フォルテギガス

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フォルテギガス(Forte Gigas)

ガナドゥールストレーガ合体することで運用が可能な巨大人型機動兵器。フォルテギガスとはラテン語で「強き巨人」を表す。合体した両機の動力源である「レース・アルカーナ」をフル稼働することにより絶大なパワーを発揮するが、制御が難しく現状のフレームやボディではその負荷に耐え切れない。

その姿からは合体前の面影はないように見えるが、背面から見てみるとストレーガの部品と思しきものが確認できる。第2次OG「コンビネーション・デュエル」での分離モーションから逆算すると、ガナドゥールは上半身が前後反転・下半身は横に開いて腕部となり、ストレーガは腕部・胸部を除いて前後反転することでフォルテギガスの下半身となる。頭部はガナドゥールの胴体に納まっており、ウィングはストレーガのものが変形している。文面を見ただけでは多分納得できないと思うので、実際にやるか動画などで確認してみよう。

Dでは中盤で合体機能の存在が明かされた後、ルイーナの拠点攻略前後に南極に向かっていた相方が帰還したことで運用可能となった。

第2次OGでは「ジェアン・エール」「エクセルシオ・アルスノーヴァ」と共にクリフが設計していた特機タイプのNVユニットだったが、エール・シュヴァリアーとブランシュネージュで手一杯だったことと、レース・アルカーナとシュンパティアが2機分しかなかったことで開発を断念、設計図のみを他のNVユニットごとエリック・ワンに委託するにとどまっていた。クリフ自身はこれ以来、フォルテギガスは開発されなかったものとして半ば無視しており、ジョッシュとリムにもウェポンボックスハンガーの存在のみを知らせるにとどめていた。

しかし、実際にはエリックがウェポンボックスハンガーと並行して完成させており(本人曰く「まさに隠しユニット」)、トーチカ8攻略戦後、鋼龍戦隊に同行する際に搬送している。分離機能もそのまま生きていたが、ガナドゥール・ストレーガに分離しての運用は出力の混乱を起こすため最低限にとどめられている。レース・アルカーナは2機分しかないという問題は、ジェアン&デアに搭載されている部分を必要に応じて入れ替えることで稼働させる、というプランで落ち着いた(レース・アルカーナとシュンパティアが搭載されているコア部分はブロック化されているらしく、解除・連結はかなり容易に行えるらしい)。

登場作品と操縦者

スーパーロボット大戦D
選んだ主人公によってパイロットの役割が違い、メインパイロットは主人公、サブパイロットは副主人公となる。ただしグラキエースファービュラリスや、ウェントスストゥディウムが加入した場合は主人公のみの単独操縦となり、ガナドゥールストレーガへの分離が不可能になる。改造段階の引き継ぎは、主人公機として選択した機体のものが反映される。
第2次スーパーロボット大戦OG
隠し機体として登場することがボイス・スパログで語られた。その性能は圧倒的。特に優秀な地形適応(海以外が全てS)と異常なまでの燃費(最大でEN消費が30)が光る。加えてENが初期値300という冗談のような数値であり、作中トップ(同率がスポット参戦のデュラクシールで、次点はSRX。改造効率の問題で最終的にはハガネが5上回る)。また、ジョッシュとリムの精神コマンドの相性も良い。
手に入れるには47話までにジョッシュとリムの撃墜数を70以上にした上で、同ステージで二人が一切戦闘に参加せず、6ターン以内に最奥部の入口へ辿りつく、という厄介な条件が必要。ネックになるのは撃墜数で、寺田プロデューサーもぼかしつつも注意点として挙げていたのだがリムが参戦してから20話少々しか時間がない。分岐では地上に残り、少しでも多く落とさせておくこと。また攻撃力が異様に高く、単体攻撃力ならサイバスター(最大8500)・ソウルゲイン(最大8300)に次ぎ、ダイゼンガーより上。下位武装の破壊力も高水準であるが、これに加えて前述の超低燃費があるため、総合力では実質本作最強のユニット。欠点としては、リムがサブパイロットになるので手勢が半減するルート分岐のステージでは手数が減ってしまうことと、撃墜数がジョッシュに集中してしまうこと、さらにP武器が充実している一方で気力が低いうちは射程が短いこと(これはジェアン&デアとは真逆の特徴と言える)などが挙げられるが、総合性能を考えると些細なことかもしれない。共通ルートではむしろ出撃パイロットの人数を実質増加させることができるし、周回を見据えたPP稼ぎにはうってつけなので、ジェアン&デアとどちらを使うかは戦略と相談すべし。ただし「デザイア」を除いたジョッシュとリムが強制出撃のステージはジェアン&デア固定なので、そういう意味では過信は禁物。

装備・機能

空陸両用で、海以外の機体地形適応は全てSと言う素晴らしさ。どの距離でも戦える万能機で、EN消費が激しいがスキルパーツ強化パーツで補える。分身ビームコートは標準で付いているが、運動性能は低いので突出するのは危険。もっともこれはDの話で、第2次OGでは重装甲+分身+高めの運動性+膨大なEN+神化ヤルダバオト顔負けの燃費が相まって最強ユニットの一角と化している。

武装・必殺武器

武器の殆どは、ガナドゥールのフィガを変形・活用したもの。フィガはガナドゥールの装備であるエネルギー放出器で、二器内蔵している。

武器名は全て変更可能。Dでは中点がついていない。

ムーン・サークル(格闘)
フィガを連結し、ビームリングを形成して投擲する。威力は最低だが、燃費が良く射程1~3のP属性武器なので使用率は高い。
ストーム・ブレード(格闘)
二基のフィガから高出力ビームブレードを放出し、柄を連結して振り回しながら突撃する。コンボ武器。
ビームハンマー(格闘)
フィガで巨大なビームボールを発生させ、打撃武器として敵機に打ち付ける。P属性がない中射程の格闘武器。ビームと銘打ってはいるが、ビーム属性はない。OG2ndではオミットされた。
コンビネーション・デュエル(射撃)
OG2ndでビームハンマーの代わりに追加された武装。ガナドゥールとストレーガに分離し、両機がエッジブラスターとライトニングショットを放つ。これまで謎だった本機の合体機構が拝める。
ギガ・ブラスター(射撃)
胸部を展開してジェネレータ直結の高出力ビームを、両肩のエッジブラスター、両腰のライトニングショットと共に放つ。その際の膨大な熱量はフェイスオープンさせた口部から放出して冷却する。マップ兵器時は胸部からのビームのみ。
射程3~6の通常兵器版の他、方向指定型マップ兵器版の2種類が用意されていて、後者の有効射程と攻撃範囲は狭い。
第2次OGではMAP兵器版が30、通常武器版が15と消費が異常に少ない。特に通常武器版は明らかに性能と消費のバランスが(ありがたい意味で)取れておらず、雑魚の殲滅に一役買ってくれる。
ライアット・バスター(格闘)
フォルテギガスの必殺武器。二基のストームブレードを結合して超出力のビームブレードを形成し、天より敵を斬り伏せて地面が巻き上がるほどの凄まじいエネルギーを爆散させる。OG2ndでは、分離後にガナドゥールがジェノサイドクロー⇒ヒートダイヴで攻撃、その後ストレーガがエレクトリックキューブで敵を捕縛。そして再合体し、二基のフィガを結合した超出力のビームブレードで一刀両断する(この際、ビームブレードをDの字に振っていたりする)。使用時はBGMが各パイロットの必殺武器専用曲に変化する。Dでは消費80と重いが、第2次OGではなんと20にダウン。セーブがつけば驚異の消費EN16となり、ソーラーパネルでも付ければこれだけで1マップ戦える。

特殊能力

剣装備
切り払いが発生する。
ビームコート
ストレーガから継承されたビーム属性限定のバリア
分離(二人乗り時のみ)
ガナドゥールとストレーガに分離できる。第2次OGではオミット。
分身
ガナドゥールから継承。主人公機としてストレーガを選択した時でも、合体後は分身が可能。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

L

機体フル改造時のカスタムボーナス

「装甲値 +200 武器の命中補正値 +20」
第二次OG。必中無しでは不安な命中率が改善される。

機体BGM

主人公として選択したキャラのBGMが流れる。最強武器のライアットバスター使用時はそれぞれの必殺武器専用BGMが使われる。

対決・名場面など

余談

  • 前述の通り、本機はガナドゥールとストレーガが合体した機体であるが、発売当時はこの二機の合体プロセスは明らかにされていなかった。
    それ故、イラストコミュニティサイト『pixiv』においてフォルテギガスの合体予想図が投稿されたが、第2次OGにおいて明らかにされたフォルテギガスの合体プロセスはこの合体予想図とほぼ同一のものであった。(唯一違ったのはガナドゥールの上半身部分の変形で、ストレーガの方はそのまま)
  • 一部攻略本では最強武器が『ブリンガーバスター』と表記されているが、これはデフォルト名としては誤り。だが、Dには武器名変更システムがあるので同名にすることは可能。
  • Dの後期スーパー系主人公機なのだが、後期リアル主人公機であるジェアン・シュヴァリアーデア・ブランシュネージュの方が全長が長い。特にジェアンはフォルテギガスの2倍以上の全長を誇っている。挙句の果てに、フォルテギガスではレース・アルカーナのフル稼働が実質不可能だが、この両機は大出力ジェネレーターの搭載によりフル稼働(に近い状態)で運用可能となっている(OG2ndに至っては出力120%で攻撃している)。もっとも、フォルテギガスはレース・アルカーナを2基搭載しているため、単純な出力が劣っているとは限らない。
  • Dの一部攻略本では「某グランゾンのようなまがまがしさ」と評されていたが、何の因果か第2次OGではそのグランゾンの開発者であるエリック・ワンが完成させた。

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