サイコミュ

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サイコミュ(Psycommu)とは、『ガンダムシリーズ』の内、宇宙世紀を舞台にした作品に登場する技術。

概要[編集 | ソースを編集]

「サイコ・コミュニケーター」の略称。

一年戦争時、ミノフスキー粒子散布下の環境において、人間の感応波による誘導兵器の精密操作を可能にすることを目的とし、ジオン公国のフラナガン機関にて開発された。

サイコミュシステムの導入によってデバイスの操作のみならず、標的の認識および攻撃など、複数の動作を同時に行うことができるようになり、ビットやファンネルといった遠隔誘導兵器の発達を促した。また、パイロットの意思を操縦系統に直接反映させることによって機体のレスポンスの飛躍的な向上も見込める。一方で機体制御そのものをサイコミュで制御すると、パイロットの精神状態によっては頓挫し、機能不全に陥りやすくなる。

時代と共にサイコミュ技術も発展していき、数々のサイコミュ兵器を装備した機体が開発されたが、コストの問題やサイコフレーム型マシーンが様々な超常現象を引き起こしたこともあって次第に問題視されていき、宇宙世紀0100年代以降はあまり使用されなくなっていった。

ただし、ラフレシアのネオ・サイコミュ・システムや、ザンネックゲンガオゾなどの存在もあることから、技術研究は一部で引き続き進められていったようである。

サイコミュシステム使用者の負荷も相当なもので、まともに扱えるのはニュータイプ強化人間のみ、例えその素養があってもマシーンを制御するための精神力がないとパイロットが圧死する可能性がある。サイコガンダムやラフレシアなど一部の機体は「人間を改造する(強化人間)」もの、ニュータイプの素養を持ったものを無理矢理マシーンの稼働条件まで引き上げる肉体・精神強化まで行う非人道的な研究も問題視され、戦争という状況がないとそのような研究もできなくなっていく。

なおインコムやバイオセンサーのようなニュータイプ能力を持たない者でも扱えるサイコミュを準サイコミュと呼んで区別することがある。ただしバイオセンサーのようにニュータイプが扱うことでより大きな力を発揮する例もあり、区別があいまいな面がある。

関連用語[編集 | ソースを編集]

ニュータイプ
ニュータイプに覚醒した人間は、サイコミュ兵器との相性が最も良い。それ故に強化人間共々、「戦争の道具」として扱われるという悲劇を生んだ。
強化人間
人工的に創りだしたニュータイプであるが、ニュータイプと同様にサイコミュ兵器を操作することが可能である。
バイオセンサー
ΖガンダムΖΖガンダム等に内蔵された生体コントローラーの一種。パイロットの意思に応じて、機体の反応速度を向上させる機能を持つ。
サイコフィールド
サイコミュを介してニュータイプの思念によって発生するフィールド。これによって、機体がバリアに覆われたり、ビーム兵器の威力が増大する等、不可解な現象が起きる。
ファンネル
ニュータイプや強化人間の感応波によって操作できる小型のビーム砲台端末。これによって、オールレンジ攻撃が可能である。
サイコフレーム
サイコミュの機能を持ったコンピューターチップを金属粒子レベルで組み込んだモビルスーツ用の特殊フレーム。多くの人間の意思を吸収し共振を引き起こすことによって、奇跡を起こしたこともある。
バイオ・コンピュータ
ガンダムF91に搭載されたサイコミュの一種。これによってモビルスーツの機能を向上させ、パイロットの感覚の鋭敏化をもたらす。
エンジェル・ハイロゥ
ザンスカール帝国の巨大サイコミュ要塞。コールドスリープ状態の数万人のサイキッカーと呼ばれる人間達で動かし、地球上の全人類を安楽死させる力を持つ非人道的極まりない兵器である。