ガルファ皇帝

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ガルファ皇帝
登場作品 GEAR戦士電童
声優 速水奨
初登場SRW スーパーロボット大戦R
SRWでの分類 機体
パイロット
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スペック
分類 自然環境管理システム
所属 機械帝国ガルファ
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ガルファ皇帝は『GEAR戦士電童』の登場キャラクター。

概要

人類抹殺を目論む機械帝国ガルファの皇帝。

元は惑星アルクトスの自然環境管理コンピュータだったが暴走してしまい、自然を破壊しているのは人間だと判断し人間を処分して自らが宇宙の全てを管理する王になろうとする。

外観は七つの首を生やした(大蛇)。頭だけで電童の全長に匹敵する超巨体を有し、その首の一つ一つは本体である巨大コンピュータの端末となっている。さらに、ゼロと自分に互いのバックアップ機能を持つ。そのため、同時に破壊しない限りは何度でも蘇る。さらに七つのプロテクトで防御されておりデータウェポンが一斉で攻撃しないといけない。

その圧倒的な巨体と不死身の肉体で電童を苦しめたが、アカツキの大太刀により切り伏せられ、ゼロが時同じくしてアルテアに倒されたことで完全に滅び去った。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦R
初登場作品。ガルファ皇帝を狂わせたのがデュミナスであることが語られる。本作の版権勢力最後の敵。
原作再現の能力により、ゼロと同一ターンに倒さないと復活してしまう。全体的に難易度の低い本作では手強い部類に入る。

単独作品

スーパーロボット大戦MXPORTABLE
多数の螺旋城を蹴散らしてから対決するため消耗しやすく、難易度は高い。少なくとも主力ユニットは温存していこう。電童を王宮地下内部へ突入させる際には、必ずひらめき不屈を掛けておく事。
(原作再現なのでしょうがないが)大ボス系の敵キャラでありながら戦闘台詞が「ガォォォォォォォォン」だけ。AIの効果音をそのまま流用しているため、速水氏のボイスはDVEのみ。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
原作終了後だが、イベント「帝国の陰謀」にてボアザン帝国を利用したゼロの手により復活を遂げる。
カイルスの面々がゼロの作り出した空間に送り込み、脱出する際にデータウェポンをガルファ皇帝の内部に封じ込めることに成功した。
が、自身のペットであるラゴウのウイルスをエリスに解析された上にそれを搭載されたミサイルを打ち込まれてしまったことでデータウェポンの脱出を許し、最終的にはアカツキの大太刀を食らって滅んでしまう。

装備・機能

武装・必殺武器

ヘッドアタック
多数の頭を上から何度も叩きつける。
バーニングショット/バーニングブレス
口から発射する遠距離攻撃。ただの通常攻撃にもかかわらず、一発一発が日本の消費電力1日分のエネルギーを有する電童のファイナルアタックと拮抗するほどの火力を有する。
『R』では「バーニングショット」名義、火炎放射を放つ。
『MX』では「バーニングブレス」名義。火炎弾と火炎放射の波状攻撃を叩き込む。

特殊能力

HP回復(小)
再生
ガルファ皇帝とゼロを同ターン中に倒さないと復活する。
『MX』では無限湧きではなくゲームオーバー(シナリオ敗北条件達成)になるので、再生を許さずに決着をつける必要がある。
バリア

移動タイプ

原作では狭い穴の中にギュウギュウ詰めに入っていたので一歩も動かないうちにやられてしまったが、SRWでは蛇のように這って移動する。

サイズ

L
R
LL
MX

パイロットステータス

特殊技能

R
底力L9、援護攻撃L4
MXPORTABLE
底力L7

人間関係

ゼロ
皇帝の片腕。実は皇帝のアンチセーフティプログラム。
漫画版では「スバルの従者」としての色合いが強く、叛意を抱かれる。
アルテア
彼を精神操作し、ガルファの第一皇子兼黒騎士・親衛隊長としていた。実際は騎士GEAR凰牙を動かすための駒であったが。
スバル
ガルファの第二皇子として育てるが、その実はアルテアのスペア扱いである。
漫画版では精神操作が甘かったのか、叛意を抱かれる。
ラゴウ
ペット。かなり可愛がっていたらしく、傷をつけただけで部下たちは戦々恐々としていた。
螺旋城の主
臣下だが、一向に進まない地球侵略に業を煮やしていた。
ギガアブゾルートギガグルメイギガウィッター
臣下だが、役立たずと見下し、これ以上失態を重ねるとラゴウの餌にすると脅した。(なお漫画版では本当にラゴウの餌にしている)
出雲銀河草薙北斗
最大の敵。彼らにより引導を渡された。

他作品との人間関係

コンピュータドール第8号
R』にて共同戦線を張る。彼もまた、ガルファ皇帝と似たような存在。
デュミナス
『R』にて共同戦線を張る。同作においてガルファ皇帝が変調をきたしたのは、彼女の影響があった。
ちなみにガルファ皇帝同様「コンピュータが暴走してしまい、自然を破壊しているのは人間だと判断」したデビルガンダムも、ガルファ本星でデュミナス配下の雑魚として登場していた。

名台詞

「忌まわしき災いの星…機械を虐げ、自らが王と思い上がる人間共が支配する星ぞ」
12話より。スバルから「地球とはどのような星なのですか」と言われた際の返答。その機械を解放すると言っておきながらガルファ素体に寄生させて機獣にしまくっていたガルファの言えた義理ではない。
「役立たずならいくらでもいるであろう。今だ何の成果も挙げられぬ輩が3人」
16話より。ラゴウの餌が足りないと慌てる三機将に対して一言。皇帝にとっては、替えが効かない愛するペット1匹の方が、いくらでも替えが効く部下たちより遥かに大事なのだ。
実際、漫画版では三機将はラゴウの生贄にされている。
「あれは人々が争う火。己が欲望の為に争い、そしてすべてを破壊する火。もはやどうする事も出来ぬ…アルテアよ。人々の争いによってお前の星は失われた」
「ヒトは争わずにはいられぬ。ヒトこそはこの宇宙全てに狂乱を招く恐怖の破壊者!」
22話でのアルテアの回想シーンでの発言。アルクトス滅亡の折にアルテアを説き伏せた際の台詞であるが、勿論皇帝が勝手に捏造した偽りの記憶であり、その火も動乱も齎したのはガルファである。
「水も風も光も大地も、すべてを支配するのは我ぞ! 我無しでは生きていくことすらできぬ人間共よ!」
25話で語られた「真の記憶」内における台詞。本来惑星アルクトスの自然環境管理コンピュータであり、機械帝国ガルファを支配し、全てを支配せんと目論む彼に相応しい言葉だろう。
「我は王…星の王…宇宙の王ぞ!」
最終回、電童と対峙した時に。
「おのれ……人間……」
凰牙の刃で斬り捨てられたベクターゼロと同時に、電童の刃に葬られる時に。その呪詛と共に放出されたエネルギーは悪鬼の形を創り出しており、もはやプログラムの域を超えていた。

余談

  • モデルは日本神話で有名な怪獣ヤマタノオロチ(それに対して「アカツキの大太刀」を携えた電童はスサノオノミコトという構図)。「七つの首のドラゴン」は「大魔王サタンが変身した姿」としても伝えられている。
  • 漫画版では、後半から螺旋城に滞在し、分身日本に潜入させ、防衛軍長官を殺害して成りすましたことで防衛軍を掌握した。
    • 当初は球体に顔のような模様を浮かべた外観で、決戦時には「胸部に人間の老翁の顔を付随させた閻魔大王のような人型ロボット」に変化。有体に書けば、「球状の闇の帝王が、閻魔大王風暗黒大将軍の姿になる」といったところである。ベガを取り込んだことで電童を上回る強大な力を得たが、地球の自転を使っての連続ファイナルアタックで追い込まれていき、ベガ奪還後、太陽に放り込まれて消滅。