ヴァイスリッター

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ヴァイスリッター
外国語表記 WEIßRITTER[1]
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

デザイン 斉藤和衛
初登場SRW スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 パーソナルトルーパーATX計画
生産形態 試作機および改修機
型式番号 PTX-002-00C(COMPACT2)
PTX-007-03C
全高 21.7 m
重量 60.3 t
動力 プラズマ・ジェネレーター
浮揚機関 テスラ・ドライブ
フレーム GIIフレーム
原型機 ゲシュペンストMk-II・タイプT(OG・COMPACT2)
量産型ゲシュペンストMk-II(α・IMPACT)
開発者 マリオン・ラドム
所属 地球連邦軍
パイロット エクセレン・ブロウニング
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ヴァイスリッターは『スーパーロボット大戦COMPACT2』および『スーパーロボット大戦IMPACT』の主役メカ

概要

エクセレン・ブロウニングの搭乗機。PTX-007-03ゲシュペンストMk-II・タイプTATX計画に基づいて改造した砲戦用パーソナルトルーパーである。同じくATX計画で誕生した近接戦用PTアルトアイゼンとのセット運用が前提。

ATX計画の責任者であるマリオン・ラドム博士の意向により、当初はEOTを使用しないものとして設計されていた。 しかしDC戦争の開戦から間もなく、標準で飛行能力を持つディバイン・クルセイダーズの主力AMリオンシリーズに対抗するため、ジョナサン・カザハラ博士がラングレー基地に持ち込み、当時まだEOTと認識されていたテスラ・ドライブを(ラドム博士曰く「百歩譲って」)搭載する(更にRoAでは「二千歩」になっている上に、既に取り付けを頼んでいたため事後承諾になっている)。これにより、ヴァイスリッターはパーソナルトルーパーでは初めて、人型のまま飛行可能な機体となった。 ちなみにラドム博士は当初、バーニアを増設して無理矢理飛ばすつもりだったらしい(RoAではセプタギンに突入する際にバーニアユニットを増設している)。

テスラ・ドライブの搭載や本体重量の軽量化によって戦闘機に迫るほどの機動力を得たが、装甲を極限までそぎ落とした為、非常に脆弱な機体となってしまっている。漫画版ではこの点をエクセレンが心配していたが、「当たらなければどうということはない」と言われてしまった。 さらに新開発の武器「オクスタン・ランチャー」によって圧倒的な砲戦能力を得たが、砲身が長く取り回しは困難であった。操縦自体も高度なテクニックを要求される。 ちなみに、この機体の装甲板と言っていた空力カウルだが、カウルとは、バイクや航空機において、エンジンや車体に沿って流れる空気の整流を目的とする覆いのこと。つまり文字通りの紙装甲といっても過言じゃない薄さなのである。

量産機としての採用を目指していたが、上記のような問題に加え、開発コストの高騰もあって結局は見送られた。制式採用の際に付けられる予定だったゲシュペンストMk-IIカスタムの名は冠されず、試作段階のコードネームであるヴァイスリッターがそのまま機体名となった。ラドム博士による強化案も存在したようだが、後にエクセレンが問い詰めたところ、華麗に無視されていた。

機体名は、ドイツ語で『白騎士』という意味。本編では、エクセレンからは『ヴァイスちゃん』、キョウスケ・ナンブやラドム博士など自陣営の他の人物からは『ヴァイス』と呼ばれることが多い。

メイン兵装は「オクスタン・ランチャー」。ビーム砲と実弾砲を一門ずつ、一つの砲身に束ねた長砲身のハイブリットランチャーである。機体のジェネレーターに接続するというEモードのシステムゆえか、他のPTでは使用できない。

エクセレンが使うとしばしば「E気持ち」(=沖田浩之の同名の歌)や「若さってなんだ?」(=宇宙刑事ギャバンのOPの歌詞)など、モード名の頭文字をネタにする。

ゲーム上では設定通り運動性が高めで、HP装甲が低いという典型的なリアルロボットの性能である。

初出演作品の『COMPACT2第2部』が宇宙戦メインで「宇宙激震篇」と言うサブタイトルだったのを反映してか、機体の宇宙適応がデフォルトでSとなっており、宇宙戦で高い性能を発揮する。一方、元々陸戦兵器であるゲシュペンストMk-IIの改造機であるためか、テスラ・ドライブのエピソードや、空を飛べないアルトアイゼンとの対比から空戦用機体としてのイメージが強いが、適応はA止まり。パイロット養成でエクセレンの空適応をSにすれば、イメージ通りの活躍をしてくれる。

登場作品と操縦者

αシリーズ

αシリーズに直接登場することはなかったが、『α外伝』におけるロボット大図鑑量産型ゲシュペンストMk-IIの説明文において、同系列のカスタムメイド機としてアルトアイゼンとヴァイスリッターがαシリーズの世界においても存在することが示唆されている。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇
初登場作品。エクセレン・ブロウニングの専用機。初登場時は戦仕様であった為、飛行不可。認識コードはPTX-002-00C。援護システム初採用にあたって、その作品を象徴をするかの様に本機は援護攻撃にて活躍する。アルトアイゼンがスーパー系の援護に適していたのに対し、本機は射程が長くリアル系との相性が良い。能力は純粋なリアル系で運動性移動力に長ける。武器は遠距離用のオクスタンランチャーE型、威力の高い中距離用のB型を使い分ける。P属性1-3である3連ビームキャノンも扱いやすい。火力の無さはV-UPユニットで補える。
スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇
第2部EDで失踪。敵として登場し、中盤にライン・ヴァイスリッターに変貌するが、真ゲッターロボを獲得した場合はヴァイスリッターに戻った状態で再加入する。第2部から能力がやや変化しており、肝心な運動性が下がり、HPが上昇している。パワー不足は否めないが本機の状態で強制出撃が多いので改造しておいた方が良い。
スーパーロボット大戦IMPACT
エクセレン・ブロウニングの専用機。本作から飛行可能、認識コードもPTX-007-03Cに改められた。ただ本作の設定では、量産型ゲシュペンストMk-IIを改造した事になっており、「1機だけの量産機」とも呼ばれている。
今回せっかく追加された合体攻撃だがラインになると使えないので、素直に真ゲッターを取って元のヴァイスに戻した方が戦力としては扱い易い。2部では戦力的に運用せざるを得ないが、3部からは戦力が一気に充実するため、脱力要員として考えるならラインの方が便利だったりもする。
本作のランページ・ゴーストは射程が短く、格闘属性のため射撃系のエクセレンでは生かしにくいものの、近距離戦にも強い武器が加わることで完全に遠距離戦特化のラインより汎用性の高い運用が可能。ただ本作では援護攻撃と合体攻撃は併用できない。一方で機体性能に難を残したまま敵が強くなっていき、直接戦闘が苦しくなってくるのに敵射程外からの攻撃が難しいという問題が出てくる。特にラストシナリオ前後は長射程・高命中率の敵が多い。加えて改造費は高いのに最強武器のフル改造時攻撃力は4000にも届かない。運動性の割に限界が意外と低いのだが、パイロットの回避がそんなに高くないので余り問題にならない。また何気に実体武器が全て海Aなのをほぼ活かせないのも残念なところ。

単独作品

スーパーロボット大戦DD
第6回制圧戦「白銀の堕天使」の報酬機体。攻撃&命中タイプ。デザインは『ジ・インスペクター』版となっている。

OGシリーズ

スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
汎用パーソナルトルーパーで乗り換え可能、デフォルトパイロットはエクセレン・ブロウニング。物語中盤に機体性能が強化され『オクスタン・ランチャーW』『ランページ・ゴースト』が追加、ビームコートがABフィールドに強化。人型で空を飛ばすことに専念された試作機という設定からか、何と自軍で唯一、人型兵器群で装甲が3桁しかない(ランゼン・メッサーよりは高い)。非常に脆いのにそれほど避けれるわけでもない、しかもエクセレンは必中・閃きを習得しないので、ボス級の相手が段々と苦しくなっていく。
本作では最後までヴァイスリッターのまま。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
基本は前作と同様。プラズマカッターが上位武器のネオ・プラズマカッターに変更となった他、スプリットミサイルが固定武装になった。ノーマルモードだと運動性をフル改造しても143と低いので、パイロットの空適応を早くSにして対処したいが、ライン・ヴァイスリッターは空Sなのが若干悩ましいところ。前作と変わらず装甲が3桁しかないが、同じく人型兵器のフェアリオンが更に下回る装甲値で仲間に加わった。
物語後半でOGシリーズ初のライン・ヴァイスリッターに変貌し、再加入時も必ずそのまま。EDでは元のヴァイスリッターに戻った。
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
ネオ・プラズマカッターが初期武装から外され、デフォルトの武器が全て射撃攻撃になった。他はOGとOG2に準ずるが、OG2ノーマルでの運動性はフル改造で168と強化された。OG2のED後もライン・ヴァイスリッターのまま戻らなくなっている。
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION
GBA版OG2の続編なので、元のヴァイスリッターに戻っている。
これでもかというほど、バルトールに翻弄されており、「ヴァイスが旧型化した」とファンを嘆かせた。一方バルトールの攻撃を何発喰らっても無傷だった為、ファンには「装甲がフル改造されている」と突っ込まれたが、ゲーム中では装甲をフル改造してガードを養成、バリアをつけて防御すれば何とか無傷、という程度。
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
大張正己監督の手によって大胆なアレンジが加えられ、従来のヴァイスよりもかなり細身にデザイン及び作画されており、三連ビームキャノンに至っては砲身の格納機能が新たに設定された。これは大張監督の「この形状だとオクスタン・ランチャーを取りまわすのに邪魔になる」という意見による。また、アニメ終了後に発売された超合金はこのアニメ版デザインを元に造型された。

装備・機能

武装・必殺武器

大部分の武装が射撃攻撃で、中距離~遠距離戦に強い。弾数制とEN制の武器が分かれており、継戦能力も高め。しかし隣接時に使える武器が少なく、懐に潜られると反撃手段が貧弱。なお、OGシリーズなら換装武器のシシオウブレードでも装備させればフォロー可能。ただしWゲージは少なめ。

固定武器

スプリットミサイル
多弾頭ミサイル。牽制用の武器。OGシリーズではGBA版OG1のみ換装武器で、以後は固定兵装になった。
Record of ATXではオクスタン・ランチャーを牽制にも使うためとその大きさゆえに基本的には搭載されておらず、セプタギンに突入する際に大型ブースターユニットと共に追加された物を使用するに留まっている。
DD』では実弾属性の通常攻撃及びR必殺技。メインアビリティは「ブレイクアタックI」で、サブアビリティは「攻撃力・照準値アップI」。
3連ビームキャノン
左腕部に装着された3つの砲門から、牽制用のビームを放つ。見た目と名の通りビーム兵器で、移動後使用可能。OGシリーズでは改造効率が良く、意外と侮れない。
『DD』ではビーム属性のR必殺技。メインアビリティは「ガードブレイクI」で、サブアビリティは「攻撃力・照準値アップI」。
オクスタン・ランチャー
ビーム砲と実弾砲を一門ずつ、一つの砲身に束ねた長砲身のハイブリットランチャー。
オクスタンとは、馬上槍(ランス)と歩兵槍(スピア)を折衷したような形状の槍で、ランスとしても、スピアとしても扱えるように考案された武器。ビーム砲としても実弾砲としても使える武装ゆえに、この名が付けられたと考えられる。
「2種類の銃砲の機能を1つの火器に集約する」とう設計思想は後のPTの武装にも影響を与えており、ビルトファルケンのオクスタン・ライフル、量産型ゲシュペンストMk-II改のフォールディング・ツーウェイ・キャノン、キャニスのダブル・ガナリーなどの後継および模倣武器が造られているほか、あちらの世界でもヴァイスセイヴァーのオーバー・オクスタン・ランチャー等が開発されている。
オクスタン・ランチャーE
ランチャーの下段から、ヴァイスリッターのジェネレーターに直結させたエネルギービームを発射する『Eモード』。ビーム兵器扱い。エクセレンが「かなり飛ぶわよ? Eモードの方は!」と言う通り、遠距離に特化した性能。OGSではALLW武器となり、全体攻撃ダブルアタックが可能になったが、援護攻撃には使えなくなった。多用して合体攻撃用のENを切らさないように。
『DD』ではビーム属性のSR必殺技。メインアビリティは「狙い撃ちII」で、サブアビリティは「攻撃力・照準値アップII」。
オクスタン・ランチャーB
ランチャーの上段から特殊徹甲弾を発射する『Bモード』で、こちらは実弾兵器。エクセレンが「これ、飛ばないのよね~」「あんま飛ばないけど、威力はあるわよぉ!」と言う通り、中距離向きの攻撃手段。
Record of ATXでのキョウスケによると弾種は爆裂徹甲弾一択とのこと。カートリッジ式であるらしく、『IMPACT』では発射するごとにポンプアクションで排莢しており、『OGs』でも錐揉み回転飛行しながら連射する中、薬莢が後方に飛んているのが確認できる。
『DD』では実弾属性のSSR必殺技。メインアビリティは「頭部複合センサー」で、MAP兵器以外の最大射程が増加する。戦闘回数に応じて攻撃力・照準値が増加する。敵ユニットの弱点属性で攻撃時、攻撃力が増加する。フィールド上に味方のキョウスケ・ナンブがいるとき、オクスタン・ランチャーBの必殺技威力が増加する。サブアビリティは「攻撃力・照準値アップIII」。

必殺技

オクスタン・ランチャーW
OG1から追加。オクスタン・ランチャーの両モードを連続使用する場合は、便宜的に『Wモード』と呼ばれる。ビーム兵器としては扱われない。ヴァイスリッター単機の固定武装では最強の威力。改造費がかなり高いが、ランページ・ゴーストの威力に反映され、この武器自体も高火力の援護攻撃として役立つ。OGs以降は回転飛行をしながらBモードを連射して弾き飛ばし、至近からEモードで吹き飛ばす、という流れだが、それ以前はスプリットミサイル→3連ビームキャノン→Bモード→Eモードの順で打ち込む、「ヴァイス版『切り札』」とも言うべき構成になっている。弾数制。
『DD』では特殊属性のSSR必殺技。OGsの演出に『ジ・インスペクター』のシーンを加えている。メインアビリティは「TC-OS(アサルト2)」で、戦闘回数に応じて攻撃力・照準値が増加。自身の攻撃が命中するたびに攻撃力が増加。フィールド上に味方のキョウスケ・ナンブがいるとき、照準値と全ての攻撃の与ダメージが増加する。サブアビリティは「攻撃力・照準値アップIII」。

換装武器

プラズマカッター
格闘用武器。射程1をフォローできるが、威力が低い。OGシリーズでは、GBA版OG1でしか装備していない。
射撃戦特化の本機ではやや影の薄い武器だがIMPACTやGBA版OG1のランページ・ゴーストではフィニッシュの一撃として使用されている。
ネオ・プラズマカッター
GBA版OG2で初期装備していた、換装武器の格闘用武器。射程1~2をフォローできる。OGSでは初期装備から外され、デフォルトで持つ格闘武器が無くなった。
スラッシュ・リッパー
元々はゲシュペンストMk-II用の武装。スプリットミサイル用コンテナの左側を換装している。『RoA』ジ・インスペクター#41でのヴァイスセイヴァーとの戦闘で、ソリッド・ソードブレイカーを撃ち落とすために使用しているカットがある。

合体攻撃

ランページ・ゴースト
キョウスケ・ナンブアルトアイゼンとの合体攻撃。即興に見えるが、戦闘中の台詞からも分かるように、予め打ち合わせを行なっていた。現行作品では、ヴァイスリッターから放った場合は射撃攻撃になるが、アルトアイゼンから発動した場合は格闘攻撃になる。初出となる『IMPACT』ではアルトアイゼン・リーゼとの合体攻撃であった。
GBA版『OG1』では、ヴァイスの3連ビームキャノンで牽制、アルトがヒートホーンで吹き飛ばし、背後に回ったヴァイスがEモードで飛ばし返し、前からアルトのリボルビング・ステーク&背後からヴァイスのプラズマカッターの挟み打ちで締め。
ディバイン・ウォーズ』ではイングラムが乗るR-GUNとの決戦で使用。3連マシンキャノンとEモードで牽制、さらにクレイモアで畳み掛け、背後に取り付いたヴァイスがEモードを直撃させ、バランスを崩している隙をついてアルトがリボルビング・ステーク連打を叩きこんだ。
GBA版『OG2』では、ヴァイスの3連ビームキャノンで牽制、背後に回ったアルトがヒートホーンで吹き飛ばし、前からヴァイスがEモードで飛ばし返し、背後からアルトのリボルビング・ステーク連打&前からヴァイスの零距離Bモードの挟み打ちで締め。なお、技術の限界なのかアルトのグラフィックは左右反転状態。
PS2版『OGs』では、まずクレイモア&Wモードをぶち込んで、前からアルトの3連マシンキャノン&背後に回ったヴァイスのBモードで挟み打ちしながら接近、そしてリボルビング・ステーク連打と零距離Eモードを完全に同タイミングで行なう。
『DD』では特殊属性のSSR必殺技。PS2版戦闘アニメをベースに更に発展させ、「OGsを参考にしつつ家庭版の戦闘アニメを超える」「現状のスマホアプリで出来る限界に挑戦」とスパロボスタッフの全力が注がれている[2]。3連マシンキャノン&Bモード、続けてBモード単発[3]からのヒートホーンで打ち上げ、クレイモア&Eモードの連携、更にジグザグに交差するように動き間合いを詰めながら3連マシンキャノン&3連ビームキャノンで追撃、背後に回ってBモード、最後は前からリボルビング・ステーク連打と背後から零距離Eモードでトドメ。なお、途中のヒートホーンがアルトアイゼン・リーゼのプラズマホーンのような演出になっているが、これは「出力上げ過ぎなどの理由でああなっているという解釈です(本来なら、あの後で壊れる)」とのこと[4]
メインアビリティは「孤狼と堕天使」で、気力上限が増加し、気力が10上昇する毎に攻撃力・防御力・照準値が増加。また、フィールド上に味方のキョウスケがいるときに、照準値と全ての攻撃の与ダメージが増加。ランページ・ゴースト命中時、自分に「覚醒」を発動。サブアビリティは「攻撃力・照準値アップIII」。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動する。
ビームコート
ビームによるダメージを軽減する事が出来るが、元々の耐久力に難がある本機では、あまり頼りにならない。エクセレンもキョウスケ同様、バリアの類は好まないようである。
ABフィールド (アンチビームフィールド)
ビームコートの強化版。実装例は極めて少なく、OG1の強化イベント後などのみ。OG2以後はビームコートに戻った。
バリアフィールド(照準値)
『DD』で採用。超改造で追加。被ダメージを500〜2000軽減し、照準値が増加する(改造段階で強化される)。

移動タイプ

テスラ・ドライブにより、デフォルトで飛行可能。初登場のCOMPACT2のみ搭載されていない。

サイズ

M

カスタムボーナス

固定武器の弾数+2
GBA版OG2以後のOGシリーズで、機体性能側の全項目をフル改造すると選択可能。弾数制の武器にのみ有効。オクスタン・ランチャーB及びWの弾数が増えるのは大きいが、換装武器には適用されない為、運動性を上げる方が有効かと思われる。

機体BGM

「白銀の堕天使(ルシファー)」
ヴァイスリッター及び、エクセレン・ブロウニングのメインテーマ。

関連機体

アルトアイゼン同様、ヴァイスリッターもシリーズや平行世界などでいくつかのバリエーションが存在する。ヴァイスの特徴的な武装であるオクスタン・ランチャーも、様々に形を変えて装備されている。

強化型・バリエーション機

ライン・ヴァイスリッター
エクセレンと共に行方不明となったヴァイスリッターが、アインストの手によって禍々しい形状に変異させられたもの。
ゲシュペンストMk-IV(未開発)
OGS以降に追加された設定。シャドウミラーが存在した平行世界での、ヴァイスリッターに相当する機体とされている。だが、プランのみで実際には開発されなかった模様。
ヴァイスリッター・アーベント
無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガに登場。3m程度の自律機動型パーソナルトルーパーで、人が乗り込む事はできない。外観や武装は、ゲシュペンストMk-IVのプランをベースにしている可能性が高い。一見ヴァイスリッターに近いデザインだが、ライン・ヴァイスリッターの特徴も混在している。パーティー加入後は『ヴァイスリッター』と表記されるが、本項のヴァイスとは別物。

関連機

ゲシュペンストMk-II・タイプT
本機の改造元。
アルトアイゼン
突破力に重点を置いた、ヴァイスリッターのパートナー機。ATX計画の機体は近接戦闘と遠距離砲撃機体が常にペアとなっており、パイロットが連携能力を高めることで真価を発揮する。なお、こちらもタイプTの改修機のため、ある種の兄弟機とも言えなくもない。
アルトアイゼン・リーゼ
アルトアイゼンの改造機。改造にあたり、ヴァイスリッターの予備パーツが使用されている。
ビルトファルケン
OGシリーズでは、ヴァイスリッターのコンセプトを継承したATX計画の新型機という設定になっている。
ラピエサージュ
様々な機動兵器のデータを参考にした武装が搭載され、そのひとつとしてオーバー・オクスタン・ランチャーが装備されている。
ヴァイスセイヴァー
OGSから登場したレモン・ブロウニング専用機。アシュセイヴァーがベース。向こう側の世界から見てもオクスタン・ランチャーは画期的な武器だったのか、本機にも同様のコンセプトを持つオーバー・オクスタン・ライフルが装備されている(下記のゲシュペンストMk-IVのパルチザン・ランチャーの設計データの流用かもしれないが)。
量産型ゲシュペンストMk-II
直接の登場はないが、αシリーズでは本機のカスタム機という設定がある。また、『IMPACT』ではヴァイスリッターを元にアインストがこの機体を複製して使用している。

余談

  • 本機と関連はないが後のオリジナル系にも多機能銃砲は度々登場し、『スーパーロボット大戦J』に登場するベルゼルートの「オルゴン・ライフル」は「ビーム」と「実弾」を使い分ける事が出来るほか、ショートランチャーと合体させることで弓状の武器として使う事が出来る。また、『スーパーロボット大戦Z』に登場するバルゴラバルゴラ・グローリー)の「ガナリー・カーバー」は「ビーム」や「実弾」の撃ち分けに加え、「実体剣」や「ビームサイズ」と4種類の機能を持っている。
  • デザイン時の誕生秘話として、COMPACT2制作時に森住惣一郎氏が「R-1やサイバスターを登場させていいか」と寺田プロデューサーに相談した際に、OGに満を持して登場させる構想があったため断られ、たまたま旧シリーズ以降登場の機会がなかったゲシュペンストに目を付けた。ゲシュペンストならファンサービスになるだろう、と許可が得られたことでアルトアイゼンの設定が作られていった(生スパロボチャンネルより)。
    • しかし、その際にじっぱひとからげ氏からもらったゲシュペンストの資料が決定稿の一つ前のデザインだったため、左腕の三本の突起に砲身のような穴が空いており、森住氏はこれを本来の設定であるプラズマカッターではなくマシンキャノンの類と勘違いしてしまった。このためゲシュペンストとは異なり、アルトアイゼンとヴァイスリッターの左腕には射撃武装が搭載されることになった。

脚注

  1. メディアワークス『電撃スパロボ!』Vol.6、47頁。
  2. 寺田貴信の2022年2月27日のツイート、Twitter
  3. アルトが確実に接近できるように撃ち込んでいる。
  4. 寺田貴信の2022年2月27日のツイートTwitter

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