ナイトオブラウンズ

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ナイトオブラウンズ(Knight of Rounds)とは、『コードギアス 反逆のルルーシュR2』に登場する騎士団。

概要

ブリタニア皇帝直属の騎士団。通称「ラウンズ」。前作では設定のみの登場。

ラウンズはナイトオブワン以外、上下関係はなくメンバー選定も実力と忠誠のみで行われており、性別や年齢、種族は問われない。また、ナイトオブワンには植民エリアを1つ持つ権限を与えられている。

12人全員が埋まっているわけではない(元を入れれば枢木スザク加入の時点で9人)。これは、本編開始の20年前に起きた「血の紋章事件」が原因。

血の紋章事件

1997年5月6日に発生した事件。内容を簡単に言うと皇帝シャルル・ジ・ブリタニアへのクーデターで、ブリタニア皇室内最大の権力闘争である。この事件における逮捕者は2500名に昇り、当時は11人いたラウンズのうち、実に9名が候補生全員を連れて離反するという事態が発生。このうち6名は事件の中で謀殺、残る3名は処刑された。この時、シャルル側に残った二人が、ビスマルク・ヴァルトシュタイン(ナイトオブファイブ)と、当時のナイトオブワンを討ち取ったマリアンヌ・ヴィ・ブリタニア(ナイトオブシックス)だった。

この事件の後、マリアンヌは后妃に迎えられたため、そこからしばらくの間、ラウンズはビスマルク一人しかいないという状態が続いていた。

物語終盤ではこれらラウンズを上回る地位である「ナイトオブゼロ」が登場した。

登場作品

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
初登場作品。登場するのはスザク、ジノ、アーニャ、ビスマルク、ルキアーノ、モニカの6人。戦闘には参加していないモニカを除いて、全員カットインが入っている。

人物

現ラウンズ

ビスマルク・ヴァルトシュタイン
ナイトオブワン。事実上のブリタニア最強の騎士であり、皇帝の右腕でもある。専用機はギャラハッド
ジノ・ヴァインベルグ
ナイトオブスリー。名門貴族出身の青年で高いKMF操縦技術を持つ。専用機はトリスタン。後にトリスタン・ディバイダー
ドロテア・エルンスト
ナイトオブフォー。黒人の長身女性。専用機はパロミデス(SRW未登場)。
アーニャ・アールストレイム
ナイトオブシックス。ラウンズ最年少の15歳の少女。専用機はモルドレッド
枢木スザク
ナイトオブセブン。ラウンズ初にして現状唯一のナンバーズ出身者でもある。専用機はランスロット・コンクエスター。ナイトオブゼロになってからはランスロット・アルビオン
ノネット・エニアグラム
ナイトオブナイン。コーネリアの士官学校時代の先輩であり友人。専用機は所持していない[1]為、搭乗機としてはランスロット・クラブを使用する。ゲーム『LOST COLORS』が初出で本編にもカメオ出演している。
ルキアーノ・ブラッドリー
ナイトオブテン。人命を奪うことを史上の快楽としている殺人狂。専用機はパーシヴァル
モニカ・クルシェフスキー
ナイトオブトゥエルブ。金髪の白人女性。専用機はフローレンス(SRW未登場)。

関連人物

ミケーレ・マンフレディ
元ナイトオブツー。OVA『亡国のアキト』に登場。ラウンズを辞めて新たにユーロ・ブリタニアの「聖ミカエル騎士団」の団長となっていたが、シン・ヒュウガ・シャイングによってギアスを掛けられ、自殺に見せかけて暗殺される。
乗機はケンタウロスの様な外見をしたKMF「サグラモール」であるが、後にこの機体は「ヴェルキンゲトリクス」と改名され、シンに奪われる。
ベアトリス・ファランクス
おそらくミケーレよりも前にナイトオブツーを務めていた女性。コーネリアの乳母の娘であり、彼女からの信頼も厚い。現在は帝国特務局総監兼皇帝主席秘書を務める。小説版にのみ登場。
マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア
元ナイトオブシックス。本来は彼女がナイトオブワンとなる予定だったが、皇帝の妻となった事によりラウンズを脱退。

余談

  • 元ネタはアーサー王伝説に登場する『円卓の十二騎士』であり、各ラウンズのKMFの名前も『円卓の騎士』を踏襲している(ただしガウェインガレスのようなラウンズ専用機では無いKMFもある)。
  • 設定上、ラウンズには空席が存在する。今後のコードギアスシリーズの展開次第ではこれら空席に入る者も登場すると思われる。
  • 本来は円卓の騎士を意味するのであれば「ナイツオブラウンド」が正しいが、子供でも読みやすいようにとあえて「ナイトオブラウンズ」となっている。

脚注

  1. 専用機シェフィールドは開発こそされていたが、グリンダ騎士団に提供しソキア・シェルバの乗機となった為、自身の専用機を所有せずに終わった。