ヴァンオメガは『スーパーロボット大戦X-Ω』の主役メカ。
オウラとの決戦時、アサヒ・シャッテ・ホノカの3人が真の理解の力を得たことで、ヴァンヴァルト・ヴァンクフト・ヴァンハイトの3機が融合して誕生した機体。
完全なる願望器となったことで他者を繋げ、意識を統一する力を得た。これによって仲間とのタイムラグなしでの意思疎通ができるようになったが、これは理解の力の一部に過ぎず、その統一意思の願いで自身を満たし、願いを叶えるため意思を力へと変換して願った本人へ戻すことが可能で、願った者の精神が続く限りパワーアップさせ続けるのが本質である。
ただ、この状態でもまだ不完全であり、元となった3機のΩシステムが別々であったため力を完全には発揮できていなかった。機体に宿っていたクン博士が自らの存在消滅と引き換えにシステムを融合させ「X-Ωシステム」が完成したことで理解の門が開かれ、死んでいった者や敵対者、旅立った者を呼び戻し、あらゆる宿命を越えた全人類の意思統一を成し遂げ、オウラを撃破するに至った。
オウラ撃破後は、帰還はしたが力を使えなくなってしまったアサヒの問題で真の力を失う。しかし、新たに見つかった遺跡から飛ばされた作中最後の世界において、力を使えなかった理由にアサヒ自身が気づいたことで復活を果たす。一連の話はナイアーラが仕掛けた罠だったが、それを乗り越え全てに決着をつけた。
作中最後の世界においては、∀ガンダムとターンXのシステムに直接語り掛ける形で介入するという規格外の力を発揮している。2機の力を増幅させることも可能で、世界を滅ぼさないギリギリのラインまで月光蝶を増幅したりもしていた。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。メインシナリオ第24章からSPゲストとしてスポット参戦。ver.5.4.0よりアプリタイトル画面が本機へ変更されている。
- ゲスト時は大器型SSRシューター。必殺スキルが使用できず通常攻撃のみだが、強力なアビリティと99回タフネスを所持しているため、単機でクエストを攻略できるほど。ゲスト仕様は正式にユニットとして実装されることはなかった。
- 2020年10月の5周年記念SPガシャにて、極型SSRブラスターが正式実装。エースPPによる必中・狙撃の完備や守護50%貫通など自身の強さもさることながら、一斉攻撃と味方機への通常攻撃特殊装甲貫通や隣接機への超命中付与といったバフが充実しサポート機としても非常に優秀。反面、自衛手段が耐久しかないため先手を取られると割合あっさり落ちるほか、必殺スキルが単体のためターゲット誘導が容易という欠点を持つ。
- ヴァール・カイト
- 通常攻撃。腕部から発生させたエネルギーサークルを敵に飛ばす。
- エネルギーブレード(名称不明)
- 腕部から発生する緑色のブレード状の物体。
- グランヴェルデの演出中に使用する。
- 背部ユニット(名称不明)
- XΩの形をしている紫色のユニット。
- 分離して攻撃したり、ヴァンオメガを乗せて飛行することも可能。
- バルカン砲(名称不明)
- 分離した状態で発射されるバルカン砲。
- グランヴェルデの演出中に使用する。
- グランヴェルデ
- 必殺スキル。ヴァンレイズのレヴォルグリフに相当する技。Ωスキル化することが可能。
- フェイスガードを展開し口を露出させた後、背部ユニットを分離し、ヴァンオメガが単体で突撃。分身してかく乱しつつヴァール・カイトを使い背部ユニットと同時攻撃。背部ユニットに乗りエネルギーブレードを展開して斬撃後に再度合体、『X-Ω』の文字を象った光を背部ユニットから発しつつ全身が金色に変化し、展開した胸部からビームを放ち〆。
- なお、トドメ演出時の最後のポーズはアプリタイトル画面と同じものである。
- 空・陸
- M
- 理解の力
- ヴァンレイズから引き継いだテーマ曲。本機に引き継がれたことでBGMがヴァンレイズ用単独でなくなったためか、ver.5.6のBGM視聴モードで正式な曲名が設定されている。
- ヴァンヴァルト・ヴァンクフト・ヴァンハイト
- 合体前の機体。
- ヴァンレイズ
- 変貌前の機体が融合していた姿。願望器という意味で、ヴァンオメガはヴァンレイズの完全体といえる。
- 後に『スーパーロボット大戦30』にヴァンオメガをゲスト出演させる案もあったようだが、今回は最初の形態に思い入れがある方、知っている方が多かろうという理由で、最終的に同作では最初の形態であるヴァンアインの方がゲスト参戦に選出されている[1]。