ヒリング・ケア

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ヒリング・ケア
外国語表記 Hiling Care
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 川庄美雪
デザイン 高河ゆん(原案)
千葉道徳
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 イノベイター(イノベイド
性別 中性(表向きは女性として活動)
所属 アロウズイノベイター
軍階級 大尉
資格 ライセンサー
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ヒリング・ケアは『機動戦士ガンダム00』の登場人物。

概要

イノベイドの一人。リボンズ・アルマークと同じ塩基配列パターンをもつ。

リヴァイヴ・リバイバルブリング・スタビティ同様アロウズに入隊して戦いに身を投じる。例によって、人間を見下している。また、好戦的な性格でリボンズにまだ出番はないのかとせがんだり、恋人のアニュー・リターナーと戦わざるを得なくなったライルを嘲笑したりと、ある意味一番敵役らしい人物。

刹那・F・セイエイとの戦いで何度も敗北するが、「純粋種になりつつあるのでは」というリヴァイヴの考えには終始否定的だった。

決戦ではリヴァイヴとの連携でセラヴィーガンダムを撃墜し(だが、これを見越したティエリア・アーデの策は見破れなかった)、ダブルオーライザーにも善戦するが、トランザムバーストトライアルフィールドで形成逆転される。それでも戦おうとするが、真の超兵として復活したアレルヤ・ハプティズムに敗北し、戦死した。

戦闘型イノベイドであるため、肉体や精神に男女に偏った性別はもたない。それ故、小説版では三人称が「彼」とされている。TVアニメにて一瞬だけ手違いにより若干胸のあるように描かれたシーンがあるが、BD・DVD化の際には無性であるよう修正された。小説版ではこれを女性としてアロウズに登録した際に胸パッドを入れた事にしてフォローしており、ナンパしてきたアロウズ士官を袖にして悦に入った内容が添えられていた。他にもリボンズに近づく人物には嫉妬したりと元から女性寄りのようであるが、前出のように性別に基づいた性質ではなく、他イノベイド同様にいうなれば個性である。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
初参戦作品で、川庄氏はシリーズ初参加。例に漏れず天才など優秀なスキルと能力値を持つが、搭乗する専用ガラッゾの最大射程が非常に短く(4マス)、敵イノベイドの中では最も倒されやすい。リヴァイヴと同様、最初から最後までパイロットスーツはアロウズのまま。
また、性別なしという設定に忠実であるため、ミシェルを隣接させてもエースボーナスが発動しないので注意。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

戦闘用だけあって高めだが、ブシドービスマルクには及ばない。

精神コマンド

第2次Z再世篇
てかげん集中直感応援直撃熱血

特殊技能(特殊スキル)

第2次Z再世篇
天才援護攻撃L3、戦意高揚Eセーブ見切りサイズ差補正無視ガード

固有エースボーナス

クリティカル率+30%
第2次Z再世篇』で採用。

人間関係

リボンズ・アルマーク
イノベイター(イノベイド)のリーダー格。彼とは同じ塩基配列パターンをもつ。
リボンズには好意を寄せており、手作りの料理を振る舞ったこともある。リボンズに抱き付いていたシーンが印象的である。死の間際には彼に助けを求めた。
リヴァイヴ・リバイバル
同じくイノベイド。後半からは主に彼と組んで戦っていた。
リジェネ・レジェッタ
ティエリアが死亡する事に納得していなかった彼に対し「リボンズに作ってもらえば」と言った事がある。
ブリング・スタビティアニュー・リターナー
同じくイノベイド。
デヴァイン・ノヴァ
同じくイノベイド。彼の中のブリングの敵討ちをしたい思いを、脳量子波で見抜く。
アーサー・グッドマン
アロウズでの上官。表面上はグッドマンに従うものの、内心ではお互いに相手をバカにし合っていた。
アーバ・リント
アロウズでの上官その2。メメントモリ防衛戦にてヒリングが勝手に持ち場を離れたことが、リントの死の原因となる。
アンドレイ・スミルノフルイス・ハレヴィ
アロウズの同僚。2nd第18話では、二人に対して痛烈な皮肉をあびせている。
ティエリア・アーデ
同じイノベイドだが、敵対。決戦では彼に何度も出し抜かれる。
ライル・ディランディ
アニューと戦わざるを得なくなったライルを、喜々として嘲笑する。目の前にアニューがいなければ、ライルに真っ先に殺しにかかられていただろう。
刹那・F・セイエイ
彼に何度となく敗北する。純粋種だとは認めてはいなかった。
アレルヤ・ハプティズム
最後は彼に引導を渡された。
アレハンドロ・コーナー
リボンズに近付いた彼に嫉妬する。
当のリボンズはアレハンドロを見下していたものの、悪い気はしていなかった様で、他のイノベイド達からも楽しそうに見えたようだ。この時、本編では殆ど見られない彼の満面の笑みを見る事ができる。
E・A・レイ
彼の遺伝子を元に作られた。ちなみに、再世篇ではこっそり名前が出ている。

他作品との人間関係

アムロ・レイ
メメントモリ防衛戦での戦闘ではリボンズと「イチャイチャ」してるとして嫉妬を見せる。
人間を見下していたリボンズに「同士」と言わせるほどの人物であり、頻繁に語り合っていた彼等を見ると嫉妬せずにはいられないだろう。
キラ・ヤマト
CCではオーブ近海で出会った際、ちょっとした絡みがある。

名台詞

「ヒリング・ケア。イノベイターよ」
2nd第8話より。初登場時の台詞。
「あたしの出番も用意してね、リボンズ」
2nd第9話より。リボンズに出番をせがむ。ヒリングの好戦的な性格が解る。
「そっちとは、射程がダンチなのよね!」
2nd第13話よりメメントモリ防衛戦にて。ガデッサの砲戦能力の高さを示す。元ネタは『Ζ』のライラだろうか。
「あれがリボンズの気になる子? …妬けちゃうわね」
同防衛戦で、刹那と対峙して。だが、刹那の陽動にまんまと引っ掛かって持ち場を離れてしまい、砲を破壊されてしまう。
「寂しいなら、慰めてあげるけど?」
2nd第15話より。ブリングの敵討ちを逸るデヴァインに対して。
「人間って不便よね。わたしらみたいに意思が通じ合わないんだから!」
上記の後に発した台詞。別の場所ではアンドレイルイスハーキュリーのクーデターの真意を知らず糾弾しており、彼らを皮肉っている。
「『父親殺しの男』と『家族の敵を討とうとする女』。お似合いよ、あんたら」
2nd第18話より。を手に掛けて昇進したアンドレイと家族の討ちに燃えるルイスに対する痛烈な皮肉。
「さすがリヴァイヴ。犬みたいに鼻が利くんだから」
アニューを探知して位置を割り出すリヴァイヴに対して。少し例えが酷い気がしなくもない。
「きゃはははは♪ 劇的な再会よねぇ? 愛した女はイノベイターで自分らの敵。まさに命懸けの恋ってヤツだね!」
2nd第20話より。アニューと戦わざるを得なくなったライルを、この言葉で嘲笑する。アニューがいなければ、ライルはヒリングを殺しにかかっていただろう。
ちなみに、スメラギはヒリングのこの台詞を聞いて「何てことを…!」と憤っている。
純粋種だとでも言いたいわけ?」
2nd第21話より。「刹那は真のイノベイターになりつつあるのでは」と推測したリヴァイヴに対して。一方、ヒリングはそれを終始認めようとはしなかった。
「の、脳量子波が乱れる……ッ!」
2nd第24話より。トランザムバーストの奔流に呑まれて。
「ヴェーダのバックアップが無くたって、人間なんかに!」
2nd最終話より。なおも戦おうとするが、ヴェーダのバックアップが切れた事で戦闘力の低下は避けられず、加えて真の超兵として復活したアレルヤに翻弄されるという不利な状況に追い込まれた。そして…
「た、助けて! リボンズーーッ!」
断末魔。信頼するリボンズに助けを求めるも、アリオスに機体を両断され戦死してしまう。この様子を見たリボンズは「チッ…」と舌打ちを残すのみだったというのだから、報われない。再世篇での最終決戦時においても撃墜時に発言している。
なお、小説版では断末魔の台詞を最後まで言い切ることすらできなかった。何とも言えない結末である(断末魔さえ言えなかったリヴァイヴよりマシかもしれないが…)。ちなみにリボンズが舌打ちをしたのは、この最終局面で手駒を失った事に関する苛立ちであり、ヒリングが戦死したことに関しては何とも思っていない。そればかりか、イノベイドはまた造ればいいとすら考えており、彼にとってヒリングは心底どうでもいい存在だったことが強調されている。
ニンゲンは愚かしい。姿形などに惑わされ、脳量子波も使えず、人間の歴史が二千年を超えても、いまだ戦争を繰り返す。
戦争を起こしては、その悲惨さに辟易して平和を訴え、それが忘れられるとまた争い出す。
サルかい、あんたたちは? あんたたちは、大人しく私たちイノベイターの言うことを聞いていればいいのよ。
特に計画の第一段階に拘泥して反抗してくる、ソレスタルビーイングなんかはね!
―そうよ、いっそ消えちゃえばいいのさ。
小説版のモノローグ。

スパロボシリーズの名台詞

「あんたの、悪くないけどね!」
熱気バサラとの戦闘セリフ。イノベイドのうちヒリングのみ、バサラの歌に好意的であるようだ(他のイノベイドは困惑するか、不快になるかのどっちか)。

搭乗機体

ヒリング・ケア専用ガデッサ
メメントモリ防衛戦で搭乗。
ヒリング・ケア専用ガラッゾ
後半からはもっぱらこれに搭乗していた。
スペルビアジンクス
外伝では、これに乗ってソレスタルビーイングの拠点があった無人島探索に参加していた。

余談

  • 上記のとおり本来は性別無しなヒリングだが、アロウズでは美人だとされて、何人もの男性隊員からデートの誘いを受けていたらしい。無論、全て断っていたが、モテてはいたようだ。

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