テッカマンブレード

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テッカマンブレード
登場作品
デザイン 佐山善則
初登場SRW スーパーロボット大戦J
SRWでの分類 機体
パイロット
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スペック
異名 白き魔人
分類 強襲突撃型テッカマン
全高 2.32 m
重量 81 kg0.081 t <br />
次形態 ブラスターテッカマンブレード
変身者 Dボゥイ(相羽タカヤ)
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テッカマンブレードは『宇宙の騎士テッカマンブレード』の登場キャラクター。

この項目ではペガスに騎乗した形態についても説明する。

概要[編集 | ソースを編集]

宇宙の騎士テッカマンブレード』の主人公・Dボゥイ(相羽タカヤ)がテックセットした姿であり、パワードスーツの類である。

第一次ラダム戦役時(宇宙の騎士テッカマンブレード)[編集 | ソースを編集]

父、相羽孝三の手によりテッカマンへのフォーマットの途中で救出され、地球へ送り出された不完全なテッカマンである。それゆえ、ラダムに心を支配されず人間の心を持ったままで居られたが、テックセットしてから30分経つとラダムの戦闘本能に心を支配され、暴走してしまう(この時に目が緑から赤へと変わる)。さらには、不完全なテッカマンのまま戦い続けた為に、テックセットの度に肉体の組織崩壊を起こし、Dボゥイの身体はボロボロになるまで蝕まれていた。

終盤でブラスターテッカマンブレードに進化することによって肉体的なリスクを脱するも、その代わりにテックセットするたびに脳神経核の崩壊を引き起こすようになってしまった。

第二次ラダム戦役時(レーザーディスク版特典映像『MISSING LING』)[編集 | ソースを編集]

ブラスター化の副作用による脳神経核崩壊によりDボゥイはまだ廃人の状態であったが、再び侵攻してきたラダムが作った新しいクリスタルによって再フォーマット化を果たす。ラダムから送られる精神波によって暴走状態となり、さらには地球上の素体テッカマン達も連鎖反応で暴走させワームホールを生成してしまう。最終的にはテッカマンアキによって止められ、またワームホールを生成したことが、結果的にDボゥイを奇跡的に廃人状態から回復させるきっかけとなる。

元々は不完全なテッカマンだったブレードだが、今回の再フォーマット化によって通常時でもブラスターテッカマン程ではないが高い戦闘能力を得る他、変身のタイムリミットも無くなり、テッカマンブレードとしての力を100%発揮できている、ラダムの支配を受けない完全なテッカマンになった。ブラスター化の能力も失っていないが、暴走状態の際に生成したワームホールで地球が消滅する危機を招いたため、Dボゥイはこの機能を封印している。

第三次ラダム戦役時(宇宙の騎士テッカマンブレードII)[編集 | ソースを編集]

第二次ラダム戦役後、回復したDボゥイは精神波でラダムを引き付けないように地下に隠れていたため、しばらく活躍はしなかった。しかし、ユミら地球のテッカマン達がラダムとの戦いで窮地に陥ると、地球から颯爽と登場。再フォーマット化によって得た力で次々とラダムを圧倒する。その後、デッドとの戦いで敗北するものの、ユミとの特訓によって会得したボルテッカクラッシュイントルードでデッドに勝利した。

『MISSING LING』で描かれた再フォーマット後のため、変身タイムリミットはなくブラスター化は封印している状態。また再フォーマットの影響なのか外観の細部が変化している(目立つところでは額の黄色だったクリアパーツが緑色に変わっている、など)。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

ブレード=テックセットしたDボゥイ本人である。JのインターミッションではパイロットがDボゥイ、出撃準備時はブレードとなり顔アイコンも変化するが、ステータスは同じ。

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦J
初登場作品。サイズ差無視がない作品ではあるが、ボルテッカの火力は既に十分過ぎるほど高い。ただし、本作独自の仕様で命中率がゼロだと敵が狙ってくれないため、運動性の上げすぎには注意すること。
本作ではペガスが単独機体として使用可能なため、関連の深い機体としてブレードの改造段階が反映される。ペガスに騎乗時は「テッカマン+ペガス」表記。ハイコートボルテッカが途中で使えるようになるが、その直後にブラスター化するためあまり意味がない。
スーパーロボット大戦W
ペガスへの騎乗時は「テッカマンブレード+ペガス」表記。スローランサーが削除・ペガスが換装パーツ扱いに変更・クラッシュイントルードがマルチコンボ対応化など、武器や機体周辺の変更点が多い。ボルテッカ系武装にサイズ差無視がついたため、さらに火力が向上した。
また『宇宙の騎士テッカマンブレードII』が参戦したため、第2部では『ブレードII』デザインで登場(パイロット側のアイコンも変化)、戦闘アニメも一新される。同作の技であるボルテッカクラッシュイントルードも使用可能になった…が、その直後にブラスター化するので注意。逆にハイコートボルテッカは今回長い間必殺武器として使う事になる。
第2部前半で『ブレードII』が挟まるシナリオの関係上、今回は『J』以上にブラスター化が遅く、2部後半までお預け。また、同様の理由で『ブレードII』仕様からブラスター化する本作独自仕様になっている。第2部版ではパイロットの各能力の基本値が第1部版より10アップするが、ブラスター化修得後は『ブレードII』以前の仕様に戻るのか、元に戻ってしまう。
本機の回避性能に加え、クラッシュイントルードはザコ敵のHP削りに最適の武装なので、1周目第1部では武器改造は極力控えたほうがいいかもしれない。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

接近戦と遠距離戦の両方に対応可能な武器を持つ。『J』と『W』では使用武装や、武器性能に一部違いがあり、『W』では第2部で『ブレードII』版になり、武装演出がそちらを再現したものに変化する。サイズSSに分類されるが、ボルテッカの威力は無茶なほど高い。もちろん、サイズSSならではの高い回避性能も持つ。後半ではブラスター化が可能になり、さらに手に負えなくなる。

サポートユニットのペガスに乗ることが可能。基本的にブレード単独で使うよりも、ペガスに乗った方が2人分の精神コマンド移動力アップ(ただしには降りられなくなる)、サイズがSSからSになって与ダメージが増えるといったメリットがある。ちなみに原作ではペガスから降りて戦っている事が多い。

『J』でのペガス合体分離可能な別ユニットだったので「分離→攻撃→合体」で手数を増やしたり、ペガスの補給装置でENを回復させる戦法が取れた上、ペガスには乗ったまま出撃可能なので出撃枠を圧迫されることもなかった。だが『W』では換装パーツ扱いになり、分離戦法は不可能となった。その代わり、ペガスに乗った状態で撃墜されても修理費を取られなくなっている。

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

テックランサー
肩のスリットから放出した光の粒子を固定化して整形する二振りの槍。石突部で合わせて双刃槍にする事もできる。また先端部の刃先部分は単独で射出する事もできる。
SRWでは射程がある無消費のP武器で、テッカマンブレードの主力。『J』・『W』共にコンボ対応。『J』では単体版とコンボ版の2種があり、前者の方が威力が高い。『ブレードII』版ではトドメ演出で『ブレードII』でユミ達のピンチに駆けつけた際の無双状態の締めが再現。
なお、『J』・『W』ともにランサー接続時に左のランサーをガチッとロックしている。
クラッシュイントルード
脇腹部のファンを展開し全身を変形させて、敵めがけて突撃する。
低燃費で使い勝手の良い遠距離攻撃。『W』ではマルチコンボ対応武器となった。『ブレードII』版では同作で地球から宇宙にいるユミ達のピンチに駆けつけた際の演出が再現される。
ボルテッカ
両肩アーマーを展開して発射口を開き、体内のフェルミオンエネルギーを超速度で放出する、ブレード単独での最強攻撃。1回のテックセットにつき1回しか使用できない。
スパロボではENが許す限り連発可能で、自分の生命を脅かすこともない。というか、『J』だと燃費が非常にいいので連発上等となる。通常兵器版と、前方直進型マップ兵器の2種類がある。通常版の射程は3~8で、至近距離には攻撃できないが、ペガスに突撃があるので割と何とかなったりする『W』第2部ではペガスから降りないと使えないという仕様上、まともにやるとデッドとの一騎打ちくらいでしか使わず、演出変化に気付かなかった人も多いと思われる。余談だが、Dボゥイ役の森川氏はこの叫びでマイクを二本壊したという伝説を持つ。
テックシールド
腰の後部アーマーを取り外して使用できる小型の盾。
テックワイヤー
テックシールドに内蔵されたワイヤーを射出する。手放したランサーを回収したり、敵を縛り上げることができる、旧作テッカマンでいう「テックウィン」に相当する装備。

必殺技[編集 | ソースを編集]

スローランサー
分離状態のテックランサーを投げつけてテックワイヤーで回収する。
性能的にテックランサーと被るためか、『W』では削除された。そのため接近戦での射程が短くなる事に。
ボルテッカクラッシュイントルード
巨大な球状のフェルミオンエネルギーを放り投げた後、自らその奔流の中に飛び込んで敵に突っ込む。
『ブレードII』でブレードが習得した技。ブレード念願の格闘必殺武器で、威力はハイコートを超えるが、何とプレイヤーの手で一度も使えないまま習得した次のシナリオでブラスター化してしまう。ブラスター化しても使えるが、今度はブラスターボルテッカに威力も燃費も劣るという悲劇が待つため、ほぼ死に技と化す(使えるだけマシだが)。接近戦型の機体を援護する目的なら使えなくもないが、大抵は隣接しているはずなので……。
ペガスフォーメーション
ペガスとの連携攻撃を行う。バルカンとミサイルの支援攻撃を受けながらランサーの連続攻撃。EN効率は良くない。
ちなみに、『ブレードII』のブレードはペガスに乗らない[1]ため、『ブレードII』版での連携攻撃は『W』独自の演出となる。
ハイコートボルテッカ
ペガスに乗っている状態から放つ、フェルミオン砲のエネルギーを利用した強化ボルテッカ。テッカマンエビルのPSYボルテッカに対抗するため開発された技で、相手の吸収力を上回るほどのパワーを持つ。
こちらも通常兵器版と、前方直進型マップ兵器の2種類がある。通常版の射程は3~8で、至近距離には攻撃できない。『J』ではペガスに乗っている場合、通常のボルテッカとハイコートボルテッカを両方使えたが、『W』ではハイコートのみとなった(その分、燃費はボルテッカと変わらない。『W』のボルテッカは燃費があまりよろしくないが)。
『J』では習得した2話後にブレードが離脱し、復帰後には既にブラスター化しているため使わなくなるという悲劇が待つ。…原作でもたった2回しか使わなかったので原作再現とも言える。とはいえ、鳴物入りで登場した新必殺技が僅か数話で全く意味をなさなくなるというのはプレイヤーの間でかなりインパクトがあったようで、『W』における上述のボルテッカクラッシュイントルードや、『L』におけるダンクーガノヴァのゴッドビーストモードを「『J』のハイコートボルテッカ枠」とネタにする声もある。この使用期間の短さを考慮したのか、『W』では事実上ブラスター化するまで長期間ブレードの必殺武器であり続ける。

合体攻撃[編集 | ソースを編集]

全て最低射程が1の中~遠距離射程なので、射程1~2に単体攻撃版ボルテッカが撃てない弱点をフォローできる。ダブル・ボルテッカ以外は、ペガスやブルーアースの有無を揃える必要がある。『J』ではブラスター化しないと合体攻撃が使えなかったため、以下は全部『W』でのみ採用。

ダブル・ボルテッカ
妹の相羽ミユキがテックセットした、テッカマンレイピアと共にボルテッカを放つ。ペガスの有無に関係なく発射可能。テッカマンベスナーおよびテッカマンゾマーの持つ同名の合体攻撃を上回る威力を持ち、テッカマンチームの合体攻撃中でも最強クラス。バリア貫通&PS装甲貫通&サイズ差補正無視を完備。なお一部のファンからは、Dボゥイミユキの声がこの二人と同じ為か『ランページ・ゴースト』とからかわれることも。
ダブル・ランサーコンビネーション
如月アキがテックセットしたテッカマンアキと共に、テックランサーを駆使した連携攻撃を放つ。他の2種の合体攻撃より威力で劣るが、燃費がよく中射程のP武器、かつバリア貫通効果を持つのが強みで、どちらかというとボルテッカのないアキの火力を補う合体攻撃となる。余談だが、トドメ演出での2人の様子から、ラブラブランサーとも称される。
ダブル・リアクターボルテッカ
『ブレードII』劇中で披露した連携攻撃の再現。劇中ではユミ・フランソワがテックセットしたテッカマンイーベルが先に放ったリアクターボルテッカの目標としてブレードがボルテッカを放っていたが、『W』では同時攻撃にアレンジされている。威力はレイピアとのダブル・ボルテッカと同等なので、ブラスター化後は共に『W』の全合体攻撃中で最強クラスの威力を持つ。バリア&PS装甲貫通、サイズ差補正無視を全て備える。戦闘アニメ時は劇中で流れたBGM「GIVE OUT YOUR LIGHT」で固定化される。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

HP回復S
EN回復S
合体(『J』のみ)、換装分離
『J』ではペガスへの乗り降り、『W』では一方通行の分離を行う。
剣装備
テックランサーを装備しているので、斬り払いが可能。
盾装備
シールド防御が可能。Wでは第2部で『II』デザインになるとなくなる…と思いきや、何故かペガスから降りると復活する。

移動タイプ・地形適応[編集 | ソースを編集]

(単独) / 空・(ぺガス騎乗時)
ラダムテッカマンなので通常時は両用だが、ペガスに乗ると地上に降りられなくなる。『J』と『W』で共通。

サイズ[編集 | ソースを編集]

SS / S(ぺガス騎乗時)
ペガスに騎乗している間はサイズが変化する。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「REASON」
前期デフォルト戦闘BGM
「永遠の孤独」
後期デフォルト戦闘BGM。
「閃光M-18」
テックセット時のイベントBGM。Wでは戦闘BGMにも設定可能。
「GIVE OUT YOUR LIGHT」
『W』で採用。ダブル・リアクターボルテッカ発射時に流れる。
「マスカレード」
テッカマンエビルとの決戦で使用される。条件を満たせば、通常の戦闘BGMとしても選択可能。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力値[編集 | ソースを編集]

テッカマンの宿命か防御は最低クラス。その分他が突出しており、特に格闘回避は一級品。ただ、テッカマン全員に共通する弱点として、最強武器がボルテッカなのに射撃の方が低い、というミスマッチが痛い。

『W』の第2部登場当初では全能力値が+10され、射撃も一線級の高さとなるが、ブラスター化が追加されると元に戻ってしまう。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

JW
集中不屈気合熱血覚醒
火力は十分で切り込み隊長として活躍できるが、『J』では強化しすぎると敵が狙ってこないのでボスキラーにしかならないことも。また、必中がないので単独で他のテッカマンを相手にするのは分が悪い。その辺はペガスや仲間のフォローで補うべし。

特殊技能[編集 | ソースを編集]

ブラスター化は終盤のイベントで追加。技能だけ見れば大したものだがブレードは打たれ脆く、一発の被弾が致命傷となる(『J』ではさらに性格が冷静のため気力低下にも繋がる)上に自動回復があるため、底力シールド防御を生かしにくい。せっかく高レベルの底力なだけに惜しい。後者もブラスター化すると失われ、『W』の第2部に至っては機体側から盾がなくなるため文字通りの死に技能と化す(ただし、ペガス分離時は盾装備が戻ったりする)。

J
斬り払いシールド防御ブラスター化底力L8、援護攻撃L1、援護防御L1、コンボL2
W
斬り払いシールド防御ブラスター化底力L8、マルチコンボL2

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

テッカマンエビル
実弟・シンヤとの激突。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. オメガ戦で破壊されたぺガスは、アキが乗るペガスIIにメモリーを移植している。ブレード自身も先述の通り再フォーマットされているため、ペガスの補佐なしにテックセットできる。

商品情報[編集 | ソースを編集]