「ゲッターロボ (ロボット)」の版間の差分

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'''ここでは『[[ゲッターロボ]]』に登場したゲッターロボについて説明する。『[[新ゲッターロボ]]』版については「[[ゲッターロボ (新)]]」を参照。'''
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== 概要 ==
 
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==== 原作TVアニメ版 ====
 
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元来は[[宇宙]]開発用に造られたが、[[恐竜帝国]]が地上侵攻を開始した際に急遽、戦闘用へと転用される。
 
元来は[[宇宙]]開発用に造られたが、[[恐竜帝国]]が地上侵攻を開始した際に急遽、戦闘用へと転用される。
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有視界操縦システムへと[[改造]]された中盤以降は[[合体]]後、機体内部に各コックピット間を繋ぐ移動用の「'''梯子'''」が形成され、この梯子を経由して負傷したパイロットの手当てや、故障箇所の応急[[修理]]などを行なう描写が多く見受けられるようになった。
  
 
数々の激戦を潜り抜けるも、最終的には[[無敵戦艦ダイ]]の前に敗北。満身創痍の本機体は、武蔵の亡骸の代わりに『[[ゲッターロボG]]』第1話で焼却された。
 
数々の激戦を潜り抜けるも、最終的には[[無敵戦艦ダイ]]の前に敗北。満身創痍の本機体は、武蔵の亡骸の代わりに『[[ゲッターロボG]]』第1話で焼却された。
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TV版と違い最初から戦闘用に開発されており、有視界操縦システムもこの時点で採用されている。
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最終決戦では武蔵が大量のメカザウルスを道連れにゲッター炉を暴走させ、自爆するという壮絶な最期を遂げた。
 
最終決戦では武蔵が大量のメカザウルスを道連れにゲッター炉を暴走させ、自爆するという壮絶な最期を遂げた。
  
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== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
どの作品でも基本的に3人のパイロットが搭乗し、自ターン中の「変形」コマンドによる3形態の自由な取り回しが可能にされている。
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どの作品でも基本的に3人のパイロットが搭乗し、自ターン中の「変形」コマンドによる3形態の自由な取り回しが可能にされている(稀に、チームとして乗り込めない、1人乗り限定のゲッターロボの参入もある)。逆に歴代シリーズを通しても、合体前のゲットマシン状態でプレイ可能な作品・状況は非常に少ない。
(稀に、チームとして乗り込めない、1人乗り限定のゲッターロボの参入もある。)
 
逆に歴代シリーズを通しても、合体前のゲットマシン状態でプレイ可能な作品・状況は非常に少ない。
 
また原作の扱いもあってか、途中でゲッターロボGに強制で乗り換えることが多く、最後までこの初代ゲッターロボを使うことのできる作品は少ない。
 
特に近作ではキャラクタ3人全員がメインパイロット扱いという要素において、システム的に高い恩恵を享受できるケースが増えている。
 
  
なお、残念ながら原作での敵である恐竜帝国が登場する作品では、通常(3人乗り)の初代ゲッターロボが使える作品は無く、原作と同じ組み合わせで戦うことは現時点では基本的に不可能となっている。
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また原作の扱いもあって、TV版準拠では途中でゲッターロボGに強制で乗り換えることが多く、『[[世界最後の日]]』準拠の場合はブラックゲッターになってしまいやすく、最後までこの初代ゲッターロボを使うことのできる作品は少ない。
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特に近作ではキャラクター3人全員がメインパイロット扱いという要素において、システム的に高い恩恵を享受できるケースが増えている。
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なお、残念ながらTV版での敵である恐竜帝国が登場する作品では、通常(3人乗り)の初代ゲッターロボが使える作品は無く、キャラクターを含めた原作と同じ組み合わせで戦うことは現時点では基本的に不可能となっている。
  
 
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:最初からゲッターチームが乗って登場。中盤、ゲッターGに交換される。
 
:最初からゲッターチームが乗って登場。中盤、ゲッターGに交換される。
 
:改造データは引き継がれるようになったが、エネルギーの4段階以上・限界の2段階以上・ゲッターレザー・ドリルパンチの各改造は、真ゲッターになった際に[[資金]]が無駄になる。
 
:改造データは引き継がれるようになったが、エネルギーの4段階以上・限界の2段階以上・ゲッターレザー・ドリルパンチの各改造は、真ゲッターになった際に[[資金]]が無駄になる。
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:本作(『S』含む)までは機体改造の際、HP・EN以外の改造段階は各形態ごとに独立しており、3形態全て強化しようとすると非常に金が掛かるのが欠点。その代わり形態ごとに伸ばす方向性を変えることができる。
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:[[スーパー系]]第1話ではゲッターロボGが[[あしゅら男爵]]に奪われ敵として登場する。中盤、ゲッターGに交換される。
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:本機及び「G」は、本作では[[サイズ]]M。
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:本作から機体改造は3形態全てで共有されるようになり、部隊の財布に優しくなった。また強化パーツも共有となったが、そのため前作のように回復パーツ専門の形態を作る運用は出来なくなった。
  
 
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:中盤、ゲッターロボGに乗り換える。
 
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:地上編の途中でゲッターロボGに乗り換える。
 
:地上編の途中でゲッターロボGに乗り換える。
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::[[周回プレイ]]の特典が変わったため強化パーツスロットは増えなくなった。
 
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:主役の一人(?)として登場。敵に説得する時の台詞(「'''きみ、いいからだしてるね。ゲッターチームにはいらないか?'''」)はシリーズ屈指の迷言。
 
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:メインシナリオでは第1章から登場。パイロットスーツ着用の『世界最後の日』風の竜馬・隼人・武蔵チームで(出典はあくまでもTV版)、TV版の恐竜帝国が敵という変り種の構成。やはりゲッターGへの乗り換えが第5章で行われるものの、大半のフリー編成ステージでゲッター1・2・3を使い続ける事は可能。
  
 
== 機体BGM ==
 
== 機体BGM ==
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*TV版第1話では『戦闘用の本物のゲッターロボ』と明言されていた。
 
*TV版第1話では『戦闘用の本物のゲッターロボ』と明言されていた。
 
*漫画家の和月伸宏氏はゲッターロボのファンを明言しており自作品にてゲッターがモチーフとなっているギミックを多数出している。
 
*漫画家の和月伸宏氏はゲッターロボのファンを明言しており自作品にてゲッターがモチーフとなっているギミックを多数出している。
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**その最たるものとして、'''「擬人化したゲッター2」'''という見た目のキャラクターを描いたが、あまりにそのまんまだったため自主規制でお蔵入りした(が、没ネタとして『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-剣心皆伝』で公開している)というエピソードがある。
 
*PSソフト『ゲッターロボ大決戦!』では他の[[ゲッターロボ (兵器)|ゲッター]]系列機に無い特徴として、ゲットマシン2機だけでも合体できるという能力を持っている。ただしその姿は各形態の下半身が無くなった不完全な人型であり、当然ながら通常の合体より戦闘能力は劣るため、特別な理由でも無い限り3機合体で運用した方がいい。
 
*PSソフト『ゲッターロボ大決戦!』では他の[[ゲッターロボ (兵器)|ゲッター]]系列機に無い特徴として、ゲットマシン2機だけでも合体できるという能力を持っている。ただしその姿は各形態の下半身が無くなった不完全な人型であり、当然ながら通常の合体より戦闘能力は劣るため、特別な理由でも無い限り3機合体で運用した方がいい。
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*先述された「形態ごとに重量が変化する」という設定については、TV版放映当時は特にこれといった理由付けはなかったが、現在は[[ゲッター線]]に関する数々のトンデモ設定が知られるようになったため、ファンの間では'''「(質量保存の法則を無視しても)ゲッターならしょうがない」'''と見る向きが多い。
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{{ゲッターロボシリーズ}}
 
{{ゲッターロボシリーズ}}

2019年6月22日 (土) 23:18時点における版

ゲッターロボ
外国語表記 Getter Robo
登場作品

ゲッターロボシリーズ

初登場SRW スーパーロボット大戦
テンプレートを表示
スペック
分類 ゲッター線使用作業用ロボット
動力 ゲッター炉心
エネルギー ゲッター線(ゲッターエネルギー)
装甲材質 ゲッター合金
開発者 早乙女博士
所属 早乙女研究所新早乙女研究所(原作漫画版)
主なパイロット
イーグル号
流竜馬
ジャガー号
神隼人
ベアー号
巴武蔵
テンプレートを表示

ゲッターロボは『ゲッターロボシリーズ』の登場メカであり、『ゲッターロボ』の主役メカ。

概要

機体概要

早乙女博士ゲッター線を平和利用して、作業(宇宙開発)用に開発したロボット(1と2はともかく3は水中を活躍の場とするため、この場合の宇宙開発とは真空の宇宙ではなく惑星を見越していたともいわれている)。

元祖TVアニメ版は上記の設定だが、その他の作品に関しては当初から戦闘用のスーパーロボットとして開発。TV版はそうでも無いが、ゲットマシン加速は常人では耐えれず、合体する事すら不可能、その為、超人的な身体能力が必要になる。しかし操縦の仕方は簡単で、車を動かすより覚えやすいとの事。

イーグル号ジャガー号ベアー号の3機が合体変形を繰り返す。合体の掛け声は「チェンジゲッター、スイッチオン」、分離の掛け声は「オープンゲット」。 ただし、漫画版はエピソードによって掛け声にバラつきが有り、桜多吾作によるコミカライズ版では「セットゲッター○○」と独自のものに改変されている。

この機体を起点とした前型と後継機は、「ゲッターロボ (兵器)」の項を参照。

構成ゲットマシン

イーグル号
ジャガー号
ベアー号

各形態

ゲッター1
空中用の形態。最もバランスが取れた形態。メインパイロットは流竜馬
ゲッター2
地上・地中用の形態。パワーは低いがスピードに優れる。メインパイロットは神隼人
ゲッター3
海中用の形態。スピードは遅いがパワーに優れる。メインパイロットは巴武蔵
スパロボでは車弁慶が搭乗する事も。

なお、いずれも同一のゲットマシン3機の組合せであるが、質量保存の法則に反して3形態それぞれ機体重量が異なる。『世界最後の日』においては重量は統一されている。

劇中での様相

原作TVアニメ版

元来は宇宙開発用に造られたが、恐竜帝国が地上侵攻を開始した際に急遽、戦闘用へと転用される。

有視界操縦システムへと改造された中盤以降は合体後、機体内部に各コックピット間を繋ぐ移動用の「梯子」が形成され、この梯子を経由して負傷したパイロットの手当てや、故障箇所の応急修理などを行なう描写が多く見受けられるようになった。

数々の激戦を潜り抜けるも、最終的には無敵戦艦ダイの前に敗北。満身創痍の本機体は、武蔵の亡骸の代わりに『ゲッターロボG』第1話で焼却された。

原作アニメではゲッター1は陸戦にも対応しており、またゲッター2も空中戦が可能でゲッター3も後半は飛行能力が追加されていた。スパロボではそれぞれ得意地形に偏っているが、これは原作無視ではなくゲーム的な調整と考えるべきだろう。

原作漫画版

TV版と違い最初から戦闘用に開発されており、有視界操縦システムもこの時点で採用されている。

最終決戦では武蔵が大量のメカザウルスを道連れにゲッター炉を暴走させ、自爆するという壮絶な最期を遂げた。

その後、完璧に修復された上でゲッター線博物館に展示されていたが、ゲッターGの強奪を機に再び早乙女研究所で運用されるようになる。

最後の出番は地球に落ちてくる隕石を破壊するために弁慶がゲッター1のメインパイロットになって大型ミサイルを両腕に一本ずつ持ち出撃している。

OVA版

世界最後の日』では1~3話にて元祖ゲッターロボが登場。デザインは漫画版をベースに独自のリファインを加えた物になっている。

登場作品と操縦者

どの作品でも基本的に3人のパイロットが搭乗し、自ターン中の「変形」コマンドによる3形態の自由な取り回しが可能にされている(稀に、チームとして乗り込めない、1人乗り限定のゲッターロボの参入もある)。逆に歴代シリーズを通しても、合体前のゲットマシン状態でプレイ可能な作品・状況は非常に少ない。

また原作の扱いもあって、TV版準拠では途中でゲッターロボGに強制で乗り換えることが多く、『世界最後の日』準拠の場合はブラックゲッターになってしまいやすく、最後までこの初代ゲッターロボを使うことのできる作品は少ない。

特に近作ではキャラクター3人全員がメインパイロット扱いという要素において、システム的に高い恩恵を享受できるケースが増えている。

なお、残念ながらTV版での敵である恐竜帝国が登場する作品では、通常(3人乗り)の初代ゲッターロボが使える作品は無く、キャラクターを含めた原作と同じ組み合わせで戦うことは現時点では基本的に不可能となっている。

旧シリーズ

第2次スーパーロボット大戦G
ゲッターチームが乗る。中盤、イベントでゲッターロボGに交換となる。
第3次スーパーロボット大戦
プロトゲッターロボから乗り換える形で登場。後半、更にゲッターGに乗換えとなるが、本作の仕様により、いずれも改造は引き継がれない。本作以降ゲッター3には弁慶が乗るのが基本になってしまった。
第4次スーパーロボット大戦S
最初からゲッターチームが乗って登場。中盤、ゲッターGに交換される。
改造データは引き継がれるようになったが、エネルギーの4段階以上・限界の2段階以上・ゲッターレザー・ドリルパンチの各改造は、真ゲッターになった際に資金が無駄になる。
本作(『S』含む)までは機体改造の際、HP・EN以外の改造段階は各形態ごとに独立しており、3形態全て強化しようとすると非常に金が掛かるのが欠点。その代わり形態ごとに伸ばす方向性を変えることができる。
また強化パーツも各形態で個別になっており、例えばゲッター1にアーマー系パーツをつけてもゲッター2及び3のHPと装甲は強化されず、変形するとHPが下がってしまう。一方でプロペラントタンクのような使い捨てパーツによる回復は(それを着けた形態でしか使えないが)3形態全てに反映される。
スーパーロボット大戦F
スーパー系第1話ではゲッターロボGがあしゅら男爵に奪われ敵として登場する。中盤、ゲッターGに交換される。
本機及び「G」は、本作ではサイズM。
本作から機体改造は3形態全てで共有されるようになり、部隊の財布に優しくなった。また強化パーツも共有となったが、そのため前作のように回復パーツ専門の形態を作る運用は出来なくなった。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
ゲットマシン分離可能になった。次作のCOMPACT2第2部で不参戦となったため、20世紀のスパロボシリーズとしては本作で最後の参戦となった。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
ゲットマシン合体攻撃が付いた。回避時のアニメでオープンゲットを見せてくれる。
スーパーロボット大戦α外伝
1人乗りゲッター1のみ登場。原作の敵である恐竜帝国と初対決。
第2次α以降はブラックゲッターに改造される為、登場しない。

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
世界最後の日』準拠で登場。不参戦だったLで初参戦をした『獣装機攻ダンクーガノヴァ』と『マクロスF』と初共演でLの初参戦の2作品が御三家マジンガーガンダムシリーズゲッターロボシリーズ)と共演をした事になった。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
中盤、ゲッターロボGに乗り換える。
スーパーロボット大戦COMPACT2
ゲッターロボGの乗り換えなどもあり第1部のみの出演。空適正Bのスーパーロボットが多い中、ゲッター1は空適正Aなので小回りの利くスーパーロボットとして活躍できる。
スーパーロボット大戦IMPACT
地上編の途中でゲッターロボGに乗り換える。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
2周目以降強化パーツスロットが全機体4つになるため、3人乗りのゲッターロボは最終的に12個ものパーツを付けられる。
スーパーロボット大戦A PORTABLE
周回プレイの特典が変わったため強化パーツスロットは増えなくなった。
スーパーロボット大戦D
『世界最後の日』準拠で登場。ゲッターチームで乗り換え可能。プロローグの1人乗りゲッターロボ3機にも改造を引き継ぐ。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander

単独作品

スーパーロボット大戦
主役の一人(?)として登場。敵に説得する時の台詞(「きみ、いいからだしてるね。ゲッターチームにはいらないか?」)はシリーズ屈指の迷言。
スーパーロボット大戦リンクバトラー
スーパーロボット大戦64
敵は百鬼帝国だが登場。マジンガーZとの合体攻撃「ツインビーム」が強力。序盤~中盤のボスキラーとなれる。
スーパーロボット大戦X-Ω
メインシナリオでは第1章から登場。パイロットスーツ着用の『世界最後の日』風の竜馬・隼人・武蔵チームで(出典はあくまでもTV版)、TV版の恐竜帝国が敵という変り種の構成。やはりゲッターGへの乗り換えが第5章で行われるものの、大半のフリー編成ステージでゲッター1・2・3を使い続ける事は可能。

機体BGM

「ゲッターロボ」
OPテーマ。『ゲッターロボ』、『ゲッターロボG』準拠での戦闘BGMとして採用。
「合体!ゲッターロボ」
EDテーマ。SCで採用。
「HEATS」
世界最後の日』準拠での戦闘BGM

関連機体

ブラックゲッター
世界最後の日』に登場した、初代ゲッターを改造した機体。
プロトゲッターロボ
ゲッターロボG
真ゲッターロボ
ゲッターロボ (新)

余談

  • 名前の由来はサッカーにおけるポイントゲッター。
  • TV版第1話では『戦闘用の本物のゲッターロボ』と明言されていた。
  • 漫画家の和月伸宏氏はゲッターロボのファンを明言しており自作品にてゲッターがモチーフとなっているギミックを多数出している。
    • その最たるものとして、「擬人化したゲッター2」という見た目のキャラクターを描いたが、あまりにそのまんまだったため自主規制でお蔵入りした(が、没ネタとして『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-剣心皆伝』で公開している)というエピソードがある。
  • PSソフト『ゲッターロボ大決戦!』では他のゲッター系列機に無い特徴として、ゲットマシン2機だけでも合体できるという能力を持っている。ただしその姿は各形態の下半身が無くなった不完全な人型であり、当然ながら通常の合体より戦闘能力は劣るため、特別な理由でも無い限り3機合体で運用した方がいい。
  • 先述された「形態ごとに重量が変化する」という設定については、TV版放映当時は特にこれといった理由付けはなかったが、現在はゲッター線に関する数々のトンデモ設定が知られるようになったため、ファンの間では「(質量保存の法則を無視しても)ゲッターならしょうがない」と見る向きが多い。