セガサターン

提供: スーパーロボット大戦Wiki
2018年8月22日 (水) 02:41時点におけるPLW7709 (トーク | 投稿記録)による版
ナビゲーションに移動 検索に移動

1994年にセガ・エンタープライゼス(後のセガゲームス)が発売したコンシューマ用ゲーム機。一般的な略称は『SS』や『サターン』など。

概要

前機種メガドライブとの互換性はない。32ビットCPUを2基搭載しているのが特徴で、ゲームソフトはCD-ROMで供給された。

2Dスプライトと3Dポリゴンの両方を扱えるハードだが、2Dの描画能力が非常に優れている一方、3D描画能力は低め。

コントローラーパッドの使い勝手の良さは非常に好評で、後にパソコン用やプレイステーション2用に復刻版が発売されたほど。

外部記憶媒体のパワーメモリー(容量512KB)はスロットとの接続不良を起こしやすく、保存データが消えやすいことで知られている。本体にも若干データの保存領域があるが、こちらも安定性に欠け、終始ユーザーを悩ませたが、外部接続のFDドライブを併用すると本体メモリやパワーメモリより安定性がある。

発売から数年間はソニーのプレイステーションと互角のシェア争いを繰り広げたが、スクウェアの『ファイナルファンタジーVII』といった人気ソフトがプレイステーションで発売されるようになると、次第には引き離され敗北。末期には自虐的なCMまで流すハメになっていた。なお海外ではソニックシリーズといった人気ソフトが発売されなかったことから、メガドライブで築いたシェアも手放すこととなっている。

家庭用ゲーム機で専用モデムを用いてインターネット接続ができる他に、ネット対戦専用ソフトもあったが、当時のネット利用には現在より利用料金がかさむ事やモデム速度が遅かった為にあまり普及しなかった。ちなみにこのモデムはSFCのネット対戦システム「XBAND」と同じシステムであり、利用するにはモデムに専用プリペイドカードを挿入する。

セガハードで初めてスパロボシリーズが発売されたハードである。

セガサターンのバリエーション

初期型は灰色なのに対し、後の廉価版は白を主体とした配色になっており、こちらは一般的に「白サターン」と呼ばれる。他にもVサターン、Hiサターン、スケルトンセガサターンなどいくつかバリエーションが存在する。

セガサターンの次世代機

ドリームキャスト
セガ最後のコンシューマー用ゲーム機。SSよりも高性能で低コスト。更にインターネットとの接続が可能となった。ただし、SSとの互換性は持っていない。『スーパーロボット大戦α for Dreamcast』が発売されている。

シリーズ一覧

セガ系ハードで初めてスパロボシリーズが供給され、旧シリーズの流れを汲むFとF完結編が展開された。後に両作品ともプレイステーションに移植されているが、曲・音源の差、セーブのスピード差などから、バグがあるにもかかわらずSS版の方が評判は良い。

関連項目

サクラ大戦
1作目と2作目といくつかの派生作品がこの機種で発売。
電脳戦機バーチャロン
業務用で人気だった3Dロボットアクションゲームの第1作目。初めて移植された機種がセガサターンで、後にパソコンやプレイステーション2にも移植された。スパロボでは、この1作目はまだ参戦していない。ちなみに各バーチャロイドの背中にはセガサターンが装備されている。
新世紀エヴァンゲリオン
TV版でアスカが遊んでいたゲーム機である。また、当時はセガが家庭用ゲーム機でのエヴァンゲリオン関連ゲームを独占的に発売していた時期もある。詳細は不明であるが、セガが当時のスポンサーだったからという説もある。
PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD
PROJECT X ZONE』の続編。セガサターン販売促進キャラクター「せがた三四郎」が参戦している。

資料リンク