「ファング・ザン・ビシアス」を編集中
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『神聖ラングラン王国』の戦士グッデン・ザン・ビシアスとその妻スラニスとの間に生まれた男性。 | 『神聖ラングラン王国』の戦士グッデン・ザン・ビシアスとその妻スラニスとの間に生まれた男性。 | ||
− | 黒髪に赤いメッシュが入ったかのような地毛が特徴的(赤毛の母親、黒髪の父親の遺伝)。流派は[[神祇無窮流]]で剣皇[[ゼオルート・ザン・ゼノサキス]] | + | 黒髪に赤いメッシュが入ったかのような地毛が特徴的(赤毛の母親、黒髪の父親の遺伝)。流派は[[神祇無窮流]]で剣皇[[ゼオルート・ザン・ゼノサキス]]の弟子。温和で感情の起伏に乏しいラ・ギアス人の中で例外的にプラーナ(気)が高く正魔装機の[[テストパイロット]]を務めていた。「どんな機体でも乗りこなして見せる」と豪語するとおり、敵としても味方としても幾度となく乗り換えた機体の全てを使いこなしている。ちなみに彼は大地系以外の全ての属性の魔装機に乗ったことがある(現時点で全ての属性の魔装機に乗ったことがある操者は[[ロドニー・ジェスハ|ロドニー]]のみ)。 |
本編の15年前(新暦4944年頃)に両親が事故で相次いでこの世を去ったことで、幸せな少年時代と決別。バゴニアにあった母系の実家は、祖母が投資詐欺の被害者になった影響でファングを引き取れず、そのままラングランに国籍を置き続けることになったようだ。ラングラン近衛騎士団入団までにどのような過程を踏んだのかは明かされていない。生き方の規範として騎士道を理想に掲げており、現在はラングランの第一王女[[セニア・グラニア・ビルセイア|セニア]]にその忠誠を捧げる。 | 本編の15年前(新暦4944年頃)に両親が事故で相次いでこの世を去ったことで、幸せな少年時代と決別。バゴニアにあった母系の実家は、祖母が投資詐欺の被害者になった影響でファングを引き取れず、そのままラングランに国籍を置き続けることになったようだ。ラングラン近衛騎士団入団までにどのような過程を踏んだのかは明かされていない。生き方の規範として騎士道を理想に掲げており、現在はラングランの第一王女[[セニア・グラニア・ビルセイア|セニア]]にその忠誠を捧げる。 | ||
− | 幼少期、郷土で行われた少年剣術大会で優勝をおさめるなど、年端もいかぬ子供の頃から既に非凡な存在であった。若手剣士の登竜門である『ビエンド杯』剣術大会にも出場し決勝戦で[[ムデカ・ラーベンス]] | + | 幼少期、郷土で行われた少年剣術大会で優勝をおさめるなど、年端もいかぬ子供の頃から既に非凡な存在であった。若手剣士の登竜門である『ビエンド杯』剣術大会にも出場し決勝戦で[[ムデカ・ラーベンス]]を破った後、決勝戦も制して優勝杯を手にしている。学業も優秀だったと自ら申告している。15歳の成人後、文武に優れた者しか選別されないと言われるラングラン近衛騎士団に入団を果たしている事から、この自己申告を疑う必要はない。このように、弟弟子にあたる[[マサキ・アンドー]]と違って文武両道を体現した好青年であるが、PCなどの電子機器の操作は不得手。一時期、彼が着用していた右目のモニターグラス(某スカウターらしきもの。データの表示機能はあれど未確認物体の解析機能は無し)はその欠点を補うためのものだったのかもしれない(この装置は後にアンティラスショップの限定販売グッズとして商品化される)。なお、魔装機操縦は操作の比重が操者の心と思念にかかっているため、OSなどの仕組みに明るくないファングでも自在に扱える。 |
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他の短所として、武骨でプライドが高く思い込みの激しい部分を挙げられており、当初は地上人を嫌っていた。しかし実力を認めた相手にはわりと気さくに接する一面を持つ。作中、ゼオルートからは「照れ屋」、マサキからは「頭に血が上ると何するかわからない」と評され、マサキのその発言を聞いたリューネに言わせれば「(マサキとは)似た者同士」。 | 他の短所として、武骨でプライドが高く思い込みの激しい部分を挙げられており、当初は地上人を嫌っていた。しかし実力を認めた相手にはわりと気さくに接する一面を持つ。作中、ゼオルートからは「照れ屋」、マサキからは「頭に血が上ると何するかわからない」と評され、マサキのその発言を聞いたリューネに言わせれば「(マサキとは)似た者同士」。 | ||
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:父親。魔装機神IIIの15年前に起きた事故で妻とともに他界している。 | :父親。魔装機神IIIの15年前に起きた事故で妻とともに他界している。 | ||
;スラニス | ;スラニス | ||
− | : | + | :母親。赤毛の女性。聡明な人間だったらしく、練金学士としてラングランの王室アカデミーが管理する実験島でグラギオスの実験に関与していた。事故死したといわれているが、その真偽は不明。 |
;[[フェイルロード・グラン・ビルセイア]] | ;[[フェイルロード・グラン・ビルセイア]] | ||
:主君。彼に対する忠誠が皮肉にもファングを暴走させることに。ちなみにゲーム中、2人が会話する場面は実は存在しない。 | :主君。彼に対する忠誠が皮肉にもファングを暴走させることに。ちなみにゲーム中、2人が会話する場面は実は存在しない。 | ||
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:現かつて剣術大会でファングに負けたことを根に持ち、ファングを付け狙うが、当のファングは彼のことを全く覚えていなかった。しかし、あまりのしつこさにファングも辟易してかつての自分の行動を反省することになった。なお、このときの大会(ビエンド杯)はファングが制している。 | :現かつて剣術大会でファングに負けたことを根に持ち、ファングを付け狙うが、当のファングは彼のことを全く覚えていなかった。しかし、あまりのしつこさにファングも辟易してかつての自分の行動を反省することになった。なお、このときの大会(ビエンド杯)はファングが制している。 | ||
− | === | + | === ヴォルクルス教団 === |
;[[ワッシャー・ニールカン]] | ;[[ワッシャー・ニールカン]] | ||
:母方の祖父(スラニスの父親)。創造神グラギオスの力でファングの両親と祖母を蘇らせようとする。 | :母方の祖父(スラニスの父親)。創造神グラギオスの力でファングの両親と祖母を蘇らせようとする。 | ||
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:仲間になった際にマサキからジェイファーに乗るよう勧められた際の台詞。マサキの説得で憑き物が取れたためか、以前のファングとは比べ物にならないくらいフランクなセリフである。どんな機体でも乗りこなすという宣言通り、ジェイファーでも安定した活躍を見せる。 | :仲間になった際にマサキからジェイファーに乗るよう勧められた際の台詞。マサキの説得で憑き物が取れたためか、以前のファングとは比べ物にならないくらいフランクなセリフである。どんな機体でも乗りこなすという宣言通り、ジェイファーでも安定した活躍を見せる。 | ||
;「殿下……まさか、しばらくの間に、ここまでラングラン政府がわからずやになっているとはな」 | ;「殿下……まさか、しばらくの間に、ここまでラングラン政府がわからずやになっているとはな」 | ||
− | : | + | :「ウェンディの苦悩」のシナリオ前デモより魔装機神操者に対して冷淡になったラングラン政府の現状に嘆いて。 |
;「ゼツ……貴様には数々のうらみがある……だが、今は、それをあえて捨て……義によって成敗する!!」 | ;「ゼツ……貴様には数々のうらみがある……だが、今は、それをあえて捨て……義によって成敗する!!」 | ||
:邪神ルートにおけるゼツとの決着面での台詞。ちなみに、ファングが仲間にならない場合にジェイファーに乗る[[ロザリー・セルエ|ロザリー]]はこの場面では逆に「今だけは恨みを果たす一人の女の子に戻る」と対照的な発言をする。 | :邪神ルートにおけるゼツとの決着面での台詞。ちなみに、ファングが仲間にならない場合にジェイファーに乗る[[ロザリー・セルエ|ロザリー]]はこの場面では逆に「今だけは恨みを果たす一人の女の子に戻る」と対照的な発言をする。 | ||
231行目: | 229行目: | ||
:ワッシャーの真実を知った後、アンティラス隊と合流しフリングホルニの営倉の中で。彼は祖父と出会ってからの自分を振り返り反省していた。 | :ワッシャーの真実を知った後、アンティラス隊と合流しフリングホルニの営倉の中で。彼は祖父と出会ってからの自分を振り返り反省していた。 | ||
;「いえ……気にしないで、という言葉が、セニア様の口から出たのは意外でした」 | ;「いえ……気にしないで、という言葉が、セニア様の口から出たのは意外でした」 | ||
− | : | + | :セニアからアンティラス隊を復帰を伝えられて。よほど彼女からねぎらいの言葉をかけられていなかったのだろう。 |
;「俺は……行かねばならん。爺さんを止める……できるとすれば、それは俺にしかできない事だ。そして……メフィルを止めるのは、お前にしかできない事だ。そうだろう、ツレイン?」 | ;「俺は……行かねばならん。爺さんを止める……できるとすれば、それは俺にしかできない事だ。そして……メフィルを止めるのは、お前にしかできない事だ。そうだろう、ツレイン?」 | ||
:ロイズに操られたメフィルを助けたくて1人もがくツレインの前に現れて。直前に彼から殴られたばかりだったがそのことを水に流し彼にアドバイスを送った。 | :ロイズに操られたメフィルを助けたくて1人もがくツレインの前に現れて。直前に彼から殴られたばかりだったがそのことを水に流し彼にアドバイスを送った。 | ||
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:ワッシャーとの決戦を前にツレインから今までのことをもう一度謝られ、彼から肉親と戦う立派な覚悟を持っていると言われて。ファングが最後まで諦めていない事を知ったツレインとメフィルは彼を手伝うことを誓う。 | :ワッシャーとの決戦を前にツレインから今までのことをもう一度謝られ、彼から肉親と戦う立派な覚悟を持っていると言われて。ファングが最後まで諦めていない事を知ったツレインとメフィルは彼を手伝うことを誓う。 | ||
;「これだけやったんだ、もう充分だろう!これ以上続けて何になる!?」<br />「そんなものなど、まやかしだ!いい加減に目を覚ませ!今生きて、感じている、現実が全てだ!それを否定してまで……ありもしないものを求めて何になる!」<br />「……ワッシャーにとっては、俺だけでは、不満足だったのだろう。しかし俺は、ワッシャーが生きていて……いなくなったはずの肉親と出会えて……それを……それだけで……!」 | ;「これだけやったんだ、もう充分だろう!これ以上続けて何になる!?」<br />「そんなものなど、まやかしだ!いい加減に目を覚ませ!今生きて、感じている、現実が全てだ!それを否定してまで……ありもしないものを求めて何になる!」<br />「……ワッシャーにとっては、俺だけでは、不満足だったのだろう。しかし俺は、ワッシャーが生きていて……いなくなったはずの肉親と出会えて……それを……それだけで……!」 | ||
− | : | + | :ペンタルコスが機能停止した隙にワッシャーを説得して。ファングの言葉にワッシャーも心が動かされたがペンタルコスの機能が停止した事が仇となりグラギオスの力が暴走。ワッシャーの意識を乗っ取ってしまう。その姿を見たファングは自分の手で決着をつけると宣言する。 |
;「……ワッシャー。結局、俺達は戦うしかなかったが……それでも、ほんの短い間だったが、共に時間を過ごし、共に仕事をし、俺に家族を思い出させてくれた。その事は、その記憶は、今も確かに俺の中にある。だから……別れは言わんぞ。……ありがとう、爺さん」 | ;「……ワッシャー。結局、俺達は戦うしかなかったが……それでも、ほんの短い間だったが、共に時間を過ごし、共に仕事をし、俺に家族を思い出させてくれた。その事は、その記憶は、今も確かに俺の中にある。だから……別れは言わんぞ。……ありがとう、爺さん」 | ||
:バゴニアルート通常エンディングの締めくくり。ワッシャーの事を一人思い彼と訣別を果たす。 | :バゴニアルート通常エンディングの締めくくり。ワッシャーの事を一人思い彼と訣別を果たす。 | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *彼のパイロットスーツは元DC兵の傭兵[[トーマス・プラット]]と同型であり、OG1ではさらに[[テンザン・ナカジマ]]や[[テンペスト・ホーカー]]まで(おそらくDC繋がりでトーマスのパイロットスーツをそのまま流用したため)同型のものを着用していたため、「DCのパイロットスーツがラ・ギアスでも持ち込まれている」ということになってしまった。この点はアニメ以後は修正された。 |
*魔装機神IIIで公開された新衣装にはファーがついており、声が同じ[[ジョシュア・ラドクリフ|ジョッシュ]]を連想させると言われたが、ファングが主役となるバゴニアルートでは[[エール・シュヴァリアー|搭乗機]]が[[ジェアン・シュヴァリアー|重武装形態]]に強化される、最後は[[ペルフェクティオ|邪神]]に魅入られた[[フェリオ・ラドクリフ|肉親]]を討つことになるなど、辿る展開が非常に似ている。 | *魔装機神IIIで公開された新衣装にはファーがついており、声が同じ[[ジョシュア・ラドクリフ|ジョッシュ]]を連想させると言われたが、ファングが主役となるバゴニアルートでは[[エール・シュヴァリアー|搭乗機]]が[[ジェアン・シュヴァリアー|重武装形態]]に強化される、最後は[[ペルフェクティオ|邪神]]に魅入られた[[フェリオ・ラドクリフ|肉親]]を討つことになるなど、辿る展開が非常に似ている。 | ||