トウマ・カノウ

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トウマ・カノウ
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

声優 加瀬康之
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
SRWでの分類 パイロット
主人公
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プロフィール
種族 地球人(日本人)
性別
誕生日 8月10日
年齢 19歳(もうすぐ20歳)
血液型 A型
所属
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トウマ・カノウは『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』の男性主人公の一人。

概要[編集 | ソースを編集]

真っ直ぐな努力家で、悪党を許せない正義感あふれる好青年。高校では空手部に所属。卒業後は数々のバイトを転職(それも普通じゃないものばかり)経験やそれに関係する数々の資格を持ち[1]、その行動範囲は東京浅草、北は北海道函館、果ては宇宙スペースコロニーまで猪突猛進。妄想癖があり、まま自分の中でストーリーを構築して悶々としてしまう。ゆえに周りの物事が見えないことがあるのが玉に傷。また、かなりの種類の免許を取得している。

戦乱の中、ミナキ・トオミネが熱心に研究していたDGGダイナミック・ゼネラル・ガーディアン)三号機になるはずだったロボット、雷鳳に偶然乗り合わせる。封印戦争時(OGシリーズでは修羅の乱時)にゼンガー・ゾンボルトの駆るダイゼンガーに命を救われた事があり、それ以来、ダイゼンガーの事を『夏の日の巨人』としてパイロットのゼンガーに憧れているが、助けられる場面が続くために自分の面子に拘るようになっていき、増長してしまう時期があった。しかし最終的には完全に吹っ切り、自分が何のために戦うのかを自覚する。

他が濃すぎるせいでもあるが、バンプレストオリジナルの主人公の中でも見た目が一際地味なイメージがあるが、戦闘アニメが非常に派手な事と王道の熱血ロボット物ストーリーから人気は高い。また、何の軍事訓練も受けず、特殊な才能も能力も持たずに実践と特訓だけで終戦まで戦い抜いたスパロボシリーズの中では非常に珍しい主人公(この手の主役としては、他にLの主人公である南雲一鷹がいる)。余談だが彼はバイトしてるのでフリーターなのだが、バイトを投げ出して(成り行きだが)αナンバーズに参加した経緯からか、ファンからは「無職」という不名誉な呼び名で呼ばれている。 ただし、バイトを投げ出してαナンバーズに参加した直後に行われたオペレーション・ハルパー後から3ヶ月程度経過したのでその間にバイトをクビになったと思われ、「無職」という呼び名もあながち間違いではないだろう。もっとも、雷鳳のテストパイロットとしてαナンバーズに参加しているため完全な「無職」とは言い切れないが…。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
初登場作品。トウマ編の主人公担当声優の加瀬康之氏は『GC』のポセイダル兵役を経て初のネームドキャラ役での出演となる、雷鳳及び大雷鳳の機体特性はボス戦に特化しているが、雑魚戦も射程は短いが強力なALL攻撃を持つ事と小隊員で補える。慣れない操縦、システムLIOHの暴走、増長、システムの限界を超える超必殺技の開発、ライバルとの決闘。更にルート次第では最終ボスを一撃で倒すイベントが用意されているなど、あらゆる燃えをてんこ盛りにしたようなバカ真っ直ぐな王道物語を展開していく。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
OG設定でゲスト出演。アクセルのユニットクエストにNPCとして登場。
スーパーロボット大戦DD
2021年12月のイベント「DARK KNIGHT」にて登場。シナリオNPC。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦OG外伝
OGシリーズ初登場だが、本作では雷鳳には搭乗せず戦闘にも参加しない。
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』の『OG2.5』では登場しなかったが、OG2.5完全版OG外伝において浅草で焼きそばのバイトしているシーンが追加された。その後は函館で重震のマグナスに人質として捕らわれているところを、ゼンガーに助けられた。走馬灯が走った時にバイトの思い出しかない事を嘆いていた。
第2次スーパーロボット大戦OG
前日譚「カラテ・ボーイ」に登場。また、第四弾PVのトリでも登場。
本編でもやっぱりバイトに明け暮れているが、マグロ漁船に乗っていたところ嵐で遭難、ルスランに拾われてそこで働いていた。その後、ジンライ襲撃に伴いヒリュウへと避難し、L&Eコーポレーションに雇われることに。ジンライの非道を悲しむミナキを見て、ジンライを彼女の望む姿に変えたいと望むようになる。終盤で鹵獲したジンライを改修した雷鳳のパイロットとなり、鋼龍戦隊に参加。αシリーズとは違い、展開が前倒しになる形で封印戦争に参戦する事となり、ナシム・ガンエデン、そしてユーゼスと対決する。ライジングメテオの凄まじい挙動ゆえ、ネット上で「実は修羅じゃないのか」「こいつも人間辞めてる」などと言われている。
中断メッセージではOGシリーズの主要な事件には一通り巻き込まれていることが明らかになっている。
また、ジンライを雷鳳として改修する事をミナキに提言したり、雷鳳の名付け親になっていたりと、本作では(DGGの開発スタッフではないにも関わらず)『第3次α』以上に雷鳳と密接な関わりがある。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
PV2で新技を披露している。雷鳳の使い勝手はいいのだが、早期加入のせいかトウマの能力がいまいち追いついていない印象がある。精神コマンドが特に顕著で、直感でやけに消費していると感じるかもしれない(必中・ひらめきのダブルなので当然といえるが)。終盤にもなれば然程でもないが、気になるなら感応かspアップで補強するのも手だろう。
スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター
浅草で最終決戦を目撃している面々の1人として登場。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力値[編集 | ソースを編集]

空手を学んでいるとはいえ、実戦経験はゼロ。なので格闘は標準より高いが、技量は低い。後半に伸び上がりに成長する大器晩成型。そして大雷鳳にパワーアップ時に格闘+5、技量+10アップする。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

第3次α
直感気合不屈熱血覚醒勇気
初期特殊技能が乏しい代わりに、スーパー系とリアル系の超一流精神コマンドが混在するという素晴らしいラインナップ。その分精神ポイント(SP)の消耗率は高い。第3次αではある人物から幾らでも補充が可能。
第2次OGOGMD
努力直感気合不屈熱血信念(ツイン)
初参戦の『第2次OG』ではあまり気にならないが、早期加入の『MD』では精神ポイントが少ないせいで使いどころに困るかもしれない。意外にも「闘志」を覚えないという結果になったが……(後述)。

特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]

第3次α
戦意高揚底力L9、援護攻撃L2
不器用な格闘家にしては援護攻撃を持っているのはトウマの仲間への絆が強く出ていると言えよう。
第2次OGOGMD
戦意高揚底力L7、援護攻撃L1
『第3次α』とラインナップは同じだが、レベルが下がっている。

小隊長能力(隊長効果)[編集 | ソースを編集]

「格闘武器の攻撃力+10%」⇒「格闘武器の攻撃力+20%」
全武器が格闘なので最大限に活かせる。努力家の彼の性格が良く出ている。後半大雷鳳にパワーアップすると隊長能力が変更となり、より攻撃的になる。
また、武器の改造ができないEXハードモードではこの小隊長能力により他の主人公より与ダメージが高いためPPを格闘以外に使い易い。

エースボーナス[編集 | ソースを編集]

HP20%以下で、自軍フェイズ開始時に「闘志」がかかる
闘志はこっちに来た。底力を最大まで上げ、「Eセーブ」「カウンター」を覚えさせれば無双も狙える。
気力130以上で、自軍フェイズ開始時に「努力」がかかる
実は「闘志、炎に燃ゆる」での暴走時はこちらになっている。要するに「がんばり屋」の効果なのだが、LIOHシステムの暴走のためだろうか?

パイロットBGM[編集 | ソースを編集]

「闘志、果てなく」
序盤におけるトウマのテーマ。
「疾・風・神・雷」
後半における大雷鳳のテーマ。「神・雷」は大雷鳳の最強技「神雷」。元ネタは四字熟語の「疾風迅雷」であり、師であるゼンガーの「剣・魂・一・擲」(乾坤一擲)とは共通する元ネタである。

人間関係[編集 | ソースを編集]

ミナキ・トオミネ
トウマが一目惚れした相手。戦いを経て相思相愛になっていく。
ゼンガー・ゾンボルト
封印戦争、または修羅の襲撃の際、彼を救った『夏の日の巨人』(『α』ではグルンガスト参式、『OG』ではダイゼンガー)のパイロット。『第3次α』では彼に弟子入りし、己を磨く事になる。後にトウマを認め、友として接する。
レーツェル・ファインシュメッカー
ゼンガー同様、成長した彼に友として接する。レーツェル曰く「素敵な男」。
バラン・ドバン
序盤あたりで宿命のライバルとなり、後に共闘する。アルマナ組であるため、このルートでの行動が公式設定扱い。
アルマナ・ティクヴァー
4人の主人公の中ではベストペアとして名高い。ミナキと三角関係になる。スペシャルシナリオの内容の件もあり、トウマルートがアルマナ組(ルリア、バラン、アルマナ)の公式設定となっている模様。
ブルックリン・ラックフィールド
『第3次α』のスペシャルシナリオにおける兄弟子。OGシリーズではブリットの師はリシュウなので、あまり絡みは見られなかった。
ケイサル・エフェス
αシリーズにおける最悪の悪党(トウマ曰く)。強大な念動力を使う霊帝に対しトウマは己の闘志、そしてミナキへの愛で対抗する。ルートによってはイベントで一撃で倒す
マグナス・アルド
OG外伝』においてトウマを人質にとった。
ルスラン・マカロフ
『OG2nd』では彼のホテルでアルバイトをしていた。
ラウル・グレーデン
修羅の乱における恩人の一人。ヒリュウ乗船後は彼の会社でアルバイトを始めることに。
アクセル・アルマー
似たような機体に乗る彼から雷鳳のDMLを使いこなすための特訓を受ける。『第3次α』における鉄也達のポジションを担っている。
リューネ・ゾルダーク
DMLシステムを使いこなせる体作りのため、トウマにリストバンド(重り入り)を貸した。
カオル・トオミネ
搭乗機の開発者にして想い人・ミナキの父親。『OG』では必殺の「ライジングメテオ」で彼の目論見を木端微塵に粉砕した。
エルデ・ミッテ
『第2次OG』で敵対。彼女の正気の沙汰とは思えぬ悪辣な振る舞いにはトウマも戦慄を隠しきれず、声を震わせながらも例によって「外道」と評した。
イルイ・ガンエデン
『第3次α』のキーパーソンだが、トウマ本人はそれほど関わりがない。『第2次OG』では記憶を失った彼女の面倒を見ていることが多い。

版権作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

スーパー系[編集 | ソースを編集]

剣鉄也
基本的に彼と行動する事が多く、凱や宙と共にトウマのコーチ役を務める。
ボス
中盤でバランに固執して力に溺れるトウマを叱咤した。
獅子王凱
鉄也や宙と共にトウマのコーチ役を務める。
司馬宙
鉄也や凱と共にトウマのコーチ役を務める。
竜崎一矢
彼と組み手を行い、格闘家としての素質を認められる。中盤にトウマが力に溺れ、増長していた際には、トウマに対して不快感を露わにしていた。

リアル系[編集 | ソースを編集]

連邦兵
『第3次α』第1話で避難誘導を行っていた名も無き兵士。トウマとミナキに避難を促すが、直後のヨエラの攻撃からトウマ達を庇って死んでしまう。怒りに燃えるトウマはミナキから託された雷鳳に搭乗。そこからトウマの長き戦いが始まる事となる。そして、この出来事と『夏の日の巨人』の事から「今度は自分が誰かの生命を救う側になる」事がトウマの戦う理由になった。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「外道っ!」
トウマが非道な敵に対してたびたび使う言葉。

特殊戦闘台詞[編集 | ソースを編集]

「名づけて……神雷!」
神雷を初披露した際に放った台詞。闇を貫く神の雷の如く宿敵ハザルを一蹴したと同時に、特別な力を持たない一般人がシステムの限界を超えた瞬間でもある。
「俺の……勝ちだ!!」
大雷鳳の最強必殺技「神雷」が決まった際の勝ち名乗り。
「外道! ミナキは返してもらうぞ!」
通常ルート最終話「終焉の銀河」にて。ヱルトリウムへ突撃するという最後の悪あがきをするケイサル・エフェスに対して叫んだトウマは、ゼンガーと共に超強烈な一撃をもって引導を渡す。なおここで見られる戦闘は、「斬艦刀・雲燿の太刀」を「神雷」で援護するという、本編では絶対に見られないデモ(どちらも射程が1)。
「銀河に消えろ……ケイサル・エフェス!」
雲耀の如き一刀の後に舞い降りた神の雷は、怨霊を身にまとう悪魔を一撃の元に消滅させた。本来はケイサル・エフェス戦で神雷を使ってトドメを刺した際に聞けるセリフだが、ラストイベントで聞くとこれ以上ない鮮やかな〆で終わる。
「飛べ! 雷より速く! 強く!」
ライジングメテオ使用時の台詞。余談であるが、『UX』にてミナキ役の松来女史が演じたキャラが戦闘台詞の一つにこれと似た言い回しをしている。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

「おい…。文句があるんならイヤミじゃなくて直接来いよ…」
「確かにお前らの立場には同情する…。だがな、地球だって相変わらず滅茶苦茶なんだよ…」
「わかるか?ここにいる子供達と同じ様に親のいない子供達が世界中にいるんだ」
「全ては戦いのせいだ。俺達はそれを無くすために精一杯戦っているつもりだ…」
「お前達とだってせめて仲良くしたいと思ってるのに、それなのに…!」
地球連邦政府に対する苛立ちと憤りを、半ば八つ当たりに近い形でαナンバーズの面々にぶつけてくるコスモに対し、トウマなりに彼を咎めていた。トウマの言葉に説得力があったのか、他のオリジナル主人公の時とは異なり、一喝されたコスモは何も言い返せずに黙っていた。
「俺のプライドのためだ!」
第3次α』第34話トウマルート「武人の心、その意味」にて。ゴラーゴーレムの軍勢を退けるや否や単独でバランを追跡するトウマを止めようとしたミナキに対して。
中盤における力に溺れて増長している展開があるが、これは最も顕著となっているシーンであり、直前においてバランから「力に溺れ、強さを見失った」と評されるのも必然である。
バランを倒すために次第に力のみを求め、市街地の守護よりもバランの打倒を優先し、ついに独断行動を取った事でαナンバーズから失望を買ってしまう。
だが、もはや「戦う意味」を見失ったトウマにバランの相手に務まるはずもなく敗北、一連の行動を見かねたミナキの手で雷鳳のパイロットから降ろされてしまったのであった。
「済まない、ミナキ…。俺、やっとわかったよ…。真の強さの意味が…。君と初めて会った時に誓った想い…。俺…強くなることばかりを考え、一番大事な事を忘れていたよ…。俺の戦うことの意味…俺の闘志の出発点を…。きっと怖かったんだ…。自分がバラン・ドバンにも勝てない事を認めるのが…。自分が無力でちっぽけな存在であることを知らされるのが…。でも、今はわかる…。そんなことはどうでもいい…俺はみんなを守る為に戦うんだということが。今更遅いかも知れないけど俺、それだけは君に伝えたい…俺に戦うことを教えてくれた君だけには…」
第3次α』第35話トウマルート「闘志、誰がために」にて。雷鳳を降ろされた後、彼は彼女に本心と決意をぶつけた。
バランに勝つことに拘るが余り、力に溺れて戦う意味を見失ったのは自分がバランやゼンガーを超えることが出来ない矮小な存在になってしまう恐怖への裏返しだった。
だが、アルマナとの一時的な交流とゴラー・ゴーレムの大群に立ち向かったミナキの行動によって、トウマは自分が何の為に戦っているのかを思い出したのであった。
そしてミナキは今のトウマなら託すことが出来ると告げた。雷鳳を遥かに超えるもの…ダイナミック・ライトニング・オーバーを―――
(ゼンガー・ゾンボルト…。俺は昨日まで、あんたの背中ばかりを見ていた…。だが、今日からは違う…。俺は俺の脚で俺の道を歩く…。さらば、幻の師……さらば、あの夏の日の巨人……)
同上、大雷鳳に乗り換えた戦闘終了時、去って行くゼンガー達を見送ってのモノローグ。この一戦を経て、トウマは追い続けていた「夏の日の巨人」に別れを告げ、はっきりと己が道を見定める。
「何言ってんだ! ミナキは外部から大雷鳳のオペレートをしてくれてるんだぜ」
「つまり、俺とミナキと大雷鳳は一心同体ってやつだ!」
スペシャルステージにて敵を撃破した際にミナキの必要性をカッコよく説いた。が、直後にセレーナから「じゃあ大雷鳳は邪魔者じゃない」とツッコまれ、言葉を失ってしまう……。

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

「だったら……君がそうすればいいじゃないか」
「君の手でジンライを正してやればいいじゃないか」
ジンライに関する一縷の望み(「歪んだ目的で作られても、いずれは世界を守る存在になれば」)を打ち砕かれた、と嘆くミナキに対して。
トウマのこの言葉によって、ジンライを鹵獲し雷鳳として生まれ変わらせる事を、ミナキは決意する。言わば雷鳳誕生の切欠である。
「あ、あんた……ミナキが一人で生きていけないと言ったな……」
「ミナキは悲しんだんだ……あんたがシステムLIOHにあんな物を仕込んでいたと知って……だけど……そこで悲しみに呑み込まれはしなかった……そして、自分の手でシステムLIOHを壊して俺と雷鳳を助けてくれた……それは……ミナキがあんたから離れて生きていけるって証だ……!」
OG2ndにてシステムLIOHが破壊された事に憤るカオルを、トウマは否定する。
トウマ「昔ながらの特訓……とでも言っておくぜ」
カオル「そ、そんなアナログな方法で!!」
トウマ「手段は問題じゃない!そこにどれだけ己を懸けられるかだ!人の心を忘れたあんたには理解できないだろうがな!」
トウマがライジングメテオを初披露し、システムLIOHなしでそんな動きを実現した事に驚愕するカオルの問いへの答え。まさに昔ながらのアナログかつ直球過ぎる解決策に、カオルも混乱していた。…そのアナログで負の無限力すら打ち砕いている前例(第3次α)を考えれば、寧ろ必然と言えなくもないのだが。
「だが、それだけじゃない。誰が作った機体でも、そのまますぐに全ての力が発揮できるわけじゃないだろう……その機体を実際に調整して、送り出す人がいるから動く、戦えるんだ!例え、これがあんたの手で作られた機体でも……今のこいつを動かしているのは、調整や改造をしたミナキ達の力!俺を鍛え、力を貸してくれた人達の力! 俺を信じ、共に戦ってくれる人達の力!そして、俺の力だ!!」
直後の啖呵。ある意味、人が動かす機械の本質をついた言葉と言えるかもしれない。
「やったバイトの数は100を越えるけど、その中で特に危険だったのは……幕張でのバーニングPT全国大会のグッズ販売、お台場のバルトールお披露目式典の警備……そのどちらも戦闘に巻き込まれたけど、函館のイカ焼き売りでは、走馬灯を見る所まで行ったな……」
前述の『第2次OG』の中断メッセージの発言。さすがに南極にはいなかったが重要な事件を目撃していることが分かる(更に『ジ・インスペクター』では浅草で最終決戦を目撃している)。
「うさん臭い人だけど、命の恩人だし!」
『電撃スパロボ!SP』掲載漫画「カラテ・ボーイ」より。マグロ漁船から落ちて遭難したところをルスランに助けてもらい、ついでに過剰なまでの借金(トウマ曰く家が1件買えるぐらい)も背負わされるが、「雪山で遭難するとかなり高額のお金をとられるっていうしな…」と大海原で遭難はもっとかかるのだろうと勝手に納得し、ルスランのためにAMバトリングに臨む。このまっすぐな性格からか彼に気に入られ、AMバトリングが終わった後も暫く彼の元で働くことになる。(救助の借金は帳消しにできたが、借りたガーリオンを破損させた弁償代として当初の2倍の借金を新に背負わされた。)

迷台詞[編集 | ソースを編集]

(やっぱり、このクスハって子とあいつ…恋人同士なんだろうな…いいなあ…あんな可愛い子がカノジョだったら毎日、楽しいだろうなあ…向こうは俺達のこと、どう見てるんだろう…。恋人、パートナー、友達、師弟…やっぱり飼い主と…)
『第3次α』「スペシャルステージ」のデモで、クスハとブリットを見て。いつもの妄想癖が発動しているわけだが、最後がなにかおかしい。
「すまん、ブリット…。会ったばかりで悪いが、俺はリタイアだ…自室でふて寝させてもらう…」
同話でミナキが自分のことを「パートナー」と言ったことに対し、「そうでふか…」と放心して。
「力…俺も修行を積んで、もっと強くならなきゃ。ゼンガーさんやアクセルさんのように」
「別の世界へ跳ばされてしまっても、戻ってこれるように」
『DD』のイベント「悪を断つ剣」より。修行中にゼンガー、アクセル、アルフィミィに異世界へ飛ばされてしまった話を聞いて。早々異世界に飛ばされることなんて無い…と言いたいが話している3人が全員異世界に行っていてかつ2人は違う世界産まれなので説得力がある。この心構えはある意味大切かもしれない…?
(何が必要なんだ?運か?異世界の人とのコミュニケーション能力か?)
(これまでのバイトで色んな人と会ってるから、それには少し自信があるぞ。いや、待て。そもそも言葉が通じなかったら…)
(そうか、ボディランゲージだ。でも、相手が人間じゃなかったらどうする?例えば、機械とかだったら…)
(コンピュータ言語に詳しくならなきゃ。だったら、ミナキに聞けばいいか。これって、いい機会になるかも…)
上の流れの後アルフィミィに異世界で生き残るには強さだけでは駄目と言われ、本気で異世界で上手く生き残る為にはどうすればいいかトウマなりに考えはじめる。ド真面目であり、話が飛躍していき、最終的にミナキの事になるのがなんともトウマらしくて微笑ましいエピソードである。ちなみに答えはアルフィミィ曰くサバイバル・テクニック。

搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]

雷鳳
行方知れずとなったDGG(ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン)3号機。トウマはこの機体で努力を重ねていき、そして…。
大雷鳳
成長したトウマに、ミナキがトウマ専用に強化した雷鳳。この機体でトウマはミナキとの通じ合った最強の必殺技「神雷」を生み出す。
ジンライ
OG世界における、雷鳳のかつての姿。ミナキを苛む罪であり、同時に希望でもあるこの機体を、トウマは地球を守る力として生まれ変わらせる事を強く望んでいた。
ガーリオン・カスタム カラテ・ボーイ
第2次OG』予約特典の冊子「電撃スパロボ!SP」で搭乗。バイトのマグロ漁船から転落し、2日間海上を漂っていたトウマを救出したルスランに恩義と背負わされた借金を返すためにAMバトリングに出場することになったトウマが乗り込むことになった機体。通常のガーリオンと比べて曲面が多くほぼ別物の機体であり、日の丸ハチマキに黒帯といった、いかにも日本の空手家といった目を引く外見が特徴。AM操縦経験が無いトウマの為にダイレクト・モーション・システムのデッドコピーが搭載されているのだが、ルスランいわく「オリジナルと比べてどうしても(操縦用)ギブスが重い」と技術的なハンデを抱えてしまっている。
アレック・ブラウンの駆るガーリオン・カスタム ゴールドフィストとの戦闘で両腕を破損するも、頭突きからの飛び蹴りでなんとか勝利を収めた。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 『第3次α』においてルネ・カーディフ・獅子王卯都木命から「そのうち他人のやる事に『日本じゃ二番目だ…』って言い出さなきゃいいけどね……」、「古いわよ、ルネ。今はトウマ・カノウの2000の特技ってやつよ」と言われているが、これらは前者は『快傑ズバット』の主人公・早川健、後者は『仮面ライダークウガ』の主人公・五代雄介に因んだネタである(両方とも特撮ヒーローネタ)。
  1. 例として第3次αでは「作業用MSの操縦資格」を持っていた事から雷鳳に乗せられた。