「アル・ワース」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
智の[[神]]エンデが守護する異世界。惑星アル・ワースそのものと、それを取り巻く宇宙全体の両方を指す。
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「'''智の[[神]]エンデ'''」が守護する異世界。星環(スターリング)に覆われたアル・ワースの星そのものと、それを取り巻く[[宇宙]]全体の両方を指す。
  
神と獣、光と闇、過去と未来が集う世界だとされ、大陸の中心部には「聖地」と呼ばれる巨大な樹が存在する。樹々には「知恵の実」と呼ばれる果実が実っている。が、これは食べても味はしない。
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羽ばたく翼を思わせる大陸が広がっており、西部に[[創界山]]、東部に[[神聖ミスルギ皇国]]をはじめとする[[始祖連合国|マナの国]]、南部に[[獣人 (グレンラガン)|獣の国]]が存在する。
  
惑星を星環(スターリング)が覆っており、宇宙の色は[[太陽系]]のそれとは大幅に異なるものとなっている。
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神と獣、光と闇、過去と未来が集う世界だとされ、大陸の中心部には[[魔従教団]]の聖地である「真実の世界樹」と呼ばれる巨大な樹が存在する。アル・ワース全体の樹々には「知恵の実」と呼ばれる様々な色の果実が実っているが、食べても全く味がしない。
  
羽ばたく翼を思わせる大陸が広がっており、西部に[[創界山]]、東部に[[神聖ミスルギ皇国|ミスルギ]]をはじめとするマナの国、南部に[[獣人 (グレンラガン)|獣の国]]が存在する。
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その実態は、智の神の正体である[[魔獣エンデ]]が「認識」することで誕生した、多次元宇宙構造から隔絶している閉ざされた空間。認識宇宙とも呼ばれる。最初はエンデ以外に何も存在しない宇宙だったが、3000年前の銀河大戦において[[アンチスパイラル]]に破れた人類や高次元生命体を招き入れたことで、アル・ワースの歴史が作られていくことになる。上述したようにこの宇宙は次元的に隔絶しているため、アンチスパイラルも簡単には手を出せない、理想的な避難所だったのである。ただし、エンデが彼らを招き入れた理由は善意からではなく、生命体の感情を食らうための「エサ場」としてこの認識宇宙を発展させようと考えたからである。隣接する3つの世界である、「[[世界観/X#平和の世界|平和の世界]]」「[[世界観/X#戦争の世界|戦争の世界]]」「[[世界観/X#革命の世界|革命の世界]]」から送られる[[エネルギー]]によって維持されているという。そのエネルギーは「戦争の世界」が平和になれば「平和の世界」で革命が起こり、「革命の世界」で戦争が始まるという巨大な歴史のサイクルによって生み出されていた。
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アル・ワースの宇宙そのものがエンデの認識によって出来ており、エンデはこの世界で他の聖獣や[[アンチスパイラル]]との戦いに備えて力を蓄えようとしていた。「知恵の実」の正体は、魔獣エンデの食糧である「人間の感情や想い」が集まって出来た物で、エンデは自身の背中に生えた樹と「真実の世界樹」をリンクさせることで、「知恵の実」に宿る感情や想いを集めて吸収していた。
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[[ショット・ウェポン]]曰く、現実の世界が「生の世界」、[[バイストン・ウェル]]が「死の世界」であるなら、アル・ワースはその「狭間の世界」であるという。また、意思が大きな力を持つ世界であり、意思が強ければ強いほどその願いが具現化する。オドによる魔術が正にそれである。
  
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
=== 単独作品 ===
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=== VXT三部作 ===
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
 
;[[スーパーロボット大戦X]]
 
:本作の主な舞台となる世界。
 
:本作の主な舞台となる世界。
 
:本作オリジナルの他、『[[魔神英雄伝ワタル]]』『[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]』『[[天元突破グレンラガン (TV)|天元突破グレンラガン]]』『[[ふしぎの海のナディア]]』の世界観が組み込まれている。
 
:本作オリジナルの他、『[[魔神英雄伝ワタル]]』『[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]』『[[天元突破グレンラガン (TV)|天元突破グレンラガン]]』『[[ふしぎの海のナディア]]』の世界観が組み込まれている。
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;[[スーパーロボット大戦T]]
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:エキスパンション・シナリオでは第13話において戦場となる。
  
 
== 関連用語 ==
 
== 関連用語 ==
 
;[[魔従教団]]
 
;[[魔従教団]]
 
:アル・ワースの法と秩序を守っている集団。智の神エンデを崇拝している。
 
:アル・ワースの法と秩序を守っている集団。智の神エンデを崇拝している。
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:その実態は、魔獣エンデがアル・ワースの戦乱をコントロールする道具として作り上げた組織。
 
;ドグマ
 
;ドグマ
 
:魔従教団の術士が使用する[[魔法]]。
 
:魔従教団の術士が使用する[[魔法]]。
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:アル・ワースに満ちる粒子状の物質。全ての事象を司るもので、ドグマの使用に必要不可欠。
 
:アル・ワースに満ちる粒子状の物質。全ての事象を司るもので、ドグマの使用に必要不可欠。
 
;異界人(いかいびと)
 
;異界人(いかいびと)
:アル・ワース以外の世界から召喚された者を示す呼び名。一部の異界人は、「死亡した(肉体が木っ端微塵を含む)直後に召喚・蘇生された」というパターンが散見される。
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:アル・ワース以外の世界から召喚された者を指す呼び名。一部の異界人は、「死亡した(肉体が木っ端微塵を含む)直後に召喚・蘇生された」というパターンが散見される。
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:基本的には、隣接世界である「平和の世界」「戦争の世界」「革命の世界」から召喚されているが、教主の候補として呼び出される[[イオリ・アイオライト|術]][[アマリ・アクアマリン|士]]や、[[エンブリヲ|エンデとは]][[闇の帝王|別の意思]][[ゼウス神|によって]][[渡瀬青葉|召喚]][[ヒナ・リャザン|される]][[マジンガーZERO|場合]][[マジンカイザー|はこの限り]][[マジンエンペラーG|ではない]]。
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;真実の世界樹
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:アル・ワースの大陸中心に生えている巨大な大樹。魔従教団の聖地であり、ここへ来ることが許されているのは「導師」の資格を持つ者のみである。魔獣エンデの背中に生えた樹とリンクしており、エンデのエサとなる人間の感情を集めている。
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:なお、『X』本編において、自軍部隊がここを訪れることは一度もない。
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;聖獣
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:アル・ワースの創世神話に出てくる存在で、かつて世界の覇権をかけて[[闇の帝王|闇の]][[ドアクダー|軍勢]]と闘い、勝利したとされる者たち。その正体は宇宙からエネルギーを直接吸収することで不滅の存在となった高次元生命であり、螺旋族が行き着く進化の可能性の一つ。作中では魔獣エンデや[[神部七龍神]]、[[アウラ]]などが神獣であるとされ、その神獣の力を結晶化させたものが[[ドラグニウム]]である。
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*「複数の異世界と隣接している」「意志が力に反映される」「柱となるものの意志によって世界が形作られている」等、『[[魔法騎士レイアース]]』の舞台となる異世界、セフィーロとの共通点が多い。
  
 
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2020年3月28日 (土) 20:25時点における版

アル・ワース(Al-Warth)とは、『スーパーロボット大戦X』に登場する異世界

概要

智のエンデ」が守護する異世界。星環(スターリング)に覆われたアル・ワースの星そのものと、それを取り巻く宇宙全体の両方を指す。

羽ばたく翼を思わせる大陸が広がっており、西部に創界山、東部に神聖ミスルギ皇国をはじめとするマナの国、南部に獣の国が存在する。

神と獣、光と闇、過去と未来が集う世界だとされ、大陸の中心部には魔従教団の聖地である「真実の世界樹」と呼ばれる巨大な樹が存在する。アル・ワース全体の樹々には「知恵の実」と呼ばれる様々な色の果実が実っているが、食べても全く味がしない。

その実態は、智の神の正体である魔獣エンデが「認識」することで誕生した、多次元宇宙構造から隔絶している閉ざされた空間。認識宇宙とも呼ばれる。最初はエンデ以外に何も存在しない宇宙だったが、3000年前の銀河大戦においてアンチスパイラルに破れた人類や高次元生命体を招き入れたことで、アル・ワースの歴史が作られていくことになる。上述したようにこの宇宙は次元的に隔絶しているため、アンチスパイラルも簡単には手を出せない、理想的な避難所だったのである。ただし、エンデが彼らを招き入れた理由は善意からではなく、生命体の感情を食らうための「エサ場」としてこの認識宇宙を発展させようと考えたからである。隣接する3つの世界である、「平和の世界」「戦争の世界」「革命の世界」から送られるエネルギーによって維持されているという。そのエネルギーは「戦争の世界」が平和になれば「平和の世界」で革命が起こり、「革命の世界」で戦争が始まるという巨大な歴史のサイクルによって生み出されていた。

アル・ワースの宇宙そのものがエンデの認識によって出来ており、エンデはこの世界で他の聖獣やアンチスパイラルとの戦いに備えて力を蓄えようとしていた。「知恵の実」の正体は、魔獣エンデの食糧である「人間の感情や想い」が集まって出来た物で、エンデは自身の背中に生えた樹と「真実の世界樹」をリンクさせることで、「知恵の実」に宿る感情や想いを集めて吸収していた。

ショット・ウェポン曰く、現実の世界が「生の世界」、バイストン・ウェルが「死の世界」であるなら、アル・ワースはその「狭間の世界」であるという。また、意思が大きな力を持つ世界であり、意思が強ければ強いほどその願いが具現化する。オドによる魔術が正にそれである。

登場作品

VXT三部作

スーパーロボット大戦X
本作の主な舞台となる世界。
本作オリジナルの他、『魔神英雄伝ワタル』『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』『天元突破グレンラガン』『ふしぎの海のナディア』の世界観が組み込まれている。
スーパーロボット大戦T
エキスパンション・シナリオでは第13話において戦場となる。

関連用語

魔従教団
アル・ワースの法と秩序を守っている集団。智の神エンデを崇拝している。
その実態は、魔獣エンデがアル・ワースの戦乱をコントロールする道具として作り上げた組織。
ドグマ
魔従教団の術士が使用する魔法
オド
アル・ワースに満ちる粒子状の物質。全ての事象を司るもので、ドグマの使用に必要不可欠。
異界人(いかいびと)
アル・ワース以外の世界から召喚された者を指す呼び名。一部の異界人は、「死亡した(肉体が木っ端微塵を含む)直後に召喚・蘇生された」というパターンが散見される。
基本的には、隣接世界である「平和の世界」「戦争の世界」「革命の世界」から召喚されているが、教主の候補として呼び出されるや、エンデとは別の意思によって召喚される場合はこの限りではない
真実の世界樹
アル・ワースの大陸中心に生えている巨大な大樹。魔従教団の聖地であり、ここへ来ることが許されているのは「導師」の資格を持つ者のみである。魔獣エンデの背中に生えた樹とリンクしており、エンデのエサとなる人間の感情を集めている。
なお、『X』本編において、自軍部隊がここを訪れることは一度もない。
聖獣
アル・ワースの創世神話に出てくる存在で、かつて世界の覇権をかけて闇の軍勢と闘い、勝利したとされる者たち。その正体は宇宙からエネルギーを直接吸収することで不滅の存在となった高次元生命であり、螺旋族が行き着く進化の可能性の一つ。作中では魔獣エンデや神部七龍神アウラなどが神獣であるとされ、その神獣の力を結晶化させたものがドラグニウムである。

余談

  • 「複数の異世界と隣接している」「意志が力に反映される」「柱となるものの意志によって世界が形作られている」等、『魔法騎士レイアース』の舞台となる異世界、セフィーロとの共通点が多い。