ギャスパル・ギラン

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ギャスパル・ギラン
外国語表記 Gaspard Gillan
登場作品

バンプレストオリジナルOGシリーズ

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プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 老年
所属 地球連邦軍統合参謀本部
軍階級 元帥
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ギャスパル・ギランは「OGシリーズ」の登場人物

概要[編集 | ソースを編集]

地球連邦軍元帥。

恒久的な平和などありえず、軍が存在していくためには常に「敵」がいることが相応しいという考えを持っている。ガイアセイバーズ司令官として台頭してきたアルテウルを警戒しており、互いに腹の探りあいを繰り返していた。反逆者となった鋼龍戦隊に対しては、身内として庇う一方、万一の場合は切り捨てることも辞さないリアリスト。

一方、孫を可愛がる子煩悩な一面もある他、なかなかにシャレの効いた言動も見せる。オペレーション・レコンキスタの命名は彼によるもの。なかなか優雅な生活を送っているらしく、「トゥールダルジャン」(1582年創業、パリのレストラン)や「ディケムのソーテルヌ」(最高級の貴腐ワイン)から彼の暮らしぶりが垣間見える。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

OGシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦OG
かなり目立ち、下手な自軍キャラより出番が多い。鋼龍戦隊に対しては追撃命令を出すものの、同時にジェイコブを通じて非公式の独立遊撃部隊として扱い、アルテウルを牽制する。
スーパーロボット大戦OG 告死鳥戦記
第8回より登場。グライエンによるクーデターを前にカルロに接触し静観するよう命令を出す。グライエンのクーデターが成功しようと、失敗しようとそして短命に終わろうと自分の立場が揺るがないために各基地司令に接触していた。通信で指示するのではなく自らの足でそれを伝えるあたり、彼の行動力には驚かされる。
スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
前作に比べると出番は控え目。序盤においてカルヴィナ・クーランジュの軍複任を指示しており、これを聞いたリオは「究極のトップダウン」と驚いていた。

人間関係[編集 | ソースを編集]

ダニエル・ハウエル
副官的存在。基本的に彼とペアで登場する。
ジェイコブ・ムーア
グラスマン事故死以降も彼を通じ、鋼龍戦隊をバックアップする。
アルテウル・シュタインベック
対立する存在であり、鋼龍戦隊を通して出方を窺う。逆に言えば、アルテウルにとってギャスパルは優秀であるが故に行動を予測しやすい相手でもあったが。
グライエン・グラスマン
ミッション・ハルパー決行を察知していたらしく、体制の維持を図った。大統領のお手並み拝見とばかりにガイアセイバーズの行動を掣肘するようなことはなかったが、さすがに暗殺されるとは予想外だっただろう。
カルロ・サッキ
彼にクーデターを静観するよう言うためにわざわざ自らやってきた。

名台詞[編集 | ソースを編集]

特次副大統領殿が手の内を見せてくれると言うのだ。我らはエスプレッソでも飲みながら、季節外れのクリスマスを楽しめばいい」
「こちらの予算を圧迫せず、新兵器の実験が出来る上にゲストとも積極的に戦ってくれるというのだ。ありがたい話ではないか」
ゲストの襲撃を機に華々しいデビューを飾るガイアセイバーズを傍観する。後者は「地球を守る剣」より。軍の体面を気にするダニエルとは対照的。なお、「季節外れのクリスマス」は、ガイアセイバーズ拠点のグランド・クリスマスや、その旗艦であるエア・クリスマスに掛けたものだろう。
「この世界に完全な平和など成立せんよ。それに、軍隊は敵と戦い、勝利を収めることと同等……あるいは、それ以上に困難な課題を抱えている」
「敵対者の根絶は、自らの足場を危うくすることにつながるのだよ、ダニエル」
敵がいてこそ軍は存在意義を保てるという彼の持論。「力を振るうべき相手が消えれば、その力を持つ者が危険視される」ということだが、実は深読みするとスパロボどころか大半の戦闘ものに当てはまってしまう。事実、近年の作品では終戦後に自軍部隊が解体されるケースが多い。『狡兎死して走狗烹らる』とはこのことをいうのだろう。
「こちらにも特効薬がある。鋼龍戦隊以外の駒……カルロやエッケハルト達が準備を進めているのだろう?」
ダニエルに対して。ゲームだけだとさっぱりわからないが、外伝作品「告死鳥戦記」の主人公たち「FDXチーム」のことである。その「告死鳥戦記」の最近の展開にはギャスパル他、ゲームでは第2次OGが初登場となったキャラクターも登場するので、気になる方はご覧いただきたい。
ギャスパル「そうだ。君がパイプ役となってやれ。ただし、追撃の手は緩めんぞ」
「また、私は彼らの行動に関与せん。何せ、こちらの手を離れた反逆者のやることだからな。……理解したか、ジェイコブ?」
ジェイコブ「ええ……テープが消滅しそうな話ですな」
ギャスパル「君は00セクションの方だろう?」
保身を図りつつも鋼龍戦隊をアルテウルへの対抗手段として温存させる。
なお「テープが消滅」は『スパイ大作戦』、「00セクション」は『007』がそれぞれの元ネタ。情報部であり、かつ007と同様女好きであるジェイコブの性格にかけた遣り取りとなっている。……我々プレイヤー視点でも長寿シリーズである二大スパイドラマはこの時代まで存続しているのだろうか(「旧世紀の古典作品」としての知識である可能性もあるが)。
「……機械仕掛けの星の次は、空中庭園か。出し物に事欠かんな」
浮上したバラルの園を評して。実に肝が据わっている。
「フン……随分と手の込んだプロモーションだ。来年のカンヌに招待されるぞ」
直後にメッセージを送ってきた孫光龍に対して。この台詞から察するにカンヌ国際映画祭は新西暦時代も開催されているようである。
「確かに、ルイーナバラルは大きな脅威だ。我々人類は存亡の危機に瀕していると言えよう」
「だが、このような局面で我らと足並みを揃えぬ体制側の戦力は……いや、アルテウル・シュタインベックは……」
「やがて、人外の敵に次ぐ脅威になり得ると考えているのだよ」
協定にも拘らず鋼龍戦隊を襲撃してきたガイアセイバーズに対して。彼なりの嗅覚でアルテウルの危険性を見抜く。
「姿形が似ていると言えど、彼等は地球人に非ず。つまり、連邦法の範疇外だ」
「化学兵器を使用しても、法解釈における問題はない」
OGMD第40話「死線上のハガネ」にて、最終手段として致死性の化学兵器を使うことを決意、その為の装置をヒリュウ改に取りに来させることを命令する。まるで第2次αA三輪長官のような言い草だが、先にヘルルーガを打倒すれば、化学兵器使用はしないとの言質を与えるあたりは彼よりは物分かりがいいところがある。