ムーンレィス

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ムーンレィスとは、『∀ガンダム』に登場する用語。

概要[編集 | ソースを編集]

に住む人々、あるいは月面国家そのものを指す言葉(地球に住む人々は地球人と呼ばれる)。『∀ガンダム』の世界では他のガンダムシリーズに存在するスペースコロニーが存在しないので、宇宙居住者は全てムーンレィスとなる。

そのルーツは過去の最終戦争で荒廃した地球を捨て、に移り住んで文明の保全を目指した一団であるとも、外宇宙へ旅立ったかつてのスペースノイドニュータイプが先祖返りを起こして地球圏に帰還した者であるとも言われる。

産業革命以前の文明レベルしか持たない地球の人々とは比べ物にならない高度な科学技術を有しているが、実際には古代の超技術の多くを失ってしまっている。それらロストテクノロジーの残骸は「黒歴史」と呼ばれ、実は地球にこそ多く眠っている。

国家としてのムーンレィスはソレル家を王家とした君主制国家であり、その下に冷凍睡眠施設 通称「冬の宮殿」の管理を担うメンテナー家、月の防衛を担うギンガナム家が存在する。首都は旧グラナダ跡に位置するゲンガナム。住人には階級があり、それによる差別も作中で見受けられる。

月面の生産力では多数の人口を担うことは不可能であるため、人々は人工冬眠を繰り返すことによって人口を適正に保っている。しかし、簡易的な人工冬眠では冬眠中に命を失うこともある。

罪人は強制的なコールドスリープによる一種の禁固刑「冷凍刑」に処されることがあり、一見すると大したことがないように思えるが、この冷凍刑は出所してからが「地獄」である。覚醒後のケアなども考慮・保証された上記の計画的な人口冬眠とは異なり、自分だけが年を取らず時間的に周囲から何十年も何百年も取り残されたまま放り出されるため、多くの者がそのギャップに耐え切れず絶望を味わうことになるという。

ディアナ・カウンターを結成し、正暦2345年に地球帰還作戦を実行に移した。

登場作品[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α外伝
初登場作品。おおよそ原作と同じだが、未来世界における「終わらない地球と宇宙との対立」の象徴として宇宙側の役割、そして『機動新世紀ガンダムX』の宇宙革命軍の役割の一部も担っている。地球側であるイノセントは独立した元ムーンレィスであり、分裂後から敵対関係のままお互いを警戒している。それらの関係で今作ではフロスト兄弟ジャミルテクスもムーンレィスである。
他にはマイクロウェーブ送信施設が国家全体の電力供給施設として機能しており、管理者がD.O.M.E.であることはわかっているが正体は不明のまま運用している。細かいところでは冬の宮殿と黒歴史の封印場所が別の場所(D.O.M.E.)となっている。
保有戦力は原作で出た機体以外に、ネオ・ジオンジュピトリアンのMS、そしてジェニスも保有している。前日譚に当たるイノセントとの最終戦争ではガンダムエックスを製造して、地球に荒廃を招く原因の一つを作った。出自からして他の『機動新世紀ガンダムX』のガンダムなども、ガンダムダブルエックスを除きムーンレィス製であると思われる。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Z

人物[編集 | ソースを編集]

ロラン・セアック
ムーンレィスだが地球人側について戦う主人公。当初はムーンレィスであることを隠していたが、途中でムーンレィスであることを告白し「人の命を大事にしない人とはだれとでも戦う」と宣言した。
ディアナ・ソレル
現在の月の女王。殆ど神格化され崇められているが、快く思っていない者も存在する。
アグリッパ・メンテナー
現在のメンテナー家の長。人工冬眠施設「冬の宮殿」の管理者。
ギム・ギンガナム
現在のギンガナム家の長。月の防衛を担うギンガナム艦隊を率いる。
ムーンレィス兵

関連用語[編集 | ソースを編集]

ディアナ・カウンター
地球帰還作戦のために組織された市民軍。
ギンガナム艦隊
月の正規軍で、2500年もの間演習を繰り返してきた。

資料リンク[編集 | ソースを編集]