップしたもの)。そのため、[[ロボット大図鑑]]では出典が「オリジナル」になっている。この書き下ろしのリアル頭身のカラーイラストに対して、真ゲッター1のカラーイラストはバンプレスト側が描いたSDキャラなので、攻略本などで3体並べて掲載されていると違和感が大きい。
 
:;[[第4次スーパーロボット大戦S]]
 
:;[[第4次スーパーロボット大戦S]]
::『第4次』と同じ扱いだが、変形デモがマイナーチェンジされている。
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::『第4次(S)』と同じ扱いだが、変形デモがマイナーチェンジされている。
 
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;[[スーパーロボット大戦F]]([[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]])
 
;[[スーパーロボット大戦F]]([[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]])
:『第4次S』同様、原作漫画版準拠の機体と思われる。[[真ゲッター1|真ゲッター]]に対抗する形で[[マジンカイザー]]がSRWに参戦、初共演。また、原作漫画版における「ゲッターロボVSゲッターロボG」の展開も一部再現された。
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:『第4次(S)』と同じ扱い。「ゲッターロボVSゲッターロボG」の展開が一部再現された。
  
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
デザインは、『α』、『α外伝』では『第4次』までのものに近いが、『第2次α』、『第3次α』ではOVA作品に近い。『第2次α』を除いて真シャインスパークが使用可能なため、武装には原作漫画版設定が混じっている。
 
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
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;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
:ここから真ゲッターのデザインが「vsネオゲッター」版準拠になる。
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:ここから真ゲッターのデザインが『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』版準拠になる。
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
:前作でオミットされた真・シャインスパークが再び実装。威力はストナーサンシャインより上だが、両者共に使い分けは十分可能。
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:前作でオミットされた真・シャインスパークが復活。威力はストナーサンシャインより上だが、両者共に使い分けは十分可能。
  
 
=== COMPACTシリーズ ===
 
=== COMPACTシリーズ ===
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;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部]]、[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部]]、[[スーパーロボット大戦IMPACT]]
:『第4次S』同様、原作漫画版準拠の機体と思われる。『IMPACT』では真シャインスパーク使用可能。
+
:『第4次(S)』と同じ扱い。『IMPACT』では真シャインスパーク使用可能。
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]
 
;[[スーパーロボット大戦COMPACT3]]
:『第4次S』同様、原作漫画版準拠の機体と思われる。ルート選択により[[ゲッターロボG (ロボット)|ゲッターG]]との二択になる。
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:『第4次(S)』と同じ扱い。ルート選択により[[ゲッターロボG (ロボット)|ゲッターロボG]]との二択になる。
  
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦A]]
 
;[[スーパーロボット大戦A]]
:『第4次S』同様、原作漫画版準拠の機体と思われるが、分離可能(特殊能力「[[オープンゲット]]」あり)。[[ゲッターロボ (ロボット)|旧ゲッター]]との合体技あり。
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:真ゲッター自体は『第4次(S)』と同じ扱いだが、[[ゲッタードラゴン]]の追加装備としてゲッターレーザーキャノンが初登場。真ゲッター1とドラゴンの[[合体攻撃]]あり。
 
;[[スーパーロボット大戦W]]
 
;[[スーパーロボット大戦W]]
:『第3次α』の設定とほぼ同じ(グラフィック:OVA版、分離可能:OVA版、真シャインスパーク使用可能:原作漫画版)。
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:パイロットはアニメ版、見た目は『チェンゲ』、武装は漫画版。[[マジンカイザー]][[グレートマジンガー]]との合体攻撃あり。カイザーと真ゲッターは悪用された際に抑止力となり合う存在として設定上も関連を見せる。
:本作ではOVA『[[マジンカイザー (OVA)|マジンカイザー]]』と原作漫画版の真ゲッター(+TVアニメ版ゲッターチーム)が初共演。[[マジンカイザー]][[真・ゲッター1|真ゲッター]]は悪用された際に抑止力となりあう存在として設定上も関連を見せる。
 
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[新スーパーロボット大戦]]
 
;[[新スーパーロボット大戦]]
:『第4次S』同様、原作漫画版準拠の機体と思われる。真シャインスパーク使用可能(原作漫画版においてそれらしい描写あり)。ゲッターチームは漫画版『ゲッターロボ號』の設定準拠(隼人が軍人に、竜馬が真ゲッターの暴走事故後早乙女研を離れたという設定)であるため、『ゲッターロボ號』の参戦と言っても過言ではない。また『ゲッターロボ號』に登場しなかった弁慶が新たに描き下ろされた。
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:真・シャインスパークの初出作品。ゲッターチームは漫画版『號』の設定準拠(隼人が軍人に、竜馬が真ゲッターの暴走事故後早乙女研を離れたという設定)であるため、漫画版『號』からの参戦と言っても過言ではない。漫画版『號』に登場しなかった弁慶は新たに描き下ろされた。
 
;[[スーパーロボット大戦64]]
 
;[[スーパーロボット大戦64]]
:『第4次S』同様、原作漫画版準拠の機体と思われる。ゲッターロボとゲッターGはデモシーンとして変形シーンが挿入される他、デモをスキップした場合は一度ゲットマシンに分離してから変形が行われるが、真ゲッターにはどちらもないのでモーフィングで変形していると思われる。
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:『第4次(S)』と同じ扱い。ゲッターロボとゲッターGはデモシーンとして変形シーンが挿入される他、デモをスキップした場合は一度ゲットマシンに分離してから変形が行われるが、真ゲッターにはどちらもないのでモーフィング変形していると思われる。
  
 
== 用語 ==
 
== 用語 ==
 
;[[ゲッター線]]
 
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2020年8月1日 (土) 00:56時点における版

真ゲッターロボ
(原作漫画版)
読み しんゲッターロボ
原作 永井豪
著者 石川賢
掲載誌 SRWアンソロジーコミック
出版社 双葉社
レーベル アクションコミックス
巻数 全2巻(アクションコミックス)
全1巻(文庫版)
シリーズ ゲッターロボシリーズ
前作 ゲッターロボ號
初登場SRW 第4次スーパーロボット大戦
テンプレートを表示

真ゲッターロボ』は永井豪原作・石川賢作画による漫画作品。

概要

石川賢氏による漫画版ゲッターロボシリーズ(いわゆる「ゲッターロボサーガ」。以下「漫画版」)の一角を占める作品。「原作漫画版」という表記ではあるが、「『真ゲッターロボ』というアニメが存在して、その原作漫画版」という意味ではないので注意が必要である。

そもそも『真ゲッターロボ』というタイトルの作品は漫画にしかなく、OVA真ゲッターロボ 世界最後の日』『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』は、漫画版『真ゲッターロボ』が原作になっているわけではない。単純に「真ゲッターロボ」というメカが出てくることが共通しているため、似たようなタイトルになっているだけである。

『真ゲッターロボ』は、漫画版『ゲッターロボG』と漫画版『ゲッターロボ號』の間に起こった出来事を補完する内容で、『號』終盤で描かれた真ゲッターロボの存在、早乙女研究所の消滅、流竜馬がゲッターロボから降りた理由など、いくつかの謎についての解答が示される。1996年から2000年にかけて、双葉社から刊行されていたSRWのアンソロジーコミックや『チェンゲ』関連書籍で散発的に発表され、完結後は『ゲッターロボアーク』へと続いた。

「原作漫画版」という表記について

マジンガーZ』や『デビルマン』などと同じく、アニメ版ゲッターと漫画版ゲッターは並行して制作された別作品であり、基本的にはお互いが一切無関係である。わかりやすく説明するなら「原作(の漫画の方)」とでも表せるだろうか。

漫画版の全作に共通する事項だが、作画や描写、キャラクターの性格などに殺伐とした雰囲気が強く、アニメ版ゲッターとは作品の雰囲気が大きく異なる。

ストーリー

百鬼帝国との対決、そして恐竜帝国の残党によるゲッターロボG強奪事件からしばらく経った頃、宇宙から突然隕石が飛来。そこから現れたのは倒したはずのブライ大帝であった。かつて以上の恐るべき力を持って蘇ったブライに対抗するため、早乙女博士は開発を進めていた「真ゲッターロボ」の実戦投入を決意。5分の1の出力しか出せない状態でありながらも圧倒的な力でブライを撃破するが、ブライは死ぬ間際に「ゲッターのパワーは以上の悲劇を生む」と語った。

数日後、竜馬は真ゲッターのパワーテスト中、臨死体験をし、こちらとは違う世界を垣間見る。そこはゲッターロボと融合した人間が互いを壊し合い、敗者から奪ったパーツをその身に取り込んで、より強く進化することを目指しているという異常な世界だった。竜馬は異世界の支配者・ゲッターセイントドラゴンに「ここはお前の来る場所ではない」と告げられ、現実に戻らされる。

やがて竜馬たちの前に、ブライを復活させた黒幕が現れる。それは、遥か未来からやってきた宇宙人であった。彼らは言う。我々の世界はゲッターが宇宙のあらゆる存在を侵略し虐殺している地獄の世界だ、我々はまだ未覚醒のゲッターと地球人類を滅ぼすことで歴史を変えようとしているのだ、と……。

これにより、ゲッター線の真実が明かされていく。ゲッター線は明るい未来を作り出すようなエネルギーではない。もっと異質な、闘争を司るのような、荒々しい「意思」そのものであったのだ。ゲッターに取り憑かれ狂気に陥っていく早乙女博士、ゲッターに取り込まれて人ならざるものへ進化した弁慶、それらに恐怖しゲッターから離れようとする竜馬、それでもゲッターは人類の未来を作るという夢を信じ続ける隼人──ゲッターチームはそれぞれ別の道を歩むことになり、そして『ゲッターロボ號』の時代へとつながるのであった。

登場人物

前述したように、漫画版での設定を記述。

早乙女研究所

流竜馬
未知の敵との戦いの中でゲッターの行きつく果てを知ってしまう。
神隼人
早乙女博士の助手として新型ゲッターロボの開発に取り組んでいる。
車弁慶
ゲッタードラゴンに乗って戦おうとした結果、ドラゴンに取り込まれる。
早乙女博士
ゲッター線の本質に迫ろうとするうち、これまで以上に狂気に支配されていく。
早乙女ミチル
早乙女博士の娘。ワンシーンのみの登場。
早乙女元気
早乙女博士の息子。ミチル同様、ワンシーンのみの登場。
伊賀利(SRW未登場)
負傷した弁慶に代わって真ゲッター3のパイロットを務める。
矢部明、小野田勉、宮崎翔、内藤剛夕(いずれもSRW未登場)
早乙女研究所に所属するゲッターパイロットたち。

ゲッター

ゲッターセイントドラゴン
「聖獣」とも呼ばれる、異世界の支配者。この世界に存在するゲッター人間たちの最終目標。
巴武蔵
今は亡き竜馬たちの戦友。ゲッターの使者として早乙女研究所に現れる。
帝王ゴール
今は亡き恐竜帝国の支配者。武蔵と同じく、ゲッターの使者として早乙女研究所に現れる。
ブライ大帝
百鬼帝国の支配者。ギィムバグの手で復活させられ、真ゲッターに倒されるが、後にゲッターの使者として早乙女研究所に現れる。

未来人

ギィムバグ軍曹(SRW未登場)
時空を越えてゲッターロボの破壊を企む。昆虫のような姿をしている。

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

早乙女研究所

真ゲッターロボ
真ゲッター1
真ゲッター2
真ゲッター3
ゲットマシン
真イーグル号
真ジャガー号
真ベアー号

未来人 

メカブライ(SRW未登場)
改造蘇生させられたブライが操るメカ。過去の百鬼獣のコピーを作り出す。
メカ蝉(SRW未登場)
幼虫から成虫に変態を遂げる。漫画版の竜馬を象徴する言葉として語られがちな「こいつが有機体ならぶっ殺す、メカならぶっ壊す」という台詞は、この敵と戦った時に発せられたもの。
ホグラムD7(SRW未登場)
カブトムシのような頭と長い胴体を持つ。
ニセ真ゲッターロボ(SRW未登場)
小さな虫が集まって真ゲッターに擬態する。ストナーサンシャインで倒されるが、実はギィムバグが地下に潜ったドラゴンを破壊するまでの囮。

未来のゲッター 

ゲッターエンペラー
遥か未来の宇宙に存在する究極のゲッターロボ。

登場作と扱われ方

SRWにおいては、「アニメ版のゲッターチームが乗るゲッターロボGの後継機として真ゲッターというメカのみが登場、細かい設定はアニメ版に準拠する」というパターンが一般的である。それ以外ではゲッターエンペラーの存在に断片的に触れられることがあるのみ。ただし、『新スーパーロボット大戦』には漫画版に近い性格・グラフィックのゲッターチームが登場した。

旧シリーズ

第4次スーパーロボット大戦
初登場作。前述したようにゲッターロボGの後継機として登場。変形デモが挿入されるが、『號』での設定を反映してモーフィング変形を行う。
この時点では『真ゲッターロボ』は漫画作品として発表されておらず、本作への出演のため、『號』で描かれなかった真ゲッター2の下半身と真ゲッター3の全体像を石川賢氏自ら新たに書き下ろした(厳密には『號』連載時に作っていたラフデザインをクリーンナップしたもの)。そのため、ロボット大図鑑では出典が「オリジナル」になっている。この書き下ろしのリアル頭身のカラーイラストに対して、真ゲッター1のカラーイラストはバンプレスト側が描いたSDキャラなので、攻略本などで3体並べて掲載されていると違和感が大きい。
第4次スーパーロボット大戦S
『第4次(S)』と同じ扱いだが、変形デモがマイナーチェンジされている。
スーパーロボット大戦FF完結編
『第4次(S)』と同じ扱い。「ゲッターロボVSゲッターロボG」の展開が一部再現された。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
スーパーロボット大戦α外伝
第2次スーパーロボット大戦α
ここから真ゲッターのデザインが『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』版準拠になる。
第3次スーパーロボット大戦α
前作でオミットされた真・シャインスパークが復活。威力はストナーサンシャインより上だが、両者共に使い分けは十分可能。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部スーパーロボット大戦IMPACT
『第4次(S)』と同じ扱い。『IMPACT』では真シャインスパーク使用可能。
スーパーロボット大戦COMPACT3
『第4次(S)』と同じ扱い。ルート選択によりゲッターロボGとの二択になる。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
真ゲッター自体は『第4次(S)』と同じ扱いだが、ゲッタードラゴンの追加装備としてゲッターレーザーキャノンが初登場。真ゲッター1とドラゴンの合体攻撃あり。
スーパーロボット大戦W
パイロットはアニメ版、見た目は『チェンゲ』、武装は漫画版。マジンカイザーグレートマジンガーとの合体攻撃あり。カイザーと真ゲッターは悪用された際に抑止力となり合う存在として設定上も関連を見せる。

単独作品

新スーパーロボット大戦
真・シャインスパークの初出作品。ゲッターチームは漫画版『號』の設定準拠(隼人が軍人に、竜馬が真ゲッターの暴走事故後早乙女研を離れたという設定)であるため、漫画版『號』からの参戦と言っても過言ではない。漫画版『號』に登場しなかった弁慶は新たに描き下ろされた。
スーパーロボット大戦64
『第4次(S)』と同じ扱い。ゲッターロボとゲッターGはデモシーンとして変形シーンが挿入される他、デモをスキップした場合は一度ゲットマシンに分離してから変形が行われるが、真ゲッターにはどちらもないのでモーフィング変形していると思われる。

用語

ゲッター線

商品情報

書籍

その他