変身

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
The printable version is no longer supported and may have rendering errors. Please update your browser bookmarks and please use the default browser print function instead.

変身とは、姿形を他のものに変えること。

概要

変身ヒーロー物において不可欠となる要素。この場合は生身の人間(あるいは生身に近い容姿を持つ人物)が、人体改造等で加えられた高度テクノロジーや現代科学で解明できない超自然的な力によって、文字通り肉体を変質させるか強化装甲服を瞬時に装着することを指す。

主に変身する目的は「素性を隠すこと」や「戦う力を使用できる形態になること」、殆どの場合は戦闘が終われば変身を解除して変身前の姿に戻る。

スパロボにおいて変身能力を持つキャラクターは少なからず存在するが、変身能力と超人的な戦闘能力を併せ持つとなると限られてくる。

変身能力を持ち戦闘ユニットとして扱われる機体・キャラクター

司馬宙
サイボーグであり、戦闘時にはサイボーグ宙となって戦う。
テッカマン
ラダムによって改造された人間が、変身(テックセット)した姿。
獣神ライガー
ロボットではなく「バイオアーマー(生体ユニット)」である為、変身によって強化形態へと移行する。詳しくは後述。
ロボットガールズZ』の登場人物
『X-Ω』で参戦。東映作品のロボットへの変身能力を有している。
サン娘 Girl's Battle Bootlog』の登場人物
『X-Ω』で参戦。SUN-DRIVEと呼ばれるサンライズ作品のロボットの力を持ったユニットを使って変身し、段階に応じて強化される。
ギャバン
『X-Ω』で参戦。一条寺烈が「蒸着」のコードを発する事で、地球衛星軌道上の基地・ドルギランから粒子の状態でコンバットスーツが電送され、それが全身へ吹き付けられるようしてに装着される。
僅か0.05秒で行われるこの蒸着プロセスは、「では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう!」という政宗一成氏のナレーションによって変身後にリプレイカットが挿入される演出は後続シリーズ作品にも形を変えて受け継がれ、他作品でもパロディ化されるなど定番ルーチンとなっている。
メタトロン
『X-Ω』で参戦。ライカ・クルセイドの変身(変神)態。
黄金騎士ガロ銀牙騎士ゼロ
『X-Ω』で参戦。魔戒騎士がホラーと戦う際に力を行使するために専用の鎧を装着する。
デビルマン
『DD』で参戦。不動明がデーモン族の勇者・アモンと融合して誕生。通常時は明の姿であり、デーモンと戦う際にデビルマンへと変身する。
アンチ
『30』で参戦。非戦闘時は人間態を取ることが出来る怪獣だったが、作中後半からは超人グリッドナイトへと変身できるようになる。
コウタ・アズマ
戦士ロアと同化しており、戦闘時にはファイター・ロアとなって戦う。
ガイオウ次元将ヴィルダーク
彼ら次元将リヴァイブ・セルの応用により、巨大な戦闘形態に変身する。
ディド
ディーダリオンの人間態であり、戦闘時には変身、巨大化する。新形態ディーダリオン・ザアムの獲得以降は両者の形態を使い分けることが可能[1]

変身能力を持つが生身ユニットとしては扱われないキャラクター

あしゅら男爵
女性に変身する(は女性のものになる)事が可能で、その能力を利用してかく乱する場面も見られる。
霧隠虎太郎 / 流崎力哉 / 風祭鷹介
エルドランから与えられたガンバーブレスで、特殊能力を得られる強化スーツを身に纏い、変身する。
コマンダー・ネンドル
特殊高分子で構成された身体を持っており、他者への変身が可能。
グール / バレン
超能力で他人に変身可能。
ヤヌス侯爵
戦闘獣ながら女性型の分体を持ち、分体の方は変身機能も有する。
ヤミノリウスIII世
魔法によって人間の姿に変身できる。
大十字九郎
魔導書であるアル・アジフの力により、魔術師としての力が強化されたマギウス・スタイルとなる。その間アルの方は等身の低いちびアルになる。
パックマン
初代のデモムービーでは巨大化していた。『DD』ではパワークッキーを使用することで、欠けた円形の初代デザインに巨大化する設定で登場し、ついでに捕食可能なイジケゴーストに敵ユニットを変身させる
スーパー戦隊シリーズ」の主要人物
変身前の時点でも常人より遥かに高い戦闘力がある。
ちなみにスーパー戦隊シリーズの殆どでは「変身」という単語を含まない独自の掛け声で変身する[2]。大半は「○○チェンジ!」か戦隊・個別ヒーロー・変身アイテムの名をそのまま言う掛け声である。
X-Ω』では巨大ロボのみが戦闘ユニットとして扱われ、戦隊メンバーは生身ユニット未採用。
『DD』で参戦した『機界戦隊ゼンカイジャー』に関しては、変身後のメンバーが合体を挟み巨大ロボになる方式のためややこしいが、単独で戦闘ユニットとしては扱われていない。
サムライ・キャリバー / マックス / ボラー / ヴィット
アシストウェポンに変身することでグリッドマンの武器になる。
ちなみに、グリッドマンは登場プロセス自体は変身のそれだが、グリッドマン自身が自我を持っているため、変身ではなく合体と形容するのが正しい。
アルコ・カトワール
特異能力により、声と容姿を他人のものへと完全に変装(変身)できる。

変身(特殊能力)

リンクバトラー』や『NEO』『OE』『X』において採用されている特殊能力。

各作品における仕様

スーパーロボット大戦リンクバトラー
シャッフル同盟の各モビルファイター及び銀鈴ロボTYPE-1が所持する特殊能力。
気力130以上になると、自動的に他の機体へと変化する。他作品におけるスーパーモードハイパーモード変形を便宜上一まとめにしたものと言える。
スーパーロボット大戦NEO / スーパーロボット大戦Operation Extend
獣神ライガーおよびライガーのパワーアップ形態が所持する特殊能力。まず獣神ライガーの気力が120以上に達すると、自動発動でファイヤーライガーへと変身する。そしてファイヤーライガーまたはファイヤーライガー (騎乗)の気力が140以上に達することで、個別コマンドによる任意発動で獣神サンダーライガーへの変身が可能になる。なお獣神サンダーライガーへの変身を実行した際に、HPとENが全回復する。
『OE』においてもライガー系ユニットの特殊能力として採用されているが、獣神ライガーからファイヤーライガーへの変身がコマンド選択で任意に発動させる方式となり、それに伴いHPとENが全回復するようになった。獣神サンダーライガーへの変身に関しては変更なし。なお、本作ではファイヤーライガー (騎乗)が登場しない。
なお『OE』ではクラスチェンジなど他作品の変身系の能力も、戦術マップ上のコマンドでは一律「変身」コマンドとして扱われている。
スーパーロボット大戦X
龍神丸が所持する特殊能力。
気力が120以上になることで個別コマンドに「変身」コマンドが追加され、任意に龍王丸への変身が可能になる。

類似能力

エヴォルト
K』ではシステム上変形扱いだが、実態は「変身」に近い。
クラスチェンジ
リューの強化形態への変身。
ブラスター化
先述のテッカマンの更なる強化変身。
NT-Dシステム
ユニコーンガンダムがデストロイモードへ変身する(変形とは呼ばれない)。

関連作品における扱い

スーパーヒーロー作戦
大部分のヒーローは、戦闘シーンになると自動的に変身後の姿となるのだが、ウルトラヒーローのみ異なる。彼らは戦闘機で出撃し、コマンド「変身」を選ぶことで1ターン消費し変身する。

余談

  • 「変身する事によって、人間を越えた力を手にして敵と戦う」という、いわゆる「変身ヒーロー(ヒロイン)もの」は子供向け番組の人気ジャンルの一つである。
    • 中でも、「ウルトラシリーズ」および「仮面ライダーシリーズ」に登場する変身ヒーローは、スーパーロボット大戦シリーズの源流にもなったコンパチヒーローシリーズに出演している。
    • 「機体に搭乗する事等によって、人間を越えた力を手にして敵と戦う」ロボットアニメもまた、「変身ヒーロー(ヒロイン)もの」と相通じるものがあると言えよう。
  • 変身する際には敵から一切攻撃を加えられない事は「お約束」である(大抵は「一秒にも満たない一瞬間の内に変身を遂げている」と説明される事が多い)。
    • 攻撃されないことに対する視聴者の反応を意識してか、「お約束」を壊すパターンも有る。例えば、変身中に出るエフェクトに敵への攻撃及び防御判定が存在したり、出現したアーマーが敵の攻撃を防いでから装着されたり等と、「そもそも変身中には敵からの攻撃が効かない」といった描写にしている作品が多い。一方で特撮ドラマには、変身前の状態で敵の軍勢を捌きつつ、隙を見て変身するという変則的なお約束外しも存在する。
  • 変身時には能力等を強化・発現させる装甲や衣装を身に纏う事になるが、中には変身プロセス時に裸になるものも存在している。このパターンの変身は、視聴者サービスとしての一面を持っている事が多い。

脚注

  1. 『DD』ではザアムに元のディーダリオンのSSR必殺技ユニットパーツを装備できる仕様があり、戦闘演出内でディーダリオンに戻っている。
  2. 「変身」といえば東映の看板特撮作品たる仮面ライダーシリーズのフレーズであるため、差別化のため使用を避けている可能性が考えられる。実際、「変身」を含む掛け声で変身する戦隊は同時期に仮面ライダーシリーズが制作・放送されていなかった『超力戦隊オーレンジャー』と、同年制作・放送されていた『仮面ライダー響鬼』が「変身」のフレーズを使用していなかった『魔法戦隊マジレンジャー』のみである。