ギム・ギンガナム

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ギム・ギンガナム
外国語表記 Gym Ghingham[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

声優 子安武人
デザイン 安田朗
初登場SRW スーパーロボット大戦α外伝
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人ムーンレィス
性別
所属

ムーンレィス

役職 総司令官(御大将)
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ギム・ギンガナムは『∀ガンダム』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

ムーンレィスの武門を司るギンガナム家の総領にしてギンガナム艦隊の司令。の首都ゲンガナムは彼の祖先の功績を讃えて命名されている。常に帯剣し、自分が武門の人間である事に強烈なプライドを持っており「月の侍」と自称する。

ギンガナム艦隊は戦いの無かった2500年の間、演習のみを繰り返しており、ギンガナムは自身の力を見せる為に戦いを切望していた。その強い自信とムーンレィスにとって異端である闘争心は、他人に対しての高飛車な物言いや傲慢な態度、そして独特の口調に表れている。しかし、その内面にはやはり女王ディアナ・ソレルへの強い忠誠心が存在し、地球侵攻も自分を顧みないディアナへの意趣返しでもあったようである。また、ターンXに搭乗していないときは冷静な戦略家・指揮官としての一面も見せている。

月のマウンテンサイクルで発掘したターンXに導かれるようにロラン・セアック∀ガンダムと戦い、最後はロランと生身で剣を交える。刀を折られた状態でなお食い下がり、ロランの手首を返したものの、∀とターンXの発した糸状の物質に取り込まれ、2機のターンタイプともども封印された。

内面にはディアナへの強い忠誠心を抱き続けていたが、最終的に武門のプライドと湧き立つ闘争心を優先させてしまった事から、道義的な「侍」とは呼び難く、ただの武闘派、あるいは乱世の戦士に憧れた人物だったといえる(いわゆる成熟期の武士道思想においては、侍とは、私的な感情よりも体制中の忠義を優先させる)。もっとも、忠誠心が強かったからこそ、戦争という活躍できる舞台で完全無視を決め込まれるという武門たる誇りを軽んじたディアナへの絶望も相当だったと思われる。

ただ、第一印象として有名な戦闘狂の一面はターンXの起動を境に表面化し始めたこと、正暦のモビルスーツには標準仕様でサイコミュが存在すること、搭乗時の言動などを考えると、ターンXに搭載されていたサイコミュが精神に影響を及ぼし、取り込まれてしまったのではないか?という考察もある(バンシィ・ノルンのアームド・アーマーXCの原型である「ナイトロ」がイメージとしては近い)。

部下からは「御大将」と呼ばれており、ファンからもその呼び名で親しまれている。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

登場回数は少ないもののターンX黒歴史の設定、そしてそのキャラクターの濃さもあってか物語中でも絶大な存在感を放ち、他作品のキャラクターとの特殊戦闘台詞も豊富に用意されている。シャイニングフィンガーネタはある意味お約束。『機動武闘伝Gガンダム』のドモン・カッシュ東方不敗マスター・アジアとの共演が長年待ち望まれているが、現在のところスパロボでは実現していない。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α外伝
初登場作品。原作通りターンXに乗ってくるが、「ターンタイプ同士の激突の際にもターンXに乗っていた」という設定のため「実戦経験皆無」という欠点は艦隊に対してはともかく、ギンガナム自身には当てはまらなくなっている。DVEが多く、原作再現はもちろんクロスオーバーも非常に豊富。初戦闘時にはガロードガンダムダブルエックスに対して啖呵を切り、今作では戦友であり後に冷凍刑に処したジャミル相手に皮肉を言い、アムロクワトロに対して黒歴史に関する問答があり、受け手もボイス付きで返答するなど非常に気合が入っている。戦闘時のセリフもガンダムシリーズ作品で満載。『第2次α』のシャアといい勝負。
能力が高く、底力指揮官援護特殊技能でターンXの性能を最大限生かしてくる強敵。小手調べ中や撃墜されそうになると防御、回避を選ぶ事も有るため、できれば援護攻撃込みで削る、倒す調整を心掛けたい。決戦時はターン制限に加え援護持ちのザンネック数機が隣接、HP減少に際しド根性まで使うのでそれまでのボス達とは一線を画す難敵となる。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Z
今回もセリフは満載で、作品の枠を越えている。ガンダム系全般ではイザークから「シャイニングフィンガーとやらを見せてみろ!」と言われたり、『キングゲイナー』や『創聖のアクエリオン』にもシナリオ・戦闘時に特殊メッセージがあったりと、ラスボスと良い勝負である。声バグの被害者の一人だが、同じく子安氏の演じたネオと違い、元の台詞の雰囲気のためか違和感はほとんどない。
月を守るため、攻め来る異星人との戦いを経ている描写もあり、「演習しか知らない艦隊」とは言わせない立場になっている意味でも『α外伝』以上に良い扱いかもしれない。
能力ではや、隊長効果命中率クリティカル率+30%を持っているので手強い。しかも『α外伝』と同様にフロスト兄弟を引き連れている事が多い。マップ兵器の月光蝶も凶悪。決戦マップ以外でも様々なステージ(しかも他作品ボスとの決戦の真っ最中)に乱入してきては好き勝手に暴れまわる上、そういった時に限って撃墜しないとENDポイントが入らないという非常に厄介な存在。なお、ある1マップだけ操作できる。仲間にはならないので経験値PPを稼がせる意味はないが、敵の時のデータがそのまま使用されるので凶悪な強さ。この時の彼が「を所持したまま味方として操作できる」先駆けであり、後の作品では極を習得したまま正式参入するパイロットが現れている。
なお、通常ルート50話は撃墜しても復活するステージなのだが、撃墜する度に強化パーツ「ナノマシンユニット」が手に入るため、やりようによっては「ナノマシンユニット」だけ異様に多く所持することになる。
決着面ではフロスト兄弟と共に自軍・新地球連邦軍・堕天翅族の三つ巴の決戦に乱入、最期は原作とは異なり生命の樹を月光蝶で汚染しながら時空崩壊に巻き込まれ、大笑しながら果てた。
スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
『Z』本編で死亡したと思われたが、エグゼクターシステムにその資質を見込まれてまさかの再登場。文明の破壊の一翼を担う存在として、∀ガンダムや同じく復活したアクエリオンと剣を交える。本作にてようやくターンX諸共戦死。以降のZシリーズに登場することもなかった。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
2018年5月のイベント「生命をかける少女」にて愛機ターンXと共に登場。ターンXには「我が世の春」「戦闘神ギンガナム」と彼を象徴するアビリティが並ぶ。同イベントのボスキャラ扱い。
2019年4月のイベント「交わる水平線、その先に」にてΩスキル搭載のターンXが登場。演出にてボイスがついた。
ストーリークエストでは後日談の第26章のみに登場。イヌイ・アサヒらが飛ばされた新たな世界において敵として猛威を揮っていたが、ナイアーラに利用されていたことを知り一時共闘関係になった。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力値[編集 | ソースを編集]

原作ではターンXの性能頼みの戦いをしていた感があるが、スパロボでは彼自身も凄まじい強さを持っており、リアル系でも屈指の強敵。能力が高く特殊技能の面でも恵まれており、を非常に有効活用しているキャラクターの1人と言える。精神コマンドを駆使して戦いを挑まないと、反撃で返り討ちに遭う事だろう。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

α外伝
気合ド根性てかげん鉄壁戦慄
この頃はキャラクター寄りの構成。命中率を操作できるコマンドが一つもない。
Z
直感鉄壁直撃気迫
『α外伝』とは大違いなまでに実用性が一気に増した。スポット参戦時は存分に暴れさせてやろう。
X-Ω
ド根性直撃
パイロットパーツ装備時
直感気迫威圧

特殊技能(特殊スキル)[編集 | ソースを編集]

α外伝
底力指揮官L4、援護L2
大ボス級の強さでありながら援護持ち。決戦時では取巻きとなるザンネックとの相互援護が非常に厄介。
Z
ガード戦意高揚気力+ (ダメージ)気力限界突破再攻撃
本作のターンXは全体攻撃マップ兵器が主体だが、連続シャイニングフィンガーも脅威。攻撃を加えれば加えるほど気力が貯まるが、できるなら極+ガードが発揮する前に勝負を決めたい。

隊長効果[編集 | ソースを編集]

命中率+30%、クリティカル率+30%
Z』。極と合わせると命中率+60%、クリティカル率+60%という恐ろしいボーナス。こちらはどうやっても無力化できないので、その分自軍の回避率や耐久力の底上げを徹底するしかない。

パイロットBGM[編集 | ソースを編集]

「BLACK HISTORY」
黒歴史の遺産が暴走状態にかかる楽曲。

人間関係[編集 | ソースを編集]

ディアナ・ソレル
ムーンレィス三大幹部の一人での女王。愛憎忠叛入り混じった情念を抱いていた。
アグリッパ・メンテナー
ムーンレィス三大幹部の一人。彼のことを文弱と否定する面も。『Z』では新連邦にディアナを引き渡そうとした彼をターンXの月光蝶で粛清した。
メリーベル・ガジット
部下。
スエッソン・ステロ
部下。戦闘中に割って入った所をギンガナムによって撃墜された。『Z』ではギンガナムには無い指揮官技能を持っている。
ロラン・セアック
「ローラ」と呼び、∀ガンダムの兄弟として対峙する。最終局面ではかつてのアムロシャアの如く、互いに剣を交える。
グエン・サード・ラインフォード
月の技術力に魅せられて手を組む。
ジョゼフ・ヨット
生体データを解析しつつ死亡フラグ講座をする。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]

宇宙世紀ガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]

アムロ・レイクワトロ・バジーナ
α外伝』・『Z』で競演。黒歴史の英雄として称え、彼らと戦える事を心から喜ぶが、アムロからはその好戦的な思考を黒歴史の再来を呼ぶと否定され、クワトロも衝撃を受けていた。
ウッソ・エヴィン
『α外伝』ではカテジナの関連でアムロらに次いで因縁があり、ジョゼフに代わる相手。
カテジナ・ルース
『α外伝』では部下にする。

アナザーガンダムシリーズ[編集 | ソースを編集]

ゼクス・マーキス
α外伝』では声優ネタで彼からギンガナムに対して特殊戦闘台詞がある。
フロスト兄弟
シャギアオルバと共に『α外伝』では部下、『Z』でも最終的に共同歩調をとる。
ジャミル・ニート
『α外伝』ではかつての戦友。『Z』でも対戦する。

ガンダムSEEDシリーズ[編集 | ソースを編集]

シン・アスカ
Z』では初対面時にいきなりシャイニングフィンガーを浴びせ、それを耐え切った彼を極上の獲物と評した。搭乗機であるデスティニーにも同じ系統の武装がある為、その関連であろうか。
イザーク・ジュール
『Z』ではシャイニングフィンガーに強く反応し「シャイニングフィンガーとやらを見せてみろ!」とまで言われる。
ウナト・エマ・セイランユウナ・ロマ・セイラン
『Z』ではオーブ戦にて戦場から離脱しようとする彼ら父子に怒り、撃墜してしまう。
カガリ・ユラ・アスハ
『Z』ではオーブ戦にて彼女の乗機色が気に入らないと因縁をつけ、撃墜しようとする。
ラクス・クライン
『Z』では彼女を「戦乱の歌姫」と称し、痛烈な皮肉を浴びせる。
キラ・ヤマト
『Z』ではストライクフリーダムの初陣の時に一度だけ共闘するが、彼を「殺気の無い小僧」と小馬鹿にしていた。
ネオ・ロアノーク(ムウ・ラ・フラガ
『Z』にて中の人つながり中断メッセージで共演する。

リアル系[編集 | ソースを編集]

ゲイナー・サンガ
Z』ではキングゲイナー黒歴史の因縁ある機体として刃を交わす。
アスハム・ブーン
中の人つながり中断メッセージで共演する。なお、『Z』本編では対戦しないため『スペシャルディスク』でしか確認できないが、ギンガナムに対する戦闘台詞が存在する。
レントン・サーストン
『Z』ではジョゼフに代わる相手。

スーパー系[編集 | ソースを編集]

ロジャー・スミス
Z』ではターンX黒歴史からの因縁の相手であるビッグオーのドミュナス。互いに特殊戦闘台詞が存在し、何気に主人公サイドで「御大将」と呼んだのは彼のみ。
アポロ
同じく黒歴史の因縁を持つ相手。『Z』では彼が無限拳を何度もに叩き込んでいたのを目撃しており、直接対決の際には喜んでいた。機械天使アクエリオンターンX黒歴史からの因縁の相手でもある。
頭翅
『Z』では土壇場で月光蝶で生命の木に大打撃を与え、彼の計画を阻止した。本人にその気は無いが、結果的に世界の危機を一つ防いだ。のだが、直後にあわや時空崩壊という事態に陥る。

バンプレストオリジナル[編集 | ソースを編集]

リュウセイ・ダテ
ターンXのシャイニングフィンガーを「俺の知っているシャイニングフィンガーじゃねえ!」と否定する。
ランド・トラビス
ZSPD』にて対峙した際、彼を「小生と同類」と言うが、結局彼からは否定されてしまう。良し悪しは置いても、闘争マニアのギンガナムと、結果的にやり過ぎることが多い修理屋のランドではまったく違う。
ナイアーラ
『X-Ω』のストーリークエストにて、彼に利用されたことを許せず敵対。彼の化身したオウラを打倒するきっかけを作り上げた。

名台詞[編集 | ソースを編集]

愛機のターンXともども出番は『∀ガンダム』本編の終盤に限られるが、その存在感もあって名台詞も数多い。

「なるほど。シャイニングフィンガーとはこういうものか!」
黒歴史に『Gガンダム』が含まれる事が判明し、シリーズファンに衝撃を与えたセリフ。ちなみにスパロボでは「シャイニングフィンガーとはこういうものだ!」とアレンジされている。
「わかったぞ。ディアナ・ソレルは黒歴史の事実を地球人に示して、地球奪還の正当性を語っている。が、そうはいくまい、黒歴史を万人に示せば、人は闘争本能を思い出すのだ」
「地球帰還作戦を実行しただけで市民は軍人になったのだからな!」
「ハハハハハ! 我が世の春が来た!」
地球帰還作戦はムーンレィスの闘争本能を呼び起こしつつあり、それを御大将は歓喜する。
「まったく、マニュアル通りにやっていますというのはアホの言う事だ!」
部下の姿を見て忌々しげに呟く。実戦経験がないのだから仕方ないのでは? ちなみに、それでもギンガナム自身は恐ろしく強い。劇場版のスタッフによると、富野監督の本音ではないか?とのこと。
「庶民は月に居ればいいのだ!」
「ディアナがそんなに好きかあぁーっ!」
シャイニングフィンガーでウォドムを爆砕しつつ、御大将は咆哮する。
「兄弟よぉ!今、女の名前を呼ばなかったかい?」
「戦場でなァ、恋人や女房の名前を呼ぶ時というのはなぁ、瀕死の兵隊が甘ったれていうセリフなんだよ!」
ジョゼフに対する、あまりにも分かりやすい死亡フラグ講座。
もっとも、ギンガナム自身も戦場でディアナの名をよく出していたりするので、後の結末から死亡フラグを自ら実践してみせたと言われる事も。
α外伝』ではガロードウッソに対して言う。『ZSPD』でもレントンに対して発言するが、同時にから「あんたは女の子の良さを知らない」と喪男認定を受ける羽目に。
「∀の地球人!お主の生体反応のデータを取りつつ、神の国への引導を渡してやる!!」
ジョセフの乗るを彼ごと解析をする時の、非常にハイテンションな台詞。ハイテンションすぎて「引導」が「インド王」と聞こえるとも下記の「オ・ノーレ」と合わせてよく言われる。
「ほう、ターンXの語るサイコミュ的な精神波の流れ、強力でいいじゃないか…!貴様、ギンガナム隊の隊員になるか?」
解析の最中に抵抗せんと吼えるジョセフの意思を感じ取り、勧誘までしだす。随分な余裕である。
「黒歴史の幕を閉じた∀などは我らの時代には不要な代物。ターンタイプはこのX一機が有ればよい!ハッ!グエンの坊や。貴様にも作らせなどしないぞ!潰せ!」
解析の最中に。この台詞の際に映った顔のアップは黒い光を宿した血走った瞳になっており、闘争本能に完全に飲み込まれたことが見て取れる。
「地球人になぁ!∀の復元など、出来るわきゃねえだろぉぉ!!」
怒りの一撃はグエンのウィルゲムを一瞬で半壊させた。もっともムーンレィスもターンXを完全には復元出来ていないのだが。ちなみに、この時ウィルゲムは戦闘領域から離れた場所に位置しており、完全なとばっちりである。
「我らの戦いの邪魔をするものは許さん!」
∀との一騎打ちに乱入しようとするスエッソンマヒローごと排除する。彼は歴とした友軍なのだが、最早闘争に憑依された御大将にとってはどうでもいいらしい。
「このターンX凄いよォ!!さすが∀のお兄さん!!」
ハリーポゥとの交戦時に発したギンガナムの代表的な台詞の一つ。明らかに口調がおかしくなっており異常に昂揚した精神状態になっていることが分かる。
ただし、∀がターンXの後継機であることについて明確な根拠はない。劇場版ではロランが「∀はターンXの兄」という内容の発言をする。
「スモーのエネルギーは全て貰っている…ゲンガナムの電力を頂いたようになぁ!分かっているのか、ハリー・オードォッ!!」
スモーのIFバンカーの波状攻撃を物ともせず、Iフィールドを吸収して「月光蝶」を発動させる。
「月光蝶である!」
『Z』の中断メッセージでは、声優繋がりでアスハム・ブーンと張り合っている場面でも叫ぶ。
ゲーム作品ではかなりのハイテンションで叫んでいるが、原作では比較的落ち着いた叫びになっている。
「戦いの中で、人は己の中の闘争本能を蘇らせる……!」
ロラン「それが動物というのだろうが、人類は、歴史を重ねているのだぞ……!」
御大将の闘争論。その二人の会話に呼応するように、ターンXだけではなく、∀まで月光蝶を発動させてしまう。
「戦うと元気になるなぁ、ローラ! 死を意識するから、生きていることが実感できる!」
ロラン「その先にあるものが破壊だから、黒歴史は封印されました!」
「違ぁう! 生き続けるためには、戦い続けねばならんから残っていた!」
ロラン「自分勝手な解釈をするなぁ!」
御大将の闘争論その2。どこか、ある弁髪のガンダムパイロットっぽい理論である。なお、なぜロランをローラと呼んでいるのかは謎である。挑発しているのだろうか?
「貴様は戦っているぞ?」
ロラン「あなたがいるからでしょう!?」
「私は人間だぞ? 封印されたままというわけにはいかん!」
ロラン「戦いの歴史は繰り返させません!」
「もう一度封じられるか? このギム・ギンガナムをっ!!」
ロランからの反論を受けて。闘争本能に飲み込まれた影響か自らとターンXを混合しており、ターンX取り憑かれたとも言われている。それにしてもこの御大将、絶好調である。
ロラン「あなたが戦う力を守って来られたのは、ディアナ様をお守りするという誇りがあったからでしょう!?」
ギンガナム「その誇りをくれたのがディアナなら、奪ったのもディアナなのだ!労いの言葉ひとつなく、地球に降りたんだよ!」
「そんなディアナの為に戦う貴様など、この私は倒せんッ!」
彼のディアナに対する愛憎、忠誠心を物語る台詞。それは彼の器量の小ささともいえるが、反面、地球帰還作戦に纏わる一種の不透明さを示唆しているともいえる(そうでなければ、アグリッパもギンガナムも挙ってディアナの地球帰還作戦に反発したりはしないだろう)。
ギンガナム「純粋に戦いを楽しむ者こそ!」
ロラン「自分を捨てて戦える者にはっ!」
ギンガナム「お、のぉぉぉれぇ!!」
∀と相打ちとなった時に叫んだ台詞。特徴的なイントネーションからネット上ではよく「オ・ノーレ」と表記される。
ちなみにこれ、本当に台本に「おのーれ!」と書かれていたという[2]
ギンガナム「剣で戦った事は?」
ロラン「一度だけ、あります…!」
ギンガナム「ふっ、それは結構…勝負ッ!」
ターンXを失って尚、ロランに向けて刀を投げて遣し、一騎打ちを申し込む。なお、劇場版では「一度だけ」関連の出来事がカットされているため、若干異なる。
恐らくは初代『ガンダム』の最終決戦にてシャアアムロがフェンシングで勝負した場面のオマージュ。
「私の代でギンガナム艦隊は初めて実戦ができるんだよ!」
劇場版にて。

迷台詞[編集 | ソースを編集]

「このゴッドガンダム凄いよぉ!さすがシャイニングのお兄さんだぁッ!!」
ガンダムゲームの『SDガンダム Gジェネレーション』シリーズでゴッドガンダムに搭乗した際の台詞。ギンガナムがシャイニングフィンガー使いであることと、上述の台詞「さすが∀のお兄さん」を絡めたものである。なお、ゴッドガンダムはシャイニングガンダムの後継機であるので、実際はシャイニングの弟であるのだが…。ただし、後年の漫画『超級! 機動武闘伝Gガンダム』でのシャイニングガンダムはゴッドガンダムを基にミカムラ博士が操縦しやすさなどに手を加えつつ模倣した機体という扱いであるため、この台詞通りの関係となっている。
「Gジェネにやりすぎというものは無いんだよぉ!」
ゲーム『SDガンダム Gジェネレーション クロスレイズ』にて発言する大迷言。クロスオーバー作品では毎度やりたい放題に興じる御大将であるが、遂に言ってはいけないことを言ってしまった。

スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

戦闘台詞[編集 | ソースを編集]

「貴様達も黒歴史の一部となるがいい!!」
Z』における月光蝶発動時の台詞。自機中心型の攻撃範囲に装甲ダウンの効果、最強クラスの攻撃力という性能もさることながら、御大将の咆哮と共に流れる「BLACK HISTORY」が恐怖を叩き付けて来る。『α外伝』と違って本気で使ってくるのでうっかりしていたプレイヤーもいるのでは?
「貴様のモビルスーツにXの称号は不要だ!」
ガンダムエックスガンダムダブルエックスに対する特殊戦闘台詞。因みにこの台詞はEXVSシリーズでも二機に対する勝利時のセリフとして聴ける。
「見せてみろ、オーバーマン!お前の本当の力を!」
キングゲイナーに対して。
「どうした、機械天使!ターンXも再会を喜んでいるぞ!」
アクエリオンに対して。この意味は黒歴史の他、エグゼクターも含む。
ザ・ビッグターンXはお前に恨みがあるようだ!」
ビッグオー相手に発する特殊戦闘台詞だが、ロジャーにも特殊台詞がある。
「そんなガラクタでなぁ、勝てるわきゃねえだろぉぉっ!!」
ウォーカーマシンボスボロットに対する特殊戦闘台詞。彼から見ればボロットもザブングルも同じなのだろう。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

「久しぶりだな、ジャミル・ニート。二度と世に出られんよう氷づけにしておいたはずだがな…」
α外伝』宇宙ルート第34話「時を超えた対決」より。DVEで、『ガンダムX』原作とは全く異なる、ジャミルの素性を明かした。
「アムロ=レイ、シャア=アズナブル…黒歴史の発端に名を残した伝説のニュータイプ…そのような連中と戦うことができる…これぞ武門の誉れなり!」
アムロ「黒歴史の再来は人類の破滅と同意義だ!何故、それがわからない?ギム=ギンガナム!」
「ハッ!黒歴史の当事者たる貴様らに…この時代へ干渉する資格などないわ!」
クワトロ「確かにな…。だが、同じ悲劇が繰り返されるのを黙って見過ごすわけにはいかん」
「笑止!お前達がこの時代に現れたことによって…新たな黒歴史の幕は開かれ、戦いの時代が来た!これは人類に架せられた永遠の宿命だと言えよう!」
クワトロ「戦いなくして、人は生きられないと言うのか…!」
アムロ「だがそんな宿命など…俺たちの手で変えて見せる!」
『α外伝』第38話「月光蝶」より。アムロクワトロの台詞も含めこちらもDVEであり、多くのファンに衝撃を与えた。「ガンダムの歴史の始まりの2人」と「ガンダムの歴史の最後の敵」の構図となっているのも感慨深い。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

「絶好調である!」
中断メッセージで、しばしば叫ぶ。本放送時の「月光蝶である!」の視聴者の聞き間違いをネタにしたものだが、中の人の怪演も合わさり、本当に絶好調なキャラクターであった。EXVSシリーズでも勝利時のセリフとして聴ける。
「そうか! 貴様か! 相克界を突き破り、何度も月へ拳を叩きつけていたのは! 一度手合わせしてみたかった相手! いざ尋常に勝負!」
第46話「混迷の中の正義」に於けるアポロとの戦闘前会話より。無限拳は戦闘上の演出ではなく、毎回本当にまで届いていたのが判明した。ならばEVOLの触愛・天翔突も毎回月まで飛んでるのだろうか…?
「威勢のいい事だ! だが、そんなへっぴり腰で小生の相手が務まるかな!?」
「命のやり取りをする気がないのなら下がっていろ! 小生は腑抜けには用はないわ!」
同上。キラとの戦闘前会話より。気迫の方はギンガナムの方が数段上だったようだ。ちなみにゲーム的にはギンガナムの方がはるかに強い。
「気に食わんな…!貴様のその額!」
「月は我が物!それをいただく者は小生以外にあってはならんな!」
同上。勝平との戦闘前会話より。
「あの女はギンガナム家2500年の歴史に無視を決め込んだ…!だから、小生の力を見せ付ける事で自らの愚かさを後悔させてやるのよ!」
同上。万丈との戦闘前会話より。原作ではわかりづらいギンガナムの本心を端的に表している。
「月の明かりはディアナのもの! その名を抱く不届き者は、この小生が始末してくれる!」
『スペシャルディスク』で月光号を狙った際の台詞。離反し敵対したとはいえ、ムーンレィスとして抱くディアナへの忠誠心は未だ健在の様子。
「貴様達は実にいい!戦いに我を忘れた貴様達こそ、小生の相手に相応しい!」
月光号の危機を他所に、アクエリオンを取り戻すべく頭翅との不毛な小競り合いを繰り広げるアポロ&シリウスらの愚行を嘲笑うが、守るべきものを放棄して目の前の敵を潰す事に躍起に成っているアポロ達の「醜態」は、まさしくギンガナムと同質のものであった。
「違うな、小僧!黒歴史が戦乱の時代で有るならば、小生は黒歴史そのものよ!そして、新たな黒歴史を築く為に今ここで戦いの狼煙を上げるのだ!」
ゲッタードラゴンとの戦闘前会話。復活したギンガナムを「黒歴史の亡霊の手先」と評する竜馬に反論し、己自身が「黒歴史の体現者」と自惚れるが、エグゼクターにとっては御大将も単なる「傀儡」に過ぎなかった。
「いずれ世界全てが、ここと同じく戦場と化す!小生と亡霊達の手によってな!」
ダイターン3との戦闘前会話。亡霊の根城に相応しい暗黒世界の樹立を高らかに宣言するも、それを日輪の輝きが許す筈は無かった。
「その火の如き機体!戦いの炎か!」
「いい気迫だ!貴様達の炎とターンXの業火のどちらが上か、いざ勝負!!」
ソルグラヴィオンとの戦闘前会話。グランナイツの悪を討つ「炎」と、この世に仇成すギンガナムとの「業火」が激突する。
「馬鹿な!一度ならず二度も、小生とターンXが敗れると言うのか!」
「だが、それこそが小生の求めた世界!戦いの真理だ!」
「ハハハハハハ!我が世の春、ここに極まれり!」
再度、ZEUTHの前に敗れ「力に溺れた者の末路」をディアナから指摘されるも、最後の最期まで己が狂気に酔いしれる。だが、ロランは彼の望んだ世界を完全否定した。

単独作品[編集 | ソースを編集]

「よくやったぞ、ベンケイ!!」
ベンケイ「へ?」
「そしてそのエネルギー…」「このギム・ギンガナムとターンXがもらい受ける!!」
メリーベル「やったじゃん、ギンガナム!やっとターンXを動かせるよ!」
「おうとも!未だ混沌とするこの世界で、ターンXはおちおち寝ていられんと言っている!」
『X-Ω』の期間限定イベント「生命をかける少女」にて。
レオパルドの放ったソウルシャウツをベンケイ経由で吸収し、「戦闘神」とターンXが眠りから目覚める。
ちなみに、この後ベンケイは反撃する際に吸収したソウルシャウツのエネルギーを使っているのだが、ターンXを再起動させてなおエネルギーが余っているということは、「月面都市ゲンガナムの全電力<ソウルシャウツの出力」なのだろうか…。
「小僧、貴様を倒すのは小生だと言ったはずだ!」
『X-Ω』ストーリークエスト第26章にて。オウラに化身したナイアーラの攻撃からロランを庇っての台詞。まさしくライバルそのものな台詞を吐き、ナイアーラに刃を向ける。
「御託を並べたところで、貴様がやったことは何も変わらん! このターンXが貴様を滅ぼしてくれる!」
上記場面の続き。ロランとのライバル関係はもとより、ナイアーラに利用されていたことが何より許せず、月光蝶を起動させる。この時ナイアーラは、今まで攻撃を避けようともしなかったにも関わらず月光蝶だけは防いでおり、結果的に御大将のこの行為がナイアーラ打倒最大の好機を引き寄せた。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ターンX

脚注[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]