ガンダム・バルバトス

提供: スーパーロボット大戦Wiki
2019年8月25日 (日) 13:34時点におけるわんわ (トーク | 投稿記録)による版
ナビゲーションに移動 検索に移動
The printable version is no longer supported and may have rendering errors. Please update your browser bookmarks and please use the default browser print function instead.
ガンダム・バルバトス
外国語表記 Gundam Barbatos
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 鷲尾直広
初登場SRW スーパーロボット大戦DD
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類 ガンダムフレームモビルスーツ
型式番号 ASW-G-08
全長 18.0 m
重量 28.5 t
動力 エイハブ・リアクター(ツインリアクターシステム)
装甲材質 ナノラミネートアーマー
MMI 阿頼耶識システム
所属 CGS→鉄華団
パイロット 三日月・オーガス
テンプレートを表示

ガンダム・バルバトスは『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の登場メカ。同作品の主役ロボットである。

概要

300年前の厄祭戦時代に開発・導入されたモビルスーツで、「ガンダム・フレーム」と呼ばれる特殊フレームを用いた72機の内の1機。

バルバトスは汎用性を重視した調整が行われており、各種兵器の換装などあらゆる環境に適応できるようになっている。 操縦には有機デバイスシステムである「阿頼耶識システム」による操縦者とのリンクを必要とするが、同じインターフェイスが導入されたモビルワーカーとは異なり、フィードバックされる情報量が比較にならない程多いためパイロットの脳への負担が大きく、最悪身体に障害が残ってしまう危険性を持つ。

CGSの社長マルバ・アーケイによって打ち捨てられていた所を発見され、長らくそのリアクター出力のみをCGS基地の動力炉として使われていたが、ギャラルホルンの襲撃に際し、少年兵の三日月・オーガスをパイロットに再起動される。三日月によって起動された当初は碌な整備もされていない状況だったが、敵MSから奪った装備を換装して次々と姿を変えていった。阿頼耶識システムも三日月に合わせた調整が逐次行われていき、名実共に三日月の愛機となっていく。

第1形態
再起動直後の状態。肩アーマーは失われ、純正の武装は左腕のガントレットのみ。
第1.5形態
クランク・ゼントとの決闘の際に左肩に鹵獲したグレイズの肩アーマーを装備した姿。
第2形態
鹵獲したグレイズの肩アーマーを右肩にも装備した姿。カラーリングもバルバトスに合わせた青と白に改められている。
この形態から滑腔砲を武装に加えている。
第3形態
破損したガントレットの代わりにシュヴァルベ・グレイズから奪ったワイヤークローを装備した姿。
鉄華団にMSを整備出来る人間がいなかったことで、「長年の整備不良による性能低下」という問題が顕在化してしまった。
第4形態
テイワズの支援で改修を受けた状態。データベースに残されていた情報から復元された本来の姿。
無論、かつて厄祭戦時代ほどの性能を取り戻しているわけではないが、予算度外視という厚遇の下で重量バランスの改善やエイハブ・リアクターの調整といった改修を徹底的に行った結果、リアクター出力が向上するなどの確かな性能アップが達成された。また、阿頼耶識システムには三日月用に特化した調整が加えられたことで、三日月以外には操作できなくなった。
第5形態
胸部リアクティブアーマーとシュヴァルベ・グレイズの腰部スラスターを装備した姿。ガンダム・キマリスに対するメタ装備。
第5形態(地上戦仕様)
地上に降りた後は足先をヒール型に組み換え、重心を高く取ることによる機体バランスの低下と引き換えに脚部による運動性を向上させている。リアクティブアーマーはオミット。
第6形態
グレイズリッターから奪った装甲などを装備した防御力と運動性を両立させた姿。

登場作品と操縦者

単独作品

スーパーロボット大戦DD
初登場作品。第1形態はワールド4の第1話、第2話で使用可能。2話にてプレイヤーが入手できるのは第4形態となる。

装備・機能

武装・必殺武器

メイス
CGS基地に保管されていた高硬度レアアロイ製の巨大な鈍器。柄頭にはスラスターやパイルバンカーも内蔵している。バルバトスを象徴する武装。
武器自体の質量と、ツインリアクターシステムが齎す強大な出力を反映したバルバトスのパワー、そして何よりも敵に容赦などしない三日月によって、まさに一撃必殺の威力を発揮する。
『DD』にて採用、第1形態の標準装備。
300mm滑腔砲
針状の弾体の徹甲弾を射出する大型砲。60mmマシンガンも併設している。第2形態以降から装備。
威力を重視した火砲であり、命中精度はそれほど高くないが、阿頼耶識システムと三日月自身の技量によって劇中での命中率はそれなりに高い。モビルスーツを撃破するには至らないが、着弾の衝撃で「転ばせる」程度なら容易い。
普段は砲身部を折り畳んで背中のアタッチメントに装備されており、使用時はバックパックのアームを展開し砲身を機関部に接続して射撃ポジションに移動する。
GR-Es02 ワイヤークロー
ガエリオのシュヴァルベ・グレイズから奪った武装。第3形態のみの武装であり、失ったガントレットの代わりに装備。
太刀
テイワズから提供された日本刀型刀剣。第4形態以降から装備。
メイスに比べて繊細な扱いが求められる故に三日月からは敬遠されている節があり、他の武器が使えなくなった後の「最終手段」的な用法が多かったが、戦いの中でコツを掴んでからは物語の節目となる場面において、主に敵へのトドメの一撃として用いられた。
迫撃砲
第5形態で両腕のアタッチメントに装備。
170mm機関砲
地上に降りて以降、こちらに換装。
レンチメイス
先端部が展開し、チェーンソーが露出する特殊機構付きのメイス。第5形態で地上に降りてから装備。

必殺技

リミッター解除
ガンダムフレームに共通して装備されている、対モビルアーマー用の機能。モビルアーマーと相対した時に限界以上の戦闘力を発揮して、対象を殲滅する。ただし、機体の強度やパイロットの安全性を無視して発動する諸刃の刃でもある。
滑腔砲連射
右腕に抱えた滑腔砲を連射しながら近づき、最後は零距離射撃で仕留める。
『DD』にて採用、SSR装備。

移動タイプ

対決・名場面

鉄と血と
突如ギャラルホルンのMSに襲撃されるCGS。参番隊の少年兵たちは迎撃に当たるが、モビルワーカーで敵うはずが無く次々に命を落としていく。絶体絶命の中、隊長であるオルガの叫びと共にガンダムが現れ、ギャラルホルンを屠っていく。
それは少年たちがこれから身を投じる自分たちの本当の居場所を見つける長い戦いの始まりでもあった。

関連機体

ガンダム・バルバトスルプス
バルバトスをオーバーホールし改修した機体。第2期からこちらの姿となる。
ガンダム・バルバトスルプスレクス
ルプスをさらに改修した機体。
ガンダム・グシオンリベイク、ガンダム・グシオンリベイクフルシティ、ガンダム・フラウロス
鉄華団が運用するガンダムフレームMS。
グレイズシュヴァルベ・グレイズ、グレイズ・リッター
戦闘でこれらの機体から奪ったパーツを装備している。
ガンダム・バエル、ガンダム・キマリス、ガンダム・キマリストルーパー
ギャラルホルンが保有するガンダムフレームMS。
ガンダム・グシオン
ブルワーズが保有するガンダムフレームMS。
ガンダム・アスタロト、ガンダム・ウヴァル、ガンダム・ダンタリオン、ガンダム・グレモリー、ガンダム・セーレ、ガンダム・端白星
外伝シリーズに登場するガンダムフレームMS。

余談

  • 初登場シーンがガンダムエクシアと対比になっている(天使の名を冠するエクシアが空から降りてくる、悪魔の名を冠するバルバトスが地中から出現する)。
  • 富野作品以外のガンダムシリーズでは非常に珍しい「後継機が登場せず、形態変化だけで戦い抜いた」主役ガンダムでもある(AGEも作品全体の主人公をフリットとして見れば該当するが)。
  • ガンプラでも組み換え遊びを推奨するアイテムとなっており、全形態を再現するためには複数のキットを使用し、塗装する必要がある。HG版は後にプレミアムバンダイ限定で新規造形パーツで全形態を再現出来るコンプリートセットも発売された。
  • 劇中での敵に対する情け容赦のない戦い方が、名前・モデルを同じくする『テイルズ オブ デスティニー2』の悪役キャラクター、バルバトス・ゲーティアを想起させることから、彼のイメージや台詞とテイルズシリーズのキャッチコピーをもじって「君をぶち殺すガンダム」「君に朝日を拝ませないガンダム」などといったあだ名がつけられている。検索候補でもバルバトスを象徴する「君をぶち殺すRPG」と一緒に出てくるなど、彼の影響は大きいと言える。
  • 鉄血のオルフェンズ放映前に発売された『SDガンダム GジェネレーションWORLD』にも「バルバトス」というオリジナルモビルスーツが登場しているが、無論関係性は無い(機体のデザインも武装面もガンダム・バルバトスとは全く別物である)。
  • 第19話において倒した敵の機体(グレイズ)を盾にして大気圏降下することで生還した場面は視聴者に衝撃を与え、「サーフィンしようぜ! お前ボードな!」だとか先述のテイルズネタを踏まえた「君で大気圏降下するガンダム」などと話題となった。また、ガンダム漫画『Gの影忍』の大気圏突入奥義・イズナ落としを連想して話題にした視聴者も多く、『Gの影忍』の作者・こやま基夫氏もこの件に言及している。

商品情報

資料リンク