ブレイクブレイド

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ブレイクブレイド
外国語表記 Break Blade[1]
Broken Blade[2]
原作 吉永裕ノ介
総監督 アミノテツロ
監督 羽原信義
シリーズ構成 十川誠志
脚本 十川誠志
谷村大四郎
キャラクターデザイン 乘田拓茂
メカニックデザイン 柳瀬敬之
音楽 平野義久
制作 Production I.G
XEBEC
放送局 TOKYO MXほか
配給元 クロックワークス
放送期間 2014年4月6日 - 6月22日
公開日 2010年5月29日
- 2011年3月26日
話数 劇場版:全6章
TVアニメ:全12話
初登場SRW スーパーロボット大戦DD
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ブレイクブレイド』は、Production I.GおよびXEBEC制作によるテレビアニメ作品。

概要[編集 | ソースを編集]

吉永裕ノ介氏による同名コミックを原作とし、2010年から2011年にかけて公開された全6章の劇場版をテレビアニメ用に再構成した作品。2014年4月から6月まで放送された。戦闘シーンなど新規作画パートが追加され、OPやEDも一新されている。また、終盤の展開は原作とは異なっている[3]

当初の作品タイトルは『ブレイク ブレイド』(劇場版もこれに準拠)であったが、後に半角スペースを挟まない『ブレイクブレイド』へと表記変更された。なお、外伝として小説作品『ブレイク ブレイド -蒼月ノ絆-』がある。

異世界の大陸を舞台とした国家間戦争を描くファンタジーロボット作品で、本作に登場する魔力で動作する巨大ロボット「ゴゥレム」は特殊な鉱石(石英素材)で作られており、白兵戦を主体とする。飛行能力は持たず、射撃武器もプレスガンの一種類しか登場しない。敵味方含め破損・損壊する描写が多く、主役機のデルフィングも度重なる戦闘を経て強化・改修されていくのが特徴。

ストーリー[編集 | ソースを編集]

化石燃料を採掘できないクルゾン大陸に住む人々は、生まれつき石英に命令を与える「魔力」を有していた。

そんな中、100万人に1人の割合で生まれる魔力を持たない魔力無者として生を受けたライガット・アローは、士官学校時代の友人であるクリシュナ王ホズルの召喚を受ける。

そこで知らされたのは軍事大国アテネスによる侵略行為と、その前線部隊を率いるのが同じく士官学校時代の親友であるゼスであるという事実、そして降伏のためホズルたち王族の処刑を要求されているという話だった。

ライガットは誰にも起動することができなかったという石英採掘場から発見された古代ゴゥレム「デルフィング」を起動させ、友を護るべく戦乱に身を投じていく。

登場人物[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

主要人物[編集 | ソースを編集]

ライガット・アロー
本作の主人公。「魔力無者(アン・ソーサラー)」の青年。
シギュン・エルステル
本作のヒロイン。ホズルの妻でクリシュナ王妃。ライガットの親友の一人。
ホズル(クリシュナ9世)
クリシュナ王国の国王。ライガットの親友の一人。
ゼス
アテネス連邦の軍人でワルキウレス部隊の隊長。ライガットの親友の一人。

クリシュナ王国[編集 | ソースを編集]

バルド・ジ・アラン・アルヴァトロス
二大将軍の一人。ジルグの父。
トゥル・バー・コールウェイ・リムレック
二大将軍の一人。
ナルヴィ・ストライズ
トゥル将軍が経営する孤児院で育った上等重騎士。
ナイル・ストライズ
ナルヴィの兄。一等重騎士。
ロギン・ジー・ガルフ・エンサンス
上等重騎士。名門出身。
ジルグ・ジ・レド・レ・アルヴァトロス
バルド将軍の息子。殺人罪で服役していたが、ミレニル部隊創設を機に釈放される。
サクラ
近衛大隊長。
エルザ
バルド将軍旗下で中隊長を務める女性。
レガッツ・アロー
ライガットの弟。兄と同じ魔力無者。

アテネス連邦[編集 | ソースを編集]

ロキス
アテネス連邦最高権力者。ゼスの兄。
エレクト・ヴェーミンガム
ワルキウレス部隊の副隊長。
クレオ・サーブラフ
名門サーブラフ家の令嬢でワルキウレス部隊の女性隊員。
リィ・シウルアン・シェーロン
ワルキウレス部隊の女性隊員。
アルガス・ルイビル・デ・ベッツバーグ
ワルキウレス部隊の隊員。
ボルキュス・デュッセンルドルフ
将軍の一人。クリシュナ討伐軍を率いる。
イオ・カルダバール
ボルキュス将軍直属の魔動戦士。
ニーナケラ・ドルネイ
女性魔動戦士。通称は「ニケ」。
バデス・セロフ・ウリヤノフスク
ボルキュス将軍直属の首席将軍補佐官。
アイレス・パトバ・アレッサンドリア
ボルキュス将軍直属の将軍補佐官。
ダブネ・チャリビンスク
スペルタ部隊隊長。
テルトン・キズ・デムヤート
スペルタ部隊隊員。
バーン
スペルタ部隊隊員。
オルレアン・ル・メン・テュペル
スペルタ部隊隊員。
レト・エルク・ズク・キロフスキー
スペルタ部隊の女性隊員。
レダ・デュッセンルドルフ
ボルキュスの一人娘。

登場メカ[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

クリシュナ王国製[編集 | ソースを編集]

デルフィング
本作の主役機。石英採掘場から発掘された古代(アンダー)ゴゥレム。
ファブニル
クリシュナ軍の主力量産型ゴゥレム。
エルテーミス(クリシュナ王国軍仕様)
鹵獲したエルテーミスをデチューンした機体。

アテネス連邦製[編集 | ソースを編集]

エルテーミス
アテネスの新型量産ゴゥレム。
エルテーミス・ネオス
エルテーミスの改修機。
ラドゥン
アテネス軍の主力量産型ゴゥレム。
ヒュケリオン
ボルキュス将軍専用ゴゥレム。
トロイア
イオ将軍のカスタムゴゥレム。
ギラトス
ニケが搭乗する量産試作ゴゥレム。
ベルセボネ
バデス将軍専用ゴゥレム。
ドラギア
アイレス将軍補佐専用ゴゥレム。
アキレウス
テュペル家が開発させたワンオフタイプのゴゥレム。
テルトン専用機
テルトンが鹵獲したオーランドのゴゥレムを改良した機体。
レト専用機
レト専用のカスタムゴゥレム。

用語[編集 | ソースを編集]

世界観・国家[編集 | ソースを編集]

クルゾン大陸
物語の舞台となる大陸。化石燃料が存在せず、代わりに魔力に反応する石英が採掘される。
クリシュナ王国
大陸中央部に位置する国家。首都はビノンテン。ライガットの祖国。
アテネス連邦
大陸西部に位置する軍事大国。首都はイリオス。多数のゴゥレムを配備している。
オーランド
大陸東部に位置する宗教国家。議会政治制。
アッサム王国
クリシュナの隣国。現在はアテネスに併合され、連邦領となっている。

技術・兵器[編集 | ソースを編集]

魔動巨兵(ゴゥレム)
本作の世界で運用されている機動兵器。反応系石英から精製された「靭帯」を魔力で伸縮させる事で動作する。パイロットは「魔動戦士」と呼ばれる。ゴゥレム戦で戦死した魔動戦士は遺体の損傷が激しく、そのため遺族が亡骸に対面する事なく埋葬される。
プレスガン
ゴゥレムが持つ唯一の射撃武器。圧縮空気で杭のような弾丸を飛ばす一種の空気銃。剣や槌などの近接武器と比較して膨大な製造コストがかかるため、数が限られる。

その他[編集 | ソースを編集]

石英
実在する石英とは異なる鉱石で、魔力に反応する反応系石英と反応しない無反応系石英に分類される。反応系石英は主にゴゥレムの内部構造に、無反応系石英は剛性が高いため装甲材に利用される。
魔力
この世界の人間が生まれながらに有する石英に命令を与える力。100万人に1人の割合で魔力を持たない「魔力無者(アン・ソーサラー)」が生まれる。
古代人
1000年以上前に存在したとされる人類。魔力を持たず、金属や化石燃料を使った科学文明を築いていた。現代人とは別種族の可能性がある。

楽曲[編集 | ソースを編集]

劇場版オープニングテーマ
「Fate」
作詞・作曲 - KOKIA / 編曲 - 伊藤真澄 / 歌 - KOKIA
劇場版エンディングテーマ
「SERIOUS-AGE」(第一章 - 第五章)
作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 藤間仁 / 歌 - 飛蘭
「嘆きの音」(第六章)
作詞・作曲 - KOKIA / 編曲 - 伊藤真澄 / 歌 - KOKIA
TV版オープニングテーマ
「Junction heart」
作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 加藤裕介 / 歌 - 佐咲紗花
『DD』ではイベント「死と破壊の刃」にてクエストBGMに採用。
TV版エンディングテーマ
「愛しき抗いよ、導け光へ」
作詞・歌 - 結城アイラ / 作曲・編曲 - 加藤裕介

登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦DD
初参戦作品。2022年11月のショートシナリオイベント「クロス・ブレイド(巨兵邂逅)」にて参戦。当初は期間限定だったが、2023年11月にイベントごと恒常化。
New Story of Aura Battler DUNBINE』とクロスオーバーし、『ブレイクブレイド』の世界にオーラロードが開かれ、サーバインおよびズワウスが転移するストーリーとなる。

各話リスト[編集 | ソースを編集]

劇場版話数・サブタイトル テレビ版話数 テレビ版サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
第一章「覚醒ノ刻」 第1話 アン・ソーサラー(魔力無者)
第2話 アンダー・ゴゥレム(古代巨兵)
第二章「訣別ノ路」 第3話 ノット・バッド(停戦交渉)
第4話 クロース・コンバット(近接戦闘)
第三章「凶刃ノ痕」 第5話 カウンター・アタック(逆撃強襲)
第6話 ワール・ウィンド(疾風怒濤)
第四章「惨禍ノ地」 第7話 ナイト・ビフォア(出撃前夜)
第8話 ウェイスト・ランド(死地凶変)
第五章「死線ノ涯」 第9話 ショウ・ダウン(竜虎宣戦)
第10話 ライトニング・スピード(神速無双)
第六章「慟哭ノ砦」 第11話 ラスト・スタンド(要害堅固)
第12話 エンドレス・フェイト(永劫回帰)

余談[編集 | ソースを編集]

  • 当初はTVアニメ版の展開に合わせて外伝OVAの制作も進行していたが、2016年に原作者の吉永裕ノ介氏と相談の上で制作中止が発表されている。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. コミックスに併記。
  2. アニメ公式サイトで確認。
  3. 劇場版制作当時に物語が原作に追いついた事が理由。

商品情報[編集 | ソースを編集]

デジタルセル[編集 | ソースを編集]

書籍[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]