ヤキン・ドゥーエ

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ヤキン・ドゥーエとは、『機動戦士ガンダムSEED』に登場する宇宙要塞。

概要

ザフトの宇宙要塞。ボアズと共にプラントを守る一大拠点である。資源採掘用の衛星を改装・軍事設備化した基地で、プラントから見て地球方面に設置されている。外線はぱっと見でアルファベットの「Y」を連想させる形状で、上部と中部に艦艇用のメインゲートが確認できる。 ただし、地球連合軍の前線基地は月面プトレマイオス基地であるため、月方面を守護するボアズに比べて戦略的な価値は低いとみられる[1]

ザフトの大量破壊兵器であるジェネシスは、ここに秘匿・配備されていた[2]。プラント本国攻防戦のジェネシス照射で地球連合軍第六・第七機動艦隊の4割を撃滅したため、地球連合軍残存勢力は再侵攻時に攻撃目標をヤキン・ドゥーエに変更し、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦が発生する。これが第1次連合・プラント大戦の最終決戦となった。

戦闘は戦力で勝るザフト軍側有利に推移。ジェネシス第二射による地球連合軍増援艦隊と月面プトレマイオス基地破壊、プラント本国に転身した地球連合軍の核攻撃隊「ピースメーカー隊」の壊滅により地球連合軍勝利の可能性はほぼ潰えたが、プラント方面の戦闘終了に伴い、エターナルとアークエンジェル、クサナギは地球連合軍と共にヤキン・ドゥーエでのジェネシス破壊に奔走。徐々に戦線は突破され、アズランやカガリにヤキン・ドゥーエへの侵入される。パトリック・ザラはジェネシスで地球を撃つ事に拘り、彼を制止したレイ・ユウキを銃撃して強引な発射を行おうとしたが、逆に瀕死のレイ・ユウキに銃撃されてしまい、その光景を目の当たりにしたザフト兵たちは次々に持ち場を放棄して逃走。ヤキン・ドゥーエの失陥は決定的になる。

最終的にはヤキン・ドゥーエはジェネシス発射と連動した自爆シークエンスにより自爆・崩壊した。ジェネシスはアスラン・ザラが内部でジャスティスガンダムを自爆させたため、不発に終わった。 自爆しても要塞は原型を保っていたが、メインゲートからは巨大な爆炎が確認できるため、要塞施設としての機能は完全に喪失。直後にプラントでもクライン派のクーデターが発生し、プラント臨時最高評議会は地球連合軍残存艦隊に「同宙域での全戦闘行為禁止」の申し入れを行い、連合軍は受託。ヤキン・ドゥーエ周辺の戦闘は完全に終了し、そのまま放置された[3]

登場作品

αシリーズ

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
初登場作品。第51話「終わらない明日へ」の舞台。原作通りの展開が繰り広げられるが、最終的にはジェネシスの反応炉を舞台にしたクルーゼとのターン制限がある決戦となる。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
原作に準じているが、『第3次α』と異なって数シナリオに渡って登場する。
スーパーロボット大戦W
原作とほぼ同じだが、『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』のキャラクターも含まれている。

単独作品

スーパーロボット大戦DD
原作とほぼ同じだが、パトリック・ザラのバイタルサインの停止と連動してジェネシスの発射と同時に自爆するようにプログラミングされていた。
なお、劇中では発射阻止は語られているが、自爆については説明されていない。

余談 

脚注

  1. エルビス作戦で地球連合軍はヤキン・ドゥーエを完全に素通りしており、ザフトのボアズ陥落後は主戦力をプラント本国に集結させたことからも月面・プラントの戦略図では無視して構わない程度の位置関係であることが窺える。
  2. ヤキン・ドゥーエの方がボアズより直接攻撃を受ける可能性が低い為に配置されていたと考えられる。C.E.70年4月17日には地球連合軍第五・第六機動艦隊が第一次ヤキン・ドゥーエ攻防戦を引き起こしているが、ボアズ配置前の事であるため、その際はヤキン・ドゥーエが前線基地扱いだったと思われる。
  3. 以降の続編でもヤキン・ドゥーエの存在について一切言及されないため、再利用されることもなく放棄されたと推察される。また続編では地球連合が新設した月面アルザッヘル基地の戦力を投入した際には、プラント本国 及び ザフト軍本部の軍事衛星近隣を中心に戦闘を繰り広げている事から、かつてのボアズやヤキン・ドゥーエの様な拠点は存在しないことが窺える。

資料リンク