「イワーノ・ゲペルニッチ」の版間の差分

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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;ゲペルニッチ「この頃頻繁に夢を見る」<br/>ギギル「は…?」<br/>ゲペルニッチ「獲物と遭遇せずともスピリチアをうる事の出来る夢をな」
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;「何なのだ…このゲージの乱れは?」
:8話にてギギルに話した、一気にマクロス7船団のスピリチアを収奪しない理由。行動理由が予感であることからギギルには「さっぱりわからねえ」と内心毒づかれた。
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:初セリフ。1話で戦場に現れた[[熱気バサラ]]をスピリチアゲージで感じ取り。彼が異常なスピリチアの持ち主であるらしいことが示されるがこの時点では多くは明かされなかった。
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;ゲペルニッチ「この頃頻繁に夢を見る」<br/>ギギル「は…?」<br/>ゲペルニッチ「獲物と遭遇せずとも自由にスピリチアをうる事の出来る夢をな」
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:8話にてギギルに話した、一気に[[マクロス7]]船団の[[スピリチア]]を収奪しない理由。行動理由が予感であることからギギルには「さっぱりわからねえ」と内心毒づかれた。
 
;「スピリチアドリーム」
 
;「スピリチアドリーム」
 
:よく、口に出す。
 
:よく、口に出す。

2016年11月14日 (月) 11:32時点における版

概要

プロトデビルンの一人であり、纏め役でもある。

バロータ星系第4惑星に赴いた新地球統合軍幕僚「イワーノ・ギュンター」の意思で、ゲペルニッチの意識を取り込み、イワーノの肉体を得た姿。イワーノ自身は「銀河の繁栄のため」にゲペルニッチを取り込んだが、ゲペルニッチの意識はイワーノ自身の意識を取り込んでしまった。よって性格や言動はイワーノそのものである。韻文的で抽象的な物言いをするため、ギギルなどは「わけがわからん」と理解に苦しんでいたが、他のプロトデビルンは基本的に意図するところが分かっていたようである。

様々な超能力を駆使して、熱気バサラに首輪を付けて声が出ないようにしたり、シビルの念力をも押し返す能力を見せた。これがゲペルニッチ本体の能力なのか、イワーノの肉体を得たことによるものなのかは不明。

かつてプロトカルチャースピリチアを吸収して、プロトカルチャーを滅ぼしたが、スピリチアの供給源を絶たれ、そこを複数のアニマスピリチアによってバロータ第4惑星に封印された。

その反省を受けてスピリチアの安定的確保を望んでおり、アニマスピリチアこと熱気バサラの力を用いた「スピリチアパラダイス」を思いつく。その実現のためにマクロス5船団の住人を拘束し、熱気バサラの歌によりスピリチアを回復させ、それを吸収装置で吸い上げる……というスピリチアの無限供給装置を完成。目的は達成されたかに思われた。

しかし、ゲペルニッチから離反したプロトデビルンのシビルがバサラのアニマスピリチアを得て放った攻撃で、ゲペルニッチの本体が覚醒。更にマクロス7のサウンドバスターの影響でゲペルニッチ本体が暴走し、全銀河のスピリチアを無尽蔵に吸い尽くす、スピリチアブラックホールと呼ぶべき存在と化してしまう。

しかし最終的には、熱気バサラシビルの歌う「TRY AGAIN」の影響で、自らも歌を歌うことでスピリチアを自己供給できることに気付く。彼はそれを「スピリチアクリエイション」と称し、歌により自らの内から沸き出でるスピリチアの奔流こそ「スピリチアパラダイス」である、といたく感動。新たな感動を求め、生き残りのプロトデビルンであるシビル、ガビルと共に銀河の何処かへと旅立っていった。その時の姿は人間体のイワーノをベースに服装をモデルチェンジした姿である。

井上瑤氏のゲペルニッチの演技は、正にはまり役で、男とも女とも区別の付かない演技であった。

登場作品と役柄

αシリーズ

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
担当声優の井上瑤氏が既に亡くなられていたため、早間京子氏が代役を担当。今回も原作通りの行動をとるが、何故かアポカリュプシスのことを知っており、銀河の崩壊前にスピリチアの安定供給を達成しようとした。最後はαナンバーズと和解し、協力関係となる。宇宙怪獣との決戦やケイサル・エフェスとの最終決戦ではαナンバーズの援軍にかつては敵だったが和解したほかの元敵とともに駆けつけた。

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
NPC(乗艦はマップアイコンのみ)。中盤のマクロス・クォータールートや終盤の宇宙怪獣との決戦の際に登場。「宇宙最強の熱気バサラファン」を自負し、オズマと張り合った。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦D
ほぼ原作通りの行動を取り、スピリチアの安定供給のため画策する。最終局面ではファブラ・フォレース破壊の為にブルー・スウェアに協力を申し出たが、万一失敗したときは保険として地球ごと破壊する、という取り決めを結ぶ。しかし、地球を破壊するとしたら一体どんな方法だったのだろうか。
ユニットとしては、最大射程10かつHP15万でHP回復を持つ。パイロットとしては底力レベル9でプロトデビルンを持つ。HP50%以下になるとド根性を使い、一度倒されても復活する。シビルを仲間にすれば、二度目は倒さなくてもよい。歌以外の攻撃のダメージを半減するプロトデビルンの能力があるので、ズール皇帝と並んでラスボスより強いボスである。

人間関係

ギギル
プロトデビルンの一人。ゲペルニッチと同時期に目覚めた。しかし、好戦的で欲望に忠実な姿勢からその目的を理解しようとしなかったために反りが合わず、後にシビルのために行動することがゲペルニッチの反感を生む。
シビル
プロトデビルンの一人。ギギルの次に覚醒したが、ギギルの独断で彼の手により復活している。奔放な性質故にゲペルニッチの指示にほとんど従わず、早い段階から存在を疎まれていた。ついには熱気バサラとの邂逅に不快感を覚えたことで目的の障害になると判断、彼女を拘束する。
グラビル
プロトデビルンの一人。シビルの次に覚醒。高い攻撃能力を持つがゲペルニッチですら御しきれないほど知能が低く、暴走の末にあわやマクロス7船団を壊滅に追い込みかねないほどの容赦ない攻撃を仕掛けたため、グラビルを唯一コントロール可能なガビルの覚醒を優先する。
ガビル
プロトデビルンの一人。グラビルの次に覚醒。先んじて覚醒したグラビルを制御させるために優先して復活させた。ゲペルニッチの性格と目的をよく理解しており、命令にも忠実なため、腹心として重用する。
バルゴ
プロトデビルンの一人。ガビルの次に覚醒。使い勝手のいい特殊能力を有しており、計画進行の効率化を目指して復活させた。ゲペルニッチには忠実だがガビルとは犬猿の仲であり、ゲペルニッチに争わず協力するよう厳命されていたにも関わらず、毎度足を引っ張り合っていた。
ゾムドゴラム
バルゴの次に覚醒。計画の最終段階移行に向け、戦力増強のために復活させた。ゲペルニッチには忠実。
熱気バサラ
求めていたアニマスピリチア。彼の歌で、自ら歌に目覚める。
イリーナ・早川
イワーノ・ギュンター時代の部下。彼こそがイワーノ・ギュンター参謀にゲペルニッチが取り付かれた様を見たのである。イリーナはショックによりこの様は思い出せずにトラウマとして残されている。ビデオ・DVDの映像特典で確認できる。

他作品との人間関係

リン・ミンメイ
『第3次α』では彼女を捕らえ、スピリチアの供給の為に彼女に歌わせていた。
早瀬未沙
『第3次α』ではミンメイと共に拉致し、情報収集用のサンプルとして活用する。特に洗脳などの措置は行っておらず、自我意識も保たれていた。
ペルフェクティオ
流石のゲペルニッチもその存在を恐れており、ペルフェクティオの「こちら側の宇宙」への現出を食い止めようとするブルー・スウェアに協力する。

名台詞

「何なのだ…このゲージの乱れは?」
初セリフ。1話で戦場に現れた熱気バサラをスピリチアゲージで感じ取り。彼が異常なスピリチアの持ち主であるらしいことが示されるがこの時点では多くは明かされなかった。
ゲペルニッチ「この頃頻繁に夢を見る」
ギギル「は…?」
ゲペルニッチ「獲物と遭遇せずとも自由にスピリチアをうる事の出来る夢をな」
8話にてギギルに話した、一気にマクロス7船団のスピリチアを収奪しない理由。行動理由が予感であることからギギルには「さっぱりわからねえ」と内心毒づかれた。
「スピリチアドリーム」
よく、口に出す。
「これぞ、スピリチアパラダイス!」
人間達らのことをこう呼んでいる。
「天音いく時の雫に身を任せる…」
イワーノの言動であり、時間の摂理に任せるという意味である。
「イワーノ・ギュンター……ギュンター参謀か」
イリーナ・早川からイワーノと言及され、一人喋る。この場面を見る限り、イワーノとゲペルニッチの意思が共有されると見て取れるが…。
「…これは我が歌にも無の暗黒より生まれ出ずる清水のごときスピリチアの奔流…」
「これぞまごうことなき約束のスピリチアクリエーション!」
バサラとシビルの歌声を聴き、ついに感化してゲペルニッチも歌を口にする。そして、歌うことで自らスピリチアを発生させ、悲願であるスピリチアを自己で生み出すことになった。

スパロボシリーズの名台詞

「……本来あれは、知性も意思も持たぬ。ただ負の波動を受け、永劫の時の流れの中に、存在し続けるだけのものだ」
「恐らく、この宇宙で最初に取り込んだ知性体をもとに、疑似的に構築された意識があるのだろう。負の波動を受ける事、破滅への意志、そして完全な侵入、それのみを望む意志を持つ存在として」
『D』「クライシス・ポイント」IMにおけるペルフェクティオについての推論。
「戦士たちよ…よく帰ってきた…」
「お前達のスピリチアの輝きは運命さえも打ち破った」
『第3次α』EDで地球へ凱旋したαナンバーズを出迎えた際に贈った賛辞。
「ゲペルニッチだ」
上述の賛辞の後、いつもの如く「ゲペ何とか野郎」と言いかけたバサラの思考を先読みし、自分の名前を明確に誇示する。