バーコフ分隊

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バーコフ分隊とは、『装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ』に登場する部隊。

概要[編集 | ソースを編集]

百年戦争の最前線の一つ、惑星ガレアデのM7前線基地にて、ギルガメス上層部の命令にて結成されたAT部隊。

いずれの隊員も実力はあるが軍でもいわく付きの人物である。部隊の結成目的も知らず、互いを疑い反目し合いながらもそれぞれの技能を活かして、少数での基地攻略や浄化委員会を名乗る味方からの襲撃、さらに零下200℃のダウンバーストからの脱出と、生存できるはずがない地獄から全員生還してみせるという驚異的な生存率を示した。

その正体は、ヨラン・ペールゼンの研究文書「ペールゼンファイルズ」を手に入れたメルキア情報省次官フェドク・ウォッカムが、ファイルに記されていた「異能生存体」とよばれるケタ外れの生存率を持つとされる人間を集め、自身の野望のために「不死の分隊」として結成したものである。

惑星ガレアデでの一連の生存テストを経て、バーコフ分隊が異能生存体であると確信したウォッカムは、一億二千万の兵力を投入した惑星モナド攻略戦という狂気の戦略動議を実行に移し、バーコフ分隊を惑星中枢制圧の要として投入する。作戦成功目前で謎の転移によって敵中に取り残されるというアクシデントに隊員が混乱する中、ついにキリコの口から部隊が結成された目的と異能の存在を知るが、それは自分たちがどうやって生き延びてきたかを忘れることを意味していた…。

登場作品[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
第39話「ザ・ラストレッドショルダー」にてキリコの回想という形で登場。原作における惑星モナド攻略戦の顛末が再現されている。隠し要素を満たすためにも各隊員に1体は敵を撃墜させよう。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Operation Extend
本作では原作再現が行われるものの、全員が見事に死亡フラグをへし折り、自軍へ正式加入する。
精神コマンドは見事なまでに防御・回避・回復系だらけ。「底力:異能」と「異能の力」もあって生存能力は高い。反面、熱血持ちがいないので火力の面ではグレゴルー隊に劣る。ただしこちらは宇宙マップに出撃させられる。

人物[編集 | ソースを編集]

「あいつもこいつも、俺の盾になればいい・・・。」

ノル・バーコフ
分隊の隊長。豊富な知識と優れた指揮能力を持つが、命を張るという行為から逃げ続ける臆病者
キリコ・キュービィー
惑星ロムウスの最前線から転属。真の異能生存体であり、彼を生かすためにあらゆる因果が捻じ曲がる。
ガリー・ゴダン
キリコの倍の生存率を誇る屈強なAT乗り。その正体は自身の卓越した生存本能を活かし、他者を盾にしてでも生き延びる死神
ゲレンボラッシュ・ドロカ・ザキ
天性のAT操縦適正を持つ新兵。初対面のはずのキリコに対して原因不明の恐怖と殺意を抱く。
ダレ・コチャック
元AT開発者の経歴を持つ。他の隊員と比べて不釣り合いなほど弱気な性格。自身の臆病さを隠そうともせず、保身からウォッカムやユーグントに隊の情報を流す二重スパイ行為をはたらく卑怯者

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

スコープドッグ
マニド峡谷基地の攻略戦で搭乗。ワイヤー射出機構を装備している。
スコープドッグ雪上戦仕様
惑星ガレアデの極北基地防衛戦で搭乗。
スコープドッグTC・ISS
惑星モナド攻略戦で搭乗。メルキア情報省特殊部隊に配備されていた漆黒のスコープドッグ。

関連人物[編集 | ソースを編集]

フェドク・ウォッカム
バーコフ分隊の結成を命じた張本人。ファイルの真意を見落としていたがために、ペールゼンの壮大な実験に加担させられた挙句に破滅することになる。
ヨラン・ペールゼン
「ペールゼンファイルズ」をウォッカムにつかませ、間接的に異能生存体の証明の実験を行なった。
コッタ・ルスケ
ウォッカムの秘書。ファイルの真意を知ってウォッカムを裏切る。
ユーグント
惑星ガレアデのM7前線基地の司令。バーコフ分隊を不審に思いコチャックを送り込んで情報を集めていた。

関連する用語[編集 | ソースを編集]

異能生存体
過酷な戦場の中で生き延びてきたバーコフ分隊のメンバー達は、自分を不死身の存在すなわち異能生存体であると思い込んでしまう。