早乙女博士 (OVA)

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早乙女
読み さおとめ
登場作品

ゲッターロボシリーズ

声優 麦人(チェンゲ)
富田耕生(ネオ)
有本欽隆(新)
デザイン 羽山賢二(チェンゲ)
鈴木藤雄(ネオ・新)
初登場SRW
チェンゲ
スーパーロボット大戦D
ネオ
スーパーロボット大戦R
スーパーロボット大戦NEO
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
(チェンゲ)
種族 インベーダー(元地球人)
性別
所属 早乙女研究所インベーダー
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プロフィール
(ネオ・新)
種族 地球人(日本人)
性別
職業 科学者
所属 早乙女研究所
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早乙女博士は「ゲッターロボシリーズ」の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

真ゲッターロボ 世界最後の日[編集 | ソースを編集]

ゲッター線研究の第一人者である科学者

物語開始前に隼人によって殺されるが、表向きは竜馬によって殺害されたとされた。この死は偽装であったらしく、その後ゲッターロボG軍団を率いて人類に反旗を翻す。その最中に真ドラゴンを誕生させたが、インベーダーによって変異したゴールブライによって右腕を失う重傷を負う。その後合体した2体の突撃で真ゲッター1から落下するも武蔵に救助されるが、重陽子ミサイル落下阻止に竜馬、隼人、號が向かった後にゴール&ブライに武蔵を殺された際に自身もインベーダーに寄生された事で再び人類の敵となった。復活後はインベーダーの一員として行動するが、その真意はインベーダーとは別の所にある素振りを見せる。

外見は漫画版と同じく白髪(ミチル死亡時の回想や弁慶が持っていた集合写真では黒髪だった)だが、口ヒゲも生やしている(集合写真では顎ヒゲが無い)。何よりの違いはその目つきであり、Dr.ヘルばりの悪人面となっている。また、他作品の博士とは違い下駄ではなく革靴を履いている。

真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ[編集 | ソースを編集]

ニューヨークでの恐竜帝国との決戦後、日本政府の通達によりゲッター線の研究中止を通達され、早乙女研究所に軟禁状態にあった。その後復活した恐竜帝国により研究所を襲撃されたのを契機に真ゲッターロボの封印を解き、竜馬や敷島博士らと共にゴールの下へ乗り込んだ。

外見・設定共にほぼ漫画版の丸くなってきた頃の早乙女博士そのまま(唯一の相違点は眉毛が黒い事くらい)。あまり設定に違いもないせいか、キャストはテレビ版の博士と同じ[1]。また、OVAゲッターシリーズの早乙女博士では唯一死亡しない。

新ゲッターロボ[編集 | ソースを編集]

原作漫画版初期と終盤の展開を元にキャラクターが形作られている為、OVA版の早乙女博士の中でも最も冷徹にして過激な性格[2]である。

やる事なす事がすべて人権を無視した無茶な方法でゲッターのパイロットをスカウトする。第3話で弁慶と交代するまでは体が耐えきれず血を吐いたりしながらもベアー号のパイロットを努めた。ゲッターチームが平安時代にタイムスリップしている間はとの戦いに備えて研究所を要塞化し、ゲッター用の新炉心を開発。しかし、その後の研究所の運営はミチル任せ、自らは研究所の地下に籠もるようになった。

必要なら息子ですら犠牲にするなど狂人ともとれる言動が目立つが、人知れず息子の墓の前で彼の犠牲に心の傷と深い悲しみを負ったことを漏らすなど、家族を大切に思っているのは事実である。

本作では次回予告のナレーションも担当。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

世界最後の日設定[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
麦人氏の音声を初収録。兜十蔵と並ぶ世界的な博士だったが、ゲッター線の研究に没頭して世間から離れていく。インベーダーを発見しその危険性を世界に訴えるもどの国も利益を優先して話を聞かなかったため、竜馬達に世界を破壊しろと命令、ソレスタルビーイングドラゴンズハイヴと同盟を結び世界に喧嘩を売る。今作では何かとマッドな面ばかりが強調されているが、我が子への愛情はたびたび描写されている。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
プロローグから登場、その後は中盤からZEXISの前に立ちはだかる。本作ではメタルビースト・ドラゴン搭乗時の戦闘ではコーウェンスティンガーと共にゲッターチームのパイロットスーツ姿のカットインが挿入されている。このカットインはPVの第2弾でも流れており、多くのファンを驚かせた。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
前々作で亡くなったが、原作を思わせるゲッター線の使者として武蔵とミチル共々登場。竜馬や他の面々に重大な事実を教える。
インベーダーが寄生していた時と違って、素の性格なのでかなり穏和な表情と言動を見せており、特に弁慶に対し、を育ててくれたことを「男勝りなのはちょっと困る」と冗談を交えつつ、深く感謝している。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦D
初登場作品。活躍は概ね原作通り。ルイーナペルフェクティオの強大さや恐ろしさに気付いており、死の間際にはそれを警告した。

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦V
宇宙世紀世界における15年前に早乙女の反乱を起こしたことが語られ、その際に死亡している。また、インベーダーに寄生される前からゲッター線(ドラグニウム)の研究の過程でドラゴンの正体に気付いており、ゲッタードラゴンの名付けの由来もドラゴンの存在に起因していると推測されている。ゲーム後半の第40話にてエンブリヲによって蘇生され、イスカンダルへ向かうために用意された真ドラゴンを奪い、地球艦隊・天駆と対峙する。
しかし、その真意は16万8千光年の旅に出るゲッターチームを叱咤激励するためであり、そして未完成であった真ドラゴンに足りないゲッター線を集めて完成させるためであった。大量のゲッター線によって身体が崩壊しつつあったが、死の間際にと会い、彼女をにまかせて満足しながら死んでいった。最終話でのコスモリバースシステムの起動の際は、早乙女博士の魂も武蔵やミチルの魂と共にヤマトに集っていたのを竜馬が感じ取っている。
スーパーロボット大戦T
今回は死を偽装して、早乙女研究所地下でゲッター線の研究を行っていたが、物語開始一年前に真ゲッターロボを残して行方不明になっている。
その後、早乙女研究所において真ゲッタードラゴンを起動させ、コーウェンスティンガーと行動を共にしていたが、真意はやはりゲッターチームを導くことにあった。第40話にて竜馬達に変貌した真ゲッタードラゴンを託し死亡するが、その魂は武蔵の魂と共にザ・パワーに留まっており、第53話での宇宙怪獣原種インベーダーとの決戦の最中に武蔵と共に竜馬の前に現れ、彼にザ・パワーの力を託す。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Card Chronicle
スーパーロボット大戦X-Ω
SRサポートユニット。
メインストーリーでは第22章から登場。TV版の早乙女博士と同一人物であり、インベーダーに寄生され結果変貌してしまったという設定。
スーパーロボット大戦DD
序章ワールド2から登場し、1章Part6からはボスユニットとして戦うことになる。今作では量産型ゲッタードラゴンに乗る。そしてゲートを通りワールド3へ移動したので、コーウェンスティンガーとは別行動することになった。
その後2章Part10にてコーウェン、スティンガーに真ドラゴンを目覚めさせられたため再びワールド3に舞い戻るが、真ゲッター1のストナーサンシャインで構成体の大半を消し飛ばされた真ドラゴンに突入して行方不明になる。
「ゲッターノワール 二つの選択肢」ではベガ星連合軍の機体をインベーダーに寄生させ、更には自身がゴーマン大尉円盤獣ギンギンを乗っ取るなどやりたい放題である。
スーパーロボット大戦30
チェンゲ版参戦では初の名前のみ。本作では早乙女の反乱の時点で討ち取られた設定になっているため、既に故人になっている。反乱時にインベーダーに憑りつかれていたが、支配されながらも竜馬たちに真ゲッタードラゴンやを遺していた。
DLC「二つのゲッター」ではその最後が語られており、「生身で自らを追い詰めた竜馬の眼の前で高笑いと共に炎の中に身を投じた」と隼人、弁慶が心中で回想している。また、ゲッター線だけでなく並行世界に関する研究も行っており、その成果の一部が光子力研究所に提供されていると甲児が語っている。

対ネオゲッターロボ設定[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦R
初登場。OVA設定自体も本作が初。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦GC
スーパーロボット大戦XO
移植にあたって富田氏のボイスが収録されている。

新ゲッターロボ設定[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦NEO
初登場。今回、色々と秘密を抱えており、見た目的に悪役に見えてしまう。その最期は敵が四天王ではなく晴明である事以外は原作とほぼ同じ流れだが、この時の早乙女博士の行動が、晴明も危惧する、ゲッターとは異なった強大な存在の復活の一助となってしまう。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

第2次Z再世篇VT
不屈分析必中鉄壁気迫熱血

特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]

D
底力L8、援護攻撃L4、カウンター
第2次Z再世篇
底力L7、見切りガード気力限界突破闘争心戦意高揚精神耐性
V
底力L6、ガードL2、闘争心L2、気力限界突破L2、精神耐性
T
底力L8、ガードL3、闘争心L3、気力限界突破L2、精神耐性
『V』の頃より僅かながらレベルが上昇。

エースボーナス[編集 | ソースを編集]

自軍フェイズ開始時に、精神コマンド「気迫」がかかる
V』『T』で採用。

サポートアビリティ[編集 | ソースを編集]

ゲッター線研究の第一人者
SR。WAVEが進むごとにHP回復。

人間関係[編集 | ソースを編集]

真ゲッターロボ 世界最後の日[編集 | ソースを編集]

流竜馬
神隼人
車弁慶
巴武蔵
早乙女ミチル
娘。事故死する。
早乙女元気
息子と言われていたが実は娘。
娘の細胞を使ったクローン
コーウェンスティンガー
インベーダーへの支配下時は事実上のリーダー格となっていた。

真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ[編集 | ソースを編集]

流竜馬
神隼人
巴武蔵
敷島博士
岩鬼将造
SRW未登場。アニメ本編でも名前のみの登場。日本政府内閣官房長官。新早乙女研究所に対して封鎖命令を下す。名前のみの登場人物だが、キャラクター原典は石川賢の漫画作品『極道兵器』の主人公

新ゲッターロボ[編集 | ソースを編集]

流竜馬
最初にスカウトしたパイロット。
神隼人
2番目にスカウトしたパイロット。
武蔵坊弁慶
3番目にスカウトしたパイロット。
早乙女ミチル
同作では娘も科学者。
早乙女達人
ミチルの兄でゲッターパイロット。から父を庇ったことで自らも鬼と化すが完全に鬼と化す前に父と竜馬に介錯してもらう。SRW未登場。
早乙女夫人
写真内のみに登場する妻で顔は描かれず。SRW未登場。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

ダイナミック系[編集 | ソースを編集]

兜十蔵
第2次Z』では旧知の仲。
兜剣造
V』では旧知の仲で、生前彼に研究データ等を送っていた。その結果真ドラゴンが完成まであと一歩のところまで行っていたため、礼を言いながら自身で最後のゲッター線を注ぎ込んだ。
ゴーマン大尉
『DD』のイベントシナリオ「ゲッターノワール 二つの選択肢」では、彼の部隊をインベーダーに寄生させる。更には彼の愛機である円盤獣ギンギンまで乗っ取ってしまう。

リアル系[編集 | ソースを編集]

ドモン・カッシュ
NEO』ではゲッター線を危険視する彼に詰め寄られるが、答えを上手くはぐらかす。
東方不敗マスター・アジア
T』では人類の為に悪役を演じている者同士であり、彼とは協力関係を結んでおり、DG細胞を提供されている。
エンブリヲ
V』ではゲッター線ドラグニウム)の研究者繋がりで彼に蘇生され、地球艦隊・天駆を妨害するための手駒として利用されるが、逆に真ドラゴンの覚醒のために彼を利用し、後述の台詞で彼を痛罵し、激昂させた。

スーパー系[編集 | ソースを編集]

J9の面々
NEO』では彼らを雇い、彼らに竜馬達を連れて来させた。
シモン
アポロ

バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]

ラージ・モントーヤ
R』ではゲッター線に興味を持った彼を研究に誘った。
フェリオ・ラドクリフ
D』ではかつて彼と親交があった。
ジョシュア・ラドクリフ
ゲッター線の亡者として彼に激しく敵視される。彼との戦闘ではジョッシュ側からは必ず特殊台詞が発生する。
ラルヴァ
「地獄の釜」を開けた事で、結果的に彼の復活を助けた形となった。
シオニー・レジス
ガイオウ
第2次Z破界篇』では終盤の早乙女研究所での戦闘でZEXISに敗北しての直後、彼から接触を受ける。

名台詞[編集 | ソースを編集]

真ゲッターロボ 世界最後の日[編集 | ソースを編集]

「私は…この地で一度死に、再びこの地へ還る命を得た…。そう、世界の最後を見るために…!」
第1話冒頭にて。その様は、特にTV版のゲッターロボしか知らない視聴者には強烈な印象を残す。
「ふふふ…ふはははは…!」
「はーっはっはっはっは…来るなら来てみろ! 貴様らなどに指一本たりとも触れさせはせんぞ! この愛しの、にはな…はははははは…!!」
量産型ゲッターG軍団を起動させ、新早乙女研究所の守備を固める早乙女。三つのカプセルを収めながら高らかに哄笑をあげる。
「ふふふふふ…いかがかな、我がゲッター軍団の威力は? 見れば、随分懐かしい顔ぶれではないか。そう、かつて私と共にゲッター線の開発に取り組んだ仲間が、今では国機連大使とは…」
ゲッターG軍団に駆逐されるBT-23部隊。国機連(国際機密連合)の面々はその声の主に愕然とする。
「ふふ、怯えることはなかろう。ま、貴様らの出世はわしが死んでこそのもの」
「左様、我が名は早乙女。地獄の底から還った男よ! そう、この世の最後の夜明けを見るためにな!」
愕然とするかつての同胞である国機連大使に対して、モニター越しにはっきりとその顔を曝す。
「何を今更…そう、研究は発表されなければ価値がない。でなければ浮かばれん。不幸が許してはくれまい…」
この台詞の後、左目から血の涙が…。
「だがな、犯してしまった過ちはあまりにも大きすぎた。せめて、わしがゲッター線の研究などに手を染めなければ…なあ、許せよ…! 許せよ、號よ!! おお、おおおおお…!!」
カプセルの中で眠る號に向けて号泣する早乙女。『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』のフォーグラー博士(SRW未登場)と重ねて見えてしまうのは前半3話を手がけた今川泰宏監督ならではか。
「だが、報いは受けなければならん。 そう、その本質が何であるか知ろうともせず、無限のエネルギーよとゲッター線を弄ぼうとした愚かな者ども…! さあ、世界最後の夜明けに懺悔せよ! ぬわぁははははははぁ…!!」
第1話にて。上の台詞と同様に今川節が炸裂する。この後、竜馬に「うるせえっ!! それはてめぇのやるこったぁっ!」と乱入されてしまう。
「やめんかぁ! それ以上はお前の為にはならん! だがな、ここはよく来たと褒めておこうか…。この、裏切り者めがぁ!!」
第1話にて突如として登場しその力で次々とゲッター軍団を屠っていく竜馬を制止して叫び。強烈な再会だが、裏切りはある意味そっちだと言いたい。
ミチルの時にもそう言ったのか…?」
竜馬に「どの道てめぇは死ななきゃならねぇんだ!」と言われて。その言葉を返された竜馬は激昂、博士の下へ突撃する。
「むぅっ…さすがに、元ゲッターリーダー…伊達じゃない!」
量産型ゲッターロボGの群れにも臆せずゲッター1で飛び込み圧倒する竜馬に対し、早乙女は変形レバーを引き量産型をドラゴンからライガーへとチェンジさせる。この変形レバーがライガーの顔に変形するのにも注目してほしい。
「ふはははは…何もわからぬ愚か者めが! いいか、よく聞け…これこそがわしらゲッター線に関わった者全員が夢にまで見たもの、背負わねばならぬ宿命そのもの! そしてもし、もしわしがここをどいてみろ! その時こそ、世界は最後を迎えるのだぞ…!!」
第1話。ゲッター1のゲッタートマホークから生身で三つのカプセルをかばう時に。しかしカプセルの中では、竜馬のクローンはゴール、隼人のクローンはブライに変異するという早乙女博士にも想定外の事態が起きていた。
「ならば、どうする…?」
「ははは…相変わらず危ない男よのぉ…。 その分、何をしでかすか、手に取るようにわかる!!」
第2話、ゲッターを自爆させて真ドラゴン合体を阻止しようとするものの、カプセルの中の號に疑問を感じていた竜馬に気づき、ゲッタードラゴンで出撃する早乙女。
「これこそが……そう、これこそが…最後のゲッター…真ゲッターロボよ…!!」
第2話。姿を現す真ゲッターと共に。
「すまんなぁ、どうやらわしが受けるべき天罰にお前まで巻き込んでしまったようだ」
第3話。インベーダーの侵攻により窮地に陥る武蔵に早乙女博士は謝罪する。そして、この直後に計画を明かす。
スティンガー「今一歩の所を!」
コーウェン「何故だ、一体何がこの空間に干渉したというのだ?」
「フハハハ…どうやら人間の業の深さを、少し甘く見ていたようじゃ。
だが、簡単に抜け出せると思うな! 真ドラゴンは!」
三人「我々と共にあるのだ!」
第10話。幻影を駆使し、竜馬達を追い詰めた筈だったが、ミチルや武蔵の手助けにより形勢を逆転されて、一人達観したように笑って。
「おのれ…! 初代ゲッターチームの力を思い知らせてくれる…!」
第10話にて。コーウェンやスティンガーと共にメタルビースト・ドラゴンを駆り、竜馬達の操縦する真ゲッターロボとの戦闘の際に発した台詞。直後にドラゴン形態に変形、ゲッタービームとダブルトマホークを駆使し、真ゲッター1と互角の死闘を演じる。
「ここが真ドラゴンの体内だと云うことを忘れたのか!」
同じく第10話にて。合体のタイムラグの差を突かれ、自身の乗ったドラゴン号を破壊されるも、即座に脱出し新たなドラゴン号を作りだし、再合体して。生身で投げ出されたのに…(まぁ、隼人はこの少し前にもっとあり得ない状況で生身で投げ出されて無傷だったのだが)。
「ぐぅぅ…逃すかぁ!!」
第10話のクライマックス。真ゲッターのストナーサンシャインを受け損壊していくメタルビースト・ドラゴン。コーウェンとスティンガーはインベーダー化して脱出する。早乙女に寄生していたインベーダーも同じく宿主の身体を突き破り逃げようとするも、上記の台詞と共に早乙女に取り押さえられてしまう。ここに来て、早乙女博士が完全にインベーダーに支配されていたわけではなかった事が発覚する。そして…
「竜馬! 隼人! 弁慶! わしの引いたレールも、最後だ!」
「あとはおまえたちの手で切り開け、人類の、未来を…! さらば!!」
自身を操っていたインベーダーを道連れに、竜馬達に人類の未来を託し、早乙女博士はストナーサンシャインの閃光の中に消えた…。
また、この「レール」「切り開け」などの台詞から、インベーダーに完全には支配されていなかった博士は、インベーダーの「真ドラゴンを利用し太陽系に集い更なる進化を果たす」ことをさらに利用し、「真ドラゴンの進化の過程で発せられるゲッター線でインベーダーをおびき寄せ、最終形態に進化した真ドラゴンと真ゲッターで殲滅する」ことを考えていたとも推測できる。
早乙女「ぬわぁーはっはっはっはっっ!!何時も、ゲッターを見てくれる人間どもよ!!」
視聴者たち「あーっ!!裏切り者!!」
早乙女「許せ。発売が延びたのじゃ」
視聴者たち「えーっ!!何で?」
早乙女「だが、行くぞ」
早乙女、視聴者たち「チェンジ!!ゲッター!!」
ビデオ&LDの最終巻である第7巻用CMにて。劇中では、シリアスで通した早乙女博士の最初で最後のコミカル描写。

真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ[編集 | ソースを編集]

「馬鹿もん! 甘ったれるんじゃあない! お前達には、もっと残酷な未来が待っているんだ!」
第1話冒頭にて。原作漫画版とほぼ同じ台詞である。
「いや…我々はゲッター線に生かされているだけなのかもしれん…!」
最終話にて。ゴールが倒された後に隼人の「今回もゲッター線は我々を選んだようですね」という台詞を受けて発した台詞。

新ゲッターロボ[編集 | ソースを編集]

「並のパイロットではゲッターに食い潰される。逆に喰らい付いてくる奴でなければ…」
第1話冒頭。イーグル号のテスト飛行で吐血した達人を見ながら呟いた台詞。新ゲッターの設計思想が「パイロットに機体を合わせる」というパイロットありきではなく「機体性能を完全に引き出せるパイロットを選ぶ」という機体ありきのものであることを如実に表している。その結果選ばれたのが、あの3人である…。
「鬼は実在する! 我々の敵として!!」
第1話にて。の標本が無数にあるエリアを指して「化け物屋敷」と竜馬に言われた後に。鬼の首の標本を投げつけ、これから戦う存在について分かりやすく教えている。
「わしと…わしと、竜馬さえ生き残っていればいいんじゃ…」
第1話ラストより。達人の死後、涙雨に濡れながら。後姿なので表情こそ見えなかったものの、台詞に反してその声音は沈んでいた…。
漫画版でも早乙女は達人の死後、これと似たような台詞をミチルに吐き捨てるかのように叫ぶが、この後「ああ、ゲッターが…ゲッターが完成していたらなあ」と竜馬とミチルに涙を見せぬように顔を背け呟いていた。
「…ならば突っ込め」
「四の五の言うならヤツラが消えた後になぜ突っ込まん? わしに尋ねるよりよっぽど手っ取り早い。そんな覇気も性根もないのだろうが!」
第5話より。神出鬼没、かつ出所も不明な鬼に対し、「敵が来るのを待つだけってぇのは、イライラしてしょうがねぇんだよ!」と苛立つ竜馬に対して。
「これこそ待ち望んでいた世界、ゲッターが創り上げた世界だ!」
「機械と同化し、より優れた体を奪い合うことで人は無限に進化を続ける。 ゲッターとひとつになることで、人は人を超えた存在となる…!」
第9話、ゲッター線に侵食され、地獄絵図と化した新宿に迷い込む竜馬。そこで彼はゲッターと融合した早乙女と出会う。ゲッタードラゴンに酷似した機械の肉体を得て、早乙女はこの台詞と共に恍惚とした表情で弱肉強食の世界に悦ぶのだった。
「心配いらん、奴は必ず戻ってくる。あれはゲッターから逃れられんようにできておるのだ」
第10話、竜馬が研究所を出た事に対して。それに対して、隼人は「何もかもお見通しって口ぶりだな」は言う。
「ここにいるとそれまで見えてこなかったことが見えてくる。ゲッター線がやたら満ちているせいか…昨日も達人が現れ、わしに言うのだ」
「達人は言うのだ…ゲッターを強くしろ…もっと強化しろとな…!!」
第10話より。
「本能的にこういうことをやってのける男だからこそ、わしはこいつを選んだ。 すべてがゲッターに取り込まれぬための歯止めとして…」
第11話、すべてのけじめをつけるためにゲッターロボを破壊しようとした弁慶。早乙女はこの台詞と共にゲッターチームに選んだ理由を告げる。
この言葉を聞いた竜馬は「都合のいいこと言うんじゃねえ!!」と激昂する。
「…そのつもりだった。わしもな…だが、ここまでに至るすべては、ゲッターが導き出した必然だったのかも知れん」
隼人に「すべてあんたの目論見通り配され、動いていたということなのか」と言われた後で。
「わしが理解できているものを伝えたとしても、お前の求める答えとはならん。 お前自ら掴めばよい。それができぬはずはなかろう」
「あんたにはどこまで見えている?」と隼人の質問を受けた時に早乙女はこう助言する。
「竜馬…ひとつだけ知っておくがいい。 お前が引きずり込まれたのが地獄だったとしても、なおその果てにそれを超える何かが見えてくる。 必ず…」
第11話、早乙女にゲッター線、そしてそれが導く弱肉強食の世界に抗うことを伝えた竜馬に対して。
「ふっ…人を狂ったように見るな。 死者も生者も、過去も現在も、すべては同じところに存在しているのだ」
地下に戻る際、「達人が呼んでいるんでな」と言われて驚愕するミチル、竜馬らに対して。
「最後くらいは言うことを聞け…今は言い争ってる暇はない」
第12話、ミチルに研究所から脱出を促す時の台詞。不器用ながらも最後の最後で父親としての愛情を見せた瞬間だった。
(達人…もうわしは誰も失わせはせん。そのことがお前にとって慰めになるかどうかはわからぬが)
第12話にて、ひとり『地獄の釜』のバルブを開きながら。マッドな雰囲気を漂わせている博士だが、父親としての愛情が感じられるモノローグ。
「道は開いた…これ以上、もはやわしがやるべき事はない。竜馬…隼人…弁慶…後は、後はお前達が自らの力で掴め…!!」
第12話より。この台詞が竜馬達への遺言となる。やがて、『地獄の釜』から大量のゲッター線が迸る。

スパロボシリーズでの名台詞[編集 | ソースを編集]

真ゲッターロボ 世界最後の日[編集 | ソースを編集]

「よいか…奴らに、奴らに気をつけろ。ぐぅぅ…さらばだっ!」
D』で絶命寸前に遺した台詞。
ルイーナペルフェクティオの存在への警告。
「竜馬!よくぞ生きて戻った!このくたばり損ないが!」
竜馬への攻撃台詞の一つ。
「貴様があの時、ポセイドン号に乗っていれば…!」
第2次Z』で、武蔵あるいは弁慶に向けての攻撃台詞。
武蔵の不調により代役を買って出たミチルが新型ゲッターの合体事故に巻き込まれ死んだことへの恨み節。
「ミチルの代わりに武蔵か弁慶が死ぬべきだった」とも「武蔵か弁慶が乗っていれば、事故が回避できたかもしれない」とも捉えることも出来る。
「ハハハハハハハハハハ!!」
メタルビースト・ドラゴンの攻撃時や真ドラゴン搭乗時に撃墜された場合の高笑い。
字面だけだとわからないが、テンションがかなりおかしなことになっている。
鍵を持つ者め!やはり、この星にいたか!」
「それこそ我等の進化の方向性を決めたもの!憎むべき宿敵!」
第2次Z再世篇』第44話「降臨!!終末を呼ぶ邪神!」より、クロウとの戦闘前会話。
「進化の方向性を決めた」というのは、天獄篇でのテンプティの台詞も併せて考えると「スフィアの元となった至高神ソル御使いの手によって、インベーダーがバアルと呼ばれるようになった」ことを指していると思われる。
「だが、高次生命体の使命を忘れ、神の使いを名乗る奴らもいる。それこそが真の敵かも知れぬな…」
第3次Z天獄篇』序盤のドラゴンズハイヴルートにて、ゲッター線の使者として竜馬らと再会した時のセリフ。
他の分岐でも行われる「1億2000万年の大崩壊」に触れる話であるが、「かも知れぬ」とは言いつつも自称神の使いが敵となることをあっさりとバラしている。
ちなみに、マクロスクォータールートで御使いに触れようとしたプロトカルチャーの意識は、ギャラクシー船団に操られたバジュラの横槍で破壊されてしまっている。
(共に生きる……ただ、それだけのことだ)
(簡単なことなのだ。他者を理解し、受け入れ……そして、共に未来に歩む)
(それこそが、この暗く果て無き宇宙で、一つ一つでは小さくひ弱な命が続いていくための力……つまりは生命の真理)
(それを表現するために、ワシは三つの心を一つにするマシン……ゲッターロボを造ったのだ)
『天獄篇』真ドラゴンルート第54話「閃光!次元の果て!」クリア時、コーウェンとスティンガーに語った「真理」。
真化についてのもっともわかりやすい総括である。
ちなみに、この辺りのセリフでは普段のいかつい顔だけではなく、優しい笑顔も入っている。
この際の対話で、インベーダーと化していた二人は人間だった頃の記憶を取り戻して涙し、かくして3人は和解へと至った
「最高傑作だと? エンブリヲ! 貴様に科学者を名乗る資格はないな!」
「生物は絶えず進化する!それと共に、その生み出すものも進化する! 最高傑作などという通過点で満足している男にゲッター線の真髄は永遠に理解できまい!」
V』第40話「星々の海原へ」にて、自身を利用して真ドラゴンを手に入れようとしていたエンブリヲをこき下ろし、嘲笑った。
実際、ゲッター究極の「通過点」の存在を考えれば、足を止めた存在であるエンブリヲにその真価が理解できるはずもなかった。
なお、この言葉は真田にも感銘を与えており、後に彼がブラックノワールを論破する際にも、言及している。
「フ…この老いぼれの操るゲッターに負けるようではこれからの戦いには、とても勝てんだろう」
「もっともお前達には余計な心配だったがな」
同話において、エンブリヲに加担した理由。イスカンダルへと旅立とうとするゲッターチームに、檄を入れる為に早乙女博士は真ドラゴンを強奪したのである。
「兜博士…。よくぞ、ここまで真ゲッタードラゴンを造り上げてくださった。心より礼を申し上げますぞ」
兜剣造に対し、敬意を払った礼。
渓「お父さん!」
「!」
渓「お父さん…!お父さんなんだよね!」
「お前…元気か…?」 
同話において、真ドラゴンのコックピットで、こと早乙女元気と再会を果たした時の会話その1。
渓「今は渓って名乗ってる。育ててくれた親父が…そうした方がいいって…」
「弁慶の判断か…」
「当然だな。ゲッター線暴走事件の首謀者の娘だと世間に知られたら、ロクな目に遭わんだろう」
同話において、真ドラゴンのコックピットで、渓こと早乙女元気と再会を果たした時の会話その2。
「お前も仲間を見つけたんだな、渓…」
渓「お父さん!」
「もうこれで何の心残りもない…。これで母さんやミチル、武蔵の所へ行ける…」
同話において。
真ドラゴンに同乗していた號と凱の言葉を聞いて、早乙女博士はチェンゲ本編や過去のスパロボ作品では一度も見せなかった安らかな笑顔を見せた……。
「よくやったな、號…そして、渓…」
渓「お父さん!」
「後はお前達の手で切り拓け! 人類の未来を! さらば!!」
そして、真ドラゴンがエンブリヲをイベント戦闘で撃破した直後の最後の台詞。
後の世代に全てを託し、今度こそ早乙女博士は表舞台から姿を消した……。
「フフフ…異世界を渡り歩き、お前達は着実に強者へと成長しておるようだな。生命なき世界で戦った時とはもはや別物よ」
「他の世界のことも知っておるぞ。なぜならインベーダーどもにゲートを偵察をさせ、ゲッター線を採集させたのはこのワシなのだからな!」
「全ての世界にゲッター線は満ち満ちておる!使わんのはもったいないと思わんか?」
DD』第49話「真なるゲッターロボ」にて、インベーダーが他の世界にも現れていた理由を語る。
尚、生命なき世界とはゼーガペインの世界のこと。
「ふふふ…理性以外のすべてを失う方がまともではないとは思わんかね?」
『DD』第52話「ワン・ナイト・スタンド」にて、互いの世界の情報を交換する取引をしたガウルンから案外理性的だと言われてこう返し、彼から同意を得る。
「ゲハハハハハ! さあ、扉が開くぞ!! お前たちを過酷な闘争へ導く扉が!!」
「戦え! 戦え!! 戦えい!! そして、全ての世界に最後の………!!!」
『DD』第56話「愚者の疑問」にて撃墜した直後の台詞。
この台詞と共に早乙女博士のゲッタードラゴンはゲッター炉心が暴走し消滅、直後にハーザの声と共にゲートが開く。
自分を倒させてゲートを開かせることが目的だったようだが早乙女博士は生きており、その後もゲッタードラゴンに乗り込み再登場している。
「さあ、来るがいい! ワシがゲッターロボの扱い方を教えてやるわ!」
『DD』2023年11月のイベント「クロッシング・パイロットR」第3話「奇跡の価値は」より。
初めて真ゲッターを操縦する式波・アスカ・ラングレーらEVAパイロット達の前に立ちふさがった際に。
この直前、弁慶から初代ゲッターチームのリーダーであり相当な技量を持つことを改めて示唆されてからのこの台詞だが、原作での早乙女は単独でもゲッターロボを操縦できる上にその立場を考えるとこの台詞は文字通りの意味ではないかと思われる。

新ゲッターロボ[編集 | ソースを編集]

「フッ、貴様の考えは間違っておらん。ゲッター線には人類を滅ぼす程度の力はある」
NEO』第6話「三匹が行く」より。ゲッター線DG細胞同様に危険視して問い詰めるドモンに対して単刀直入にゲッター線の秘める恐ろしい可能性を示唆する。不敵な笑みを浮かべてこう言うところに『新ゲッターロボ』での博士の性格がよく出ている。
「今のうちにたっぷり勝利の美酒を味わわせておけ…そのうち竜馬達も気づくじゃろう…この戦いが自分達にとって地獄の始まりだという事をな…」
同上。初陣を終えたゲッターチームを尻目に未来を危惧した台詞。しかし、その表情に笑みが浮かんでいるあたり、やはり早乙女博士である。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

真ゲッター1
世界最後の日』設定で搭乗。
量産型ゲッタードラゴン
『世界最後の日』設定で搭乗。
メタルビースト (ロボット)
『世界最後の日』設定で搭乗。
メタルビースト・ドラゴン
『世界最後の日』設定で搭乗。

SRWでの搭乗機体[編集 | ソースを編集]

真ドラゴン
『V』『T』で搭乗。
ギンギン
『DD』「ゲッターノワール 二つの選択肢」で搭乗。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. キャストが一新されているゲッターロボOVAシリーズでは唯一の事例。
  2. 世界最後の日』は一応最初はまともな性格であり、時間経過と共にマッドサイエンティスト化していった。