支援攻撃

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支援攻撃は、特殊技能のひとつ。

概要[編集 | ソースを編集]

小隊制の作品で採用されているものと、『スーパーロボット大戦MX』で採用されたものがあり、後者は技能であると共に戦闘システムの一要素にもなっており大きく仕様が異なる。

小隊制の場合は「支援する側」のダメージを底上げする技能で、単機出撃制の場合は「支援される側」のダメージを底上げする技能というのが、分かりやすい捉え方である。

小隊制作品[編集 | ソースを編集]

小隊員時のみ有効で、小隊攻撃の最終ダメージ+20%。技能レベルは無い。小隊を組めない戦艦の艦長は習得不可。強力なPLA武器を持つ機体の小隊員に習得させれば、小隊攻撃の実用性が格段に上昇する。小隊攻撃の与ダメージを伸ばすタイプの小隊長能力(隊長効果)とも効果重複可能。

本技能を有効活用できるのは、機体の乗り換えの自由度が高く、武器が改造された機体が小隊員向きのパイロットに回ってくる可能性があるUCガンダム系のパイロットである[1]

スーパーロボット大戦Zでは、ワイド・フォーメーションを組むと小隊攻撃の威力が80%になる為、このスキルを合わせると通常攻撃と遜色ないダメージになる。

第3次スーパーロボット大戦Z』には本技能が登場しないかわりに援護攻撃に小隊攻撃に相当するアシスト攻撃の攻撃力を底上げさせる効果が追加され、本技能が事実上統合された形となっている。

スーパーロボット大戦MX[編集 | ソースを編集]

技能所持者のユニットが、自軍フェイズ時に隣接した行動前の味方機へ支援攻撃を要請できる。この時の台詞は専用のものになる。小隊制作品と違い、戦艦の艦長も習得・要請可能。支援攻撃は要請機の攻撃前に行われ、支援攻撃属性(『』と表記)の武器が使われる。支援を行う側の参加条件は援護攻撃に準じており、支援用武器の射程内に敵機を捉え、機体の地形タイプが支援要請機に、武器の地形適応が敵のいる地形に対応している必要がある。

技能レベルは1~10まであり、Lvと同じ回数だけ支援攻撃に参加させられるが、一度に隣接できるのは最大4機まで。支援回数は技能所持者のみに影響する為、支援参加側は支援属性武器の弾数やENがある限り無制限に参加できる。援護攻撃との併用は不可能で、両方の使用条件が満たされている場合はどちらかを選択する。

味方機の支援は実質的に演出に近く、支援機体が多いほど、支援要請機の最終与ダメージと命中補正が上昇するが、支援機体の与ダメージは反比例して下がっていくシールド防御を持つ敵のシールド回数を減らす際になど使いがちだが、支援攻撃でも一撃ごとに敵の気力は上昇する為、ガードマップ兵器を持つ敵に対しては、気力に気をつけて攻撃しないと危険な場合もある。

例えば、ガードを持つ敵の気力が126以上の時、4機の支援を受けた状態で攻撃すると、支援を受ける機体……即ち、本命の攻撃が行われる時には、敵の気力は130以上に上昇した状態になっており、ガードが発動してしまっている。援護攻撃の場合、援護を受ける機体……即ち、本命の攻撃が先に行われ、続いて援護攻撃が行われる為、敵の気力に比較的左右されにくいという特長がある。

その為、ガードマップ兵器といった、気力が上昇する事で制限が解除される厄介な要素を持つ敵に対しては、援護攻撃で手数を減らすか、脱力で気力を下げるといったサポートをした上で支援攻撃を使う……というような、プレイヤーの工夫が求められる。

援護を行う側の機体にダメージを依存する援護攻撃とは対照的に、支援攻撃は支援要請機体の攻撃力が高いほど効果が増す。また与ダメージ補正が自機に作用することから、支援要請機の熱血クリティカルとも効果が重複する(MXでは熱血か魂がかかっている状態でも、クリティカルが同時発生する)。

4機から支援を受けられれば、最終的なダメージでは支援攻撃が援護攻撃より勝る。しかし1機の隣接で済む援護攻撃は扱いやすく、威力も十分であるのに比べると、最大4機分の機体管理が必要な支援攻撃はプレイヤーへの負担が大きく、意識して上手くユニットを配置しながら戦うのは難しい。加えて、先述したとおり、支援する機体が増えるほど敵の気力の上昇値が大きくなる為、実戦的なレベルで支援攻撃を扱うには、その性質の熟知が必須である。

お手軽にダメージを稼ぎたいならば援護攻撃に、より大きなダメージを狙うならば支援攻撃に分が有るといえるだろう。

他に援護攻撃との差異として、合体攻撃の併用可否が挙げられる。援護の場合は併用可能だが支援攻撃では不可。そのため、合体攻撃が戦法の主軸となるパイロットは支援よりも援護を優先した方がよい。代表例としてドラグナーのケーン・ワカバはデフォルトで習得する支援攻撃を養成で援護に上書きする事が考えられる。

支援攻撃込みで敵を撃墜すると、獲得経験値が1,1倍に。EXPアップなど他の経験値アップ要素とも重複するが、上限は2倍まで(お気に入り補正は例外的に2倍突破)。撃墜数の獲得権は、支援を要請したパイロットにある。

採用作品[編集 | ソースを編集]

現在の採用作品では全て、パイロットポイントを消費してパイロット養成で習得可能。

小隊制作品[編集 | ソースを編集]

作品名 消費PP
第2次スーパーロボット大戦α 150
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
スーパーロボット大戦Z 1000
スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク

単機出撃作品[編集 | ソースを編集]

デフォルトで技能を所持するパイロットのみ、別の技能枠に+値を養成してLv10にできる。それ以外の条件ではLv9が限界となる。

作品名/消費PP +1 +2 +3 +4 +5 +6 +7 +8 +9
スーパーロボット大戦MX 40 45 50 55 60 65 70 75 80
スーパーロボット大戦MX PORTABLE

支援参加機数による補正値変化[編集 | ソースを編集]

参加機数 自機最終ダメージ補正 自機命中率補正 支援機最終ダメージ補正
1機 ×1.2 +10% ×0.64
2機 ×1.3 +20% ×0.4
3機 ×1.4 +30% ×0.32
4機 ×1.5 +40% ×0.28

無限のフロンティアEXCEED[編集 | ソースを編集]

本作では総勢12名+6体の支援キャラクターが用意されており、メイン戦闘キャラクターに一対一で従属させることで、支援キャラクター毎に様々な恩恵が得られる。

そのうちの一つが「支援攻撃」が使用可能になるというもので、これは前作から採用されている「援護攻撃」と概ね同系列の補助攻撃となっている。

詳細は『支援効果一覧/無限のフロンティアEXCEED』参照。

主なデフォルト所持パイロット[編集 | ソースを編集]

小隊制作品とMXで技能の性質が全く異なる為、デフォルトで覚えるパイロットの傾向も異なる。

前者は支援型パイロット、後者は部隊で前線に立つリーダー格のキャラが覚える事が多い。

小隊システム版[編集 | ソースを編集]

弓さやか
炎ジュン
グレース・マリア・フリード
アポリー・ベイ
ロベルト
カツ・コバヤシ
サラ・ザビアロフ
ルクレツィア・ノイン
ウィッツ・スー
ラッセ・ルンベルク
ボルフォッグ/ビッグボルフォッグ
柿崎速雄
綾波レイ
ゼオラ・シュバイツァー
レーツェル・ファインシュメッカー
ヴィレッタ・バディム

MX版[編集 | ソースを編集]

ジュドー・アーシタ
ドモン・カッシュ
碇シンジ
ケーン・ワカバ
マイヨ・プラート

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 例えば、第3次αでνガンダムの武器を改造していたとする。しかし、Hi-νガンダムを入手した場合、νガンダムは小隊長機には選ばれにくくなる。そこで、支援攻撃を持つパイロットを乗せて小隊員として運用すれば、強力な小隊攻撃が可能になる。