ゴーグ

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ゴーグ
外国語表記 Gorg
登場作品 巨神ゴーグ
デザイン 佐藤元
正式名称 ドークスガーディアン・レベル21・ゼノンタイプ
分類 異星人による古代兵器
全長 13.5m
重量 12.5t
パイロット ゼノン田神悠宇(正確には操縦者ではなくゴーグにとっての守護対象)
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概要

オウストラル新島に眠っていた青色の巨大ロボット。眠っているとされたが時折姿を見せることはあったようで、旧島の住民たちは「の使い」と崇めていた。名前は鳴き声からの通称。

クラゲ型メカに襲われていた田神悠宇を助けて以降、彼を守護するかのように活動するようになり、島の奥底に隠された秘密へと導くナビゲーターとなる。

左右の胸部にはコックピットも存在するが、当初は悠宇をそのまま頭上に乗せて移動、戦闘を行っていた。そのため敵からは執拗に頭部を守る姿を不審に思われた。右側のコックピットは無人だが、左胸にはかつての主であるゼノンの遺体が保存されていた。これは悠宇との邂逅後、ハッチが解放されて間もなく崩れてしまっている。

内蔵武器などの類は持っておらず、作中では必要に応じて用意されたり敵から奪った火器の類を使用した事もあるが、戦闘スタイルは基本的に怪力を活かした徒手空拳か、相手もしくは周辺の岩や街灯を持ち上げて投擲、という原始的なもの。しかし装甲は繋ぎ目が見当たらず非常に堅牢であり、地球製の兵器の攻撃はもちろん、同系機であるマノン・ガーディアンに攻撃されてもキズがついた事どころか、ひるんだことすら無い。また、悠宇の危機に対しては両目が赤く光り、ジャイアント・ロボよろしく驚異の力を発揮する。

その正体はかつてオウストラル島に降り立った異星人による古代兵器で、正式名称「ドークスガーディアン・レベル21・ゼノンタイプ」。マノンの弟、ゼノンの専用ガーディアンだった。地球人と恋におちたマシウスを護衛するために共に仲間の元を離れたゼノンは死に際にゴーグに「マシウスとその子孫を守護する」という命令を与えており、長き時を経て島を訪れたマシウスの子孫である悠宇をその命令に忠実に従い守護していた。

ロボットアニメの主役メカでありながら本格的に登場したのが全26話中4話目と遅く、さらに主人公が操縦していないという特徴がある。そのため時に悠宇が「あっちに行ってくれ」とお願いしても聞き入れずに歩き続けることもあった。しかし、落石に潰されそうになったドリス・ウェイブを咄嗟に手を伸ばし助けるなどただ上記の命令を聞くだけのロボットでないような描写も見られた。

登場作品と操縦者

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
序盤終わり頃に参入する。メインパイロットはゴーグ自身で悠宇がサブと『UX』でのヒーローマンに近い扱い。
初期値にして装甲値2000(ちなみにマジンガーZが1900)という破格の耐久力を誇り、なおかつHP・EN回復LV1まで付いておりかなり耐える。初登場となる第11話ではNPCだが、「底力」と「ガード」のあわせ技でまず落ちない。
反面序盤は空の相手への対抗手段が乏しいのが難点。武装が追加されてからが本番。火力は非常に高く、また専用スキル「ゼノンの魂」と自前の「」も相まって単独火力は味方随一。ただし耐性系の能力がなく、また足も遅いのでPUのフォローは必須。空適応がもらえて移動力も補えるデルタプラス辺りと組んでおきたい。得意レンジの似通うガリアン重装改も候補に入る。
ちなみに地味に地上適正はSの上、宇宙適応もAなので普通に宇宙に出せる[1]
今作においてはガリアンと共に、遠い昔、クレセント銀河にいた頃のマノンたち異星人が惑星アーストと交流を持ち、互いの繁栄と平和を願い共に造り上げた兄弟機の片割れであり、アースト人の造り上げたガーディアンである、という設定になっている。
原作でもそうだが、基本的に手に持った生き物以外の物は敵に投げつけるものと思っている節があり、本作の戦闘アニメでもその辺の岩から重火器に至るまで兎に角最後には投げつけてしまう。

装備・機能

武装・必殺武器

格闘
連続で敵を殴打した後ショルダータックルで吹き飛ばす。空適応が無い為注意。
岩石投げ
地面から岩を引っこ抜き、相手に投げつける。当初はこれしか空に攻撃できる武器が無い。
ジェットブーメラン
墜落したハリアー攻撃機のウイングを投げつける。
BX』では「ウイングブーメラン」名義で登録されている。

武装

自走砲GH-105K改
通称「改造180mm砲」。悠宇の指示を受け、改造180mm砲を3連射する。
演出はOPの再現。トドメ演出で砲そのものを相手に投げつける。『BX』では正式参戦した次のステージの第13話で追加。『機甲界ガリアン』とのクロスオーバー要素で、アーストの「白い谷」で発掘されたが、重すぎて使えずにいたものを持ち出したという設定になっている。
レーザー砲
ラブル・ガーディアンのものを拾って使用。背面のスリット内に接続口があるようで、チューブをそこに繋いで発射していた。なお、ゴーグの方が出力が勝っているのか、量産型故ラブル・ガーディアンの装甲が薄かったのかは不明だが、ゴーグ使用時にはラブル・ガーディアン数機をまとめて貫通し撃破するシーンがある。最終的にはこちらも投げつけていた。

必殺技

ゴーグフルパワー
レーザー砲を3連射→レーザー砲を相手に投げつける→ショルダータックルから連続で殴打→相手を投げ飛ばしひっくり返す→改造180mm砲を至近距離から連射→改造180mm砲を叩き付けたのちフルスイングして敵をふっ飛ばす→トドメ演出に相手を猛追し勢いのまま右ストレートで粉砕、のコンビネーション技。相変わらず銃火器を撃つ以外の方法で使用する。どこか同じ青いロボットの必殺技を連想させる内容やネーミングで、原作の作風の割にかなり容赦の無い連撃である。

合体攻撃

ダブルガーディアン
隠し要素で仲間になるマノンマノン・ガーディアン(以下マノン機)との合体攻撃。
内容は二機でレーザー砲を連射→接近したゴーグが連続で殴打しマノン機へ敵を投げ飛ばす→飛んできた敵機をマノン機がニーキックで上空へ蹴り飛ばし、空中の敵機をレーザー砲連射で追撃→合わせてゴーグが改造180mm砲を3連射し、さらにジェットブーメランを放つ→攻撃を受け落下してきた敵機をマノン機が受け止め、ゴーグが右ストレートで粉砕→マノン機が至近距離からレーザー砲を連射しすでに大穴の空いた敵機を消滅させる→夕日をバックにこちらへ歩いてくる二機、そして機体と悠宇、マノンのカットインで〆。どう見てもオーバーキルである。あれだけのことをして、夕日を背にのしのしとこちらに向かってくるのでは印象が変わらざるを得ず、同じように迫ってくる地獄を想起してしまう。
なお、使用時の二人に「ゼノンといた頃を思い出す」「マシウスの血のなせる業」「ゼノンさんみたいにできたかな?」等の台詞があるのだが、上記のとおりゴーグフルパワー以上に容赦の無い連撃となっている。人類との共存を願っていた割にゼノンとマシウスの二人はどれだけ武闘派だったのだろうか…。

特殊能力

HP回復L1
EN・MP回復L1

移動タイプ

ドークス・ガーディアンは陸戦仕様なので空は飛べない。

サイズ

M

機体ボーナス

BX
  • 初期段階:装甲値+100 格闘武器+100
  • 第二段階:装甲値+125 格闘武器+150 HP+500
  • 第三段階:装甲値+150 格闘武器+200 HP+750
  • 最終段階:装甲値+200 格闘武器+300 HP+1000 移動力+1
マノン・ガーディアンと対になる構成。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

格闘・防御に長ける接近戦型。自前の装甲が高いこともあって防御能力はピカイチ。

精神コマンド

BX
不屈必中闘志覚醒

特殊スキル

BX
ゼノンの魂、底力L8、援護攻撃L1、援護防御L1、ガード全体攻撃L2、インファイトL5
典型的な受け型スーパー系。随一の防御力を誇るのはもちろん、「ゼノンの魂」は専用スキルで、気力130以上で与ダメージ+10%になる。騎士ガンダムの「光の騎士」同様当初は「???」名義だが効果自体は発揮される。
この攻撃力にして「魂」を持つため、単独火力は味方でも上位に食い込む。

機体BGM

「輝く瞳-BRIGHT EYES-」

関連機体

マノン・ガーディアン
ラブル・ガーディアン
ガリアン
機甲界ガリアン』の主役機。『BX』においては星を越えた兄弟機という設定になっている。

脚注

  1. この事は公式ラジオにて「悠宇を頭に乗せてるのに大丈夫なのか」と相沢舞氏に指摘されている。一応、今作ではゼノンのいた左胸のコクピットに悠宇を乗せて行動している(ただし惑星アーストに最初の転移を行った後、ガリアンと接触するまでは戦闘時は頭に乗せていた)。