グリシーヌ・ブルーメール

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グリシーヌ・ブルーメール
外国語表記 Glycine Bleumer
登場作品 サクラ大戦
声優 島津冴子
デザイン 藤島康介(原案)
松原秀典
種族 地球人(フランス人)
性別
生年月日 1909年4月18日
年齢 16歳(3)
17歳(4)
出身 フランス
身長 161 cm
体重 46 kg
髪色 金色
瞳の色 青色
血液型 B型
所属 巴里華撃団
役職 巴里華撃団・花組隊員
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概要

『サクラ大戦』シリーズのヒロインの1人。

バイキングとして名高いノルマンディー公爵家の血を引くフランス有数の貴族、ブルーメール家の一人娘。父はアルベール・ブルーメール。

グリシーヌはブルーメール家の跡継ぎとして、幼い頃よりメイド長タレブーをはじめとする様々な教師陣から英才教育を受けた。また、叔父リシャールの影響で「貴族は民を守る為に戦わなければならない」という考えを抱いており、彼女は強さと気品を兼ね備えた誇り高い令嬢として立派に育った。人生修行の一環として親元を離れ巴里のモンマルトルに構えられたブルーメール邸にタレブーと88人のメイド、そして昔からの親友である北大路花火と共に暮らしている。

1924年11月に当時既に巴里華撃団・花組の隊員であったエリカ・フォンティーヌと出会い、市内の博物館に怪物が発生した際には共に霊力を駆使してこれを撃退、人々を魔から守る秘密部隊の存在を知り参加する決意をした。

上記の通り、その性格は力強い上にプライドが高く、何より荒々しい。大神一郎が巴里花組の隊長に就任した際にもその能力を疑問視し、彼に決闘を申し込んだ。グリシーヌは決闘に勝利し大神を一時的に自邸の召し使いとするが、その出来事を切っ掛けに心技体に秀でた彼の本当の実力を知り、隊長として認めるようになった。

ブルーメール家に伝わる戦斧による戦いを得意とし、日常生活においても常に携帯している。相手との会話の際にも戦斧を取り出し、凄みを利かせる場合もままある。尚、そのイメージとは裏腹に所々で年頃の少女らしき振る舞いを見せる事も。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

X-Ω
自信激怒激闘

アビリティ

X-Ω
  • 光武F2 (グリシーヌ機)(ファイター)
アビリティ 効果〈通常〉 効果〈アリーナ〉 備考
ブルーメール家の令嬢 防御時のダメージ軽減率大アップ 攻撃力、CRTダメ50%、命中率、防御確率100%アップ。さらにバトル開始時、最大HPが12000アップ
貴族の誇り 全ての攻撃のダメージを軽減。さらに攻撃時、敵の装甲を一部無効化する 自分と、後方1マスの味方ユニットの受けるダメージを30%軽減し、敵からの行動ゲージ減少を無効化する
麗しの海賊娘 敵に1回攻撃を当てるごとに攻撃力、装甲アップ スロウ、スタン、暗闇、必殺封印状態にならない [1]
バイキングの血脈 1回ダメージを受けるごとに装甲大アップ、攻撃力アップ 自分のタイプと同色コアをバトル開始時に2つ所持

人間関係

大神一郎
上司。当初は大神の実力を認めていなかった。その後、彼こそがブルーメール家が探し求めている「完全無欠の花婿」ではないかと考えるようになる。
エリカ・フォンティーヌ
同僚。同じく巴里花組の初期メンバーであり、仲が良い。エリカの理解者でもある。
コクリコ
同僚。幼すぎるという理由で、コクリコの入隊には反対だった。
ロベリア・カルリーニ
同僚。悪党という事で軽蔑しているが、実は互いに似た所が多い。
北大路花火
同僚。昔からの親友。花火の過去の悲劇にも、不幸ながら立ち会っている。
迫水典通
上司。巴里華撃団が結成される遥か以前、ある目的でブルーメール家に接触してきた迫水に出会っている。因みに、その時の第一印象は「胡散臭い」。
アルベール・ブルーメール
父。1人の貴族としても尊敬している。SRW未登場。
リシャール・ブルーメール
叔父。当初は彼の性格を軟弱であるとしていたが、後に考えを改める。肉親以上の感情を抱いていた。SRW未登場。
タレブー
ブルーメール邸のメイド長でグリシーヌの育ての親のような存在。心配をかけさせまいと、巴里華撃団の存在だけでなく、シャノワールで踊り子として働いている事も彼女には隠しているが、彼女はその事実を知っており、グリシーヌの意を汲んであえて知らない振りをしている。実は家事をする時だけ光武を操縦できるレベルの高い霊力を発揮する特異体質。SRW未登場。
ローラ
ブルーメール家に仕えるメイドの一人。SRW未登場。

名(迷)台詞

「目障りなのは貴公らだ!いますぐに失せろ!」
『3』にて、グラン・マのパーティに客人として招かれていた大神を「黄色いサル」と侮辱した貴族達に対して怒りを込めた一言。
例え相手が誰であろうと、筋が通らなければ毅然とした態度を取るという芯の強さが見て取れる。同時に、愚弄されても戦おうとしなかった大神の事もこの台詞の後に叱責しており、誇り高くも荒々しい気性が浮き彫りとなっている。
「見よ!この私の姿を!!」
『3』にて、レビュー用の衣装を大神に披露した際の台詞。
この後すぐに顔を赤らめて「み、見るな!」と言っており、大神に「見ろって言ったのはグリシーヌじゃないか」と突っ込まれている。最も、グリシーヌからすれば「汚らわしい目で見るなと言っている!」との事だそうだが…。
「ふん、ずいぶんとむさくるしいメイドだな。」
『3』にて、グリシーヌとの決闘に負け、一時的に彼女の屋敷で召し使いとして働く事になった大神への台詞。
仮にも隊長に対して酷い言い草だが、本当にその通りの見た目をしているので仕方がない。
「……日本の男は強いな。それがサムライと言うものか……」
『3』にて、斧を向けられたにも関わらず一歩も引くことのなかった大神に対し、笑顔を向けての一言。
この一件以来、グリシーヌは大神への見方が少しずつ変わっていき…
「この身がいくら汚されようと、心まで汚されない限り……私は貴族の誇りを捨てない。」
「あの男が……私にそれを教えてくれたのだ。真の貴族たる心というものを!!」
『3』にて、他の貴族達を助ける為に地下牢の下水に飛び込み、怪人レオンに攻撃を受け光武の中に浸水しつつも気丈にこう答える。
「かわいいっ!!」
『3』のデートイベントにて、ウサギの親子を見つけた際の反応。
テキストとしてはそれ程でもないが、声色は普段の落ち着き払ったそれとは全く異なり、まさに黄色い声という表現が相応しい。流石に本人も恥ずかしかったのか、「いや……あ…………などと言うのだろうな、エリカやコクリコなどは。」と誤魔化している。
因みに、ウサギ型怪人のシゾーに対してはこういう反応はせず、ウサギだったら何でも良いという訳ではないらしい。
「こ、こんな女子供の食すもの…」
『ミステリアス巴里』にて、パフェを口にしながらの台詞。
口ではこう言いつつも、顔は照れており、本来の女性らしい一面が描かれている。

搭乗機体

光武F2 (グリシーヌ機)

余談

  • 担当声優である島津冴子氏はグリシーヌに強い思い入れがあり、セガホールディングスの協力を受けた「巴里の楽屋」という半オフィシャルイベントを2011年より開催、共演者に北大路花火役の鷹森淑乃氏、巴里に限らず帝都や紐育からも多数のゲストを招く等、精力的に活動している。

脚注

  1. 『3』第3話のタイトルと同じ。