「クロスボーン・ガンダムX3」の版間の差分

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:地球からの大気圏離脱の際に左腕に増設された装備。SRWでは登場していない。原作でも、大気圏を突破した後、いつの間にか外されていた。明らかにIフィールドと干渉しそうである。
 
:地球からの大気圏離脱の際に左腕に増設された装備。SRWでは登場していない。原作でも、大気圏を突破した後、いつの間にか外されていた。明らかにIフィールドと干渉しそうである。
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:実際には装備されていないはずだが、単行本4巻表紙のX3はこれを振るっている。
 
:実際には装備されていないはずだが、単行本4巻表紙のX3はこれを振るっている。
  

2019年7月17日 (水) 19:56時点における版

クロスボーン・ガンダムX3
登場作品

ガンダムシリーズ

初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦α
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 外惑星対応型モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 XM-X3(F97
頭頂高 15.9 m
本体重量 9.5 t
全備重量 24.8 t
動力 核融合炉
ジェネレーター出力 5280 kw
スラスター推力 25 t×4(最大30 t×4)
アポジモーター 34
装甲材質 ガンダリウム合金ハイセラミック複合材
開発 サナリィ
所属 クロスボーン・バンガード
主なパイロット トビア・アロナクス
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クロスボーン・ガンダムX3は『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の登場メカ

概要

サナリィが開発した宇宙海賊クロスボーン・バンガードの所有する試作型モビルスーツ。クロスボーン・ガンダムの3番機である。頭部の形状や装備の一部が1号機2号機と異なっており、また、胸部装甲がより厚くされるなど、より接近戦を意識した機体となっている。だが、本機は実験機としての色が濃く、かなり扱いが難しい機体となっている。

劇中では補給物資の1つとしてシェリンドン・ロナが持ってきた機体であり、元々は運用データを基にエースパイロット(キンケドゥか?)が搭乗することを前提として配備されたと思われる。しかし、成り行きからほとんど素人同然のトビアが乗り込むことになり、そのまま出撃している。だが、彼は機体の性能とニュータイプとしての高い資質により、また追い詰められると実力を発揮し、機転を利かせる戦法を使用することで、この機体(特に、扱いの難しいムラマサ・ブラスターやIフィールド)を上手く使いこなしてみせた。その結果、エレゴレラアビジョトトゥガノーティラスなどの木星軍MSMAを撃破するなどの戦果を挙げている。最後はドゥガチの乗るMAディビニダドと交戦し、ほとんど相打ちのような形で大破している(トビアはコア・ファイターで脱出)。その後、本機の予備パーツは月のサナリィの研究施設に厳重に保管され、『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』でスカルハートの修復に使用された。

3機のクロスボーン・ガンダムの中では最も短命であり、実働時間僅か一月足らずで大破、爆散している。乗っていた頃のトビアは扱いにくさやデリケートさについて愚痴っていたが、3年後にX1の補修に部品を再利用した際「俺のX3」と述べるなど、なんだかんだで愛着を持っていたようだ。

尚、本来の3号機はクロスボーン・ガンダムX-0(SRW未登場)が該当し、本機は4号機として予備用の実験機という扱いであったが、X-0が行方不明になったことで形式番号が繰り上げられ、本機が3号機として登録されることになったことが『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』(SRW未参戦)で判明した。

登場作品と操縦者

クロスボーン・ガンダム自体の参戦が少ない事もあるが、久々に参戦した近年の作品でも原作終了後~鋼鉄の七人以降の設定で既に大破して失われている為、王道で登場したのは第2次αのみと主人公が最後に乗り込むガンダムにしては微妙に不遇なガンダム。

αシリーズ

第2次スーパーロボット大戦α
初登場作品。原作同様にシェリンドンが持ってきて、トビアが奪取する形になっている(後に正式に受領する)。ムラマサ・ブラスターのビーム刃展開方法がGジェネシリーズと異なっている。ラストでは原作とは違い、大破しないまま、トビア個人にプレゼントされた。性能的には、全体攻撃を持たず、対ボス戦に特化した仕様となっている。…何故か、最大火力がX1に劣る。CT率では優っているものの、初期パイロットのトビアは技量が低くそのままでは本機の性能を活かせない。
ムラマサ・ブラスター(射撃)が小隊攻撃としては全ユニット中屈指の攻撃力を誇るので、小隊員に徹するのもアリ。
クロスボーン・ガンダムX1、X2と違う独自のフェイスパーツを装着しているのだが、モーションを流用しているためか一部モーション中に突然X1のフェイスパーツになってしまうのが残念。
なお、本作では3機のクロスボーン・ガンダムはアナハイム・エレクトロニクスが製作したことになっている。

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
2016年11月のイベント「僕らのヒーロー」にて実装。SSRシューター。2017年3月のイベント「じぶんらしくあるために」にて大器型SSRアタッカーが、2019年7月にΩスキル搭載大器型SSRファイターが追加。
シューター版は何故か原作では一度も使っていないバスターガンが通常武装。攻撃のヒット数に応じて攻撃力をアップさせるアビリティ「人間の矜持」が生きる長期戦向けユニット。原作でボス級の敵を多く相手取った再現か、ボスWAVE時に能力が大幅にアップするアビリティ「宇宙海賊」も所持。
しかし、トビアはダメージ増加系の精神スキルを持たず(ラインナップは閃き根性直撃)、せっかく上昇した攻撃力も生かしにくい。また必殺技も前進し格闘攻撃するダッシュ系のため、自陣からの攻撃が主な役割であるシュータータイプの役割と噛み合っておらず、性能面では不遇な点が目立つ。
アタッカー版も、原作では一度も使っていないビームザンバーが通常武装。「人間の矜持」「宇宙海賊」が外れて「Iフィールド・ハンド」「セーフティ解除」と入れ替わった。「セーフティ解除」は「宇宙海賊」の上位互換的なアビリティで、大器型のパラメータもあってボスWAVEではスペック以上の性能を発揮してくれるが、機体性能と精神の噛み合いが悪いのは相変わらず。
ユニットシナリオでは、キンケドゥのX1と共にティターンズの残党を殺さずに全滅させている。ディビニダド戦を生き延びたのか、それともロールアウトが原作より早かったのだろうか?

装備・機能

武装・必殺武器

武装

バルカン砲
頭部に2門内蔵。
ガトリング砲
X3に追加された武器。胸部前面に装備されている。
シザー・アンカー
前部スカートが変形することで使用可能になる装備。本体とチェーンで繋がっている。敵機を捕獲するときに使うほか、投げた武器をこれで掴んで攻撃するといった使い方もされている。X3では使われなかった。
ヒートダガー
脚部内に収納され、脚部スラスターの余剰熱で瞬時に加熱する。脛から取り出し手に持つ事も可能だが、足の裏から刃だけを出した状態で蹴りつけたり、ダガーそのものを足の裏から射出したりことも多い。
Iフィールド・ジェネレーター
ブランド・マーカーの代わりに左右前腕部に装備されている。別名、「Iフィールド・ハンド」。Iフィールド展開中はビームを完全に無効化し、ムラマサ・ブラスターすらも受け止められる(ゲームでは射撃系のビーム攻撃しか防げないが)。しかし、Iフィールドを展開可能な時間は105秒で、その後の冷却に120秒を必要とする。つまり、理論上は左右で210秒間はビームに対して完全に無敵だが、その後、15秒間は完全に無防備になってしまうという弱点があるということになる(当然、腕を動かすことなどによって生じる時間的な誤差はあるが)。
要するに、フィールドのない約15秒間は自分の力でしのぐしかなく、しかもX3はブランド・マーカーを装備していないため攻撃はすべて回避しなければならない。この弱点のカバーをパイロットの技量に任せた仕様にはトビアも「実験機だと思って無責任なもんを」と怒っていた。
また、ビームに対する防御力は高いものの実弾兵器には効果が無いため、実弾に対する防御力はX1やX2に劣る。
物語のラストで、両手のIフィールドを同時展開してディビニダドのメガ粒子砲の砲門に特攻してX3もろともディビニダドを大破させた。この攻撃はSRWでは再現されていない…そもそも攻撃かどうかも怪しいものだが。
ビームサーベル
両肩に装備された武器。装備状態のまま、ビームバルカンおよびビームガンとして使う事もできる。
第2次αではトトゥガ戦で行った「相手に突き刺し、柄を拳でぶん殴って叩き込む」戦闘パターンになっている。
ビームバルカン
両肩にマウントされた状態のビームサーベルから発射される。また、ビームガンとして撃ち分けが可能。バルカン砲と一斉射して使われる事が多い。SRW未実装。
ビームザンバー
左腰にマウントされる粒子加速式のビームサーベル。敵のビームシールドごと切り裂く威力を持つ。名前の由来は「斬馬刀」から。カラスとの戦闘時に構えているシーンはあるが、次の場面ではムラマサ・ブラスターに持ち替えていた。
バスターガン
右腰にマウントされるビームピストル。威力はあまり高くない。X3は一度も使っていない。
ムラマサ・ブラスター
刀身の左右に配された14本のビームサーベルと、切っ先に配された1門のビームガン(ビームサーベル兼用)を装備した、七支刀のような武器。ビームサーベルとしての破壊力は高く、ビームザンバーと同様、ビームシールドごと敵機を切断することができる。これを防げるのは本機のIフィールドのみ。トビアがX3を強奪したときに置いてあったものを掴んで持ってきたが[1]、セーフティが外れていなかったためにビームが発振せず、そのままの状態で敵機を殴りつけていた。その後、ドゥガチの駆るMA・エレゴレラによってセーフティが解除され、初の出力時には敵が柄を握っていたという情けない幕開けとなる。
役割的には大型の射撃兵器を格闘戦時に強力な格闘兵器としての役割もできるよう設計されたもので、クロスボーン・ガンダムX2のバスターランチャーの上位互換の兵器を目指したものである。
SRWでは剣全体にビームが展開されるが、Gジェネシリーズでは剣先からビームサーベルのように展開される形になっている。後者は原作最終決戦時で核ミサイルの信管を切り落した攻撃の再現であり、ほとんどの場合前者で使われる(ただし、14本のサーベルとビームガンの同時起動はしていないが)。通常攻撃版は射程1固定であり、換装で射程を延ばすことが出来るX1やX2のビームザンバーに比べるとやや使い勝手は劣る。
ムラマサ・ブラスター(射撃)
別名「ブラスター・ガン」。ムラマサ・ブラスターのビームガンをそのまま射撃兵装として運用したもの。設定上は腰部のハードポイントに装着したままの使用が可能で、本体から直接供給されるエネルギーを上乗せして更に強力なビームを撃てる。
原作ではエレゴレラへのトドメに、ブラスター本体を突き刺してからの発砲という射撃兵装らしくない使い方をされており、これがほぼ唯一の使用シーンである。

合体武器

ザンバスター
ビームザンバーとバスターガンを結合させたビームライフル。X3は似た機能を持つムラマサ・ブラスターがあるのでほとんど使用せず(とはいえムラマサ・ブラスターもライフルとしての使用はしてないのだが)、最終決戦時に戦艦からの攻撃を迎撃し、ジュピトリス9を破壊する際にグレネードランチャーを使った程度。カラスとの対決時にも持っていたのだが、その後いつの間にかなくなっていた。
グレネードランチャー
ザンバスターの銃口に装着して発射する実弾兵器。他にも小型核弾頭を含む各種弾頭の発射が可能となっている。X3が最終決戦時にザンバスターを装備したのは核弾頭を使うためと言っても過言ではない。

オプション装備

オプション型ブランド・マーカー
地球からの大気圏離脱の際に左腕に増設された装備。SRWでは登場していない。原作でも、大気圏を突破した後、いつの間にか外されていた。明らかにIフィールドと干渉しそうである。
スクリュー・ウェッブ
実際には装備されていないはずだが、単行本4巻表紙のX3はこれを振るっている。

必殺技

ムラマサ・ブラスター(連続攻撃)
ムラマサ・ブラスターを用いた連続攻撃で、X3の必殺技扱い。おそらくノーティラスにトドメを刺した攻撃の再現と思われる。CT率こそ高く射程も1長いものの、X1のビーム・ザンバー(連続攻撃)より攻撃力が100劣る。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動する。
Iフィールド(X3)
腕部Iフィールド発生器を使用して、ビーム攻撃によるダメージを軽減する。原作のような時間制限は無い。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

機体BGM

「クロスボーン・ガンダム」

対決・名場面

エレゴレラ
X3初の実戦相手。トビアの腕前がまだまだシロウトに毛が生えた程度のものだったため、かなりX3の性能に頼った勝利となる。特にIフィールドがなければ確実にやられていた。ただ、気迫では確実にトビアの方が上回っていた。
死の旋風隊
地上に降りてからの初の戦い。双方ともに慣れない地上戦だったが、先に10日間を地上で過ごしたアドバンテージか、いち早く地上戦に対応したトビアが互角以上の戦いを見せ、最終的にキンケドゥの援護もあって勝利を収める。
ディビニダド
最終決戦。Iフィールド等を使っての相打ちに近い勝利だが、エレゴレラ戦と違い、トビアがX3の性能に「頼った」のではなく「生かした」戦いをした末での勝利。ムラマサ・ブラスターの一番先端部分のサーベルを使って、ディビニダド搭載の核ミサイルの弾頭のみを切り落とすという離れ業をやってのけた。

関連機体

クロスボーン・ガンダムX1
クロスボーン・ガンダムX1パッチワーク
中破したX1改・改をX3のパーツで改修した機体。構成部品の殆どがX3の為、武装は大体同じ。SRW未登場。
クロスボーン・ガンダムX2
ガンダムF91
ガンダムF90
クロスボーン・ガンダムX0
X1、X2に続くクロスボーンの試作3号機。本来はこちらがX3のナンバリングを得るはずであり、X0(エックスオー)は開発コード。銀色のカラーリングベラ・ロナの搭乗を前提として開発されていた。公式には存在しない機体として扱われている。マザー・バンガードに搬送する途中で輸送船が事故で難破し、発見されたのは20年後の「Vガンダム」の時代であった。
アマクサ
鹵獲したX2を元に、木星の技術で再現を試みた試作MS。

脚注

  1. 元々X3用の武装であったかも不明で、一説ではX1用の追加武装とも言われている。

資料リンク