ガンダムデスサイズ

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ガンダムデスサイズ
外国語表記 Gundam Deathscythe[1]
登場作品

ガンダムシリーズ

デザイン 大河原邦男
初登場SRW スーパーロボット大戦F
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 特殊作戦用モビルスーツ
生産形態 ワンオフ機
型式番号 XXXG-01D
頭頂高 16.3m
重量 7.2t
装甲材質 ガンダニュウム合金
アビリティレベル
ファイティングアビリティ
レベル140
ウエポンズアビリティ
レベル120
スピードアビリティ
レベル160
パワーアビリティ
レベル120
アーマードアビリティ
レベル120
開発者 プロフェッサーG
パイロット デュオ・マックスウェル
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ガンダムデスサイズは『新機動戦記ガンダムW』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

オペレーション・メテオによって地球に降下した5機のガンダムの1機。OZ側のコードネームは「ガンダム02」。パイロットはデュオ・マックスウェル。L2コロニーのプロフェッサーGの手によって開発された。

レーダー波を吸収する特殊装甲(他の「ガンダム」もある程度は有している)と敵の電子機器を無力化するハイパージャマーの相乗効果による高いステルス性が特徴で、MSに乗った敵パイロットからはMAのカメラ等を通しては本機を捉えることは難しく、闇討ちや奇襲戦闘に優れている。

主な武装は機体名の由来であるビームサイズであり、水中でも使用可能な高出力のビーム刃は敵モビルスーツを軽々と両断する威力を持つ。更に攻防共に使えるバスターシールドを左腕に装備している。

劇中での様相[編集 | ソースを編集]

デュオはこの機体を「死神」「相棒」と称し、遭遇した敵を葬り去ってきた。

しかしヒイロ・ユイにはウイングガンダム共々海中に沈められたり、サルベージ後はウイングを修理する為に勝手にパーツ取りに利用されバラバラにされる等、デュオと同じく酷い目にも遭わされた。

地上戦ではかなりの強さを誇ったが、コロニーへの逃亡の際にモビルドールトーラスの部隊と接敵、出撃を余儀なくされる。直前の戦闘による消耗と、地上仕様のままだった事が重なり、戦闘不能・自爆不能のダメージを負った上OZで鹵獲されてしまう。その後、潜入工作を行っていたトロワ・バートンが操縦するリーオーの攻撃により、コロニー市民への見せしめとして演習の的にされて大破してしまった。しかし本機の残骸は密かに回収されており、プロフェッサーG以下5人の科学者の手によって空間戦用のガンダムデスサイズヘルへと生まれ変わる事となった。

EW版[編集 | ソースを編集]

新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の世界観における本機の役割の機体として、カトキハジメ氏によってデザインされた。漫画『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』に登場する以前は「アーリータイプ」「Ver.Ka」と呼ばれていた。SRWには未参戦。

大河原氏の手がけたTV版の基本的なコンセプトや性能を踏襲しているが、ビームサイズはガンダムデスサイズヘル (EW版)のビーム・シザースと同形状になり、バスターシールドは大型化されている。外見は基本的にアクティブ・クロークがないEW版デスサイズヘルだが、肩アーマーの形状が変更され、バックパックが追加されている。カラーリングはTV版とほぼ同じ配色だが、頭部やフロントアーマーのカラーリングが白系統の色へ変更された為、見た目の印象は大分異なる。『敗者たちの栄光』では航行距離は制限されるもののウイングガンダムと同等の飛行能力(極超音速まで飛行が可能なウイングユニット)を有する大気圏内飛行用ユニット「ルーセット装備」が登場する。ルーセットのデザインそのものもウイングガンダムの羽を小型化したもの。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

敵として登場する場合は移動後の射程の長いバスターシールドに手を焼く。出入りが激しいW系ユニットの中では、参戦時期が早かったり、デュオが自軍にいてくれることが多いため使用できる期間は長い方である。

自軍参戦時もバスターシールドが扱いやすいため重宝する。ただし、バスターシールドは物語が進んで最終形態ガンダムデスサイズヘルカスタムになると無くなってしまうので注意。

原作で海中での戦闘場面が多く、ビームサイズが水中でも威力を損なわない設定から、水中での適応が高い事が多い。リアル系で海中戦が得意な機体は貴重なので活用しよう。ちなみに原作の描写とは裏腹に宇宙適応もA。これは原作において宇宙戦を想定してなかったのではなく、宇宙戦への調整がされてなかったためであり、宇宙に対応してないわけではない。

旧シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦F
初登場作品。今回は敵として登場。登場時期が早い上に回避率と装甲が高く、この頃はバスターシールドが主力(無消費かつ射程4のP兵器)であった為移動後も長射程・高威力の武器を放つ厄介な敵である。一方でこの武器が強すぎたため、本機の象徴ともいえるビームサイズは滅多に使ってこない。移動力も6とそこそこ速い。中盤までの間はリアル系では不利なので、スーパー系必殺技で一気に倒してしまおう。
スーパーロボット大戦F完結編
カトル説得で味方ユニットとなる。
W系統のガンダムとしては、移動力と運動性が高く最強武器のバスターシールドが優秀なので使いやすい方。ただし加入時期以降の敵は雑魚でさえも運動性が更に高いので、集中を持つヒイロ以外のW系パイロットでは攻撃を当てるのに苦慮する。使いたければサイコフレーム等の運動性強化パーツを優先して取り付けたい。敵に近寄れなければ話にならないので、マップによってはミノフスキークラフトも必要になる。パイロットはデュオよりも射撃命中技量に優れるヒイロかトロワ、あるいは幸運持ちのカトルの方が適任だろう。なおバスターシールドは切り払い対象の為、ネームドパイロットに攻撃する時は要注意。
中盤での地上・宇宙分岐直後に離脱するが、加入当初から5段階改造済みなので資金をかけて損をする心配はない。

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦α
今作では序盤からアーガマに接触し味方となる。今回も相変わらず装甲が高めで射程も短いが、今回からバスターシールドではなくビームサイズが主武装になった。武器を改造するなら最終機まで引継ぎのあるビームサイズ一本に絞るといいが、13話終了時に離脱するためこの時点での資金投入するのは考えもの。マクロス潜入後にデュオの自前改造でガンダムデスサイズヘルとなり戻ってくる。
アーガマ格納庫内でこの機体を見た甲児武蔵竜馬機械獣みたいなガンダムと評された。また、スーパー系プレイ時のみほぼイベント状態で敵対することがあるだけで、W系の初期機体で唯一まともに敵として戦うことが無い。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
PS版とほぼ同様。機体性能が海Aになった。

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
α』以来、久々の登場。序盤から使用可能。主力兵器のビームサイズの射程が1-3となり扱いやすい。ジャミング機能により周囲の味方へ命中・回避に補正を与えらるのも良い。
火力不足を懸念されたか、燃費はやや悪いものの「ハイパージャマー・スラッシュ」と言う必殺技が追加されている。デュオエースになればクリティカルを頻繁に出せるので強力。精神コマンドと併用すれば最後まで問題なく使える。安心のAで頼りになる。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
前作同様序盤から登場。必殺技が「ハイパージャマー攻撃」に名称が変更された。前作同様、海Aとジャミング機能にお世話になる。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦64
序盤からカトル・ラバーバ・ウィナー共々仲間になる。

関連作品[編集 | ソースを編集]

スーパーヒーロー作戦
デュオの戦闘時における姿。中ボス・スポット参戦の味方として登場。神戸では宇宙ロボット・キングジョーと交戦したが、強固すぎる装甲に苦戦を強いられた(その苦い経験ゆえに、デュオはキングジョーの装甲を一撃で破壊したライトンR30爆弾をTDFが開発したことにスペースノイド弾圧への危機感をいち早く感じ取っている)。またDG細胞によって作られた偽物も中ボスとして登場する。パーティに正式に加入する頃にはデスサイズヘルに乗り換えている。
Another Century's Episode
使用可能機体。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

バルカン
頭部に2門内蔵された近距離戦用の機関砲。
マシンキャノン
胸部上肩側に2門内蔵された機関砲。バルカンよりは強力。
バスターシールド
左腕に装着する小型のシールド。攻撃にも使用可能で、シールド尖端部からビーム刃を展開し射出する。使用後に回収しているのか、戦闘中に戻っている事も。
第19話でトーラスの部隊と戦闘した際には回避されてしまい、デスサイズ鹵獲後に回収されたかは不明。
ガンダムのシールドのようなマークが付いているのは、デザイナーの大河原邦男氏が「ガンダムの記号」として付けたもの。ちなみに、デザイン初期稿では棺桶であった。詳しくは、余談を参照。
過去シリーズではP属性で有射程の武器だったが、現在は足を止めて使用する中距離仕様になっている。
SFCの格闘ゲーム『ENDLESS DUEL』では「射出したシールドがヒットするとデスサイズが相手の眼前に移動する」という仕様なため、これを連続技に組み込めば小技一発刺さればそこから永パという世紀末死神っぷりを見せてくれる。
ビームサイズ
本機の名称に由来する、長い柄から鎌状のビーム刃を形成する主力武器。出力が非常に高く、水中でもその威力は衰えない。また、ビーム発生器は角度変更が可能で、槍や薙刀としても使用可能である。柄は伸縮自在で、不使用時は腰部ラックにマウントされている。
第19話でのトーラス部隊との戦闘の際には右腕を撃ち抜かれた時に爆散してしまった。
SRWでは当初メイン兵装ではなかったが、シリーズを経る毎に性能が強化され、P属性有射程でCT率の高いメイン兵装となっていった。

特殊装備[編集 | ソースを編集]

ハイパージャマー
背部に搭載された電子装備により強力な妨害電波を発生させる。本体のステルス性との相乗効果により、カメラやレーダー等の電子機器をほぼ完璧に無効化する為、カメラ・レーダー等から情報を得る兵器であるMS等にとっては事実上、姿が消えている。デスサイズ自身は専用の電子機器を使用しているため、ハイパージャマーの影響は受けない。
シベリアでウイングガンダムが自爆して撤退する際、バックパックから何らかの攪乱用物質を撒いている事からTV版ではチャフないしはレイズナーのLCMパウダーの様な攪乱用の粒子状物質を撒く物だった模様。
一部作品では武装名になっており、姿を消して接近し攻撃する。

その他装備[編集 | ソースを編集]

バズーカ砲
第11話で使用。元はマグアナックの武装でマグアナック隊が用意してくれた輸送機で脱出している最中、空からの援護射撃で用いた。

必殺技[編集 | ソースを編集]

ハイパージャマー・スラッシュ / ハイパージャマー攻撃
第2次Z破界篇』にて追加された。ハイパージャマーにより敵機のセンサーから姿を消し、その隙に背後から迫りビームサイズで両断する技。
サイズ差補正無視バリア貫通照準値ダウン・P属性・射程1-4という本機の必殺技と言える武装。ただし、消費ENが大きく連発には向かない。
第2次Z再世篇』では「ハイパージャマー攻撃」という名称になった。名称変更の理由は不明。更に長い名前の武装もあるので文字数などの問題ではなさそうだが…。
後の『DD』にてEW版のSSR必殺技の名前として「ハイパージャマー・スラッシュ」が採用されているため、名前に何か問題があるといった事情でもなさそうである。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動する。
ハイパージャマー
ハイパージャマーの効力により姿を隠す。ゲームではほぼ分身扱い。
ジャミング機能
第2次Zにて実装。ハイパージャマーの周囲への効果を表現している。
ビームコート
α』にて装備されていたが、原作ではデスサイズヘルに強化されるまでデスサイズには特にビームに対する特段の備えはない。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

本来は地上用の機体で宇宙戦は不得手のはずなのだが、大半の作品では宇宙の適応も高い(これは他のW系の改修前ガンダムも同様)。

サイズ[編集 | ソースを編集]

M

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

全ての武器の命中+30、CRT+30
第2次Z

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「JUST COMMUNICATION」
前期オープニングテーマ。『α』に於ける選曲。

関連機体[編集 | ソースを編集]

ウイングガンダムガンダムヘビーアームズガンダムサンドロックシェンロンガンダム
兄弟機。そのためパーツにもある程度互換性があったらしく、ウイングガンダムの修理に利用されたことも。
ガンダムデスサイズヘル / ガンダムデスサイズヘル(EW)
本機の空間戦用改修機。
ウイングガンダムゼロ / ウイングガンダムゼロ(EW)
全ての「ガンダム」の母体となった機体。

余談[編集 | ソースを編集]

  • ガンダムデスサイズのデザイン初期稿では死神のイメージを反映させて、左腕に所持しているシールドのデザインが棺桶になっている(これは池田成監督のアイディアによるもの)。
    • しかし、玩具メーカーから「棺桶(のシールド)は止めましょう」と言われた結果ボツになった、という経緯がある。
    • なお、ガンダムデスサイズのデザイン第2稿では、右腕にヒートロッドらしき鞭状の武器が付いていた。
    • 改修機のガンダムデスサイズヘルではシールドのデザインが棺桶状になっている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. MS、新機動戦記ガンダムW、2022年2月21日閲覧。

資料リンク[編集 | ソースを編集]