戦え!! イクサー1

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戦え!! イクサー1
原作 阿乱霊[1]
原案 平野俊弘
阿乱霊[1]
監督 平野俊弘
脚本 平野俊弘[2]
キャラクターデザイン 平野俊弘
メカニックデザイン
全話
本猪木浩明
第2・3話
荒牧伸志
第3話
大張正己
音楽 渡辺宙明
制作 AIC
発表期間 1985年10月19日 - 1987年3月4日
話数 全3話
巻数 全3巻
次作 冒険! イクサー3
初登場SRW スーパーロボット大戦L
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戦え!! イクサー1』はAIC制作のOVA作品。

概要[編集 | ソースを編集]

地球を狙って宇宙から襲来してきた異星の侵略者・クトゥルフと、地球を守るために宇宙からやってきた人造人間イクサー1(イクサーワン)との戦いを描いた作品。

特撮ヒーロー作品、特に『人造人間キカイダー』を踏まえたキャラクター造形や「宇宙刑事シリーズ」のパロディ的な要素を強く盛り込むなど、「バトルスーツを着込んだ美少女戦士と、グロテスクな怪人との戦闘」に重きを置いており、巨大ロボットによる戦闘シーンはかなり少ない。OVA故の尺の問題もあるが、「スーパー戦隊シリーズ」に登場する巨大メカの扱いに近いと考えた方が自然かもしれない。

原作は成人漫画雑誌『レモンピープル』に掲載された阿乱霊の短編漫画「戦え! イクサー1」(「!」が1つ)だが、一部キャラクターの名称や容姿が取られている程度で、OVA独自の設定が多い。OVA版はアダルトアニメとして作られているわけではないが、平野俊弘監督を始めとするスタッフの個性や、敵組織名が幻想怪奇的な神々の登場する「クトゥルフ神話」からとられていることからも類推できるように、かなりエログロ要素が強い作風になっている。

続篇として、作風をより明朗なものとした『冒険! イクサー3』も製作された。

ドラマCDで、同じ平野監督作品の『破邪大星ダンガイオー』と共演している。

ストーリー[編集 | ソースを編集]

宇宙ではかねてより、ある戦いが行われていた。宇宙を放浪する侵略異星人クトゥルフと、その侵略を阻止することを目的とした超戦士イクサー1との戦いである。

イクサー1は、自分と「シンクロ」できるパートナーを見出すことができれば「イクサーロボ」を動かすことができ、さらには彼女自身もすさまじい強化を遂げるという。それを恐れたクトゥルフは、イクサー1のパートナーの素質を持つ少女を先に見つけ出し、始末しようとする。その少女こそ、ごく普通の地球人の女子高生「加納渚」。何も知らない渚に、クトゥルフの魔の手が迫る。渚の両親が触手の化け物に寄生され、怪物と変じて渚を襲ってきたのだ。しかしそのときに金髪の女戦士が颯爽と現れ、怪物をなぎ倒した。彼女こそ渚とパートナーの宿命で結ばれたイクサー1だった。

二人が運命の邂逅を果たした直後、クトゥルフは本格的に地球侵略をはじめた。世界各地で暴れまわるクトゥルフの兵隊たち。果たして渚とイクサー1は地球を救えるのか?

がんばれ、渚! 戦え!! イクサー1!!

登場人物[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

イクサー1
主人公。クトゥルフの惑星侵略を阻止するために戦う、ピンクのバトルスーツの女戦士。善の心を持つ人造人間(描写から見ると生体アンドロイド)。
加納渚
イクサー1の能力を完全に覚醒させてくれるパートナーの資格を持っていた少女。過酷な運命に戦いを拒否するが、ある切っ掛けから、イクサー1と共にクトゥルフを倒すために戦う決意をする。
イクサー2
地球でも妨害活動に現れたイクサー1に対し、クトゥルフ側が刺客として差し向けた赤い髪の人造人間。
コバルト
クトゥルフのコマンダー。
セピア
イクサー2のパートナー。コバルトの恋人。
サー・バイオレット
クトゥルフのリーダー。女性だが中性的な声でしゃべる。
ビッグゴールド
クトゥルフの母艦に眠る、黄金の謎の生命体。

登場メカ[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

イクサーロボ
女性的とも言える曲面を生かしたデザインと、それとは対照的な鋭い爪状のマニピュレーターが特徴的なイクサー1の愛機。1人乗りでも戦えるが、パートナーが乗った状態で真の力を発揮する。
ディロスθ(シータ)
コバルトが駆るクトゥルフのロボット。
イクサーΣ(シグマ)
イクサー2の愛機。イクサーロボと同じく実力を発揮するには2人の操縦者を必要とする。
富士壱號
地球防衛軍の戦闘艇。先端部がドリルになっているデザインなど特撮へのオマージュが見られる。ディロスθに猛攻をかけるが、かすり傷ひとつ負わせることができずに撃墜される。
富士弐號
地球防衛軍の空中要塞。艦載機や地上部隊と連携してクトゥルフの基地を攻撃する。有効打を与えることができずに轟沈するが、彼らの奮戦により、異空間に閉じ込められていたイクサー1は脱出に成功した。
F.J.-III
地球防衛軍の宇宙戦艦。宇宙ステーションに配備されているが、出航直後にビッグゴールドのエネルギー波を浴びて宇宙ステーションもろとも戦闘すら行わせてもらえずに消滅する。

用語[編集 | ソースを編集]

クトゥルフ
敵組織となる女性しか存在しない異星人軍団。新天地を求めて宇宙を放浪している。
名前はクトゥルフ神話からとられているが、設定としては全く関係ない。

楽曲[編集 | ソースを編集]

主題歌[編集 | ソースを編集]

「戦え!!イクサー1」(第1話)
作詞:岡田冨美子、作曲・編曲:渡辺宙明、歌:柿沢美貴
「NEVER RUN AWAY」(第2話)
作詞 :岡田冨美子、作曲・編曲:渡辺宙明、歌:楠木勇有行
「永遠のイクサー1」(第3話)
作詞:岡田冨美子、作曲・編曲:渡辺宙明、歌:柿沢美貴
『L』で採用。

劇中BGM[編集 | ソースを編集]

「イクサーロボ」
『L』で採用。

登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦L
初参戦作品。ストーリーは続編『冒険! イクサー3』を内包する形で再現され(『W』における『宇宙の騎士テッカマンブレード』と『宇宙の騎士テッカマンブレードII』の扱いとほぼ同じである)、ビデオ全3巻の原作よりも長いスパンのドラマになっている。等身大アクションがメインである故に原作再現が難しい事とCEROが関係しているせいなのか、エログロ面での原作再現は殆どない(ただし、民間人をクリーチャー化していた事については会話で触れられている)。なお、ネタ機体である富士壱號、富士弐號、F.J.-IIIもストーリーに登場する。いずれも会話中で撃墜されたことが報告されるのみであるが。
なおイクサー1をイクサーロボに乗せたまま全滅すると、渚が乗ってこなくなるというバグがあるため、イクサー1を育てる際は注意すること。

商品情報[編集 | ソースを編集]

BD・DVD[編集 | ソースを編集]

小説[編集 | ソースを編集]

CD[編集 | ソースを編集]

レンタルビデオ・動画配信[編集 | ソースを編集]

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脚注 [編集 | ソースを編集]

  1. 1.0 1.1 第1話のみ阿乱氏が単独で「原作」表記、第2・3話で平野、阿乱両氏が連名で「原案」表記。
  2. 第1話では「脚色」表記。