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== ヤシマ作戦(Operation Yashima) ==
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ヤシマ作戦(Operation Yashima)とは、『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』第六話「決戦、第3新東京市」(または『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序]]』)にて行われた作戦。
  
『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』第6話にて、[[第5使徒ラミエル]]を撃破する為に行われた作戦。
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== 概要 ==
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[[第5使徒ラミエル]](第6の使徒)を撃破する為に行われた作戦。
  
立案者は[[ネルフ]]の作戦部長である[[葛城ミサト]]。作戦内容は[[日本]]中の電力を集めた[[EVA初号機]]のポジトロンスナイパーライフルで[[第5使徒ラミエル|ラミエル]]の撃破を狙い、その間[[EVA零号機|零号機]]がラミエルの加粒子砲に対する盾となるというものである。作戦名は屋島合戦で扇の的を射抜いた那須与一の故事にちなみ、また[[日本]]古来の名称である「八州(やしま)」の意味合いも持つ。
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立案者は[[ネルフ]]の作戦部長である[[葛城ミサト]]。作戦内容は「[[日本]]中の[[動力・エンジン・エネルギー|電力]]を集めた[[EVA初号機]]のポジトロン・スナイパー・ライフルで[[第5使徒ラミエル|ラミエル]]の撃破を狙い、その間[[EVA零号機|零号機]]がラミエルの加粒子砲に対する盾となる」というものである。
  
SRWではエヴァ絡みのイベントでよく登場し、他作品とのクロスオーバーがある。
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作戦名は、屋島合戦で扇の的を射抜いた那須与一の故事にちなむもの。また、[[日本]]古来の名称である「八洲(やしま)」の意味合いも持つ。『新世紀エヴァンゲリオン』の序盤および『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を飾る最大の名場面である。
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== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
 
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SRWでは『エヴァ』絡みのイベントでよく登場し、他作品とのクロスオーバーがある。
 
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
 
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
:ポジトロンスナイパーライフルのエネルギーは[[ゴラオン]]から供給された。
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:ポジトロン・スナイパー・ライフルのエネルギーは[[ゴラオン]]から供給された。
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
:ポジトロンスナイパーライフルのエネルギーは、威力を高めた[[光子力エネルギー|光子力エンジン]]と[[ゲッター線|ゲッター炉]]を[[トロニウム]]で繋げたもの。[[ロマンロボシリーズ|超電磁コーティング]]を施したシールドも登場した。
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:ポジトロン・スナイパー・ライフルのエネルギーは、威力を高めた[[光子力エネルギー|光子力エンジン]]と[[ゲッター線|ゲッター炉]]を[[トロニウム]]で繋げたもの。[[ロマンロボシリーズ|超電磁コーティング]]を施したシールドも登場した。
 
;[[スーパーロボット大戦MX]]
 
;[[スーパーロボット大戦MX]]
:ポジトロンスナイパーライフルのエネルギーは『[[GEAR戦士電童 (TV)|GEAR戦士電童]]』とのクロスオーバーで、[[GEAR戦士電童|電童]]の[[ハイパーデンドーデンチ]]を使用し、不足分は民間人の協力による自転車発電で作った電力でまかなった。
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:ポジトロン・スナイパー・ライフルのエネルギーは『[[GEAR戦士電童 (TV)|GEAR戦士電童]]』とのクロスオーバーで、[[GEAR戦士電童|電童]]の[[ハイパーデンドーデンチ]]を使用し、'''不足分は民間人の協力による自転車発電で作った電力で賄った'''。更に偶然居合わせた居合わせた3機将のチップまで訳も分からず自転車を漕ぐというギャグイベントまで盛り込まれる始末である。
 
;[[スーパーロボット大戦L]]
 
;[[スーパーロボット大戦L]]
:[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|新劇場版]]の設定で登場。今回は作戦中に[[擬態獣]]の妨害を受ける以外、特にクロスオーバーの部分は無い。が、第6の使徒(ラミエル)のMAP兵器が直線型でなく全方位型、行動できない初号機の左右から擬態獣が迫り、初号機がダメージを受けるとゲームオーバーになるなど、ステージとしてみると初見殺しの要素が強い厄介なシチュエーションとなっている。
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:[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|新劇場版]]の設定で登場。今回は作戦中に[[擬態獣]]の妨害を受ける以外、特にクロスオーバーの部分は無い。
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:だが、「第6の使徒(ラミエル)の[[MAP兵器]]が直線型でなく全方位型」「行動できない[[EVA初号機]]の左右から擬態獣が迫り、'''初号機がダメージを受けるとゲームオーバーになる'''」等、ステージとして見ると初見殺しの要素が強い厄介なシチュエーションとなっている。
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;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]
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:新劇場版の設定で登場。今回の作戦は[[葛城ミサト|ミサト]]ではなく、[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]が発案している。また、今回は[[アルテア軍]]が妨害を仕掛けてくる。
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:ポジトロン・スナイパー・ライフルのエネルギーは、第3射目に[[Z-BLUE|自軍部隊]]全てのユニットおよび[[ジェニオン]]の[[D・フォルト]]で賄われた。また、[[碇シンジ|シンジ]]を[[ミコノ・スズシロ|ミコノ]]や[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]が気にかける等、人物面でのクロスオーバーも重視されている。
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:また、イベント前に第6の使徒を一度撃墜しておくことが[[隠し要素/第3次Z|IFルート]]ポイントの一つとなっているので自軍戦力に自信があるならやっておきたいところ。
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;[[スーパーロボット大戦V]]
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:ポジトロン・スナイパー・ライフルのエネルギーは[[ヤマト]]の波動エンジンから供給された。また、[[式波・アスカ・ラングレー|アスカ]]の初登場イベントや[[第7の使徒]]との戦闘も同時に行われる。
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:更に、このポジトロン・スナイパー・ライフルは[[Gハウンド]]所属の[[ヤザン・ゲーブル|ヤザン]]が運んできたものであり、[[ジェリド・メサ|ジェリド]]が地球を守るためにロンド・ベルとの共闘を決意する、地球が滅びるサードインパクトを望む[[ジオン兵]]達を[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]が叱責し、改心した彼らがエヴァを防衛するなど、[[ガンダムシリーズ]]とのクロスオーバーが多い。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
一部のプレイヤー間では、[[L]]でのEVA初号機と[[アパレシオン]]のPUには'''「矢島作戦」'''なる愛称がついている。これはアパレシオンの[[ファクター]]である[[矢島英明]]とヤシマ作戦をかけた一種の俗称であるが、その実お互いの武器射程や機体ボーナスの噛み合わせがとても秀逸であり、改造によるボーナスの強化次第では射程10マスオーバーの超長射程・高威力の攻撃で一方的に敵を叩くことが出来る優秀なタッグであるため、単なるネタに留まらない強さを誇る。
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*[[西暦]]2011年、東日本大震災に関係する計画停電が行われる事になった際、ツイッター上では「ヤシマ作戦」を合言葉に節電を呼び掛ける動きが起こった。
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**本来非公式の運動だったが、'''後に[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版|新劇場版]]サイトにて「こんな素晴らしいことはありません」「私たちも遅まきながら『ヤシマ作戦』に賛同し、参加したいと思います」と公式側が発言し'''、作画スタッフである樋口真嗣氏がイラストを提供するという事態にまで発展した。
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*「ヤシマ作戦」の様に「あえて大規模停電させる事によって得た電力で、敵の撃破を狙う」シチュエーションは、特撮映画作品『ゴジラ×メカゴジラ』にも存在している。
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**上記の映画では、[[ゴジラ]]との激闘によって[[動力・エンジン・エネルギー|エネルギー]]不足になった[[3式機龍]]に対して関東地方一帯を停電させて得た電力をしらさぎ6号機を介して送信している。
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*一部のプレイヤー間では、『[[スーパーロボット大戦L|L]]』でのEVA初号機と[[アパレシオン]]のPUには'''「矢島作戦」'''なる愛称が付いている。
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**これはアパレシオンの[[ファクター]]である[[矢島英明]]と「ヤシマ作戦」を掛けた一種の[[俗語・俗称|俗称]]であるが、その実お互いの武器射程や機体ボーナスの噛み合わせがとても秀逸であり、[[改造]]によるボーナスの強化次第では[[射程]]10マスオーバーの超長射程・高威力の攻撃で一方的に敵を叩くことが出来る優秀なタッグであるため、単なるネタに留まらない強さを誇る。
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**[[EVA初号機]]の適応が宇宙Bであるため、矢島が仲間になって数話後に宇宙戦がメインになる間は[[レジェンドガンダム|他の相方]]と組むのも有りだが、ライフル等は宇宙Aでありそもそも長射程距離がウリなため、それ程問題無く運用できる。
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**派生ネタとして、『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』でのアパレシオンと[[マークジーベン]]のPUには'''「真矢島作戦」'''なる愛称が付いた。
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***こちらは矢島とマークジーベンのパイロットである[[遠見真矢]]をかけた俗称だが、こちらもお互いの武器射程及び機体ボーナスとの噛み合わせが秀逸。ただし、マークジーベンは劇場版仕様になるとP武器メインになるため、ドラゴントゥースを渡された[[マークツェーン]]と組む方がアパレシオンとの相性は良くなる。
  
== 資料リンク ==
 
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2019年6月18日 (火) 21:11時点における版

ヤシマ作戦(Operation Yashima)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』第六話「決戦、第3新東京市」(または『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』)にて行われた作戦。

概要

第5使徒ラミエル(第6の使徒)を撃破する為に行われた作戦。

立案者はネルフの作戦部長である葛城ミサト。作戦内容は「日本中の電力を集めたEVA初号機のポジトロン・スナイパー・ライフルでラミエルの撃破を狙い、その間零号機がラミエルの加粒子砲に対する盾となる」というものである。

作戦名は、屋島合戦で扇の的を射抜いた那須与一の故事にちなむもの。また、日本古来の名称である「八洲(やしま)」の意味合いも持つ。『新世紀エヴァンゲリオン』の序盤および『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を飾る最大の名場面である。

登場作品

SRWでは『エヴァ』絡みのイベントでよく登場し、他作品とのクロスオーバーがある。

スーパーロボット大戦F完結編
ポジトロン・スナイパー・ライフルのエネルギーはゴラオンから供給された。
スーパーロボット大戦α
ポジトロン・スナイパー・ライフルのエネルギーは、威力を高めた光子力エンジンゲッター炉トロニウムで繋げたもの。超電磁コーティングを施したシールドも登場した。
スーパーロボット大戦MX
ポジトロン・スナイパー・ライフルのエネルギーは『GEAR戦士電童』とのクロスオーバーで、電童ハイパーデンドーデンチを使用し、不足分は民間人の協力による自転車発電で作った電力で賄った。更に偶然居合わせた居合わせた3機将のチップまで訳も分からず自転車を漕ぐというギャグイベントまで盛り込まれる始末である。
スーパーロボット大戦L
新劇場版の設定で登場。今回は作戦中に擬態獣の妨害を受ける以外、特にクロスオーバーの部分は無い。
だが、「第6の使徒(ラミエル)のMAP兵器が直線型でなく全方位型」「行動できないEVA初号機の左右から擬態獣が迫り、初号機がダメージを受けるとゲームオーバーになる」等、ステージとして見ると初見殺しの要素が強い厄介なシチュエーションとなっている。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
新劇場版の設定で登場。今回の作戦はミサトではなく、ゼロが発案している。また、今回はアルテア軍が妨害を仕掛けてくる。
ポジトロン・スナイパー・ライフルのエネルギーは、第3射目に自軍部隊全てのユニットおよびジェニオンD・フォルトで賄われた。また、シンジミコノルルーシュが気にかける等、人物面でのクロスオーバーも重視されている。
また、イベント前に第6の使徒を一度撃墜しておくことがIFルートポイントの一つとなっているので自軍戦力に自信があるならやっておきたいところ。
スーパーロボット大戦V
ポジトロン・スナイパー・ライフルのエネルギーはヤマトの波動エンジンから供給された。また、アスカの初登場イベントや第7の使徒との戦闘も同時に行われる。
更に、このポジトロン・スナイパー・ライフルはGハウンド所属のヤザンが運んできたものであり、ジェリドが地球を守るためにロンド・ベルとの共闘を決意する、地球が滅びるサードインパクトを望むジオン兵達をジュドーが叱責し、改心した彼らがエヴァを防衛するなど、ガンダムシリーズとのクロスオーバーが多い。

余談

  • 西暦2011年、東日本大震災に関係する計画停電が行われる事になった際、ツイッター上では「ヤシマ作戦」を合言葉に節電を呼び掛ける動きが起こった。
    • 本来非公式の運動だったが、後に新劇場版サイトにて「こんな素晴らしいことはありません」「私たちも遅まきながら『ヤシマ作戦』に賛同し、参加したいと思います」と公式側が発言し、作画スタッフである樋口真嗣氏がイラストを提供するという事態にまで発展した。
  • 「ヤシマ作戦」の様に「あえて大規模停電させる事によって得た電力で、敵の撃破を狙う」シチュエーションは、特撮映画作品『ゴジラ×メカゴジラ』にも存在している。
    • 上記の映画では、ゴジラとの激闘によってエネルギー不足になった3式機龍に対して関東地方一帯を停電させて得た電力をしらさぎ6号機を介して送信している。
  • 一部のプレイヤー間では、『L』でのEVA初号機とアパレシオンのPUには「矢島作戦」なる愛称が付いている。
    • これはアパレシオンのファクターである矢島英明と「ヤシマ作戦」を掛けた一種の俗称であるが、その実お互いの武器射程や機体ボーナスの噛み合わせがとても秀逸であり、改造によるボーナスの強化次第では射程10マスオーバーの超長射程・高威力の攻撃で一方的に敵を叩くことが出来る優秀なタッグであるため、単なるネタに留まらない強さを誇る。
    • EVA初号機の適応が宇宙Bであるため、矢島が仲間になって数話後に宇宙戦がメインになる間は他の相方と組むのも有りだが、ライフル等は宇宙Aでありそもそも長射程距離がウリなため、それ程問題無く運用できる。
    • 派生ネタとして、『UX』でのアパレシオンとマークジーベンのPUには「真矢島作戦」なる愛称が付いた。
      • こちらは矢島とマークジーベンのパイロットである遠見真矢をかけた俗称だが、こちらもお互いの武器射程及び機体ボーナスとの噛み合わせが秀逸。ただし、マークジーベンは劇場版仕様になるとP武器メインになるため、ドラゴントゥースを渡されたマークツェーンと組む方がアパレシオンとの相性は良くなる。